登米市ICT-BCPの概要

登米市 ICT 業務継続計画
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概要版(1/2 )
(平成 25 年 8 月)
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登米市ICT部門の業務継続計画・基本方針
推進体制
計画の趣旨
◆東日本大震災においては、本市においても一時的に行政機能が停止する状況
に陥った。
◆こうした経験を踏まえ、発
災直後から概ね 72 時間以
内に業務復旧行動が行える
体制を整備する。
◆限られた資源を活用し、市
民の生命と財産の安全確保
や、行政機能の確保に向け
ICT 部門の業務継続計画を
策定する。
◆ICT-BCPは、市長を中心とした登米市ICT-BCP推進体制(下図
参照)により実施する。
登
業務継続実践後の
予想復旧曲線
発災
米
市
長
登米市地域防災会議
初動対応
(72 時間)
登米市情報セキュリティ委員会
委 員 長:最高情報統括責任者(副市長)
副委員長:ネットワーク管理者(企画部長)
委
員:統括情報セキュリティ管理者
(部局、支所、事業所等の長)
早期の
業務復旧
業
務
レ
ベ
ル
情報システム統括管理者
(企画部企画政策課長)
現状の予想復旧曲線
登米市行政情報システム業務継続計画策定部会
業務中断
を防ぐ
行政情報システム担当課
時
防災担当・広報担当課
基幹系業務担当課
間
◆本計画は、重要業務必要な ICT 資源に対して被害を最小限にとどめ、業務の
継続と早期復旧を行うための行動計画である。
基本方針
◆本計画は、災害時における初動業務の開始が即時に行えるように、重要シス
テム・インフラ等の被害を最小限にとどめ、速やかな復旧を実現することを
目的とする。
◆また、被害想定、被害に伴う代替拠点の設定等、防災計画との整合性を十分
に図るとともに、以下に掲げる基本方針に基づき業務継続を図るものとする。
基
本
方
針
平常時における推進体制と維持管理
安全の確保
業務復旧にあたっては、市民及び職員の生命、身体及び財産の安全確保
を第一とし、非常時優先業務の遂行に全力を挙げる。
優先業務の
早期復旧
市民の安全確保、生活及び経済活動の基本的部分の早期復旧に必要とな
るシステム・インフラを最優先で復旧する。
平常時の
備え
ICT-BCPは平常時より業務継続を阻害する要因・課題の解消に向
けた検討を行い、適宜見直しを行う。
運
用
◆業務継続を確実に維持していくため、平常時から準備に努めるとともに、
その環境の変化に対しても常に最新の状態を保つため、定期的な見直しを
行い、最新性や正確性を維持できるようにする。
◆災害対応力を高め、維持していくために防災訓練等と併せた定期的な訓練
を行うこととする。
3
被害想定
◆想定する災害
東北地方太平洋沖地震(マグニチュード 9.0)
迫庁舎周辺震度 6弱
◆被害想定は、復旧拠点(迫庁舎)及び、代替拠点(登米市消防防災センタ
ー、石越総合支所)における庁舎内と周辺インフラ等について想定する。
宮城県登米市企画部企画政策課
登米市 ICT 業務継続計画
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概要版(2/2 )
(平成 25 年 8 月)
復旧全体フロー
重要業務、重要システム・インフラの現状と事前対策
復旧フロー
目標時間
復旧概要
地震発生
テレビ・ラジオ等から地震情報を
収集する。
◆重要業務について、復旧目標開始時間を設定する。住民への避難誘導や発災
直後の情報発信を最優先とし、住民・職員の安否確認や外部との通信手段の
確保、災害対策本部設置や重要システムの点検等、住民の安全確保を優先と
したICT支援を行う。
① 地震等災害情報の収集
② 参集判断
「登米市地域防災計画」及び「7
(2) 発動の流れ」に基づき参集
判断をする。
◆ICT が支援すべき重要な復旧業務に対する具体な被害を想定し、代替手段や
補強対策等についての現状分析を行い必要な事前対策計画を作成する。
③ 職員参集
安全な服装、ルートにより参集す
る。
代替拠点での復旧
現庁舎での復旧がで
きない場合代替拠点
へ移動
④ 被害状況の確認
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緊急時対応・復旧計画
⑤ 復旧拠点の判断
緊急時対応体制
◆緊急時対応体制については、
「登米市地域防災計画」の設置基準に準ずるも
のとし、復旧拠点は、災害対策本部と同じ場所とする。
⑦ ICT資源の確保
登米市災害対策本部
本 部 長
副本部長
本 部 員
市 長
副市長(最高情報統括責任者)
教育長、病院事業管理者、総務部長、市民生活
部長、産業経済部長、建設部長、水道事業所長、
医療局長、会計管理者、教育次長、消防長、消
防団長、危機管理監、議会事務局長、企画部長
(ICT 部門責任者(ネットワーク管理者))
提
案
支
援
要
請
復旧等支援
事業者
承
認
又
は
変
更
指
示
支部
支 部 長 支所長
副支部長 市民課長
(情報セキュリティ担当者)
システム・インフラ
復旧対応・支援
各業務担当課
(防災担当)
(広報担当)
(情報セキュリティ担当者)
提情
供報
システム・インフラ
要請
課長:行政情報ネットワークシステム管理者
(企画政策課長)
担当:情報システム係
復旧対応・支援
コミュニティFM放
送事業者
⑩ 復旧準備
6時間経過
(9時間経過)
防災通信及び非常用電源の稼働
時間等を確認する。
広報等、情報提供に向けた機器及
び通信の確保状況を確認する。
6時間経過
(9時間経過)
9時間経過
(12時間経過)
損害調査や各担当からの情報収
集の結果をとりまとめ、代替え資
源の準備を行う。
⑪ 応急復旧
情報発信に必要なネットワーク
等について代替資源による応急
復旧作業を行う。
⑫ 外部事業者との連絡
復旧必要な資源の提供について、
外部事業者へ支援要請を行う。
⑬ 非常時優先業務の復旧
9時間経過
(12時間経過)
15時間経過
(18時間経過)
⑭ その他システムの被害
状況の確認と復旧
⑮ 復旧方針の策定
システム・インフラ
復旧対応・支援
各庁舎等の詳細な損害状況を確
認する。
情報の収集や提供、システムの稼
働に向けて必要な機器等の確保
を行う。
3時間経過
(6時間経過)
⑨ 広報担当からの情報収
集と復旧支援
災害対策本部事務局
情報システム担当課
支援
3時間経過
(6時間経過)
⑧ ⑧ 防災担当からの情
報収集と復旧支援
本部会議
初期調査をとりまとめ、システ
ム・インフラの復旧拠点を決定す
る。
1時間経過
(3時間経過)
⑥ 損害調査
安全確保を行い、被害状況等の初
期調査を実施する。
「7(4)非常時優先業務復旧フ
ロー」に基づきシステム復旧作業
を行う。
その他システムの利用可能性の
確認と復旧可能性を確認する。
24時間経過
36時間経過
長期復旧が見込まれないシステ
ム等が発生した場合、必要に応じ
復旧方針を策定する。
宮城県登米市企画部企画政策課
宮城県登米市企画部企画政策課