経済調査部発行『ブラジル週間経済レポート』 - Bradesco Corporate

経済調査部発行『ブラジル週間経済レポート』
１．海外市場動向
２００５年１月１７日
○ 米：貿易赤字は過去最高を記録／財政赤字は前年比改善
○ 欧州：欧州中銀は基準金利を据置
○ 中国：2004 年の貿易黒字は 320 億㌦
○ 米：貿易赤字は過去最高を記録／財政赤字は前年比改善
・ 11 時点での米国貿易収支は 605 億㌦の赤字（市場予想は 540 億
㌦）と過去最悪。高騰する石油の輸入が大きな要因
・一方、税収の改善（前年比 15.5%増加）と、歳出抑制（同 7.3%）
により、財政収支は前年（176 億㌦の赤字）と比べて大幅に改善、
34.4 億㌦の赤字に留まる。
・ブッシュ大統領は、先週のプレスコンファレンスにて、貿易赤字の
削減と財政改善を明言。
○ 欧州：欧集中銀は基準金利（年 2.0%）を据置
・石油価格の落ち着きによるインフレ懸念の払拭によるもの。
・また、昨今のユーロ高（ドル安）は歓迎できないとのコメントも。
○ 中国：2004 年の貿易黒字は 320 億㌦
・輸出 5,934 億㌦（前年比 35.3%増加）、輸入 5,614 億㌦（同 36%増
加）。1998 年以降において貿易黒字は最高。（以下グラフ御参
照）
・欧州中銀のチーフエコノミスト Otmar Issing 氏が公演の中で、アジ
ア、特に中国の動向が今後の欧州経済の鍵を握る、との発言。
・中国、及び米国経済の動向が 2005 年世界経済を見る上で大きなポ
イント。
弊行はこのレポートを作成するにあたり、最大限に注意を払っておりますが。これに基いた経営判断をお客様がおとりに
なられた場合の責任は一切負いかねます。本レポートは、必ずしも弊行としての正式見解ではありません。従って、弊行
はこれに基づく金融商品の提案をするものではありません。
Apesar do máximo cuidado em sua elaboração , o Bradesco não se responsabiliza pela utilização das opiniões e dados
deste boletim na execução de operações comerciais. As opiniões contidas neste trabalho não refletem necessariamente a
posição oficial do Bradesco, não representando proposta de negócio.
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２００５年１月１７日
２．ブラジル動向
○ Selic 政策金利は１月も 0.5%利上げ（17.75%→18.25%）か
○ Selic 金利は 1 月も 0.5%利上げか
・レアル高
・インフレ懸念あり。
→2005 年のインフレ予測は 5.1%の目標値に対して 5.67%
→12 月月間インフレは先月の 0.69%に対して 0.86%（以下グラフ御
参照）
○ この懸念が続く限り、2 月 Copom においても、0.25%程度の金利引上
げが見込まれる。
弊行はこのレポートを作成するにあたり、最大限に注意を払っておりますが。これに基いた経営判断をお客様がおとりに
なられた場合の責任は一切負いかねます。本レポートは、必ずしも弊行としての正式見解ではありません。従って、弊行
はこれに基づく金融商品の提案をするものではありません。
Apesar do máximo cuidado em sua elaboração , o Bradesco não se responsabiliza pela utilização das opiniões e dados
deste boletim na execução de operações comerciais. As opiniões contidas neste trabalho não refletem necessariamente a
posição oficial do Bradesco, não representando proposta de negócio.
経済調査部発行『ブラジル週間経済レポート』
２００５年１月１７日
＜主要経済指標＞
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
0,13
0,79
4,36
1,31
1,93
(0,20)
5,00
3,60
3,5
ＧＤＰ（１０億レアル）
914,20
973,80
1.101,30
1.198,70
1.346,00
1.514,90
1.747,80
1.965,90
2154,7
ＧＤＰ（１０億ドル）
787,90
536,60
602,20
509,80
459,40
498,40
595,80
637,60
747,3
人口（百万人）
165,70
167,90
170,10
172,40
174,60
176,90
179,10
181,40
183,7
経済成長率（％）
工業生産指数
失業率
2006
(2,03)
(0,65)
6,64
1,58
2,30
0,30
7,50
5,70
5,5
8,35
8,26
7,85
6,83
11,70
12,30
11,30
9,80
9,3
5,2
1,66
8,94
5,97
7,70
12,50
9,30
7,60
5,60
ＩＰＣ（サンパウロ大学）
(1,79)
8,64
4,38
7,10
9,90
8,20
6,60
5,40
5
ＩＧＰ（ＦＧＶ－研究機関）
1,79
20,10
9,96
10,40
25,30
8,70
12,40
6,60
5,8
セリック金利（年末）
31,80
19,00
15,80
19,00
25,00
16,50
17,75
15,50
13,3
セリック金利（最近１２ヶ月）
29,30
26,00
17,60
17,60
19,50
23,00
16,40
17,60
14,3
実質セリック金利（最近１２ヶ月）
27,20
15,70
10,90
9,20
6,20
12,60
8,30
11,30
8,7
貿易収支
(6,60)
(1,30)
(0,70)
2,60
13,10
24,80
33,30
27,50
25,38
輸出額（１０億ドル）
51,10
48,00
55,10
58,20
60,40
73,10
96,10
99,50
107,97
輸入額（１０億ドル）
57,70
49,30
55,80
55,60
47,20
48,30
62,80
72,00
82,59
経常収支赤字（１０億ドル）
33,45
25,39
24,67
23,22
7,80
(4,05)
(11,52)
(4,38)
-0,66
海外からの直接投資
28,00
29,00
32,80
22,60
16,60
10,10
13,20
14,00
15,9
1,21
1,80
1,95
2,31
3,53
2,90
2,65
2,85
2,92
ＩＰＣＡ（ＩＧＢＥ）
為替（年末金利）
為替（年間平均）
1,16
1,82
1,83
2,35
2,93
3,08
2,93
2,80
2,88
プライマリー収支
0,10
31,10
38,20
43,70
52,40
66,20
79,50
80,80
87,8
弊行はこのレポートを作成するにあたり、最大限に注意を払っておりますが。これに基いた経営判断をお客様がおとりに
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