平成24年度 主要施策の成果 区民生活部 - 千代田区

1 町会・連合町会
《施策の成果》
目 的 地域力の向上を支援します
事
業
概
要
住民相互の連帯感の醸成及び良好なコミュニティの形成の促進を目的とし
て実施している町会等自治団体等の事業に対し補助金を交付しています。
内 容
事業開始
昭和40年度
年度
54,121,070円
事業決算額
○平成24年度実績
地域コミュニティの核の一つである町会や連合町会の支援に向け様々な取組みを着実
に推進し、町会補助金や街路灯維持費、地域活性化イベント等の充実を図ってきまし
た。
(1)交付町会等
116団体
対象
事
業
実
績
(
主
要
施
策
の
成
果
)
町 会
(昭和40年~)
連合町会
(昭和41年~)
区 分
補助の考え方
◌環境美化活動
◌保健衛生活動
◌防犯活動
◌コミュニティ活動
◌街づくり活動
◌広報活動
◌行政との連絡調整
◌基礎的運営経費
(運営経費,研修費等)
概 要
補助基準
【定額】 220,000円
【世帯割額】
・100世帯まで 900円/1世帯あたり
・101世帯~300世帯まで 800円/1世帯あたり
・301世帯~500世帯まで 700円/1世帯あたり
・501世帯以上 600円/1世帯あたり
補助基準
1基あたり 30,000円
町会が地域の住 (標準算定額の1/3)
町会専用
(ア)
民に必要な情報
掲示板
を周知
※実績額が30,000円を超えない場合は実績額
※自立型に係る占用許可申請は区が実施
防犯街路
(イ) 灯設置・ 地域防犯強化
維持
(ウ)
マンショ
ン内町会
掲示板設
置
40,000円 × 区域内の町会数
[一般]
・新設:実績額(上限3万円)
・維持費:150~900円
[LED]
・新設:実績額(上限9万円)
・維持費:50~300円
実 績
24年度 0円(0基)
23年度 30,000円(1基)
22年度 120,000円(4基)
21年度 実績なし
※24年度末 57基設置
24年度 1,991,070円(うち、新設13基 [LED])
23年度 1,997,200円(うち、新設11基 [LED])
22年度 2,079,600円(うち、新設13基 [LED])
21年度 1,513,500円(うち、新設4基[一般])
※24年度末 289基設置(うちLED37基)
町会の働きかけ
によるマンショ
50万円を限度とする実績額
ン内への町会掲
示板の設置
なし
10
経 緯
S57年度 事業開始
S32年度以前 事業開始
15年度 維持費月額単価設定
21年度 LED単価設定
21年度 事業開始
区民生活部 コミュニティ振興課
決算参考書
134頁
《事務事業評価》
コ ス ト 単 位 1団体あたり
コ
ス
ト
(
事
業
に
要
し
た
経
費
)
1
単
位
あ た り の
コスト内訳
24 年 度
【 24 年 度 】
総コストに
対
す
る
負 担 内 訳
1単位あたりの
コ ス ト 内 訳
参
考
目成
標果
と(
実事
績業
)の
23 年 度
事
業
費
等
人 件 費 ( 按 分 )
A
466,561円
区
負
22,297円
〔95.4%〕
担
業
費
459,896円
総
コ
国
都
等
担
利
用
指 標
① 町会・地域活動への参加割合
者
〔100.0%〕
負
担
0.0%
人 件 費 ( 按 分 )
23,068円
〔95.2%〕
ト
488,858円
〔4.6%〕
負
)
C=A+B
4.4%
等
ス
B
95.6%
事
116団体
(
〔4.8%〕
総
コ
ス
ト
482,964円
〔100.0%〕
単位
目標値
実績値 ※
充足率
事業
向上
27.40%
-
※千代田区世論調査(平成24年10月) 「(問16)地域活動への参加状況…(よく参加)、(参加したことがある)の計」
事
業
実
績
に
関
す
る
評
価
課
題
今
後
の
方
向
性
本補助金は、住民相互の連帯感の醸成及びコミュニティ形成の促進を目的として、地
域の核となる町会等自治団体が実施する環境美化活動、保健衛生活動、防犯活動、コ
ミュニティ活動等の様々な取組に対し、総括的に補助を実施しているものです。
平成24年度は116団体(町会108団体、連合町会8団体)に補助金を支給し、その結
果、町会などが進める地域の活性化等、様々な事業運営に寄与し、町会・地域活動への
参加割合は平成23年度と比較して若干増加しました。
町会加入率の急速な減少、町会役員の高齢化など地域を取り巻く状況の変化を最大限
踏まえつつ、商店会や学生、ボランティアなど多様な地域活動団体との一層の連携促進
など、自助、共助の観点に立った更なる地域活動の推進に向けた新たな支援手法の整備
