菊 池 健の き く ち け ん 創刊号 発行元: こがねい研究 菊池健と小金井を語る会 (代表:菊池健) Twitter @ken_kikuchi_ URL http://kikuchi-ken.net/ 〒184-0002 小金井市梶野町 5-10-2 朱穂ビル 101 TEL 042-386-7500 FAX 042-387-8155 17000 15000 13000 16 17 18 19 20 21 22 22 23 23 年度 ( 平成 ) 今月の市政ニュース 19000 日野市、国分寺市、小金井市の3市による 可 可燃 燃ご ごみ み量 量 ト ト ン︶ ︶ (( ン ▼ 小金井市における年度ごとの 可燃ごみ排出量 可燃ごみの共同処理方針が発表される! 十一月二十八日に日野市の馬場市長より、 日 野 市 に 新 設 さ れ る ご み 焼 却 場 で 日 野 市、 国 分 寺 市、小 金 井 市 の三 市 の ご み を 共 同 で 処理する方針が発表されました。 そ の 後、三 十 日 の 小 金 井 市 議 会 本 会 議 に て稲葉市長より同内容の市長報告が行われ ました。 これで昨年市長の辞任劇にまで発展した 小金井市のごみ問題に一定の解決策が示さ れたことになります。 し か し、そ も そ も な ぜ 可 燃 ご み の 収 集 が 停止する寸前まで追い込まれるような事態 になってしまったのでしょうか? 小金井市の可燃ごみは市民の努力によっ て年々減少し続けています︵下図参照︶。 な ぜ、そ ん な ま ち で ご み 問 題 が 起 こ っ て しまったのか? 今 回 の こ が ね い 研 究 で は、ご み 問 題 が 起 こってしまった原因について考えてみたい と思います。 21000 可燃ごみは減り続けているのになんでごみ問題? ? 「菊池健のこがねい研究」とは 心理学研究者の小金井市民菊池健が、研究者の視点から小金井市政の問題点に切り込んでいく 不定期発行紙。市民で情報を共有し、小金井の未来について考えていくことを目的として創刊。 菊池 健 プロフィール きく ち けん 生 年 月 日 1984 年(昭和 59 年)9 月 5 日生まれ 28 歳 出 経 身 地 小金井生まれ小金井育ち(梶野町在住) 歴 小金井三小∼小金井緑中∼都立武蔵高∼上智大学を経て、 現在上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻に在籍。 職 業 上智大学心理学科研究補助員、和光大学非常勤講師 過去には帝京大学病院非常勤助手、日本学術振興会 特別研究員などを務める。 菊 池 健 の こがねい研究 小金井市ごみ問題年表 以下に小金井市のごみ問題に関する出来事を年表にまとめてみました。 ※ 特に重要だと思われる部分は赤字にしたり、下線を引いたりしています。 1 9 5 8 年 4 月 小金井市、調布市、府中市による二枚橋焼却場での可燃ごみ焼却開始。 1 9 8 4 年 2 月 施設老朽化や可燃ごみの増加により二枚橋焼却場の建て替えを決定。 1 9 8 5 年 2 月 小金井市議会で 「二枚橋焼却場の建て替えは公害に苦しむ周辺住民の現状を十分に考慮し、 別の場所への焼却場建設の計画策定と同時にすべきである」 といった内容の決議がされる。 二枚橋焼却場の建て替えが困難になる。 2004年12月 長期に渡る議論の末、二枚橋焼却場の建て替えを断念。 3市はそれぞれ別々に可燃ごみを処理することに。 2 0 0 6 年 8 月 小金井市と国分寺市が可燃ごみの共同処理を決定。 国分寺市が小金井市の可燃ごみを一部受け入れる代わりに、将来は小金井市内に新設する 焼却場で両市の可燃ごみを全量処理することを約束。 しかし、焼却場を建設する場所は確保できず。 「ごみ非常事態宣言」 が出される (以後、現在まで続く) 。 2006年10月 小金井市で 2 0 0 7 年 3 月 二枚橋焼却場が運転停止。 4月 小金井市は国分寺市を含む様々な周辺自治体に可燃ごみの処理を委託し始める。 (以下、検討委員会) を設置。 2 0 0 7 年 6 月 市民参加による小金井市新焼却施設建設場所選定等市民検討委員会 2 0 0 8 年 6 月 検討委員会が二枚橋焼却場跡地への新ごみ処理施設建設を答申。 その後、稲葉小金井市長は二枚橋焼却場跡地への焼却場建設の方針を決める。 2 0 1 1 年 4 月 小金井市長選挙で佐藤和雄氏が初当選。市長交替。 ごみ問題では非焼却処理を掲げるが、 その後二枚橋焼却場跡地への焼却場建設に方針転換。 2011年11月 佐藤市長の選挙中の発言*により支援先の自治体が態度を硬化。可燃ごみ収集停止の危機に陥る。 佐藤市長は責任をとり辞職。 12月 佐藤市長辞職に伴う小金井市長選挙で稲葉元市長が当選。 引き続き二枚橋焼却場跡地への新焼却場建設をごみ問題解決策の軸とする。 2 0 1 2 年 2 月 調布市が二枚橋焼却場跡地の調布市保有部分を独自に利用することを決定。 二枚橋焼却場跡地への焼却場建設が事実上不可能となる。 11月 日野市、国分寺市、小金井市の3市で可燃ごみを共同処理する方針を発表。 ※ 「二枚橋焼却場停止後の他自治体へのごみ処理委託費用が無駄遣いである」 というもの。ただし、 この件については様々なこと が言われていますので、 ここでは詳しくは触れません。 まとめ 簡単にまとめると、次のような経緯を辿っています。 二枚橋焼却場の 建て替え断念 代替案見つからず 二枚橋焼却場案に 舞い戻る つまり、 ごみ問題を招いてしまった原因は行き当たりばったりな小金井市政の計画性のなさにあるといえます。 今回はごみ問題について取り上げましたが、実は小金井市政に計画性がないのはごみ問題だけではありません。 そのお話は、 また今度の機会に。 To be continued…
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