別記様式(第2条関係) 会 議 結 果 報 告 書 平成28年5月27日 会議の名称 臨時庁議 開催日時 開催場所 平成28年5月27日(金)9時45分~10時00分 庁議室 市長 香川武文 企画部長 出席者職氏名 副市長 相子知行 櫻井正彦 総務部長 尾﨑誠一 市民生活部長 高橋良和 健康福祉部長 村上孝浩 都市整備部長 谷沢嘉弘 上下水道部長 今野喜明 議会事務局長 土岐隆一 教育政策部長 原田隆一 (計10人) 教育長 欠席者職氏名 尾崎健市 【付議】 1)企画部長 説明員職氏名 相子知行 【報告】 なし 【その他事項】 1 総務部長 尾﨑誠一 【付議】 1)今後の庁舎整備等について(企画部) 【報告】 議 題 なし 【その他事項】 1 埼玉県全域の公共施設等に対する爆破予告について 【付議】 1)今後の庁舎整備等について(企画部) 方針案として、現庁舎用地にクリアランス方式による単独新 庁舎を建設することで進める。 ・事 業 費:71.1億円 ・事業期間:4年9ケ月 【報告】 なし 【その他事項】 1 埼玉県全域の公共施設等に対する爆破予告について 埼玉県全域の公共施設等に対する爆破予告メールに対する対応 結 果 については、各公共施設細心の注意を払っていただくよう周知願 いたい。 事務局職員職氏名 秘書広報課長 特になし その他必要事項 豊島俊二 会議内容の記録(経過、結果等) 開会 企画部長が開会を告げる。 【付議】 1)今後の庁舎整備等について(企画部) ○概要説明:企画部長 現市庁舎及び市民会館について、平成27年3月に市民検討委員会より現用 地複合化による基本計画(案)の答申を受けたが、建設費が高騰していること から、事業実施には相当な課題が生じると判明し、平成27年度に庁舎及び市 民会館建設事業手法等比較検討業務を行い、財源確保策や事業縮小などを含め た事業手法等の詳細な比較検討を実施した。その結果、近年の度重なる地震発 生状況をみてもわかるように、本市においても大規模地震への対応が喫緊の課 題であることから、本市の財政状況を踏まえ、市としての方針案を決定する。 まず、庁舎整備手法についてですが、この内容につきましては、前回5月1 1日の議員説明会において説明した内容で、比較検討結果として、現庁舎耐震 補強、複合市庁舎市民会館建設、市庁舎単独建設の手法について、A案からF 案を示したものであり、その中で、庁舎整備手法を踏まえた議論を行った結果、 庁舎整備の方向性として、F案の単独市庁舎(クリアランス方式)を前提に事 業を進めたいと考えている。理由としては、庁舎の安全性を確保するため、早 期に事業を進める必要があること。A案及びB案の現庁舎の耐震(免震)補強 工事では、20年間の使用可能期間しか見込めないこと。この場合、20年後 に改めて、庁舎整備の議論が必要となると考えている。A案の耐震補強工事を 行った場合、鉄骨ブレースを設置することにより、執務スペースの狭あい化が 発生すること。C案及びD案の複合化案では、市が負担する事業費が多く、他 の市民サービスに影響を及ぼす可能性があること。E案とF案を比較した際、 F案の手法は、一度に建設する面積が大きくできることから、移動(引越)に かかる時間と手間が省けるほか、事業期間も一番短く、市民サービスへの影響 を最小限とすること。以上により、F案の単独市庁舎(クリアランス方式)を 前提に事業を進めたいと考えている。 次に、事業実施に伴う財源について、市の財源としては、70億円を見込ん でいる。70億円の根拠につきましては、後ほど総務部長より説明をする。 なお、先ほど、F案の単独市庁舎(クリアランス方式)を前提に事業を進め たいと申し上げたが、現在の想定する事業費が71億1,000万円であるこ とから、今後の設計や入札などにより、すべての事業費を70億円以内におさ めることを前提に事業を進めてまいりたいと考えている。 次に庁舎の建設場所及び建設規模については、庁舎の場所については、検討 委員会から提出いただいた、基本計画案を基に議論を進めた結果、現庁舎敷地 内に建設したいと考えている。また、建設規模については、現状の執務環境調 査結果の分析を基に10,000㎡程度を想定している。なお、今後、建設規 模につきましては、設計等を進める中で華美や無駄を省きながら、事業費の抑 制に努める。 次に事業期間、4年9ケ月とすることで進めるが、スケジュールの主なもの については、平成28年度に志木市庁舎建設基本計画策定をし、設計候補者選 定プロポーザルを実施する。