5月22日(木) [150KB] - 大分県

公 安 委 員 会 定 例 会 議 の 概 要
開催月日:平成26年5月22日(木)
出 席 者
○公安委員会
髙橋委員長、小山委員、石田委員
○県警察
警察本部長、警務部長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、
情報通信部長、首席監察官、警察学校長、警務部参事官、総務課長
交通企画課長、運転免許課長、運転免許課聴聞官、公安委員会補佐室長
大分県公安委員会定例会議における協議事項、大分県警察からの報告事項等
は次のとおりであり、それぞれの事項について審議を行いました。
協
○
議
事
項
警察署協議会委員に対する退任時表彰について
警察本部から、大分県公安委員会表彰規程に基づき、5月 31 日付けで退
任する警察署協議会委員3名に対する表彰推薦について説明がなされ、協議
の結果、授賞することを決定した。
○
警察署協議会委員の委嘱について
警察本部から、警察法第 53 条の2第3項に基づき、平成 25 年6月1日に
委嘱した大分中央警察署等4警察署協議会委員4名の退任に伴い、新たに推
薦を受けた新規候補者4名について説明がなされ、協議の結果、各候補者の
委嘱を決定した。
○
道路交通法の一部を改正する法律の一部施行に伴う大分県道路交通法施行
細則の一部改正について
警察本部から、平成 26 年6月1日に道路交通法の一部を改正する法律等
が施行されることに伴い、一定の病気等に係る運転者対策の推進を図るため
及び原子力災害の発生又は拡大の防止を図るための緊急自動車の指定に関す
る規程を整備するため大分県道路交通法施行細則の一部を改正することにつ
-1 -
いて説明がなされ、協議の結果、原案のとおり、同細則を一部改正する内容
を決定した。
○
公安委員会の権限に属する事務等の専決について
警察本部から、平成 26 年6月1日に道路交通法の一部を改正する法律が
施行されることに伴い、新たに生じる公安委員会の権限に属する事務の専決
事項を定めることについて説明がなされ、協議の結果、原案のとおり、事務
の専決事項を決定した。
委員より、「一定の病気等に係る運転者対策について、その取扱いに当た
っては、特に、運転者の人権尊重及びプライバシーの確保に十分配意し、適
正な法の適用に努める必要がある。また、医師への周知はどのようにしてい
るのか。
」旨の発言があり、警察本部から、「今回、公安委員会に対し、医師
による免許証所持者に係る診察結果の任意の届出及び医師から受診者に係る
運転免許保有の有無の照会ができることになったことから、その対応に誤り
のないよう、プライバシー保護の観点からも警察本部運転免許課を対応の窓
口として一本化することとしているほか、専用の電話回線(通称ドクターラ
イン)を設置することとしている。また、医師へは、大分県医師会長から各
郡市医師会長宛てに文書を発出し、今回の改正の内容等について周知を図っ
ている。
」旨説明がなされた。
○
大分県公安委員会事務決裁規則の一部改正について
警察本部から、平成 26 年6月1日に道路交通法の一部を改正する法律が
施行されることに伴い、公安委員会の権限に属する新たな事務が生じ、大分
県公安委員会事務決裁規則に規定された道路交通法に関する事務の項ずれが
生じることから、同規則を改正することについて説明がなされ、協議の結果、
原案のとおり、同規則を一部改正する内容を決定した。
○
運転免許の行政処分について
警察本部から、運転免許の取消しに係る意見聴取事案等について、各事案
の説明がなされ、協議の結果、原案のとおり取消処分等を決定した。
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報
○
告
事
項
平成26年度警察官A(大学卒業程度)採用試験の受験状況等について
警察本部から、平成 26 年度警察官A(大学卒業程度)採用試験の受験状
況等に関し、男性一般の公募数 54 人に対し受験者数が 249 人(受験倍率 4.6
倍で昨年比マイナス 2.8 倍)、女性一般の公募数5人に対し受験者数が 58 人
(受験倍率 11.6 倍で同比プラス 0.3 倍)であること及び第2次試験の日程等
について報告がなされた。
委員より、「経済情勢が上向きで、民間の採用活動も活発化してきたこと
から、少子化と相まって厳しい採用情勢になるが、戦略的な取組による募集
活動を実施し、優秀な人材を確保していただきたい。また、第2次試験にお
いては、受験者の資質の見極めを確実に行い、優秀な人材を確保する必要が
ある。
」旨の発言がなされた。
○
警察職員の職務執行に対する苦情の受理・処理結果について(4月)
警察本部から、4月末における警察職員の職務執行に対する苦情の受理・
処理結果について報告がなされた。
○
4月中「ベスト交番・PC・地域警ら賞」の授賞について
警察本部から、交番、自動車警ら及び地域警らの各部門において、平成 26
年4月中の活動実績が優秀であった、大分東警察署鶴崎駅前交番に「ベスト
交番賞」を、大分東警察署自動車警ら班に「ベストPC賞」を、玖珠警察署
地域警らに「ベスト地域警ら賞」を、それぞれ授賞することについて報告が
なされた。
○
インターネットバンキングに係る不正送金事犯の現状について
警察本部から、インターネットバンキングに係る不正送金事案に関し、
平成 25 年の全国における認知件数は、1,315 件(前年比+ 1,241 件)
、被害
金額は約 14 億 600 万円(前年比+約 14 億 1,000 万円)
、大分県における認
知件数は、5件(前年比+5件)
、被害金額は 159 万円(前年比+ 159 万円)
であり、激増していること、本年も昨年以上に厳しい状況下にあること、
これら犯罪の犯行手段及び対策等について報告がなされた。
委員より、「新手の犯罪が次々に発生するとともに、その犯行手口が、益
々、巧妙・高度化していく中、犯罪捜査には多くの困難や障害を伴うと思う
-3 -
が、関係機関と連携し、事件検挙と未然防止の両方の観点からあらゆる対策
を講じ成果を上げていただきたい。また、外国人留学生や研修生による銀行
口座の売却が犯罪の手段となる点は、対策が必要であろう。」旨の発言がな
された。
○
平成26年度大分県警察前期総合警備訓練の実施について
警察本部から、5月 23 日(金)、大分県警察学校において、大分県警察
警備部隊の治安警備実施能力及び災害警備実施能力の向上を目的に実施す
る総合警備訓練の内容について報告がなされた。
○
大規模震災を想定した警察本部の代替施設移転・立上訓練等の実施につい
て
警察本部から、5月 29 日(木)、大分県運転免許センターにおいて、大
規模災害時における災害警備実施態勢の確立を目的に実施する警察本部の
代替施設移転・立上訓練等の内容について報告がなされた。
委員より、「今回は、警察本部の代替施設移転・立上訓練及び 110 番迂回
措置訓練を実施するとのことであるが、有事に備えたより実戦的な訓練であ
り評価したい。本訓練結果を検証のうえ、課題等を抽出し、より良い対策に
繋げていくことを期待する。また、県の代替施設設置や広域的な応援受入れ
と連動した形での訓練も必要となってくるであろう。」旨の発言がなされた。
○
OpenSSL(暗号通信)における脆弱性について
情報通信部から、暗号化技術によって通信の安全を確保する規格の一つ
であるSSLの規格に基づく暗号化通信ソフトウェアであるOpenSS
Lの脆弱性及び対策例などについて報告がなされた。
公
○
安
委
員
会
活
動
剣道指導のためフランス共和国に派遣された警察官との意見交換会を実施
5月22日(木)、公安委員3名出席のうえ、フランス共和国に剣道指導に
派遣された警察官からフランス共和国での活動内容等について報告を受ける
とともに、意見交換会を実施した。
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