若葉台地区地域づくり懇談会 1.日 時 平 成 1 4 年 9 月 2 9 日 (日 ) 2.会 場 若葉台地区公民館 3.出席者 地元出席者数 33名 市側出席者数 11名 15:30∼17:30 竹内市長、石谷副市長、中川教育長、山根企画部長、 小島建設部長、林総務部次長、西尾環境部次長、中島秘書広報課長 (市町村合併担当)市町村合併推進チーム (事務局)北川市民参画課長 杉本参事 担当(松田) 4.地域の課題についての意見交換 (1)中学校の建設 (地元意見) 団地計画時より中学校の設置が予定されていた。現在まで中学校の設置がなさ れていない理由をはっきりと伝えられていない。また、今後の見通しを明示して 欲しい。 学校建設が遅れ、通学する生徒達に大きな負担がある。 また、管理不十分のため周辺地域がごみ捨て場となっている。 建設が遅れる状況が続くのであれば、予定地の除草、車の進入禁止等の処置や ごみの撤去を早急にお願いしたい。 (2)若葉台小学校の増築 (地 元 意 見 ) 児童数の増加により、プレハブ仮校舎が完成したが、今後も児童数の増加が続 くことが予想される。本格的な校舎の建設を要望する。 現 在 で も 児 童 数 が 5 0 0 名 程 度 と な り 、北 2 、北 3 、北 4 丁 目 を 中 心 に 子 ど も の 数が増加している。 (教育長) この地域は10,000人の造成規模でスタートしましたが、バブル崩壊による 二次工事の中止が、中学校建設の遅れている大きな理由と思われます。 中学校建設には約30億円かかりますが、鳥取市単独では財政的にほぼ不可能で す。 よって文部省の補助が必要となりますが、その設立基準は、最低12クラス、そ れが将来に渡って維持できるかというものです。 1 その予定が立った場合のみ、文部省からの補助金が支給され、建設に着工できる のですが、平成24年までの推計データによると、その基準には残念ながら達しま せん。 そのような状況ですので、用地は確保されていますが、新設若葉台中学校建設は 非常に困難と思われます。 た だ 、宅 地 開 発 の 状 況 に よ り 、こ れ か ら ど ん ど ん 生 徒 数 を 見 込 め る よ う で あ れ ば 、 また中学校建設の可能性がでてきます。 そのバランスを見ながら、桜ヶ丘中学校増設についても対応したいと思います。 若 葉 台 の 人 数 が 増 え る よ う で あ れ ば 、中 学 校 新 設 と な り ま す し 、そ う で な け れ ば 、 平成18年から桜ヶ丘中学校の増設にかからねばと計画しております。 な お 、若 葉 台 小 学 校 の 増 築 に 関 し ま し て は 、プ レ ハ ブ 校 舎 で 対 応 し て お り ま す が 、 この夏、特に暑いということで急遽クーラーを設置したような状況です。 これにつきましては、平成15年度より、校舎増築にかかる計画です。 現在のプレハブ校舎を使いながら、増築を進めたいと思います。 (建 設 部 長 ) 車止め設置とごみ撤去は14年度中に実施いたします。 (市 長 ) 若 葉 台 中 学 校 の 件 で す が 、ニ ュ ー タ ウ ン 計 画 の 縮 小 に よ り 、未 だ 見 通 し の た た な い 状 況 の な か で 、な お か つ こ の 地 域 は 人 口 増 、世 帯 増 を 見 込 む こ と が 出 来 る 可 能 性 を持っています。 人 口 増 加 ポ イ ン ト は 2 点 あ り ま す 。ま ず 公 営 住 宅 関 係 、そ し て 業 務 施 設 用 地 関 係 。 確 実 性 の 高 い の は 業 務 用 地 分 の 人 口 増 で あ り ま す 。公 営 住 宅 に 関 し て は 、古 い も の を 建 て 替 え て い る 状 況 の 中 で 、新 し い も の の 建 設 は 難 し く 、時 期 が は っ き り し ま せん。 