資料-3 中城湾港(新港地区) 定期船就航実証実験について 1 2 3 4 目次 中城湾港 港湾区域 新港地区整備 目的・経緯 新港地区概要 用地分譲状況 ○定期船就航に向けた実証実験 1 現状 2 目的 3 事業計画 4 実験航路概要 5 スペースチャータ方式 6 実績 7 取組状況 8(大都市圏)航路拡充 9 課題 10 関係機関との連携 11 関係機関の取組 12 その他の取組 1.中 城 湾 港 港 湾 区 域 うるま市 沖縄市 北中城村 新港地区 中城村 西原町 与那原町 南城市 港湾区域 3市2町2村 約24,000ha 1 2.新港地区整備 目的・経緯 ◆目的 新港地区は、本県における物資の円滑な流通を確保するため、流通拠点として 整備するとともに、産業の振興、雇用機会の創出、産業構造並びに県土の均衡 ある発展に資するための工業用地の整備等、流通機能、生産機能を合わせ持っ た流通加工港湾の構築を目的としている。 ◆経緯 1 昭和49年 2 昭和55年 3 昭和56年 4 昭和58年 5 昭和59年 6 平成2年 7 平成4年 8 〃 9 平成6年 10 平成7年 11 〃 12 平成11年 13 平成15年 14 平成19年 重要港湾に指定 中城湾港開発基本計画を決定(県) 港湾計画に位置づけ・・事業着手 公有水面埋立免許及び承認(1次埋立分 180ha) 1次埋立分着工 港湾計画改定。 公有水面埋立免許及び承認。(2次埋立分 147ha) 2次埋立分着工。 1次埋立分竣工。 公有水面埋立免許及び承認。(3次埋立分 66ha) 3次埋立分着工。 特別自由貿易地域に指定。(122ha) 国土交通省よりリサイクルポートとして指定。 2次埋立分竣工。 現在、3次埋立分の岸壁(-11m)3バース及び(-12m)1バースは未整備。 2 3.新 港 地 区 概 要 -11m ・ -12m 岸壁 4バース(810m)【未完】 -5.5m ∼ -13m 岸壁 7バース(975m)【完】 -7.5m ・ -11m 岸壁 7バース(970m)【完】 3 4.用地分譲状況 ◆分譲状況(平成24年11月末時点) 国際物流拠点産業集積地域 (旧特別自由貿易地域) 分譲面積 192.3ha (102.6+89.7) ○特別自由貿易地域(FTZ)・・ 89.7ha 利用面積(利用率) 23.2ha (25.9%) 立地企業数 46社 ○一般工業用地・・・・・・ 102.6ha 分譲済面積(分譲率) 99.3ha (96.8%) 立地企業数 117社 一般工業用 地 計 分譲利用面積 122.5ha(63.7%) 立地企業数 163社 4 定期船就航に向けた 実証実験 5 1. 現 状 1・定期航路がなく航路サービスが不十分である 2・中部圏域の貨物の多くが、那覇港からの搬出入 那覇港からの搬出入のデメリット ①物流コストが割高 ②陸上輸送時間が掛かる ③輸送計画が立てづらい 6 2. 目 的 定期線就航 実証実験 実施 関係機関連携 問題点の把握・解決策の実施 事業目的 一般貨物の集荷 定期船就航(東京・大阪・福岡・鹿児島・先島 ) 最終目的 企業誘致の促進 取扱貨物量の増大 流通加工港湾の構築 外国貿易の定期航路 (東ふ頭供用) 東海岸地域の活性化 7 3. 事業計画 事業期間 : 平成22年度∼平成26年度 平成22年度 潜在貨物量 把握 平成23年度 「鹿児島航路」実証実験開始 平成24年度 「鹿児島航路」継続 大都市圏航路 平成25年度 検討・実施 「大都市圏航路」継続 先島航路の検討 平成26年度 「先島航路」 実証実験 8 4. 実験航路概要 実験航路 志布志港(金)→鹿児島港(土)→那覇港(月)→新港地区(月)→志布志港 中城湾港(新港地区)に週1回寄港 鹿児島港 (谷山地区) 志布志港 7h 30h 那覇港 30h 中城湾港 (新港地区) 4h 実験船 一般貨物船 支援金支払方法 499型 1600ton積 スペースチャータ方式 9 5. スペースチャータ方式(支援金支払方法) ○船会社との協議内容(船会社に対する支援金の考え方) 1.