が必要と考えています。
公平性・公正性・透明性の確保、事業補助化の推進等の観点に立ち策定された「補助
金の使途確認等の見直しに関する基本方針」に基づき、短期、中長期的な視点を持ちつ
つ、幅広く検討を進めます。また、検討にあたっては、区民及び地域の意見を最大限踏
まえつつ、庁内関係部署と調整を進めていきます。
11
2 消費生活支援事業
《施策の成果》
目 的 商店会(街)や中小企業を応援します
事
業
概
要
消費生活支援事業は、区民の消費生活支援及び商店街の活性化を図る区独自
の取り組みです。
また、環境対策の観点から千代田エコシステム(CES)クラスⅡに登録し
た加盟店を「環境配慮店」に認定し、環境配慮店利用客を対象にした懸賞事業
(環境配慮賞)を実施しています。
(1)スタンプカード事業:次世代育成支援と高齢者支援の観点から18歳未
満及び65歳以上の区民を対象者として、1人あたりスタンプカードを5枚配付
内 容 します。加盟店での買物・飲食等500円毎に1個のスタンプを押印し、スタン
プが20個たまると1,000円の金券として使用できます。
(2)懸賞はがき事業:全消費者を対象に、加盟店で500円以上の買物・食
事等をした場合に応募はがきを1枚配付し、応募者の中から抽選で総額1,000
万円相当の賞品を贈呈します。
また、環境配慮店に限り、専用の応募はがきを配付し、応募者の中から抽選
で環境に優しい賞品(LED電球)を贈呈しています。
事業開始
平成19年度(消費者サービス事業(平成14年度事業開始)の後継事業)
年度
事業決算額
(1)スタンプカード事業 58,417,155円
(2)懸賞はがき事業 11,223,837円
69,640,992円
○平成24年度実績
(1)スタンプカード事業
平成24年6月25日から12月31日の期間で実施しました。
配付対象枚数
(A)
対象者数
事
業
実
績
(
主
要
施
策
の
成
果
)
交換枚数
(B)
交換率
(B/A)
換金枚数
(C)
換金率
(C/A)
平成24年度
18,099
90,495
61,535
68.00%
50,189
55.46%
平成23年度
52,731
263,655
155,750
59.07%
108,378
41.11%
(2)懸賞はがき事業
平成24年10月1日から平成25年1月15日の期間で実施しました。
販売枚数
(D)
応募数
(E)
応募率
(E/D)
賞品点数
当選倍率
平成24年度
238,900
150,092
62.83%
625
240.15
平成23年度
237,650
172,579
72.62%
859
200.91
※販売枚数(D)とは、加盟店が区から懸賞はがきを購入した枚数です。
[環境配慮賞]
平成24年度
平成23年度
配付枚数
(F)
応募数
(G)
36,500
97,000
応募率
(G/F)
4,996
8,434
13.69%
8.69%
賞品点数
500
700
当選倍率
9.99
12.05
(3)加盟店
平成24年度
691(73)
平成23年度
735(97) ※( )内は環境配慮店数(内数)です。
12
区民生活部 区民生活課
決算参考書
134頁
《事務事業評価》
コスト単位
コ
ス
ト
(
事
業
に
要
し
た
経
費
)
1 単 位
あ た り の
コスト内訳
事
【 24 年 度 】
総コストに
対 す る
負 担 内 訳
1単位あたり
のコスト内訳
23 年 度
業
費
等
1,164円
75円
区
負
人 件 費 ( 按 分 )
258円
11円
〔81.9%〕
〔87.2%〕
担
業
コ
等
国
都
等
〔18.1%〕
〔12.8%〕
負
担
ト
利
1,422円
86円
〔100.0%〕
〔100.0%〕
者
担
用
負
0.0%
0.0%
人 件 費 ( 按 分 )
123円
10円
〔89.9%〕
〔91.9%〕
指 標
ス
)
)
C=A+B
0.0%
14.0%
費
1,093円
113円
総
B
100.0%
86.0%
事
50,189枚
150,092枚
(
(
A
24年度
参
考
目成
標果
と(
実事
績業
)の
スタンプカード換金1枚あたり
懸賞はがき応募1枚あたり
総
コ
ス
ト
1,216円
123円
〔10.1%〕
〔8.1%〕
〔100.0%〕
〔100.0%〕
単位
目標値
実績値
充足率
① スタンプカード換金増加率
%
5
14.35
287.0%
② 懸賞はがき応募増加率
%
5
-9.79
-195.8%
事
業
実
績
に
関
す
る
評
価
平成24年度は、スタンプカード換金枚数及び懸賞はがき応募枚数から推計すると約6
