アジアウィークリーレポート - アストマックス投信投資顧問株式会社

ウィークリーレポート
インドネシア ベトナム
マレーシア 中国
タイ フィリピン シンガポール
2011年9月12日~2011年9月16日
ITCインベストメント・パートナーズ株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第387号
加入協会:(社)投資信託協会、(社)日本証券投資顧問業協会
日本の対外直接投資先(地域別)
2011年1月~6月累積
<トピック>ASEAN各国が日本企業進出を支援。
ASEAN各国政府が昨今の円高を追い風として海外進出に意欲的になっている日本企業に対し、支援
その他
ASEAN
を積極的に行っていく方針であると報じられています。12日にはタイ投資委員会が国際協力銀行
20%
17%
(JBIC)と日本企業のタイ向け投資事業に関する情報交換等を目的とした業務協力協定書を締結、ベ
トナムは高度な特殊技術を持つ日本の中小企業の進出支援を行う方針です。また、インドネシア政府
は新規投資額が1兆ルピア(約90億円)を超える企業に対し、法人税を5~10年間免除する優遇策を
中国
決定したとも報じられています(1インドネシアルピア=0.009円で計算)。このような状況を見て、日本
16%
英国
の大手商社もインドネシアをはじめとしてASEAN各国で電力や交通などのインフラ整備を施した工業
18%
団地の造成を加速させており、今後3年間で約350社の中堅・中小企業が東南アジアの工業団地に進
米国
その他アジ
出する計画です。財務省のデータによると2011年1月~6月までの日本からASEANへの対外直接投
豪州
9%
ア
12%
資額は約4,760億円と世界全体の約17%を占める市場となっています。もともと有望な事業展開先と
8%
して認識されてきたASEAN諸国へ企業進出が進行し、さらに投資額は拡大していくものと見込まれま 財務省のデータを基にITCインベストメント・パートナーズ株式会社が作成。
す。
上記のグラフは小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%になら
ない場合があります。
<経済指標トピック>(市場予想はブルームバーグデータ)
ベトナム
• 8月の国内自動車販売台数は前年同月比+9.8%となりました。
タイ
• 8月の国内自動車販売台数は前年同月比+20.3%の79,043台となりま
した。
シンガポール
<来週の注目経済指標>
インドネシア
• 国内自動車、オートバイ販売台数(8月)
マレーシア
• 消費者物価指数(8月)
シンガポール
• 消費者物価指数(8月)
• 7月の小売売上高は時計・貴金属および通信機器・コンピューター分野
の伸びが奏功し、前年同月比+10.7%と市場予想(同+8.7%)を上回り
ました。
• 8月の輸出額(除く石油)は主力の電子部門が振るわなかったものの、
船舶や光学装置、ディスク媒体などの非電子部門が大きく拡大し、前年
同月比+5.1%と市場予想(同▲6.5%)を大きく上回りました。
1
ウィークリーレポート<マーケット動向>
代表的株価指数(現地通貨ベース)
2011年9月16日時点
1週間
4週間
12週間
ジャカルタ総合指数
▲4.1%
▲0.2%
▲0.3%
ベトナムVN指数
▲0.6%
14.1%
5.5%
マレーシア総合指数
▲2.6%
▲3.6%
▲8.5%
MSCI China Small Cap指数
▲3.5%
▲5.5%
▲19.2%
タイSET指数
▲2.7%
▲3.4%
1.0%
フィリピン総合指数
▲1.3%
▲1.1%
▲0.0%
シンガポールST指数
▲1.3%
2.0%
▲9.1%
※マレーシアは9月16日が休場のため、9月15日で比較。
為替相場(対円)
2011年9月16日時点
1週間
4週間
12週間
インドネシアルピア
▲3.6%
▲2.5%
▲6.7%
ベトナムドン
▲1.1%
0.2%
▲5.7%
マレーシアリンギ
▲3.7%
▲3.0%
▲5.8%
香港ドル
▲1.0%
0.4%
▲4.5%
タイバーツ
▲1.9%
▲1.5%
▲3.4%
フィリピンペソ
▲2.9%
▲1.4%
▲5.1%
シンガポールドル
▲2.0%
▲2.2%
▲4.7%
<株式市場>
<株式市場>
欧州債務危機問題が更に深刻化するとの懸念から世界的にリスク資
欧州債務危機問題が更に深刻化するとの懸念から世界的にリスク資
産圧縮の動きが強まり、アジア地域においても7カ国全ての株式市場で
産圧縮の動きが強まり、アジア地域においても7カ国全ての株式市場で
前週末比マイナスとなりました(現地通貨ベース)。
前週末比マイナスとなりました(現地通貨ベース)。
9日に開かれたG7で各国の協調した動きが見られなかったことや、欧
9日に開かれたG7で各国の協調した動きが見られなかったことや、欧
州中央銀行(ECB)の専務理事が突然辞任したことに加え、独副首相
州中央銀行(ECB)の専務理事が突然辞任したことに加え、独副首相
が「ギリシャの秩序だったデフォルトの可能性も排除しない」などと発言
が「ギリシャの秩序だったデフォルトの可能性も排除しない」などと発言
したことなど、ギリシャが債務不履行に陥るとの見方が強まったことを
したことなど、ギリシャが債務不履行に陥るとの見方が強まったことを
受け、海外資金の流出が継続し、アジア株式市場は総じて下落基調と
受け、海外資金の流出が継続し、アジア株式市場は総じて下落基調と