鹿児島・那覇港間の既存定期を新港地区経由で実施 2.積載容量(1600ton積)の半分をチャーターし新港地区に寄港 (残り半分は、通常の定期船として那覇港へ寄港) 3.那覇港・新港地区へ寄港する経費の半分を支援金の上限とする。 (経費:損料・燃料費・人件費・寄港料等) 4.新港地区での取扱貨物運搬費は荷主負担のため、上限額から荷主負担額を差 し引いた額に対して支援金を支払う 5.採算ベースは1寄港当たり移出・移入貨物量で750ton以上 那 覇 港 行き 新 港 地 区 行き 10 6.実 績 平成23年度実績(寄港回数18回) 実績986ton (実績前の4.3倍) 平成24年度(2月末時点)実績(寄港回数46回) 実績1,396ton(実績前の6.1倍) 直近3ヶ月(12・1・2月)の実績(寄港回数12回) 実績1,940ton(実績前の8.5倍) ○初入港(平成23年11月21日)∼ 平成25年2月25日 寄港回数 64回 取扱貨物量 約20,600ton 1航海平均 約320ton 5.7倍 ○実験前の不定期での取扱貨物量 1ヶ月 平均約226ton 実験後(定期)の取扱貨物量 1ヶ月 平均約1,289ton 5.7倍増(定期化の効果) 11 7.取 組 状 況 ○移出入貨物を扱っている企業に対し ・実験船利用の協力依頼 ・輸送コストの対する支援策の検討 ・移出貨物の創出(久米島の飲料水・鉄筋等) ○大都市圏(東京・大阪・福岡)への航路拡充 ・鹿児島港・志布志港 トランシップ(積み替え輸送) 12 8.(大都市圏)航路拡充 航路拡充の可能性のある2パターン(トランシップ案・延伸案)を検討 1・志布志港(鹿児島港)からのトランシップにより大都市圏へ移出入 大阪貨物 3月より志布志港からの大阪港への貨物移出を開始 3月4日 建築資材 1コンテナ(12ft) 飲料水 3コンテナ(12ft) 3月18日 建築資材 1コンテナ(12ft) 13 9.課 題 (貨物量増加に向け) ① これまで構築された 物流ネットワークの変更ができるのか ② 定期航路化が本当に実現できるかという 荷主の不安を払拭できるか ③ 移出貨物において 那覇港発本土向けの輸送コストより 新港地区の輸送コストの低減が図れるか ④ 荷主企業との信頼関係を築くことができるのか 14 10.関係機関との連携 沖縄市、うるま市、県の3者は、定期船の就航に向けた協力体制を 構築し、協同で貨物量増加に向けた取り組みを推進している。 うるま市 沖縄市 新たな物流ネットワークの構築 ・実験船で利用するコンテナの購入 ・陸上輸送費の補助 15 11.関係機関の取組 沖縄市 事業者のコンテナ購入に対する補助及び運送費・荷役費のための事業を実施 している。輸送費・荷役費の補助事業については10月1日からスタート。 ○コンテナ購入 12ftコンテナ 80本(購入済) 10ftコンテナ 20本( 〃 ) 20ftハーフコンテナ 15本( 〃 ) 20ftコンテナ 60本(補正予算要望中) ○運送費:約2/3の補助(実験船利用貨物限定) ○荷役費:約2/3の補助( 〃 ) うるま市 新港地区において、物流の集荷を強化し、新たな物流ネットワークを構築す るための、コーディネート事業(中城湾港新港地区物流促進事業)を実施。 16 12.その他の取組 新港地区の貨物量増加に向け、実証実験と並行して新たな取組に着手。 ①荷役機械の導入・・トラッククレーン(130t吊) ・荷役作業の効率化 ・多種貨物への荷役対応 ・コスト縮減 ②上屋整備・・1棟増設 ・貨物量増加に対応 17
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