億2,700万円が区内で消費されたことになります。平成23年度と比して、約6億5,200万
円の減となりますが、これはスタンプカード事業の対象者を全区民から18歳未満と65歳
以上に限定したことによる影響です。しかしながら、スタンプカードの利用率は前年度
を上回る結果(59.1%→68.0%)となりました。
懸賞はがきは、対前年度比で応募率が9.79%減、応募枚数22,487枚減となっていま
す。これは平成23年度実績が大きな伸びを見せたため、結果として減少となりました。
懸賞はがき事業の特性を活かしていくためにも、消費者に対する事業の周知を図ってい
く必要があります。人件費の増えた理由は、職員数は対前年度比で増減はありません
が、事業対象者を限定し、事業費全体額が減少したことにより、1単位あたりのコスト
が増加したものです。
課
題
スタンプカードの利用率は上がったものの、約3割は利用していない状況であり、さ
らなる改善が必要となります。また、より多くの利用を促すためにも加盟店を増やすこ
とが喫緊の課題となります。
現状においては、店舗側の負担感(スタンプ押印の手間や換金手続き、はがき購入費
用)が強く、加盟店が年々減少しています。本事業が店舗側にとって集客効果を上げる
有効な手段であることを理解してもらい、自ら主体的に取組んでもらえるような仕組み
を検討していく必要があります。
今
後
の
方
向
性
スタンプカード事業においては、スタンプカードの交換手続きを簡略化するなど、よ
り多くの区民に利用してもらえるように改善していきます。
また、商店街に対しては、本事業の目的と趣旨を粘り強く伝えていくとともに、商店
街にとってメリットを感じてもらえる仕組みに改善していきます。さらには、IT機器
を活用した民間ベースの事業スキームへの移行を検討するよう働きかけていきます。
13
3 保養施設等管理運営
《施策の成果》
目 的 地域力の向上を支援します
事
業
概
要
ワーク・ライフ・バランスの観点から労働時間短縮が推進され、生活の中で
余暇の占める割合が、ますます大きくなってきています。このような中で、
日頃、自然と触れ合う機会が少ない区民に、自然と親しみながら、保養・
スポーツ・レクリエーション等の余暇利用ができる宿泊施設を設置し、各施設
ごとに効率的な運営方法を選択し、管理運営を行っています。
内 容
【箱根千代田荘】 昭和44年開設(平成11年改築)
事業開始 【湯河原千代田荘】 昭和52年開設
年度
【嬬恋自然休養村】 昭和63年開設
【軽井沢少年自然の家】Ⅰ期施設:昭和61年開設 Ⅱ期施設:平成5年開設
事業決算額
(1)箱根千代田荘 36,462,949円
(2)湯河原千代田荘 87,167,958円
(3)嬬恋自然休養村 60,645,507円
(4)軽井沢少年自然の家管理運営 88,724,150円
管理運営経
費の一部を
含む
○平成24年度実績
利用実績は下表の通りです。
平成24年度
事
業
実
績
(
主
要
施
策
の
成
果
)
利用人数
(全体)
区民及び関係者
利用人数
全利用者に対する区民
及び関係者の割合
箱根千代田荘
24,253人
4,799人
19.8%
湯河原千代田荘
20,428人
3,500人
17.1%
嬬恋自然休養村
2,174人
1,810人
83.3%
46,855人
10,109人
21.6%
5,294人
4,882人
92.2%
52,149人
14,991人
28.8%
3施設合計
軽井沢少年自然の家
4施設合計
平成23年度
利用人数
(全体)
区民及び関係者
利用人数
全利用者に対する区民
及び関係者の割合
箱根千代田荘
22,555人
4,807人
21.3%
湯河原千代田荘
20,517人
3,580人
17.5%
嬬恋自然休養村
1,915人
1,502人
78.4%
44,987人
9,889人
22.0%
2,915人
2,579人
88.5%
47,902人
12,468人
26.0%
3施設合計
軽井沢少年自然の家
4施設合計
14
区民生活部 区民生活課
子ども・教育部 子ども施設課
136頁
202頁
決算参考書
《事務事業評価》
箱 根
湯河原
嬬 恋
軽井沢
コスト単位 区民及び関係者1人あたり
コ
ス
ト
(
事
業
に
要
し
た
経
費
)
1 単 位
あ た り の
コスト内訳
24年度
事
参
考
事
業
実
績
に
関
す
る
評
価
課
題
今
後
の
方
向
性
18,561円
24,905円
39,341円
25,971円
箱
湯
嬬
軽
区
【 24 年 度 】
総コストに
対 す る
負 担 内 訳
費
等
