「幾春別川」から学ぶ総合的な学習の時間 - 河川環境管理財団

河川整備基金助成事業
(総合的な学習の時間)
「幾春別川」から学ぶ総合的な学習の時間の報告書
助成事業者:三笠市立新幌内小学校
校長 藤森 正男
連絡担当者:教頭
平成21年度
佐藤
祈
様式Ⅱ−6・2
〔「総合的な学習の時間」における河川を題材とした活動〕
[:概要版報告書の原稿]
助成番号
助成事業名
学校名
21-3121-008
「幾春別川」から学ぶ総合的な学習の時間
三笠市立新幌内小学校
校長名
藤森
過去の助成実績
キーワード
なし
担当教諭名
正男
あり〔助成番号:
佐藤
祈
助成事業名:
〕
「歴史・文化」「水生生物」「安全」
対象児童生徒
高校生(
対象河川名
年
名)
中学生(
年
名)
活動場所の指定状況
小学生(5・6年
なし
子どもの水辺
11名)
水辺の楽校
年間学習計画(シラバス)における本助成事業の位置づけ
テーマ
: 身近な「幾春別川」について、体験を通して学ぶ
ねらい
: 身近な河川に関心を持ち、川の流れの理解する。もしものときの安全な泳ぎ方を学ぶ
評価の観点: 自ら課題を見いだせるか、成果をまとめ発信できるか、川の流れを理解したか
活動時期の予定: 第1学期 4月(サケ稚魚放流:水辺の楽校)、7月ラフティング(メイン)
10月(桂沢ダム見学)
※年間学習計画を添付してください。
総合的な
各教科学習
クラブ活動
その他
学校行事
合計
活動形態
(
)
(
)
(
)
学習の時間
上記の
10 時間
時間
時間
時間
時間 10 時間
活動時間数
活動内容と実施時期(複数記入可)
体験活動系
水質調査系
生物調査系
文化・歴史系
清掃活動系
その他
パックテスト 植物、陸生昆虫
学校主体の活動
歴史、文化
川遊び
生物指標
他者主体の活動
水生昆虫、魚類
カヌー等
水害、水利用
7月
月
4月
9月
月
支援者等(複数記入可)
外部小学校
の支援
河川管理者
の支援
支援概要
活動成果
月
市民団体
保護者
外部中学校の 外部高校
外部大学
専門家等の
の支援
支援
の支援
の支援
個人の支援
の支援
その他
行政機関の支援
関係団体等の支援
企業
・博物館 ・歴史資料館
・漁協
・農協
の支援
・ビジターセンター 等
幾春別川を拠点に活動している水森遊学舎、三笠カヌークラブにラフティングの
協力依頼。桂沢ダム建設事業所にダム見学を依頼。三笠市立博物館に協力依頼
発表形態
成果作品
学年単位
学校全体
(口頭発表のみ・6 年生作文あ
学級単位
り)
対外発表(
)
安全対策に関する課題
・ 川での体験学習時、皆既日食の日だったのでどのぐらい暗くなるかが不明であった
・ 雨で増水していたので、ラフティングガイドの他、三笠カヌークラブ員にも協力を得た
・桂沢ダム管理事務所の機材の借用で、装備は万全であった。
今後の課題・展開
・ 地元を流れる幾春別川において、素晴らしい環境でウォータースポーツが行われている(国民体
育大会カヌー北海道予選など)ことを理解していただき、川への関心を深めさせたい。
・ 幾春別川の水が、人々にとって大変重要であるということを、ダムを通して理解したが、地元に
は桂沢水道事業団もあるので、今後はこちらの施設とも連携を深めたい。
・ 博物館での学習は、ラフティングの日ではない方が好ましい(かなり疲労していた)
様
式
Ⅱ−6・3
〔「総合的な学習の時間」における河川を題材とした活動〕報告書
助成番号
21-3121-008
助成事業名
「幾春別川」から学ぶ総合的な学習の時間
:活動写真
学校名・学校長氏名
三笠市立新幌内小学校
校長
藤森
正男
フールド:水辺の楽校(幾春別川)
日 付 :平成21年4月8日
コメント:
三笠市で取り組んでいる、サケ稚
魚飼育。21年度も水辺の楽校で学
校で大切に育てた稚魚を放流しま
した。
この年は、放流間近になって稚魚
が死ぬケースが増えてきましたが、
400粒いただいた卵から、約30
0匹、放流することができました。
今回の、河川環境財団の助成とは
直接関係ございませんが、幾春別川
を総合的に捉えるために、総合的な
学習の時間の中で扱っています。
(毎年)
注)写真は 2∼4枚程度
※
三笠市の HP にも町の話題で紹介されました。
様
式
Ⅱ−6・3
〔「総合的な学習の時間」における河川を題材とした活動〕報告書
助成番号
21-3121-008
助成事業名
「幾春別川」から学ぶ総合的な学習の時間
:活動写真
学校名・学校長氏名
三笠市立新幌内小学校
校長
藤森
正男
フールド:幾春別川カヌーコース
日 付 :平成21年7月22日
コメント:
地元で、カヌー大会が毎年開催さ
れている、幾春別カヌーコースに
て、7月22日にラフティングを行
いました。
桂沢ダム管理事務所が管理して
いる、ドライスーツや PFD、ヘル
メットにシューズなど、フル装備を
お借りして、まずは博物館下で着替
え。着替えた後は、バスにて国体カ
ヌーワイルドウォーターのスター
ト地点に移動。ガイドからスタート
前の注意事項を聞きいざスタート。
増水した幾春別川に子どもたちの
歓喜の声がこだまします。
途中、フリースタイルのパドラー
が集う大きな瀬で川の泳ぎ方・スロ