中学校をつくる人数に達するような住宅整備計画も、一方では考えられますが、 公 営 住 宅 の 整 備 は 国 の 補 助 制 度 と の 関 係 で 、新 設 住 宅 は 認 め な い 方 針 の た め 、検 討 の要る部分であります。 (関連意見) ○中学校建設については、人口からはじきだすと、平成17年には可能ではないか と聞いていた。それが、今の話を聞くと非常に難しいということだ。 3 0 人 学 級 制 が 進 め ば 、学 級 数 も 1 2 ク ラ ス に な る こ と が 有 り 得 る わ け で 、そ う なった時は中学校建設可能と断言してほしい。 (教 育 長 ) 30人学級は小学校1,2年生で実施されていますが、中学校では行われていま せん。これは、鳥取県が独自にやっているものであり、国は認めていません。 来年は小学3年生まで拡大してほしいと文部省に要望していますが、中学校には 導入の予定はまだありません。 平成17年開校というのは当初計画の数字であり、今最新の数字では17年建設 2 は考えられません。 (関 連 意 見 ) ○当初計画は10,000人だったが、6,000∼6,500人になれば17年 建設が可能と過去の「地区めぐり」で聞いていた。 (市長) 今 人 口 が 4 ,5 0 0 人 と の こ と で す の で 、6 ,5 0 0 人( プ ラ ス 2 ,0 0 0 人 増 ) になれば可能性も出てくるのではと思いますが、その予測は今の段階ではできませ ん。 残る議論は、これからどれだけ人口が増え、中学校に行く子供の人数が増えるか ですが、仮定の議論になるので、これからの地域の状況によって検討を進めたいと 考えます。 (関連意見) ○新しい世帯の加入についてだが、北2丁目は毎月2∼3世帯ずつ増えており、そ の大半が若い世帯である。北3丁目も同様であり、これから小・中学校に加入して いく世帯がかなり見込まれる。 今現在の数値からはじきだす将来的な論理上の数値は、かなり誤差があるものと 思う。そのことは、若葉台小学校がプレハブ校舎になっていることからも明らかで あろう。当初の見込みが正確でなかったことの証明である。 現時点での世帯からはじきだす児童数ではなく、将来的な伸びを視野に入れて、 適切に評価して将来設計をしてほしい。 (教育長) あと一学年につき80人ぐらい増えれば、中学校は基準に達します。1世帯に 0.4人の生徒数という推計ですので、320世帯増で80人の生徒数増と言う予 測になります。北3丁目を含めて300世帯増えた時点でというような試算が出来 ると思います。 (関 連 意 見 ) ○どうしても、中学校建設は悲観的に聞こえるが、どうしても無理というのなら、 校区の再編成も視野にいれて検討してほしい。 3 (3)災害等非常時の通報施設とCATVの利点を生かす施設の整備 (地元意見) CATV施設を活用したIT時代に相応しい施設の整備をされたい。 具体的には、災害発生時の通報設備及び地区内独自の発信基地と設備。 団地内のほとんどの住宅はCATVを引き込んでいるため、テレビアンテナが なく災害時等についてはCATVが停波してしまいNHK、民放等の情報収集が できなく、大きな不安を感じる。 以前も道路工事等でCATVの幹線を切断し、テレビが見えない事故が何度か 起きている。 (総務部次長) 若 葉 台 地 区 は 、日 本 海 ケ ー ブ ル ネ ッ ト ワ ー ク( N C N )を 利 用 し て お り 、維 持 ・ 保 守 管 理 に つ い て は 、万 全 の 体 制 で 業 務 に 当 た っ て い た だ い て い ま す 。万 一 の 事 故 発生の場合も速やかな復旧をしていただくことになっています。 現 在 、幹 線 に つ い て は 、光 フ ァ イ バ ー ケ ー ブ ル を 新 た に 付 設 し て お り 既 存 の 同 軸 ケーブルと併せ2回線確保できています。 