人 件 費 ( 按 分 )
A
事
23 年 度 箱
湯
嬬
軽
負
539円
493円
1,905円
883円
〔97.2%〕
〔98.1%〕
〔95.4%〕
〔96.7%〕
担
業
費
19,321円
47,999円
39,387円
45,976円
総
コ
国
都
等
担
19,100円
25,398円
41,246円
26,854円
利
用
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
等
指 標
① 湯河原千代田荘の運営方法の見直し
者
〔100.0%〕
〔100.0%〕
〔100.0%〕
〔100.0%〕
負
担
0.0%
24.7%
16.8%
15.7%
人 件 費 ( 按 分 )
557円
498円
2,375円
1,729円
〔97.2%〕
〔99.0%〕
〔94.3%〕
〔96.4%〕
ト
C=A+B
〔2.8%〕
〔1.9%〕
〔4.6%〕
〔3.3%〕
負
)
)
)
)
ス
B
100.0%
75.3%
83.2%
84.3%
箱
湯
嬬
軽
1単位あたり
のコスト内訳
目成
標果
と(
実事
績業
)の
業
4,799人
3,500人
1,810人
4,882人
(
(
(
(
〔2.8%〕
〔1.0%〕
〔5.7%〕
〔3.6%〕
総
コ
ス
19,878円
48,497円
41,762円
47,705円
ト
〔100.0%〕
〔100.0%〕
〔100.0%〕
〔100.0%〕
単位
目標値
実績値
充足率
-
運営方法
の見直し
見直し中
-
東日本大震災の影響により平成23年度の利用実績が落ち込んだ反動で、平成24年度の利
用実績が全体的に伸びた格好となりました。しかしながら、軽井沢少年自然の家を除く3
施設合計では、利用者全体に対する区民及び関係者の割合は微減となりました。なお、湯
河原については、建物賃借料などの運営経費削減により、軽井沢については、前年度から
の反動による利用実績の増加により、利用者1人あたりのコストが大幅に縮減されまし
た。今後の施設のあり方を考慮しながら、区民利用の促進により一層努めていく必要があ
ります。
社会経済情勢等の変化に伴い、保養施設等(箱根千代田荘、湯河原千代田荘、嬬恋自然
休養村、メレーズ軽井沢)の運営方法の見直しを検討しています。その中でも、喫緊の課
題である湯河原千代田荘の見直しは、先行して取り組み、早急に結論を出すことになりま
す。運営方法の見直しにあたっては、区民や利用者団体さらには、ホテル経営に関する専
門家からも意見聴取する必要があります。また、各施設の運営事業者及び姉妹提携都市等
との調整も必要となります。
保養施設全体のあり方については、早急に方向性を判断することになります。
中でも、湯河原千代田荘は、区の所有物でないこと、区民及び関係者の利用率が2割弱と
いう実態を踏まえ、公の施設としての位置づけも含めて検討する必要があります。新たな
運営方法として、区が区民利用のために必要な部屋を借り上げるなど、民間施設の活用を
前提に検討していきます。
15
4 商工関係団体等支援事業【新規】
《施策の成果》
目 的 商店会(街)や中小企業を応援します
事
業
概
要
区は、商店街など区内商工関係団体等が主体的に行うイベントや地域に賑
わいをもたらす活性化事業に対して、4つの事業(「賑わいまちづくり支
援」、「商店街等活性化企画立案支援」、「業種別団体活性化支援」、「中
小企業団体支援」)を通じて支援してきました。
近年、こうした取組みの成果として、地域の中から意欲ある新たな企画が
内 容 提案されるようになりました。そこで平成24年度からは、これら4事業を1
つに統合し、区内商工業の発展や活性化に寄与する提案型の事業に対して、
外部委員を含む区の審査を経て支援していく仕組みに変更します。
これにより、魅力ある地域の賑わい創出や商工業の活性化を図っていきま
す。
事業開始
平成24年度
年度
61,828,641円
事業決算額
○平成24年度実績
補助実績は下表のとおりです。
(単位:円)
件数
区分
補助金額
事業区分
イベント事業
平成24年度
事
業
実
績
(
主
要
施
策
の
成
果
)
平成23年度
52
35
件数
補助金額
27
39,845,000
61,828,641 活性化事業
5
4,708,167
その他事業
20
17,275,474
賑わいまちづくり支援
23
31,911,000
企画立案補助
1
89,000
業種別団体活性化
7
5,083,650
中小企業団体支援
4
5,400,000
42,483,650
(1)審査会
