IME 経営セミナー 2012 年 4 月 27 日 中小企業の生き残り作戦! 定期経営セミナー開催要領 • 場所 大田区産業プラザ(Pio) 蒲田 • 日時 5/25(金) , 6/22(金), 7/20(金) 18:30から2時間程度 • テーマ 原価マネジメント(2) 加工費のコストダウン IME定期セミナー – 企業経営関連のテーマを時期と希望により選定する • 集客 2012年4月27日(金)18:30~ – お仲間の勧誘など、ご協力をお願いしたい 株式会社IMEコンサルティング 代表取締役 立居場誠治 企業が生き残るには? 原価企画のステップ (1)原価の比較 (0)原価資料作成 コストテーブル 売価の決定 ・材料単価マスター ・加工費レート より多くの 利益を あげなければ ならない! 利益を増やす[2+1]の方向性 売上を増やす 営業外&特別 収益を増やす (現状) 営業外利益 特別利益 利益 利益 利益 一般 管理費 ギャップ分析 NG 一般 管理費 一般 管理費 見積原価計算 見積(成行)材料費 部門別見積加工費 の計算 部門別 目標材料費の設定 目標加工費の設定 コストを下げる 利益 目標利益率 目標原価の設定 一般 管理費 OK 原価決定 (2)原価改善 販売費 改善余地分析 販売費 材料費 労務費 経費 材料費 労務費 経費 材料費 労務費 経費 ・ポートフォリオ分析 ・材料費ロス分析 ・労務費ロス分析 ・経費ロス分析 材料費 労務費 経費 材料単価改善 材料使用量改善 加工費の 部門別改善計画 部門別労務費改善 経費節減改善 目標原価決定 何もしなかったら、自然に「売上は下がる」&「コストは高くなる」 → 利益は減る! (3)原価管理 売上総利益 (粗利) 販売費 一般 管理費 営業利益 (本業の利益) (限界利益率) 改善案 1 売上高 ② 見積(成行)原価 ③ギャップ 数量・工数 単価・レート 見積原価 (改善金額) 期待効果 売上原価 改善内容 - - 609,996 9,996 製造原価 製品 6,480 30 194,400 1,400 不良低減 材料 在庫高 仕掛品 材料費 経費 労務費 2,880 120 345,600 7,600 不良低減 在庫高 5,833 12 69,996 996 不良低減 高 0 0 ↑ Ⓐ 0 0 売 販売促進 - - 2,564,750 71,000 上 975 2,000 1,950,000 40,000 レイアウト改善 15工数 総 15% 利 (35%) 275 1,750 481,250 17,500 干渉ロス低減 5工数 益 Ⓓ Ⓑ 89 1,500 133,500 13,500 非稼働時間の低減 8工数 率 加工費改善 材料費改善 ↓ 0 0 低 Ⓒ 戦略見直し 0 0 50% 低← →高 - - 3,174,746 80,996 付加価値率 売上総利益率(粗利率)=売上総利益(粗利)/売上高 (%) 付加価値率=(売上高-材料費-購入部品費-外注費)/売上高 (%) ①<②=赤字 ギャップは、材料費9,996円、加工費71,000円 労務費ロスの種類 材料費のロスの種類 • 労務費のロスには、賃率のロスと時間消費のロスがある。 • 購買においては、価格ロスを問題にすることが多い 様だが、購入量を抑えることができれば、価格を下げ るのと同様にコストダウン効果が得られる。 理想原価 = 実際原価 - (賃率ロス+消費量ロス) ↑①賃率ロス ⑥ ↑作業者責任時間ロスⓅ ⑤ ↑管理者責任時間ロスⓅ 理想原価 ④ ↑主作業改善余地Ⓜ ④ ↑在庫管理ロス ③ ↑生産ロス ② ↑技術歩留ロス 理想原価 単価 (賃率) ③ 運搬改善余地Ⓜ ↑段取・ ↑①価格ロス ② 工程設計ロス ↑操業度・ 理想原価 = 実際原価 - (価格ロス+消費量ロス) 単価 (価格) 生産計画 生産活動 ポートフォリオ分析によるアプローチ 改善目標検討シート ① 材料名/原価部門 目標原価 材料費 600,000 1 原料カレット 193,000 2 着色剤 338,000 3 その他 69,000 4 - 5 - 加工費 2,493,750 1 一係 1,910,000 2 二係 463,750 3 三係 120,000 4 - 5 - 合計 3,093,750 材料費の改善計画 販売費 販売費 消費量 消費量 