CATV網の幹線ラインは、主として電力等との共同架設であり、開設以来大 きな断線事故も発生しておりません。 なお、電柱の破損となれば電気自体の送信も不能となります。 他のNCN利用地区や農村型ケーブルTV利用の地区もあり、現状では、当地 区だけのCATV再送信基地を設置するということは、考えておりません。 また、災害発生時の通報設備としては、昨年8月に、貴地区と、災害対策本部 ( 鳥 取 市 )が 無 線 交 信 で き る 無 線 機( M C A )を 2 台 配 置 し て い る と こ ろ で あ り ま す。 (市長) 地域の中で情報伝達が不足しているような認識があるのでしょうか? ミニFM局を作ってはどうかという検討もあったりしますが、県の企画部長時代 に環境大学建設に携わった時、学生に連絡する方法として、大学にFM局を作り、 ラジオ放送したらどうかなどと、個人的に考えたこともあります。 ニュータウンをカバーするような、若葉台ラジオも面白いと思ったりもしますし、 鳥取市全域をカバーするような、防災型のミニFM局を検討してみたらという動き もあります。 最近姫路市では、神戸の震災を踏まえてミニFM局をやっていて人気もあるよう に聞いています。 いろんな情報伝達方法がありますが、地域での必要性をもっと聞かせてほしいと 思います。課題だと思っておりますので、アイディアを皆さんの中でご議論くださ い。 4 (4)旧国道29号線(県道東町若葉台線)の整備 (地元意見) (1)ト ス ク 津 ノ 井 店 か ら 杉 崎 ま で の 歩 道 、 車 道 の 整 備 中・高生、大学生の自転車通学及び歩行者の安全確保のため (2) 旧 国 道 2 9 号 線 か ら 市 道 若 葉 台 中 央 線 に 入 る 三 叉 路 、 海 蔵 寺 バ ス 停 前 の コ ン ビニに県道・市道から入れるため、通り抜けし、大変危険である。 県と協議し、改修を検討して欲しい。 左折専用レーンは常時左折可の標示を取り付けて欲しい。 先日もこの現地でひき逃げ事故が発生している。 横 断 者 も 少 な く 、交 差 点 の 手 前 で 左 折 車 が 混 雑 し て 見 通 し も 悪 く 大 変 危 険 な 状 況が見られる。 (建設部長) 県 道 東 町 若 葉 台 線 の ご 指 摘 の 区 間 は 、両 側 に 幅 が 1 .0 m 余 り の 歩 道 が 設 置 さ れ て い ま す が 、歩 行 者 、自 転 車 に と っ て 、朝 夕 は 交 通 量 も 多 く 大 変 危 険 で あ る と 認 識 しております。 県 で は 、こ の 区 間 の 交 差 点 で 交 通 量 調 査 を 行 い 、渋 滞 状 況 を 調 査 し 、支 障 が 有 れ ば 改 善 策 を 検 討 す る と 伺 っ て お り ま す 。し か し 、歩 車 道 の 拡 幅 に つ い て は 、人 家 連 担部であり、困難とのことです。 鳥 取 市 と し て は 、津 ノ 井 駅 前 の 道 路( 市 道 桂 木 4 号 線 )を 延 長 し 、現 在 施 工 中 の 区 画 整 理 事 業 地 の 道 路 と つ な ぎ 、中 、高 、大 学 生 の 通 学 ル ー ト と す る よ う 検 討 し て いるところです。 県 道 よ り 市 道 津 ノ 井 ニ ュ ー タ ウ ン 線 に 入 る 交 差 点 に コ ン ビ ニ の 駐 車 場 が あ り 、信 号 待 ち を 避 け る た め 通 り 抜 け る こ と は 大 変 危 険 で す 。し か し 、コ ン ビ ニ 駐 車 場 へ の 出 入 口 も 必 要 で あ り 、通 り 抜 け に つ い て は 、運 転 手 の モ ラ ル の 問 題 と 考 え て お り ま す 。