ーバッグの投げ方など、レスキュー
のレクチャーを、三笠カヌークラブ
の高篠会長から受けました。
その後、博物館まで、川の流れに
ついて学習しながら、楽しく川下り
を経験しました。
注)写真は 2∼4枚程度
三笠カヌークラブの HP で紹介されました。
http://mikasacanoeclub.web.fc2.com/diary/2009_07.html
様
式
Ⅱ−6・3
〔「総合的な学習の時間」における河川を題材とした活動〕報告書
助成番号
21-3121-008
助成事業名
:活動写真
学校名・学校長氏名
「幾春別川」から学ぶ総合的な学習の 三笠市立新幌内小学校
時間
校長
藤森
正男
フールド:三笠市博物館
日 付 :平成21年7月22日
コメント:
ラフティング・昼食の後は、博物
館で特別展(サメの歯)と常設展を
学芸員さんからレクチャーを受け
学習しました。(入館料は三笠市か
ら補助)
フールド:桂沢ダム
日 付 :平成21年9月1日
コメント:
水辺の植樹を本年度本校で行っ
た関係で、ダム見学もお願いしてダ
ムの中を見せていただいた。
普段見ることの出来ない、ダムの
上からは大きな鯉を見つけ大はし
ゃぎする子どもたち。ダムの中は、
ひんやりと冷たく、湿度も高かった
が、ダムを出ると外は暑くて、温度
差に驚いていた。
注)写真は 2∼4枚程度
平成20年4月2日
サケ稚魚放流について
1.目的
さけの飼育、放流を通して、子ども達に生命の神秘や命の大切さを気づかせるとともに、
身の回りの 環境について考えさせる。(総合的な学習の時間)
2.日時
平成21年4月8日(水)
中休み∼3校時
3.場所
水辺の楽校の川岸(左岸)
4.準備
軍手、長靴、防寒具、サケ稚魚(約300匹)、紙コップ(学校で用意)
5.当日の日程
① 10:30
② 10:45
③
④
10:50
11:10
全校児童は玄関より徒歩で水辺の楽校へ向かう
水辺の楽校にて集会 a 校長先生のお話
b 要領の説明(教頭)
放流開始
現地より学校へ
6.留意点
① 当日は寒いことが予想されるので、前日の天気予報から防寒の準備を
指示
② 悪天候の場合は、その都度協議し、対応を考える。
③ 雪融けの状態を見て1年生が同行するかどうかを判断。
④ 事故等には注意を払う。(当日の朝に教頭は下見に行き、状況を職員に
知らせる。)
年間活動実績(助成番号
21-3121-0008)
はじめに
本校は三笠の水辺の楽校「であい」に一番近い小規模校(H21 全校児童 28 名)である。
毎年三笠市でおこなっている「サケの稚魚」の放流を、前述した施設で利用するにとどま
っている。「幾春別川」の上流にはダムがあり、そのすぐ下流には水道起業団もあり近隣
の自治体に水を供給する水の源となっている。また、毎年「幾春別川杯カヌー大会」が行
われ、川環境が素晴らしい。かつて、閉校してしまったが幾生中学校でこの環境を利用し
た総合的な学習を行った経緯があるので、それをもとに、小学生の体験活動と言うことで、
この「幾春別川」をラフティングしながら、途中川での泳ぎ方、レスキューのされ方など
川を体で感じ、その上で水の大切さや、ダムの有用性など、こどもの探究心をくすぐる取
り組みを行い、探究活動を進めようとするものである。
サケ稚魚放流(平成21年4月8日)
三笠市で取り組んでいる、サケ稚魚飼育。平成21年度も水辺の楽校において、学校で
大切に育てた稚魚を放流した。この年は、放流間近になって稚魚が死ぬケースが増えてき
たが、400粒いただいた卵から、約300匹、放流することができた。飼育や観察を 4
ヶ月して放流。河川事務所の協力で発電放水が止まっているものの、雪解け水が流れ始ま
った川に児童らは、元気良く泳ぎ出す稚魚に「行ってらっしゃい」と声を掛けていた。
ラフティング(平成21年7月22日)
地元で、カヌー大会が毎年開催されている、幾春別カヌーコースにて、7月22日にラ
フティングを行いました。桂沢ダム管理事務所が管理している、ドライスーツや PFD、ヘ
ルメットにシューズなど、フル装備をお借りして、まずは博物館下で着替え。着替えた後
は、バスにて国体カヌーワイルドウォーターのスタート地点に移動。ガイドからスタート
前の注意事項を聞きいざスタート。増水した幾春別川に子どもたちの歓喜の声がこだまし
ます。
途中、フリースタイルのパドラーが集う大きな瀬で川の泳ぎ方・スローバッグの投げ方
など、レスキューのレクチャーを、三笠カヌークラブの高篠会長から受けました。
その後、博物館まで、川の流れについて学習しながら、楽しく川下りを経験しました。
博物館見学(平成21年7月22日)
ラフティング・昼食の後は、博物館で特別展(サメの歯)と常設展を学芸員さんからレ
クチャーを受け学習しました。(入館料は三笠市から補助)
ダム内部見学(平成21年9月1日)
水辺の植樹を本年度本校で行った関係で、ダム見学もお願いしてダムの中を見せていた
だいた。普段見ることの出来ない、ダムの上からは大きな鯉を見つけ大はしゃぎする子ど
もたち。ダムの中は、ひんやりと冷たく、湿度も高かったが、ダムを出ると外は暑くて、
温度差に驚いていた。
(報告:教頭
佐藤
祈)