補助要綱第16条に基づき開催した審査会の概要は、下記のとおりです。
①委員
5名(区内中小企業支援事業者、地域団体関係者他)
②第1回審査会(平成24年5月14日(月))
提案事業43件について審議しました。
③第2回審査会(平成25年2月27日(水))
補助事業の実績報告を審議しました。
16
区民生活部 区民生活課
決算参考書
140頁
《事務事業評価》
コ ス ト 単 位 助成1件あたり
コ
ス
ト
(
事
業
に
要
し
た
経
費
)
1
単
位
あ た り の
コスト内訳
24 年 度
【 24 年 度 】
総コストに
対
す
る
負 担 内 訳
1単位あたりの
コ ス ト 内 訳
参
考
目成
標果
と(
実事
績業
)の
事
業
実
績
に
関
す
る
評
価
課
題
今
後
の
方
向
性
23 年 度
事
業
費
等
人 件 費 ( 按 分 )
A
1,189,012円
区
負
397,924円
〔74.9%〕
担
業
費
1,213,819円
指 標
① 商店会加入会員数増加率
総
コ
国
都
等
担
1,586,936円
利
用
31.8%
等
者
〔100.0%〕
負
担
0.0%
人 件 費 ( 按 分 )
611,619円
〔66.5%〕
ト
C=A+B
〔25.1%〕
負
)
ス
B
68.2%
事
52件
(
〔33.5%〕
総
コ
ス
ト
1,825,438円
〔100.0%〕
単位
目標値
実績値
充足率
%
5
0
0.0%
平成24年度は、前年度と比して、各種イベントが増えたことにより支出が増加してい
ます。これは、平成23年度が東日本大震災の影響でイベント中止が相次ぎ、事業規模が
縮小されたことによるものです。
また、東京オリンピック・パラリンピック招致関連やIMF年次総会関連など、当初
予定していなかった補助事業が追加されたことにより、決算額は増となっています。
その一方で商店会の加入会員数は、ここ数年減少傾向にあり、平成24年度も改善する
ことはできませんでした。
区は各種イベント等に対する補助を行っていますが、毎年同様の企画が提出されるな
ど、その事業内容がマンネリ化している傾向にあります。これはイベント等に参加する
側(区民をはじめとする来街者)にとって新鮮味に欠け、再び足を運ぼうとする意欲を
減退させてしまう恐れがあります。
また、こうした積み重ねが当該団体の組織力の低下につながることになり、構成員
(会員)であることのメリットを享受できない要因の1つとなっています。
区は区内商工関係団体による地域の活性化に寄与する永続的な取組みを側面から支援
していきます。そのためには、事業補助の申請時や実績報告時に商工関係団体自らその
集客効果、地域への貢献などを検証することができる新たな仕組みを構築していく必要
があります。
17
5 ちよだ文学賞
《施策の成果》
目 的
事
業
概
要
気軽に文化や芸術に親しめる環境の整備に取り組みます
文学賞を通じて多くの人が活字に触れたり、気軽に小説を書こうという動
機づけをすることで、文字・活字の大切さを考えるきっかけとします。
また、千代田区には著名な書店街や多くの美術館等があり、数多くの文学
者が住んでいたところとしても有名です。このような区の持つ文化的・歴史
的な魅力をアピールするとともに、文学の担い手として新たな才能を発掘す
内 容 ることも目的とします。
同時に小中学生を対象とした、ジュニア文学賞も実施し、活字離れが言わ
れている児童生徒に文字活字文化の浸透・継承を図っています。
事業開始
平成18年度
年度
14,491,539円
事業決算額
事
業
実
績
(
主
要
施
策
の
成
果
)
○平成24年度実績
(1)第7回ちよだ文学賞
①募集内容
募集作品 テーマ・ジャンルは不問
応募資格 年齢・住所・職業問わず
原稿枚数 40字×40行で縦書き、30枚以内
②事業実績
募集期間 平成23年10月~平成24年4月30日
作品応募数 626点
授賞式 10月27日 ブックフェスティバル会場にて開催
受賞作品 「神田伯山」 工藤 健策氏
(2)第7回ジュニア文学賞
①募集内容
募集作品 テーマ・ジャンルは不問
応募資格 千代田区在住・在学または千代田区在住・在学・在勤者の家族知人
である小・中学生
原稿枚数 小学生は400字詰原稿用紙10枚程度
中学生は400字詰原稿用紙20枚程度
②事業実績
募集期間 平成24年5月~平成24年9月6日
作品応募数 105点
受賞作品 3点 「ガラスの靴」 北野 珠子さん
「ふうせん夏空」 佐藤 百恵さん
「ぬくもり」 平山 瑠海子さん
(3)応募状況の推移
(点数)
第7回
第6回
第5回
第4回
ちよだ文学賞
626
393
279
