坂東市総合教育会議議事録

坂東市総合教育会議議事録
1 招集日時 平成27年9月7日(月)午前10時00分
2 招集場所 坂東市役所岩井仮設庁舎 第一応接室
3 出席者
4 欠席者
坂東市長
吉 原 英 一
教育長
内 桶 博 仁
教育長職務代理者
風 見 治 雄
教育委員
倉 持 恒 幸
中 村 公 子
張 替 玲 子
なし
5 委員以外の出席者 副市長
6 事務局
山 下 政 浩
企画部長
塚 原 一 雄
企画課長
金久保 吉 之
教育部長
古 矢 登士夫
学校教育課長
鈴 木
指導課長
森
学校教育課課長補佐兼係長
真 中 敏 明
甚 二
清
7 会議案件
(1)市長挨拶
(2)議題
(1)坂東市総合教育会議運営要綱(案)について
(2)教育に関する大綱策定スケジュール(案)について
(3)協議
(1)本市教育を取り巻く現状・課題について
(2)中高一貫教育について
8 会議概要
市長
この4月から新教育委員会制度に変わりました。今日は第1回総合教育会議というこ
とで、坂東市の教育方針について会議を持つこととなりました。これまでは特に国語力
を強化することで、教育長、校長先生にお願いしてきました。続いて、英語教育をどう
しようかということで、歌形式で覚えられるような CD を作成し、休み時間に流したりし
てきました。しかし、4年前の大震災で教訓となったことは、生き抜く力を身に着ける
ことが大切であり、生き抜く精神を培っていくことが大切です。先日、子供子育て会議
で印象的だったものは最近子供たちが明るくなって、挨拶がよくできています。内桶教
育長の5つのキーワードにも挨拶が入っています。それが実践されている。基本的なも
のから一生を通じて生き抜くタフな精神を身につけていくことが大切です。また、中高
一貫教育、特に岩井高校が定員割れしている原因はなんだろうかと考えたとき、今のニ
ーズに合っていない気がします。今の中学校で頑張っている生徒は広範囲でスポーツの
主力選手として活躍していることを考えると、そういう子供たちを散らさないというこ
とが必要です。岩井高校をもう少し違った形で、見直すことができれば。たとえば、英
語を中心に見据えて、学校経営をしていけば新たなイメージができ、スポーツあるいは
特色のある教育を岩井高校と坂東総合高校で連携していければと思います。先日、秋田
県能代市との交流も成果があったと聞いていますが、様々な分析をして子供たちの傾向
をとらえ、どう伸ばすかも押さえていくことで、さらにいい成果が出てくるかと思いま
す。これから教養のある子供たちを育てるということで教育方針をしっかりと定めて将
来を託せるよう、皆さんのお知恵を拝借して、早急に市の指針を策定していきたいと思
いますのでよろしくお願いいたします。
議題について、2つありますが、まず(1)坂東市総合教育会議運営要綱(案)につ
いて事務局から説明してください。
学校教育課長
(坂東市総合教育会議運営要綱(案)を説明する。
)
市長
質問はありますか?
-(特に発言なし)-
それではこの後に何かあれば、その都度協議したいと思います。要綱(案)は原案通
りでよろしいでしょうか。
-「はい」の声あり-
次に(2)大綱策定のスケジュールについて説明お願いいたします。
学校教育課長
(教育に関する大綱策定スケジュール(案)について説明する。
)
市長
当初2月に策定予定でしたが、
2月では遅いのでないかということから年内に定めて、
2月では大綱を踏まえた予算調整できないことも考えると年内に定めたいと思いますが
ご意見があればお願いいたします。
-(特に発言なし)-
今後のスケジュールにつきましては、12月中には大綱を定めていきたいと思います
ので案のとおりのスケジュールで進めることでよろしいですか?
-「はい」-の声あり
続きまして、協議事項として(1)本市教育を取り巻く現状・課題について事務局よ
り説明願います。
指導課長
(資料に沿って説明する。
)
市長
質問があればお願いいたします。
風見委員
14ページの進路状況ですが、区分けはどういうふうになっていますか?
