ポリスチレンポリマーの分離

NovaSheet
Technology: AF4
Application: ポリスチレンポリマーの分離
分析条件
溶媒
注入量
システム
検出器
: THF
: 20 µL, conc. 5 mg/mL
: AF4-System
: UV 検出器(波長: 210 nm)
新しい素材や製品の研究開発におけるポリマーの位置
付けはますます重要なものとなっています。ポリマー・テ
クノロジーに関する集約的な研究によって、巨大分子シ
ステムの複雑さが増すとともに、増大した性能をもつ分
析技術が出現することになりました。
このダイアグラムでは、103~1012 Da の幅広いサイズ・レ
ンジのポリマーが、AF4 システムによって約 15~20 分
で分離されていることが示されています。溶媒は THF
ですが、その他の有機および水系溶媒を用いることもで
きます。
ポリマー分析の古典的なメソッド - - 例、RI 検出器を伴
う GPC では、主にポリマーのサイズによって用途が規
定されてしまいます。反対に、ポストノバによって開発さ
れた AF4 テクノロジー(特許)では、固定相を必要とせ
ず非常に大きな分離範囲が実現されています。GPC と
比べ対照的でもっとも重要なアドバンテージは:
高速でジェントルな分離、さらに超高 MW ポリマーの同
定だけではなく、より小さなマクロ分子の分離も高い分
解能で行うことができます。それに相応する比較的小さ
なモル質量のポリスチレン・ポリマーの分離がダイアグラ
ム 2 に示されています。
このメソッドの特徴である高速な分離スピードと非常に
広い分離フィールドがあらわれている、数種類のポリス
チレン・ポリマー(3,2kDa ~ 8,5 MDa)の分離がダイアグ
ラム1に示されています。
67.000 Da
0,22
0,19
0,16
0,13
142.000 Da
9.130 Da
0,25
34.300 Da
0,28
UV-signal at 210nm [rel. units]
5 ~ 15 分にて高速分離。
分離範囲:1kDa ~ 100MDa / 1nm ~ 100μm。
固定相不用のジェントルな分離。
粒子とポリマーの分離。
チャンネル上コンセントレーティングの可能。
0,10
0,07
0,04
0
3
6
9
12
15
18
21
retention time [min]
Fig. 2: Separation of polystyrene polymers in THF with the postnova
29.000 Da
0 ,5
0 ,4
0 ,3
0 ,2
0 ,1
0 ,0
0
2
4
6
8
10
比較的小さなサイズの相対分子質量(RMM)フィールド
においても、AF4 システムによって高い分解能で分離さ
れ同定されていることが示されています。従って、小さな
MW フィールド(100kDa 以下)においては GPC を補い、
さらに、GPC の分離レンジを超える非常に大きなポリマ
ーの同定が行えます。
8.500.000 Da
0 ,6
1.040.000 Da
156.000 Da
0 ,7
142 kDa)
3.250 Da
ELSD-signal (rel. units)
HRFFF 10.000 system (relative molecular-mass: 9 kDa –
12
14
16
18
20
R e te n tio n tim e [m in ]
Fig. 1: Separation of polystyrene polymers in THF with postnova
HRFFF 10.000 (by kind permission of BAM)
Polymer No.5 ID Number 00-03-09-01
www.asahi-techneion.co.jp