298
ちよだジュニア
文学賞
105
194
105
91
18
区民生活部 文化スポーツ課
決算参考書
146頁
《事務事業評価》
コ ス ト 単 位 応募作品1点あたり
コ
ス
ト
(
事
業
に
要
し
た
経
費
)
1
単
位
あ た り の
コスト内訳
【 24 年 度 】
総コストに
対
す
る
負 担 内 訳
1単位あたりの
コ ス ト 内 訳
事
業
実
績
に
関
す
る
評
価
課
題
今
後
の
方
向
性
23 年 度
業
費
等
19,824円
区
負
担
7,666円
国
都
98.2%
事
業
費
31,236円
総
コ
等
担
ト
27,490円
〔27.9%〕
負
)
C=A+B
利
用
1.8%
者
負
〔100.0%〕
担
0.0%
等
人 件 費 ( 按 分 )
〔78.9%〕
8,357円
応募作品の増加率(文学賞、
ジュニア文学賞合計)
ス
B
〔72.1%〕
指 標
①
人 件 費 ( 按 分 )
A
24 年 度
参
考
目成
標果
と(
実事
績業
)の
事
731点
(
〔21.1%〕
総
コ
ス
ト
39,593円
〔100.0%〕
単位
目標値
実績値
充足率
%
10
24.5
245.0%
ちよだ文学賞の応募作品数は、第6回393点、第7回626点と、前年に比べ59%増にな
りました。平成22年の受賞作の映画化の効果が表れて、文学賞としての知名度が上がっ
たためと思われます。
ジュニア文学賞の応募作品数は、第6回の194点に対し今回は105点と、平成22年の件
数並みに減少してしまいました。学校での取組みに左右されるため、増減はありますが
3年連続で100点を超え、文字・活字文化の振興に一定の役割を果たしていると考えま
す。
有料広告だけでなく地元出版業界等の協力を得て、各種出版物に募集広告を掲載し文
学賞のPRに努めているところですが、区民の間で文学賞の知名度は高くありません。
引き続き事業の浸透に努力していきます。
応募作品数の増加とともに縁の人物や千代田区を舞台にした作品が増加しています
が、区の持つ文化的・歴史的な魅力のアピールまで至っていません。過去にテーマを限
定したことにより応募件数が減り、作品の水準が低下したことがありました。現在、
テーマやジャンルを問わず作品を募集し、応募件数を確保することによって作品の質も
向上しています。今後、区の魅力をアピールできる作品を表彰することなども検討して
いきます。
業界や地元協力団体との連携を強化することでPR協力や資金面での協力をいただ
き、事業を進めていきます。
また、小説の書き方講座(大人向け、子供向け)を生涯学習館で開催して、区民を中
心とした書き手を育成するとともに、学校には、学習の一環として物語を書く取組みを
していただけるように協力を依頼していきます。
図書館等でアンケートを行い、この事業の成果を測り今後どのような形で事業を進め
るべきなのか、事業の見直しを含め検討を行っていきます。
19
6 ちよだアートスクエア
《施策の成果》
目 的
事
業
概
要
気軽に文化や芸術に親しめる環境の整備に取り組みます
「ちよだアートスクエア」とは、千代田区文化芸術プラン(第二次)の重
点プロジェクトとして、新たな文化芸術の拠点施設を整備し、区民の自主的
で独創的な文化芸術活動を支援・推進する事業です。加えて、施設に集ま
る、芸術に係わる様々な団体がネットワークを広げることで一層の人材育成
を図ります。
旧練成中学校を活用した「アーツ千代田3331」は、これらの理念を実
内 容
現するための民設民営施設です。アーティスト・イン・レジデンス及び障害
者アート支援事業などを通じて、区民が気軽に文化芸術に親しめる機会を提
供しています。区は建物賃借料の減額や広報活動を通じて、アーツ千代田3
331の活動を支援しています。
なお、この施設は5年間の暫定利用であり、貸付期間は平成27年1月まで
となっています。
事業開始
平成18年度(ちよだアートスクエア構想の提言)
年度
1,858,848円
事業決算額
○平成24年度実績
(1)施設で実施した主な事業
事
業
実
績
(
主
要
施
策
の
成
果
)
種別
事業名
実施期間
主
藤浩志の美術展セントラルかえるステーショ
ン「なぜこんなにおもちゃが集まるのか?」
7/15~9/9
来場者数
3,874人
主
千代田芸術祭2012「3331 EXPO」
委共
ポコラート全国公募展vol.2受賞者展 上と同時開催
主
委
委
主
委共
坂野充学個展「VISIBLE BREATH」
AIR3331「佐々木耕成 熊本、シベリア…」
AIR3331「もうひとつの東京vol.2」