( 通 り 抜 け 禁 止 の 看 板 設 置 済 ) 常 時 左 折 可 に す る た め に は 、導 流 島 の 設 置 も 必 要 で あ り 、交 差 点 の 改 良 は 、交 通 量 調 査 を 行 い 、渋 滞 状 況 を 見 な が ら 、鳥 取 市 と 県 及 び 公 安 委 員 会 と 協 議 し 調 整 を 計 りたいと思います。 ○ 昨 年 の 地 区 要 望 で 中 央 公 園 前 交 差 点 に 信 号 機 設 置 の 要 望 を し て い る が 、ど う な っ ているのか。 (市民参画課長) 鳥 取 警 察 署 の 回 答 に よ り ま す と 、県 警 本 部 に 上 申 し た と の こ と で し た 。上 申 さ れ たということは、警察署においてその必要性を認識されているということです。 その後の動きについては確認したいと思います。 5 ※企画部補足 県警本部に上申されていますが、県内で信号機の新設は数基であり、予算上本年 度中の設置は困難とのことです。引き続き要望します。 ○1年も経っているのに遅すぎるのではないか。私達からすれば同じ行政。もっと 関係を密にし迅速処理してほしい。 ○北4丁目は公園がないため、中央公園でラジオ体操をしている。毎朝95名ぐら いが道路を渡って行き来する。 子供の目線からすると、環境大学の方から走ってくる車がとても見難く、危険と聞 いている。 来年のラジオ体操までにはなんとかしてほしい。 (5)地区内より国府町郡家町へ通じる道路の建設 (地元意見) (1)国府町、郡家町へもあと数百m程度で国府町、郡家町へ接続できると聞いてい る。 (2)環大通りが整備されたが、歩行者、自転車道であり、拡幅して自動車の通行が できるようにして欲しい。 現 在 、団 地 に 入 る 道 路 が 2 箇 所 で あ る た め 、災 害 時 等 の 交 通 緩 和 に 役 立 つ と 考 え る 。 (建設部長) (1) 津 ノ 井 ニ ュ ー タ ウ ン よ り 、 国 府 町 、 郡 家 町 方 面 に 向 け て の 道 路 新 設 に つ い て は 、 合併に向け両町と協議を行うなかで検討すべき課題と考えております。 (2)生 山 若 葉 台 線( 環 大 通 り )の 整 備 に つ い て は 、環 境 大 学 開 学 に あ わ せ て 平 成 1 3 年春、自転車、歩行者占用道として供用開始しております。自動車通行可能な道路 として整備することは賛否両論があります。市としては将来的には検討課題と考え ますが、現時点では困難であると考えています。 6 5.市町村合併について (1)市長の説明(概要) これからの行政は、広域的な範囲で考えていかなければなりません。通勤・ 通学、買い物などの生活圏も広がっており、インターネット、ケーブルテレビ などの発達による人の活動する範囲も拡大し、スピードアップが図られており、 それに伴った市町村の区域も変えていくべきだと思います。 高齢化・少子化の時代となり、周辺町村は人口の減少が起こっています。介 護・医療の新たな業務が増え、働く若い人、労働力人口が減ると税収の減少に も通じます。 国も、大きな借金を抱えており、小規模な町村への支援をだんだん限定しよ うとしています。鳥取市も交付税が減っていくという傾向が出ていますが、国 からの支援が減るだけでなく、税収の減少といったように、市町村には財政的 な危機があります。そうした中、地方分権、地方の自立が叫ばれており、我々 地域も、自分たちの意見に基づいて、創っていかなければなりません。 市町村合併を進めて、合理化できるものは合理化して、その余力で、教育や 福祉に力を入れることができます。また、合併する街をつなぐ合併支援道路の 整備を促進することもできます。