資料-3 中城湾港(新港地区)利用促進に向けた取り組みについて 平成23年3月22日 沖縄県 港湾課 1 目 次 中城湾港(新港地区) 1 目的・経緯 目的 経緯 3 2 計画 4 3 取扱貨物量 5 4 分譲状況 6 5 中城湾港(新港地区)物流拠点化促進調査事業 7 6 事業の背景・現状・内容・効果 8 7 これまでの促進調査に関わる動き 9 8 事業内容 10 9 3ヵ年調査フロー 11 11 航路検討(案) 12 12 調査の成果 13 13 今後の取組 14 2 目 的 ・ 経 緯 ◆目的 新港地区は、本県における物資の円滑な流通を確保するため、流通拠点として整備す 、本県 資 流 保 、流 点 るとともに、産業の振興、雇用機会の創出、産業構造並びに県土の均衡ある発展に資 するための工業用地の整備等流通機能、生産機能を合わせ持った流通加工港湾を整備 することを目的としている。 ◆経緯 1 昭和49年 2 昭和55年 3 昭和56年 4 昭和58年 5 昭和59年 6 平成2年 7 平成4年 8 〃 9 平成6年 10 平成 平成7年 年 11 〃 12 平成11年 13 平成15年 14 平成 平成19年 年 重要港湾に指定 中城湾港開発基本計画を決定。(県) 流通機能と生産機能を合わせ持った流通加工港湾として、港湾計画に位置づけ。 公有水面埋立免許及び承認(1次埋立分 180ha) 1次埋立分着工 港湾計画改定。 公有水面埋立免許及び承認。(2次埋立分 147ha) 2次埋立分着工。 1次埋立分竣工。 公有水面埋立免許及び承認。(3次埋立分 公有水面埋 免許及び承認。( 次埋 分 66ha)) 3次埋立分着工。 特別自由貿易地域に指定。(122ha) 国土交通省よりリサイクルポートとして指定。 2次埋立分竣工。 次埋 分竣 。 現在、3次埋立分の岸壁(-11m)3バース及び(-12m)1バースは未整備。 3 計 公共埠頭 画 小型船だまり 水深 バース数 延長 適用 水深 西ふ頭 13.0m 10.0m 7.5m 5.5m 1 1 2 3 260m 185m 260m 270m 完了(国) 完了(国) 完了(県) 完了(県) 東ふ頭 12.0m 11.0m 75 7.5m 1 4 6 240m 760m 780 780m 計画(国) 工事中(国) 完了(県) 水域施設 水深 新港航路 13 0m 13.0m 幅員 適用 330m 暫定供用(国) 水深 面積 泊地 第1次計画(西)7.5~13.0m 101ha 5 5~7 5m 5.5~7.5m 19ha 第2次計画(東)7.5~12.0m 113ha 物揚場 泊 地 内防波堤 延長 適用 770m 11ha 220m 完了(国) 完了(国) 完了(国) 4.0m 4.0m 進捗率 国 総事業費 1,080 県 1,117 進捗率 78% 98% 計 2,197 88% (億円) 適用 暫定供用(国) 完了(県) 工事中(国) 外郭施設 延長 防波堤(西) 防波堤(東) 800m 1,000m 適用 完了(国) 完了(国) 4 取 扱 貨 平成21年実績(西ふ頭) 農水産品 17,000 ton 林産品 2 000 ton 2,000 鉱産品 674,000 ton 金属機械工業品 46,000 ton 化学工業品 61,000 , ton 軽工業 23,000 ton 雑工業品 2,000 ton 特殊品 138,000 ton 計 計画取扱貨物量 西ふ頭 東ふ頭 (とうもろこし等) (木材チップ) (木材チッフ ) (砂利・砂・原塩) (鉄鋼・鋼材等) (化学肥料) ( ) (砂糖・水) (ゴム製品) (動植物性飼料等) 物 量 過去5年 実績(西ふ頭) 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 710,000 ton 750,000 ton 770,000 ton 930,000 ton 960 000 ton 960,000 963,000 ton (万ton) 110 241 計 351 計画に対する実績 (万ton) 平成21年実績 96 達成率 (西ふ頭) 96÷110= 87% (東ふ頭) 未供用 5 分 譲 状 況 ◆分譲状況(H23.1.31) 特別自由貿易地域 分譲面積 192.3ha (102.6+89.7) ○一般工業用地・・・・・・ 102.6ha 分譲済面積(分譲率) 99.3ha(96.8%) 99 3h (96 8%) 立地企業数 97社 ○特別自由貿易地域(FTZ)・・ 89.7ha 利用面積(利用率) 20.2ha(22.5%) 立地企業数 27社 計 分譲利用面積 119.5ha(62.1%) 立地企業数 124社 一般工業用地 6 中城湾港(新港地区)物流拠点化促進調査 (定期船恒常運航に向けた社会実験) 目的 中城湾港新港地区は、定期航路がなく航路サービスが十分で無いため、 中部圏域の貨物の多くが 陸上輸送が嵩む那覇港からの搬出入を余儀 中部圏域の貨物の多くが、陸上輸送が嵩む那覇港からの搬出入を余儀 なくされており、物流効率化や機能分担が不十分である。 貨物の取扱いの一部を那覇港から中城湾港(新港地区)に転換すること により、潜在貨物が中城港湾に集まり、那覇港との適正な機能分担が 図られ、沖縄振興に資する。 7 事業の背景・現状・内容・効果 事 業 の 背 景 等 ○ 「沖縄振興計画」(内閣府)・「第3次沖縄県社会資本整備計画」(沖縄県) 産業拠点として、流通機能と生産機能を併せ持った流通加工港湾に位置づけられている。 ○ 平成20年2月に沖縄国際物流戦略チ 平成20年2月に沖縄国際物流戦略チームにより ムにより 「中城湾港における流通加工港湾の実現を目指し、定期航路の充実を図るため、新港地区に航路を就航させる社会実 験を行う。」との提言がなされた。 ○ 平成11年3月、特別自由貿易地域に指定。 新港地区の工業団地約122haが指定され 港湾機能を活用した新たな産業と雇用の場の創出が図られている 新港地区の工業団地約122haが指定され、港湾機能を活用した新たな産業と雇用の場の創出が図られている。 ○ 中城湾港新港地区には、定期航路がなく、航路サービスが十分 現 で無いため、中部圏域の貨物の多くが、陸上輸送が嵩む那覇港か 状 らの搬出入を余儀なくされており、物流効率化や機能分担が不十 らの搬出入を余儀なくされており 物流効率化や機能分担が不十 分となっている。 ■ 沖縄本島における港湾貨物の物流の実態と問題点を調査整理 事 業 ■ 中城湾港新港地区での現状の施設を活用した実施計画を検討 内 ■ 定期船社会実験運航の計画と実施 容 ■ 協議会設置による検討の実施 事 ◎ 那覇港から中城湾港(新港地区)に転換することにより、潜在貨 覇港 港 港 換 、潜 貨 業 物が中城湾港に集まり、那覇港との適正な機能分担が図られ効率 の 的な港湾運営を進めることができる。 効 果 ◎ 企業誘致が促進される。 8 これまでの促進調査に関わる動き ◆平成14年度 ・物流効率化に資する中城湾港利用促進調査 ○新港地区の物流機能に関わる現状と課題の検証。 ○定期航路就航に向けた課題・検討 (就航実験) ○定期航路就航に向けた課題・検討。(就航実験) (沖縄県) ◇主要施策推進のためのアクションプランの設定。 ◇実証実験の評価(課題の抽出) ・貨物量条件 ・港湾施設条件 ○一般工業用地約97%分譲、特別貿易地域約23%利用され、124社が立地している。(H23.1月末現在) ○港湾施設条件である港湾荷役上の課題である、荷捌き地(保管ヤード)、保管施設(上屋)、照明施設、陸上交通施設等の 整備が整ってきた。 ○平成20年2月に沖縄国際物流戦略チームによる提言。 ◆平成22年度 ・中城湾港新港地区物流拠点化促進調査事業 (沖縄県) 9 事業内容 (調査期間 H22~H24) 査期 ◆港湾貨物の物流の実態と問題点を調査・整理 港 ◆新港地区での現状を活用した実施計画を検討 ◆定期船社会実験運航の計画と実施 ◆協議会設置による検討の実施 10 3ヵ年 調査フロー 1年目 平成22年度 1. 2. 2年目 (国へ要望中) 国 要望中 調査実施計画計 ・調査目的 ・調査内容 ・工程計画 ・実施体制 (国へ要望予定) 1 定期船社会実験運航計画 (1)参加企業の公募と協議 (2)集荷、輸送手法の検討 (3)保管 荷役手法の検討 (3)保管、荷役手法の検討 (4)海上輸送手法の検討 (5)費用負担の検討 (6)具体的実施要項の作成 沖縄県の港湾貨物の 物流の実態と問題点 全体計画の策定 実証実験の実施 3 物流拠点化プログラムの見直し 4 定期船社会実験運航の 問題点の把握 協議会の開催(年度内3回) 5. 一般貨物の誘致・創出の検討 6 定期船社会実験運行の見直し 2. 物流拠点化プログラム の問題解消の検証 3. 物流拠点化プログラム の計画確定 実証実験の実施 2 物流拠点化プログラムの 問題点の把握 3. 物流拠点化プログラムの 1. 追跡調査の実施 4. 長期プログラムへの取組計画 協議会の開催(年度内3回) 5 定期船社会実験運航の 5. 問題解消の検証 6. 定期船恒常運航への取組計画 7 一般貨物の誘致・創出への 7. 般貨物の誘致 創出への 取組計画 8. 今後の取組課題 定期船社会実験運行 1週間に1回程度、定期船就航社会実験を実施 (約2年間) 11 検 討 航 路 (案) ◆実証実験での航路は、荷主 船社 荷役会社等 ◆実証実験での航路は、荷主・船社・荷役会社等 の意見を踏まえ、選定を行う。 ◆検討航路(案) ・那覇港 中城湾港 那覇港 本土(鹿児島・大阪・名古屋・東京) ・那覇港 中城湾港 那覇港 本土 那覇港 中城湾港 離島(平良港・石垣港) 離島 12 調 査 の 成 果 荷役・保管・陸上輸送等の各作業の問題点、コスト・採算面の問題点、 または、効果の拡大具合についての把握 または、効果の拡大具合 ての把握 問題点の解決策の効果検証をもとに、「定期船恒常運航」の実現に向 けた取組計画を策定 「定期船恒常運航」の実現。 13 実証実験に向けた今後の取り組み 港湾貨物取扱企業へのアンケ ト ヒアリング 港湾貨物取扱企業へのアンケート・ヒアリング 物流の実態確認 (アンケート・ヒアリング結果を集計) 実施 及び 説明会 船社・荷役会社等への ・定期船就航条件(貨物量・航路等) ・問題点確認 問題点確認 【ヒアリング等】 連絡会開催・・とりまとめ及び今後の計画を報告 連絡会開催 とりまとめ及び今後の計画を報告 1 定期船社会実験運航計画 (1)参加企業の公募と協議 (2)集荷、輸送手法の検討 (3)保管、荷役手法の検討 (4)海上輸送手法の検討 (5)費用負担の検討 (6)具体的実施要項の作成 上記踏まえ、「協議会」を開催。 定期船就航実験の実施 14
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