TRANS ARTS TOKYO 展
ポコラート全国公募展vol.3
主
きりがみ会ワークショップ(と展示会)
主
アンデパンダン・スカラシップ展vol.3
1/26~2/17
8,077人
共
「つくることが生きること」 東京展
3/9~3/31
11,878人
主
かえっこバザール
5回
主
9/16~10/8
15,823人
(10,000人)
9/16~9/30
10/14~11/4
2,587人
10/20~11/2
400人
10/21~11/25
11,017人
10/21~12/2
2,849人
12/14~1/20
2,307人
11回
ワークショップ
参加 54人
12/14~1/20
その他
合 計
主=主催事業 委=区委託事業 共=共催・協力事業
430人
1,269人
60,565人
(2)ちよだアートスクエア評議委員会
アートスクエアの管理運営を行う団体が実施する事業等に対して地域等の意思を反映
させるために、学識経験者、専門家、地域の代表者等からなる「ちよだアートスクエア
評議委員会」を組織しています。
評議委員会を平成24年5月24日と平成25年3月26日の2回開催し、平成23年度事業結
果報告と平成25年度事業計画についての検討や意見交換を行いました。
このなかで、運営にあたり「地域に愛される施設づくり」「区民への認知度のアッ
プ」についてアドバイスや意見をいただきました。
20
区民生活部 文化スポーツ課
決算参考書
146頁
《事務事業評価》
コ ス ト 単 位 施設来館者1人あたり
コ
ス
ト
(
事
業
に
要
し
た
経
費
)
目成
標果
と(
実事
績業
)の
事
業
実
績
に
関
す
る
評
価
課
題
今
後
の
方
向
性
1
単
位
あ た り の
コスト内訳
事
業
費
参
考
1単位あたりの
コ ス ト 内 訳
人 件 費 ( 按 分 )
A
24 年 度
【 24 年 度 】
総コストに
対
す
る
負 担 内 訳
等
3円
区
負
18円
〔14.3%〕
担
業
23 年 度
費
4円
指 標
① 来場者による満足度評価
総
コ
国
都
等
負
利
用
者
負
〔100.0%〕
担
0.0%
人 件 費 ( 按 分 )
25円
〔13.8%〕
ト
21円
〔85.7%〕
担
)
C=A+B
30.6%
等
ス
B
69.4%
事
565,293人
(
総
コ
ス
ト
29円
〔86.2%〕
〔100.0%〕
単位
目標値
実績値
充足率
3段階
2.3以上
2.8
100.0%
本事業は、気軽に文化や芸術に親しめる環境を整えるため、発表活動の場、交流活動の
場等の様々な事業を実施しています。芸術家をはじめさまざまな人々が集い、活発な文化
芸術活動が行われて、街にも活気が生まれています。また公園と一体整備した施設は憩い
の場としても利用され、多くの人々の生活を潤しています。
本区初の文化芸術拠点施設として開設し、民設民営方式とすることで民間のノウハウや
企画力を活かした施設であり、運営団体や入居団体の事業、区の委託事業等様々な事業を
切れ目なく実施しています。また、ギャラリー等のレンタルスペース事業も著名なイベン
トが開催されており、東京のアートセンターとしての評価は確立しつつあると思われま
す。マスコミの取材も多く、廃校活用の成功例として日本各地の自治体から視察が訪れて
います。
□利用者アンケートからは、「近くにアートセンターができてうれしい」「卒業生とし
て、このような形で再利用されてうれしい」「開かれている感じで入りやすい」「いろい
ろなアイデアが溢れる場所でした」と、こうしたアートの施設ができたことに関し評価す
る声が寄せられています。
この施設は5年間の暫定利用施設で、平成27年1月に期限が切れるため、このあとの
「ちよだアートスクエア」事業をどうするのか、実施場所や運営団体の選定なども課題と
なっています。
PR活動等により近隣住民やアート愛好者の間での知名度はあるものの、全般的に区民
の間での認知度は高くありません。若手の芸術家の活動や発表の場を提供するなどアート
業界での知名度を上げる取組みを中心に行っていたことが要因と考えられます。現代アー
トだけでなく、運営団体と協力を図りながら、区の伝統的な文化など幅広い区民の知的好
奇心を満たせるような事業を行っていく必要があります。
アーツ千代田3331の事業の方向については、評議委員会を通じて評価し、方向付け
をしていきます。また、5年間の暫定期間終了後のアートスクエアのあり方の方向性につ
いては、「ちよだアートスクエアのあり方検討会」の報告をもとに、早急に検討をしてい
きます。
区民をはじめとして多くの方から愛される文化芸術の拠点施設をめざします。認知度を