川や水の流れ、上流・下流、殿ダムに関連し ても、また、果樹の栽培、産地化、企業立地なども、八頭郡との合併を考える と、鳥取市の課題の克服にもつながり、地域の活性化につながるものと考えま す。鳥取を活性化させるためにも、市町村合併は良い取り組みだと思っていま す。 また、合併する町村の立場に立って、町村の特色を活かした「共存共栄の地 域 づ く り 」を し よ う と 申 し 上 げ て い る と こ ろ で す 。た だ 、他 の 町 村 民 の 方 々 に 、 このことが十分伝わらないし、出かけていくわけにはいきません。若葉台地区 が 接 す る 八 頭 郡 の 知 り 合 い の 方 に も 、「 郡 部 が 抱 え る 高 齢 化 、過 疎 対 策 、鳥 取 市 も同様な課題を抱えているので、一緒になる中で、解決していきましょう」と 伝えていただきたいと思います。大きな合併になるほど、その効果も大きくな るのです。 社会資本整備は、現在、市民一人当たり8万円ですが、合併しない場合は3 万 円 程 度 に 落 ち る こ と に な り ま す 。合 併 を す る と 、1 7 5 億 円 の 投 資 が 可 能 で 、 市民25人で割ると7万円程度となり、大きな合併が、より大きな投資余力を 確保できるのです。 津ノ井や湖山も合併によって大きく変わってきているように、鳥取市と町村 が合併することは、新しい可能性が開けてきます。 皆様にもこの合併の取り組みにご理解とご協力をお願いしたいと思います。 (2)市町村合併についての意見交換 〔市民の発言〕 ○合併をして、職員の数も減らされるとのことであるが、それに伴って、サービ スの低下があってはならない。何か方策を考えられているか。 7 〔企画部長〕 こ れ か ら は 、情 報 化 問 題 、環 境 問 題 な ど 、い ろ い ろ な 行 政 課 題 が 増 え て き ま す 。 それに対応する職員を効率的に配置して運営していかなければなりません。職 員を減らすことによって出てきた財源を、これからの新たな行政サービスに振り 向けていきたいということであり、これは、合併の大きな効果です。 現 在 の 行 政 は 、 5 0 万 人 都 市 も 5 ,0 0 0 人 の 町 も 、 同 じ 行 政 サ ー ビ ス を 提 供 しなければなりません。合併をすると合理化が図られる部分が出てくるわけで、 決してサービス低下になるものではありません。職員を442人減らしても、行 政サービスが低下するということはないのです。 ○合併によって新しく取り上げられる行政サービスには何があるのか、そのイメー ジを出していただくとありがたい。病児保育の制度を新しく設けたり、老人介護の 問題など、新しい政策、イメージを見せていただくのが、広域的な都市化として一 つの呼び物になるのではないか。鳥取市に住めば、子どもを育てて、年をとって高 齢化しても、安心して住めるというビジョンを持って欲しい。 〔市長〕 大変大事な観点だと思います。今直ちに、どういうサービスを新たに加えるか ということは、一つは観光振興であり、一つは産業振興に新しい可能性を見出し ていきたいと考えています。教育・福祉の充実においても、新しい取り組みをい ろいろとやりたいと思いますし、病児保育なども充実して取り組みたいと思って います。 資 料 の 表 で は 、「 暮 ら し 」「 子 育 て 」 な ど が 参 考 に な る も の と 思 い ま す が 、 保 育 所のサービスでは、鳥取市は、延長保育、障害児保育、休日保育、一次保育を実 施し、母子生活支援施設もあると示しています。他町村では、鳥取市のサービス の内容が少し違うところがあり、高齢者サービスでは、鳥取市の配食サービスは 週 3 回 可 能 で あ る が 、国 府 町 は 週 1 日 、岩 美 町 は 月 2 回 な ど 少 し 違 い が あ り ま す 。 