指導課長
大学の進学を中心とした大きな区分けということで下が、工業系です。
風見委員
いじめの認知件数ですが、文科省から再調査の通知がありましたが、この数字は再調
査後のものですか?
指導課長
はい。
風見委員
要望ですが、テスト関係の平均正答率を細かく出していただいているんですが、全国
学力状況調査は毎年中学3年生と小学6年生で経年変化が見られませんが、ぜひ経年変
化がみられる資料を出していただきたい。というのは、たとえば、今年県平均で総合マ
イナス5.0だったとしても中学校3年生が中学2年生の時にマイナス10だったら同
じマイナスでも向上しているわけですのでその1年間の成果をみられるようなものにす
るにはやっぱり経年変化でやっていくといいのかなと思います。中学1年生だったら小
学校6年生と5年生の時の3年間で見られますよね。小学生はどの学年も向上している
が、中学校に行くとマイナスになってしまう。3年なると部活が終わって多少向上しま
すが、その1・2年のたるみが取り戻せない状況がはっきりわかります。そのへんで中
学校の学力向上が課題だと思います。
市長
関連して何かありますか?なければ、その他の問題でも結構です。
中村委員
ある学校では、8年前に比べて児童の授業に臨む態度や、先生の意欲等が大変良くな
っていますが、学力向上につながらないという問題があります。これには、家庭でも教
育により関心を持ってもらう必要があると思います。
副市長
いじめの問題で、
先生や親が知らない世界で起きているパターンが多いと思いますが、
どのように件数をあげていますか。
指導課長
毎月1回、いじめに関する調査を行っております。児童・生徒から無記名のアンケー
ト調査を行います。また、先生の観察や保護者からの情報提供等、トータル的なもので
集計しています。
副市長
実際に問題が表面化していないものも含まれているんですね。
指導課長
はい。
企画部長
最近は、親の関心が少なく、スポーツ少年団等も弱体化しています。運動を通じた健
全な教育も大切だと思いますので、何か良い方法がないものかと思います。
市長
部活に打ち込むのは、生徒にも良いと思います。
企画課長
経年の経過を見るという意見もありましたが、中学校では、小学校別の経年経過も重
要です。
教育部長
8月にベルフォーレで行われた能代市から来ていただいた先生の授業は素晴らしかっ
たと思います。授業を行った当市の児童へ能代市へ帰ってからも、一人一人にコメント
を書いて送ってくれました。
授業の状況も市内の教員が見せていただいたということで、
非常に意識が高揚してきています。学力に関しましては、家庭学習が浸透してきた地区
は、学力も向上してきています。さらに、学校長、教員が一丸となって家庭との連絡を
密にして学力向上を目指していくよう学校にもお願いしていきたいと思います。
張替委員
社会に出てからのためにも、強い精神力や技術を身に着けることが大切と思います。
倉持委員
成績が良い学校は、問題生徒も少ない。その関連は、教育委員会はもちろん、各学校
で行っていると思いますが、全学校で集まって協議し、相互研究を行ってほしい。
市長
これまでに大変貴重な意見がたくさん出ました。指導課でそのご意見を十分取りまと
めて今後の課題解消につなげていくようお願いします。続きまして協議事項の(2)中
高一貫教育について議題とします。資料がありますので、事務局で説明してください。
学校教育課長
(中高一貫教育について説明する。
)
市長
将来に向かっての必要性はどうですか?
倉持委員
中高一貫については、設置者が違いますので、教員の意識の問題もあり、難しいと思
いますが、これからは地元と密着した高校が必要と考えます。
市長
PTA等からも意見を聞きたい。また、学校では、校長先生のみならず、教頭や教務
主任の先生とも協議したいと思います。結論を出すのは難しいことですので、今後の協
議の中でも方向性については検討していきたいと思います。
以上で、本日の会議は閉会したいと思います。大変お疲れ様でした。
(終了11:40)