向上させるため、区民に親和性の高いものを題材とした展覧会事業を実施するほか、高齢
者センターとの協力による高齢者向け事業、絵画を学びたい方向けのアート教室、子ども
向けのワークショップや学校との協力など区民向けの事業、展示会の区民割引入場料の設
定、展示会場の区民利用料金割引等を運営団体に求めていきます。
21
7 スポーツセンター改修整備
《施策の成果》
目 的 スポーツに親しめる環境づくりを進めます
事
業
概
要
スポーツセンターは昭和47年12月に開設し、40年が経過しています。その
間、平成10年度に耐震改修、平成13年度にプール改修、平成16年度に天井改
修及び省エネルギー化改修工事を実施してきましたが、施設全体の老朽化が
進んでいます。
そのため、スポーツセンターの設備等の劣化に対応するとともに、施設の
有効活用を図るため平成23年度に改修の実施設計を行い、平成24年9月から
内 容 平成25年3月までの7か月間全館休館をして改修工事を実施しました。
なお、休館期間中は、旧九段中学校を代替施設として使用したほか、民間
スポーツ施設を法人会員並に利用できるようにするなど、スポーツに親しめ
る環境の維持に努めました。
事業開始 平成23年度 実施設計
年度
平成24年度 改修工事
事業決算額
(1)工事費
552,275,437円
(2)工事監理委託料 14,070,000円
(3)事務費 169,100円
(4)初度調弁 14,063,964円
○平成24年度実績
平成23年度に作成した実施設計に基づき、9月より工事に着手し、平成25年3月下旬
に完了しました。
主な工事内容は、給排水・空調設備等の改修、エレベータの耐震改修、電気設備の改
修及び施設の有効活用や利便性向上のための改修工事(主競技場のLED化等の照明設
備の改修、更衣室・トイレの改修、一部会議室の多目的化等)などです。
事
業
実
績
(
主
要
施
策
の
成
果
)
(1)供用開始年月
平成25年4月
(2)施設概要
所在地:内神田二丁目1番8号
敷地面積:3,201.16㎡
建築面積:2,411.80㎡
延床面積:11,853.80㎡
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
規模:地下1階地上8階搭屋2階
竣工:昭和47年10月30日
22
区民生活部 文化スポーツ課
決算参考書
148頁
《事務事業評価》
コ ス ト 単 位 改修整備1施設あたり
コ
ス
ト
(
事
業
に
要
し
た
経
費
)
1
単
位
あ た り の
コスト内訳
事
業
実
績
に
関
す
る
評
価
業
費
【 24 年 度 】
総コストに
対
す
る
負 担 内 訳
1単位あたりの
コ ス ト 内 訳
23 年 度
区
負
人 件 費 ( 按 分 )
〔99.1%〕
担
事
業
費
7,245,000円
総
コ
5,173,010円
国
都
等
負
〔0.9%〕
担
〔87.1%〕
)
ト
C=A+B
585,751,511円
利
用
0.0%
等
ス
B
100.0%
指 標
① 改修整備
等
A
24 年 度 580,578,501円
参
考
目成
標果
と(
実事
績業
)の
事
1施設
(
者
〔100.0%〕
負
担
0.0%
人 件 費 ( 按 分 )
1,070,333円
〔12.9%〕
総
コ
ス
ト
8,315,333円
〔100.0%〕
単位
目標値
実績値
充足率
-
工事完了
工事完了
-
今後10年程度の使用を前提とした改修工事(給排水・空調設備等の改修、エレベータ
の耐震改修、及び電気設備の改修)と施設の有効活用や利便性向上のための改修工事
(主競技場のLED化等の照明設備の改修、更衣室・トイレ等の改修)を行いました。
利用者から、主競技場の照明をLED化したことによる照度UPと利便性の向上、更
衣室及びシャワー室のリニューアル等について好評を得ています。
今回の改修は、給排水・空調設備等の老朽化に伴い、不具合が出る可能性がある個所
を主として行いましたが、この建物は、築40年以上を経過しており、老朽化という根本
的な課題が存在しています。
課
題
今
後
の
方
向
性
平成25年に見直しした「改定千代田区スポーツ振興基本計画」には、“場”の充実・
有効活用プロジェクトとして「新スポーツセンターの建設の検討」が盛り込まれていま
す。
現スポーツセンターは築40年が経過し、今回の改修工事で、今後10年程度は維持でき
る措置を講じましたが、その後のために、新たなスポーツセンターの建設について、そ
の建設手法や機能等を検討していく必要があります。
23