合 併 す れ ば 、「 出 来 る だ け サ ー ビ ス は 高 い 方 に 、 負 担 は 低 い 方 に 」 が 原 則 だ と 申し上げており、その調整を図りたいと思います。 ま た 、「 夢 の あ る 新 し い 行 政 サ ー ビ ス を や り な さ い 」 と い う こ と で あ っ た と 拝 聴しました。現在は男女共同参画社会の実現に先んじて取り組み、女性副市長の 実現を考えており、また、行政の質を向上させようと努力もしています。 「合併する上で夢のある話が無ければいけない」ということには全く同感であ り、その点頭にしっかり入れてがんばりたいと思います。 ○(説明資料にあるように)国・県の合併支援措置の概要は、1年間に800億円 増えるということか。支援はいつまであるのか。 〔企画部長〕 合併支援は10年間受けられます。平成16年に合併をすると、17年∼26年 8 までの10年間この支援が受けられるということであり、資料表の金額は10年間 のトータルです。 ○説明資料がわかりにくい。この支援が無くなった時の措置とかはわからない。 合併する町村とかは、職員も議員も多い。実際の運営にはものすごく効率化を図 らなければならないと感じる。バラ色ばかりではなく、どう合理化を図るのか、き ちっと示された方が良い。 〔企画部長〕 厳 密 に 言 う と 、合 併 特 例 債 は 1 0 年 間 の 支 援 、普 通 交 付 税 措 置 、特 別 交 付 税 措 置 、 合 併 市 町 村 補 助 金 は 、5 年 間 、3 年 間 、3 年 間 の 支 援 で す 。特 例 債 の ハ ー ド 事 業 は 、 事業費ベースで696億円であり、1年間では約70億円となります。 合併をすれば、新規事業などにも取り組まなければなりませんが、同時に第7次 総合計画に掲げた事業もやらなくてはなりません。 1 0 年 間 で こ の 支 援 の お 金 を 使 っ て し ま い 、後 で 慌 て よ う な こ と で は い け ま せ ん 。 基 本 的 に は 、合 併 し た 町 村 の 諸 計 画 も 含 め て 、5 カ 年 計 画 の よ う な も の を 調 整 し 、 それぞれの事業計画の財源に充てていくことが、堅実な財政運営の基本となるもの と考えます。 ○思い切って人件費を減らし、何か新しい体制で運営するといった、合理化の考え をしっかりやらなくてはならない。鳥取市はまだしも、赤字でやっていけない町村 が出てくると思う。そこを助ける形だけの鳥取市のまちづくりのイメージではいけ ない。夢の実現と合理化とセットで考えていかなければならない。 〔企画部長〕 おっしゃるとおりです。職員数も、10年間で442名を削減できると示してい ます。この10年間で、足腰の強い財政基盤を作ることが大切なことと考えます。 〔市長のまとめ〕 皆さんの関心の高さを感じました。拝聴したご意見を十分に頭に置いて、合理化 することは合理化しながら、新しい行政サービスの充実に努めたいと思います。 鳥取市と周辺の町村との「共存共栄の地域づくり」として成り立つことは、鳥取 市 に と っ て も 大 事 な こ と で す 。山 が 荒 れ れ ば 川 が 枯 れ た り 洪 水 を 起 こ し た り し ま す 。 八頭郡の方は、まだ鳥取市と合併する気持ちになれないと言われますが、我々の水 の源流は八頭郡にあり、森林を守る際は、市民も一緒になって力を貸さなければな りません。 海の地域と山の地域は、仲良くしなければならないと訴えており、一つの生活圏 となっている現在、お互いが助け合って行かなければならないと思います。この合 併が大きなチャンスとなっていると思っており、これを契機に、行政サービスの質 の向上、地域の新しい活性化を、皆さんと共に成し遂げたいと思います。 9
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