なりました。
なりました。
個別銘柄では、ベトナムの保険会社のバオ・ベト・ホールディングスや
個別銘柄では、ベトナムの保険会社のバオ・ベト・ホールディングスや
食品メーカーのマッサングループ、中国のソフトウェアメーカーであるキ
食品メーカーのマッサングループ、中国のソフトウェアメーカーであるキ
ングディー・インターナショナル・ソフトウェア・グループや、フィリピンの
ングディー・インターナショナル・ソフトウェア・グループや、フィリピンの
不動産会社のフィルインベスト・ランド、シンガポールの商業銀行のユ
不動産会社のフィルインベスト・ランド、シンガポールの商業銀行のユ
ナイテッド・オーバーシーズ銀行などが上昇しました。
ナイテッド・オーバーシーズ銀行などが上昇しました。
<為替動向>
<為替動向>
先週の各国の為替相場は、欧州懸念を受けてのリスク回避姿勢の高
先週の各国の為替相場は、欧州懸念を受けてのリスク回避姿勢の高
まりや米ドルが対ユーロで急進したことなどにより、米ドルに対して軟
まりや米ドルが対ユーロで急進したことなどにより、米ドルに対して軟
調な展開が継続しました。日・米・欧の主要中央銀行が年末越えのドル
調な展開が継続しました。日・米・欧の主要中央銀行が年末越えのドル
資金供給を協調して行うと発表したことから16日には若干持ち直したも
資金供給を協調して行うと発表したことから16日には若干持ち直したも
のの、一週間分の下落を取り戻すまでには至りませんでした。
のの、一週間分の下落を取り戻すまでには至りませんでした。
※騰落率がプラスの場合は現地通貨高、マイナスの場合は現地通貨安を表します。
ブルームバーグのデータを基にITCインベストメント・パートナーズ株式会社が作成。表中
の騰落率は小数点第2位以下を四捨五入しています。
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投資信託の主なリスク
投資信託は、主に国内外の株式や債券、その他の有価証券等を投資対象としますので、組入有価証券等の価格の下落や、組入有価
証券等の発行会社の倒産や財務状況の悪化、また外貨建資産に投資する場合には為替の変動等の影響により、基準価額が下落し、
損失を被ることがあります。したがって、ご投資家の皆様の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を
被り、投資元本を割り込むことがあります。
又、投資信託は、投資対象資産の種類や投資制限、投資市場、投資対象国などが異なることから、リスクの内容や性質が異なります
ので、ご投資に当たっては目論見書や契約締結前交付書面等をよくご覧下さい。
お客様にご負担いただく主な費用
ご投資いただくお客様には以下の費用をご負担いただきます。
 申込時に直接ご負担いただく費用・・・・・申込手数料 上限3.675%
※お申込金額=(お申込価額×ご購入口数)+申込手数料(税込)
【ご注意ください】例えば、お申込金額が100万円の場合、お申込金額の中から申込手数料(税込)をご負担いただきますので、
100万円全額が当該投資信託のご購入金額となるものではありません。
 換金時に直接ご負担いただく費用・・・・・信託財産留保額 上限0.3%
 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・・・信託報酬 上限1.9845%
 その他費用・・・・・上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。当該費用は運用状況等により変動しますので、
事前に料率、上限額等を示すことができません。
上記に記載しているリスクや費用項目は一般的な投資信託を想定しています。
費用の料率につきましては当社が運用するすべての投資信託のうち最高の料率を記載しています。手数料の合計額については、
投資家の皆様がファンドを保有される期間などに応じて異なりますので、表示することができません。投資信託に係るリスクや費用
は、各投資信託により異なりますので、ご投資に当たっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。
当資料に関してご留意いただきたい事項
当資料はITCインベストメント・パートナーズ株式会社が作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。当資料は、信頼
できると判断した情報に基づいて作成していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。当資料中に記載している内容、数値、図
表、意見等は資料作成時点のものであり、今後予告なく変更することがあります。当資料中のいかなる内容も将来の投資収益を示唆ないし保証す
るものではありません。
信託財産に生じた利益および損失は、すべて受益者の皆様に帰属します。投資信託の取得のお申込みに当たっては、販売会社から目論見書等
をお渡しいたしますので、必ず内容をご確認のうえ、お客様ご自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。
投資信託は、預貯金や保険契約にはあたりませんので、預金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
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