平成29年度に基本設計、平成30年度に実施設 計を行い、その後入札を経て、平成31年度~34年度 仮庁舎建設、解体工 事及び庁舎建設工事を実施し、平成34年度に新庁舎供用開始を予定している。 なお、今後の基本設計等の影響により、工期が変更となる可能性もある。また、 基本計画策定時には、パブリックコメントを実施し、基本設計を決定する際に は、住民説明会等を実施する予定である。 次に、市民会館の整備については、他の公共施設との複合化も含め、今年度 中に策定する公共施設適正配置計画の中で議論を進めたいと考えている。また、 仮庁舎や仮駐車場等の課題については、引き続き検討を進める。 ○概要説明:総務部長 次に、庁舎建設事業費として投入できる財源の試算についてであるが、事業 費ベースでおよそ70億円と見込んでいる。内訳としては、起債40億円、公 共施設安心安全化基金30億円、合計でおよそ70億円である。試算の前提で あるが、起債額40億円を建設工事の1年目と2年目で15億円ずつ、3年目 に10億円を起債するとし、それぞれ据置期間3年、償還年数を30年とした ものである。これに一定の利率を見込みまして、元利償還金ベースで約54億 7千万円が必要となる試算である。 次に、積算の根拠だが、着工から市債の完済までの期間を34年間として試 算している。建設にかかる期間4年間とその後の償還期間30年間を見込んだ 期間である。まず、「実質単年度収支等から試算した推計」として、「実質単年 度収支」は、平成22年度から26年度までの決算の過去5年間平均で、1. 71億円のプラス収支となっている。また、「安心安全化基金積み増し額」は、 過去5年間の平均で年2.34億円の積み増しができているという状況である。 「特殊要因」は、市民病院を廃止にする際に、病院事業剰余金を一般会計に 繰り入れたもの、また、平成25年度まで一般会計から病院事業会計に繰出し をしていたが、このような要因が、 「実質単年度収支」の平均値プラス1.71 億円の中に入っており、一般会計のみの試算をするために、この病院事業会計 の特殊要因を除いた。 このように過去5年間平均の収支がプラス3.9億円、34年間では132. 6億円となります。 次に、 「将来予想される財政負担」の「公債費の自然増」は、平成28年度に 実施をする直近の改修工事にかかる起債についても見込んでいる他、臨時財政 対策債として9億円、建設工事等の維持補修にかかる普通建設事業債として3 億円を毎年度見込んで、34年間の累計総額が66.2億円と試算している。 「学校用地の購入」は、現在、志木第二小学校、志木第三小学校、宗岡第三小 学校につきましては借地で対応しているところであるが、今後相続等によって 購入の必要が生じた場合も想定し計上している。 次に「特殊要因」は、TMG宗岡中央病院の建設費用の半分を武蔵野会に負 担金として出しているものであるが、今後の負担合計を計上してある。将来予 想される財政負担、34年間の合計が77.8億円である。 このように「実質単年度収支等から試算した推計」から、 「将来予想される財 政負担」を差し引き、およそ54.8億円、年平均で1.61億円が34年間 で投入可能な財源である。市債を40億円として償還するにあたり、元利償還 金ベースでおよそ54.7億円(年平均1.61億円)となるので、逆算する と起債額は40億円が限度ということとなる。この償還額のペースであれば、 現在行っている市の他の事業に大きな影響を及ぼすことなく、償還が可能な範 囲であるとの試算である。 また、冒頭で申し上げた「公共施設安心安全化基金」30億円については、 平成28年度末の基金残高を20.4億円と見込んでおり、今後、30億円ま で積み増していくという試算である。 庁舎建設事業費として投入できる財源につきましては、事業費ベースで起債 40億円、基金30億円、合計でおよそ70億円という試算である。 ○質疑応答等 質問)市民生活部長 市民会館については、今後どのように説明するのか。 回答)企画部長 耐震化は早急に進める必要があるが、事業費の関係からまずは庁舎から進 め、今年度中に策定予定の公共施設適正配置計画の中で議論を進めていく。 【報告】 なし 【その他】 1 埼玉県全域の公共施設等に対する爆破予告について ○概要説明:総務部長 埼玉県全域の公共施設等に対する爆破予告メールに対する対応については、 各公共施設細心の注意を払っていただくよう周知願いたい。 備考 会議内容の記録には、発言者の立場を明記するとともに、発言の趣旨が容 易に理解できるよう簡潔明瞭に記載すること。
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