資料 6 機密性○ 地域におけるエネルギー供給拠点の維持に関する事例① ○福島県昭和村は会津地方の南西部に位置する中山間地域であり、現在、人口約1,312人、主な産業が農 業の地域。 ○昭和村には従前、3つのサービスステーション(SS)が立地していたが、約10年前に1箇所、平成24年には 1箇所のSSが灯油配送のみに事業を縮小、平成25年に完全閉鎖し、現在、村内にはJAが運営する1箇所 のみ。 ○閉鎖を検討していたJA会津みどりに対し、平成22年3月に存続を求める住民の要望書(署名人数1,114 人/1,500人、当時)が提出されたことから、JA会津みどりと昭和村役場で存続に向けた協議を開始。 ○東北農政局からのアドバイスを受けつつ、協議の結果、翌年JA会津みどりはSSを移転し存続を決め、村役 場はこれに対し、建設助成を行うとともに、地域住民に対して住民放送(村役場から各世帯への一斉連絡)等 でSSの利用を呼びかけ。村民も積極的に当SSを利用。 福島県昭和村の例 A事業者 昭和村役場 約10年前に閉鎖 村役場は、JAと存 続に向けた協議を 行い、関係者との 調整、財政支援を 実施 JA JASS 従前より、厳しい 経営状況のため 閉鎖を検討 B事業者 ※その後、B事業者 は平成24年に事業 を縮小し、平成25 年に完全閉鎖 昭和村の全住民 の7割強の1,11 4人がSSの存続 要望を昭和村役 場に提出 移転・新設し、SSを継続 昭和村役場 ・建設助成 ・地域住民に対し て利用の呼びかけ 地域におけるエネルギー供給拠点の維持に関する事例② 資料 6 機密性○ ○福井県池田町には系列が異なる4事業者が存在。限られた需要から個々の経営は良好ではなかった。 ○福井池田町農業協同組合(JA池田)は一旦SSを閉鎖したが、地域の要請によりSS事業を継続していくため、 池田町内の系列が異なる3者(A事業者、B事業者、C事業者)に呼びかけ、JA池田を含む他の2者と共同で 新会社を設立(株式会社グリーンいけだ(JA池田が筆頭株主))し、A及びB事業者のSSの運営を継続。 ○新会社を設立しSSを運営することでJAは地域組合員への利便性を確保するとともに、統合による経営合理 化等により、安定的な運営が可能に。 福井県池田町の例 A事業者SS JA B事業者SS 系列の異なる 4者が存在、 個々の経営は 良くない状況 C事業者SS JAも出資し、A社及びB 社に統合の呼び掛け ・JAは組合員に対し供給拠点の確保 ・A及びB事業者も新会社で経営参画 ・効率化を図ることで運営が安定 JAが筆頭株主の新会社を設立・SS運営 A事業者SS B事業者SS JAの組合員に 対する地域住民 からの供給不安 解消 JASS 閉鎖 株式会社グリーンいけだ 平成25年に閉鎖 経営が厳しかったA社及びB社の スタンド2箇所を新会社で運営 ※C事業者は引き続き事業を継続
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