タウントピックス - 安来市

会場前の吉田川。上流部はさらにホタルの数も増加
川面を照らす幽玄な光
環境展示パネルに見入る来場者
ホタルをバロメーターに河川環境保護に取り組
む吉田地区の恒例行事「吉田ほたる祭り」が 6 月
中旬に行われ、大勢の人がホタルを眺めに吉田地
区を訪れました。
ホタルの舞い飛ぶ環境のまちづくりを目指して
始まったこのイベントも今年で 14 回目。今では松
江や米子など近隣市町にも名が通っており、毎年
遠方からの来場者も。数日にわたる祭り期間中の
中日(今年は 13 日)には、吉田交流センターで環
境パネルの展示やテント村も出店されました。
日没後はいよいよホタル見学の時間。明るい会
場の横にあってもなお舞い飛ぶたくさんのホタル
の光に、来場者から「いいところだ
ね」という声が聞かれました。
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子どもも一緒になって作業を行った島田小学校
あんなこと、
こんなこと
地域の話題をお寄せください
秘書課(TEL23‐3010)
大塚交流センター。
地面堀りはけっこう重労働
芝生化の波広がる
島田小学校校庭、島田幼稚園園庭、大塚交流セ
ンター庭、大塚保育所園庭を芝生化するための作
業が 6 月 14 日を中心に行われ、児童や保護者、地
域住民らが植え付け作業に汗を流しました。
ケガが減る・夏場の温度が下がるなどの理由か
ら、校庭の芝生化に取り組む学校はここ数年増加
中。市内でも既に平成 19 年に社日小学校が芝生化
を行って、J リーグ選手によるサッカー教室など
も開催されています。芝生化の作業は地面を掘り、
苗を植えるというもの。好天となっ
たこの日、作業に参加した人は、緑 大塚保育所の子どもたちのために汗を流す保護者
のじゅうたんを夢見ながら、黙々と
体を動かしていました。
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倍賞千恵子コンサート
6 月 26 日、宝くじ文化公演「倍賞千恵子コン
サートⅡ」が行われ、会場を埋め尽くした観客を
やさしい歌声と演奏が魅了しました。
倍賞さんは昭和 36 年女優としてデビュー。翌
37 年には「下町の太陽」で歌手デビューし、レ
コード大賞新人賞を受賞し、以降歌手・俳優両分
野で活躍。現在も映画等に出演しながらコンサー
トも続けています。歌声とともに会場を魅了した
伴奏は、NHK の番組などへ多くの曲を送りだし
てきた作曲家の小六禮次郎さん。小六さんと倍賞
さんはご夫婦で、歌と演奏も息ぴったり。次々と
流れる表情豊かなメロディーと華麗なトークが、
聴衆を釘づけにしていました。
消防団員、技術を競う
消火の基本技術を競う安来市消防操法大会が 6 月
14 日に荒島小学校校庭を会場に行われ、安来市消防
団の各分団が日ごろ鍛えた技術を競いました。
この大会は県大会への出場をかけた市の予選にも
なっており、各分団の名誉もかけた競技に選手の顔
は真剣そのもの。折からの好天に気温もあがり、砂
ぼこりの立つ校庭を走る選手たちの顔には大粒の汗
が流れていました。県大会は8月9日(会場は大田
市)
。安来市代表の活躍に期待しています。
【成績】●小型ポンプの部①山佐分団 3 班②井尻分
団③比田分団 3 班●自動車ポンプの部①母里分団 2
班②広瀬分団 1 班③能義分団 1 部 1 班
プロの演奏、広中生魅了
6 月 18 日、海上自衛隊呉音楽隊が広瀬中学校体
育館で演奏会を行い、広瀬中生徒と地域住民がプ
ロの奏でる吹奏楽を満喫しました。
呉音楽隊は広島県呉市の呉地方総監部に所属
し、国の式典や海外訪問での演奏はもちろん、中
国地方をはじめ各地の学校などを訪問し、演奏や
吹奏楽の指導などを行っています。市内でも過去
に安来第三中学校を訪問しており、広瀬中も今回
で 2 回目。演奏会ではクラシックやジャズの名曲
が次々披露され、聴衆の生徒らを魅了。演奏会の
終りには広瀬中吹奏楽部と合同で「星条旗よ永遠
なれ」が演奏され、盛大な拍手が送
られていました。
△音楽隊と広瀬中吹奏楽部の合同演奏の様子
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金屋子農道全線開通
広瀬町の木呂畑地区を経由し西比田と西谷を
つなぐ県営一般農道の金屋子農道が全線開 通
し、6 月 14 日地元住民や関係者が出席し開通式
が行われ、長年の悲願達成を祝いました。
金屋子農道沿線は山間の農業地帯。しかし、
この区間は道幅が極端に狭く、大型車の通行は
もちろん、車同士のすれ違いも困難な場所。工
事は昭和 62 年に開始され、22 年の歳月と約 20
