(参考)試算に用いた支出系列における補助系列一覧表 (注)発表時期:資料が「年報」のものは、その年(年度)の終わりの月からみた遅れ。 - 29 - 試算に用いた生産系列における補助系列一覧表 - 30 - (注)発表時期:資料が「年報」のものは、その年の(年度)の終わり月からみた遅れ。 - 31 - 最近の国民所得動向 (平成12年1∼3月期QE(2次速報改訂値)の概要) I−1.国内総生産 ∼12月期は6.9%下落) ,財貨・サービスの輸入デフレー ターは0.1%下落した(10∼12月期は6.2%下落) 。 1.実質GDP成長率(季節調整済前期比) 5.1999年度の実質GDP 2000年1∼3月期の実質 GDP(国内総生産)の成長 1999年度の実質 GDP 成長率は,0.5%となった(名目 率は,前期比で2.5%(年率10.3%)となった。また,名 GDP 成長率は▲0.7%) 。内外需別の寄与をみると,内 目 GDP の成長率は前期比で2.0%(年率8.3%)となっ 需が0.6%,外需が▲0.2%となった。 た。 I−2.雇用者所得 2.実質GDPの内外需別の寄与度 実質 GDP 成長率のうち,どの需要が GDP をどれだ け増加させたかを示す寄与度でみると,国内需要(内需) 1.雇用者所得の動向 が1.6%,財貨・サービスの純輸出(輸出−輸入)が0.9% であった。 平成12年1∼3月期の雇用者所得(名目)は,前年同 期比0.5%増となった。 3.需要項目別の動向(実質,季節調整済前期比) 内訳をみると, 「賃金・俸給」前年同期比0.3%増, 「社 1) 民間需要の動向 会保障雇主負担」 同0.4%増, 「その他の雇主負担」 同2.6% 民間最終消費支出は,前期比1.7%増となった(10 ∼12月期は,1.6%減) 。 増となった。 2.その他関連統計の動向 民間住宅投資は,前期比6.6%増となった(10∼12 月期は,5.8%減) 。 「毎月勤労統計」 (労働省)の現金給与総額(事業所規 模5人以上)によると,平成12年1∼3月期の1人当た 民間企業設備投資は,前期比4.8%増となった(10 り賃金は前年同期比0.7%増となった。 ∼12月期は3.2%増) 。 また所定外労働時間(事業所規模30人以上・製造業) 民間在庫品増加の成長率への寄与度は▲0.0%とな った(10∼12月期の寄与度は0.1%) 。 の1∼3月期は前年同期比13.6%増となった。 3.雇用者数の動向 2) 公的需要の動向 平成12年1∼3月期の「労働力調査」 (総務庁)の雇用 政府最終消費支出は, 前期比0.8%増と増加した (10 者数は,調査産業計で前年同期比0.4%減となった。 ∼12月期は0.1%減) 。 内訳をみると,製造業前年同期比3.1%減,金融・保険・ 公的固定資本形成は, 前期比7.5%減と減少した (10 ∼12月期は5.4%減) 。 不動産業同2.6%増となった。建設業は同2.0%減,サー ビス業同1.6%増となった。 公的在庫品増加の成長率に対する寄与度は0.1%と I−3.金 なった(10∼12月期は▲0.1%) 。 融 3) 輸出入の動向 財貨・サービスの輸出は,前期比5.7%増と増加し た(10∼12月期は0.7%増) 。 1.民間最終消費支出関連 (消費者ローンの動き) 財貨・サービスの輸入は,前期比0.1%減と減少し た(10∼12月期は5.0%増) 。 平成12年1∼3月期の消費財等購入資金新規貸出額は, 6,750億円となり,前年同期比7.7%減となった。平成10 4.デフレーターの動向(前年同期比上昇率) 年7∼9期以来,2桁台のマイナスを記録していたが, GDP デフレーターは,前年同期比1.8%下落した(10 ∼12月期は1.4%下落) 。 今回は1桁台となり,貸出額はやや増加傾向にある。残 高ベースでは14兆7,880億円となり,前年同期比4.3%減 国内需要デフレーターは,1.1%下落した(10∼12月期 は1.4%下落)。 となっている。 2.民間住宅投資関連 財貨・サービスの輸出デフレーターは4.9%下落(10 (住宅資金貸出状況) - 32 - 平成12年1∼3月期の住宅資金新規貸出額は,国内銀 (法人の余資運用) 行で3兆3,510億円となり,前年同期比0.5%減と若干の 平成12年1∼3月期の事業法人の買現先残高は前期に 減少となった。信用金庫では3,570億円となり,前年同期 比べ3,300億円増加の4,790億円となった。前年同期比で 比13.1%減と9期連続の減少となった。一方,住宅金融 はプラス3.2%となり3期連続の増加となった。 法人の預 公庫では2兆1,110億円の前期同期比10.3%増と5期連 金残高は12兆840億円減少の162兆5,710億円となり, 6期 続の増加となった。残高ベースでは,国内銀行,信用金 ぶりに前年同期を下回った。また,法人の譲渡性預金残 庫,住宅金融公庫ともに前年同期比はプラスになってい 高は7兆1,160億円増加の42兆5,880億円となったが,前 る。 年同期比では4期連続のマイナスとなった。 3.民間在庫品増加関連 4.経営海外余剰関連 (法人の資金調達) (投資収支の状況) 平成12年1∼3月期のコマーシャルペーパーの発行残 平成12年1∼3月期の対外資産は1兆1,660億円の減 高は16兆3,680億円となり,前年同期比1.4%増と若干増 少となった。内訳をみると,対外貸付が2兆7,319億円減 加した。 少したことが対外資産を減少させる大きな要因となって いる。一方,対外負債も3兆281億円の減少となった。な かでも,借入が5兆5,191億円減少したことが,負債の減 少に寄与している。 - 33 - 四半期別の実質成長率 − 34 −
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