www.ime net.com 1 © Seiji Tateiba 2012 Tokyo JP IME 経営セミナー 2012 年 4 月 27 日 加工費コストダウン方法 生産性改善の考え方 ①賃率差異 製造方法(メソッド)と実施効率(パフォーマンス) – 残業規制 – 人員構成の見直し、派遣・パート化 • 生産性は、製造方法(メソッドⓂ)と • 実施効率(パフォーマンスⓅ)の2つの要素で左右さ れる ②操業度、工程設計ロス • 操業計画/工程設計 • フレキシブル生産システム構築 – 機動要員による応援体制 – 機械化・自動化 – リードタイム短縮、在庫低減 製造方法のロス(メソッド ロス) 実施効率のロス(パフォーマンス ロス) 5S活動の概念 管理システム 作業手順を守らない 機械設備、治工具、レイアウト、 やる気がない、 モラルが低い、 作業手順、作業方法そのもの 慣れていない、 無駄話、 離席、 などの良し悪しが原因で発生 動作の有効性、 動きの遅さ、 するロス 故障、 材料切れ、 長い会議 等の原因により発生するロス Ⅰ 整理 不要物を捨て、有用物 をまとめることで、物品、 時間、スペースのムダ を減らす。 Ⅱ 整頓 何が、どこに、いくつあ るか、現物と情報を明 確にし、物品の過不足 と時間節約を図る。 目で見る管理 (工程管理・在庫管理) 標準化 Ⅴ躾 ルールを守る、モラルを 高める躾により、自主 性を高め、定着を図る。 現場改善 生産性向上 教育・指導 作業管理 実施効率管理 標準化 Ⅳ 清潔 職場、設備、服装を清 潔に整えることで、故障、 異常、安全衛生異常な どに気付く土壌作り。 5S (生産の基盤) Ⅲ 清掃 ゴミ、よごれなどを取り 去ることで、状態・状況 の変化を見つけやすく する。 設備保全管理 安全衛生管理 分析と改善の手順 主作業 段取・運搬 作業ロス ・段取作業分析 ・運搬工程分析 ・導線図、流れ線図 ・標準作業無視 ・作業ペース ・微小な作業中断 ・作業者責任の不良 非稼動時間 作業ロス 管理ロス 改善の検討の原則と改善の4原則 • 分析手法で、分けて数字にした作業の1つ1つ に対し改善案を考える ① 改善検討の原則 (5W1H) what : 目的は何なのか? where: どこで行うべきなのか? when : いつ行うものなのか? who : 誰が行うべきなのか? how : どのようして行うものか? ・作業分担、配置 ・計画、指示、管理 ・作業指導監督 最初に 1.排除(E) を考える 次に 2.結合(C)、 3.入替え(R) 最後に 4.簡素化(S) 作業者責任のロス • 作業者が 直接作業に従事している時間と • 標準工数(標準時間)の差 • (標準の作業速度より遅いことによるロス) 就業工数 標準工数 1.排除 :E(Eliminate) やめられないか 2.結合 :C(Combine) 一緒に出来ないか 3.入替え:R(Rearrange) 他でやれないか 4.簡素化:S(Simplify) 簡素にできないか why? 管理者責任のロス (稼働ロス) 生産工数 ② 改善の4原則 (ECRS) whyなぜ?を4W1Hにかける 実施効率の改善 デストリビューション 稼 動 分 析 ・作業工程分析 ・連合作業分析 ・編成分析 ・動作分析 作業方法の改善 稼動時間 管理ロス 作業ロス • 作業者が直接作業に従事できない時間 就業工数 – 工場長責任 生産工数 • 天災 除雪 会社行事 研修 標準工数 管理ロス 作業ロス – 課長責任 (1) 標準作業方法の無視によるロス (2)作業ペースのロス (3) 微少な作業中断による (4) 作業者責任の不良によるロス • 朝礼 体操 会議打合せ 試験試作 – 係長・班長責任 • 故障 点検 清掃 製品片付 手待ち 指示待ち 材料待ち • 0には、ならないが、減らす努力をする 上記の作業時間は ロス時間だが、作業者の責任ではない 稼働ロスは、それぞれの項目に掛かった時間値を足し合せて求 める → 日報記入など www.ime net.com 作業者責任のロス時間は、作業者の 意志・要領で コントロールで きる 時間である 2 © Seiji Tateiba 2012 Tokyo JP
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