億円をかけて、総延長 8 キロが整備されたもの
で、農道の完成により産業振興や生活の利便性
向上が図られることはもちろん、清水流れる渓
流や金屋子神社など、地域資源を生かした地域
おこしの推進も期待されます。
戦没者追悼式開催
先の大戦で失われた尊い命の冥福と、世界恒久平
和の実現を祈念する安来市戦没者追悼式が6月 30
日、安来市民会館で行われました。
戦後64 年目を迎える今年の追悼式には、遺族ら約
200 人が参列。式典では黙祷や献花の後、遺族代表
らがあいさつ。遺族代表の安部英子さん(広瀬)は、
「尊い犠牲のもとに今の平和があることを忘れては
いけない。戦争の恐ろしさ、悲惨さを永遠に語り継
ぎ、恒久平和を祈念したい」と追悼の言葉を述べま
した。参列者は遺族代表らの発する平和へのメッ
セージを胸に、悲惨な戦争を再び繰り返すことのな
いよう誓いを新たにしました。
1 冊 1,000 円
問い合わせ先
十神交流センター
(TEL 23-0755)
社日交流センター
(TEL 23-2048)
改正版「安来港誌」発刊
陸と海の玄関口として発展した安来町。約 100
年、港を中心として、住民と行政が一体となりま
ちづくりを進めてきた歴史がつづられた「安来港
誌」が発行されています。今回、その改訂版が十
神・社日両交流センターを中心に組織された「安
来港誌」改訂編集委員会により発刊されました。
地域の歴史書とも言える安来港誌は、文語体で古
典漢字が多く使われており、改訂版は今の中高生
でも読解できるよう手直しされたものです。
当時の生活や行政の様子の分かる貴重な一冊。
皆さんも購読してみてはいかがで
しょうか。
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最年少で世界大会にチャレンジ
7月7日からチェコのリベレツで開催された知的障
害者の世界最高峰のスポーツ競技会「INAS−FI
Dグローバル競技大会」のバスケットボール競技に出
み か
場の決まった上吉田町の山田弥佳さん(松江養護学校
高等部3年)が、7月2日、市役所を訪れ、大会に向
けての抱負を語りました。
山田さんは日本人選手としては最年少の選出。ポジ
ションはガードで、スピードを生かしたプレーでチー
ムを引っ張ります。
「日本代表としての気持ちを忘れ
ず、一試合一試合を大切に戦いたい」と意気込みを語っ
た山田さん。大会では、熱戦の末、世界3位となった
日本チーム。山田さんの今後の活躍に注目です。
生涯スポーツを通し「健康で現役」を地域に育む
NPO法人さくら総合スポーツクラブ
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「生涯スポーツ社会」の実現に向け、今注目さ
れている「総合型地域スポーツクラブ」とは、地
域住民による自主的な運営が特徴で、多世代・多
種目・多志向3つの多様性を持ち、誰もが地域で
スポーツに親しめる新しいタイプのスポーツクラ
ブ。現在、安来市内では 3 地域で発足していま
す。
「NPO 法人さくら総合スポーツクラブ」はそ
のひとつで、県内最初の発足。平成 12 年に誕生
した「社日総合スポーツクラブ」を母体とし、平
ミリアン
スサン
成 17 年の韓国密陽市守山初等学校と社日小学校
との姉妹校縁組の締結や、平成 19 年の社日小学
校校庭芝生化事業等、スポーツ活動のほか学校地
域と密着した事業を展開してきました。中でも芝
生化は事業を担当した現理事の渡部良さんが、子
どもの体力低下等の現状と、芝生は転んでも怪我
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が少ない点に着目し、誰もが楽しく体を動かせる
環境づくりを地域で取り組もうと実施したもの。
渡部さんは「メリットは尽きないが、休み時間に
外で遊ぶ子どもが増えたことが一番」と喜び、そ
の後、芝生を生かしたさまざまなイベントも行わ
れるなど地域の活力も増し、県内外から視察等が
相次ぎ、芝生の「社日」として全国から脚光を浴
びています。
本年3月には、その活動が評価され島根県体育
協会表彰を受賞。理事長の藤原常義さんは「今ま
での活動が認められうれしい」と語り、
「スポー
ツ=競技にとらわれない本来の生涯スポーツを地
域に根ざしていきたい」と話します。
平成20年にNPO法
人格を取得して現在の
名称となり、安来市民
体育館等の指定管理者
として管理運営も行う
同クラブ。今後、ハー
ド・ソフト両面で誰も
が気軽に参加できる環
境整備を進めていくと
のことで、
「健康で現 ▲県体育協会表彰を受賞
役」をはぐくむ地域コ (写真は、藤原理事長)
ミュニティの役割にも
期待が高まります。