平成 25年度 篠崎中だより №13 平成26年1月8日 北九州市立篠崎中学校 校 長 藤澤 佳隆 新年、明けましておめでとうございます。 平成26年、2014年がスタートしました。昨年は、学習・生活 面・学校行事等、保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご支援を持ち まして、子どもたちも元気に学校生活を送ることができ、新しい年を 健やかに迎えることができました。厚く感謝申し上げます。ありがと うございました。昨年の世相を表した字は『輪』でした。私は日本的 な漢字であると思います。盆踊りの時に輪になるのは友好の印だと思 います。また、草食動物などは、外敵から円陣を組んで身を守ります。 スポーツなどでは、円陣を組んで皆で激励する、勝利を祈る。「輪」 というのは戦いの前触れでもあるとも考えるのかもしれません。その 中で、私たち教職員の立ち位置が難しいように思いますが、私は扇の 要のような立ち位置に立って「輪」で学校経営を推進していきたいと 考えています。さらには、「輪」と決まったのは、6年後の東京オリ ンピックの五輪の開催にちなんだものであり、日本の良さをPRし、 日本のチームワークの素晴らしさを感じました。これからはグローバル社会の中で、プレゼンテー ション力、コミュニケーション力が、大切であると強く感じました。篠崎中学校の生徒もグローバ ル人材として育ってほしいと思っています。 本年も気持ちを新たにし、将来子どもたちが金メダルのような大人になるよう、子どもの「心の 育ち」、 「学力」、 「体力」の課題に対応した学校教育の充実を目指すとともに、子どもの「学習意欲」 や「基本的な生活習慣」の課題に対して地域・家庭・学校が総がかりで取り組んでいきます。 そして、今後も、生徒、保護者、教職員、地域住民一人一人が満足感と達成感を実感できる教育 を、皆様とともに実現したいと考えています。そこで本校でも、生徒 と教師の信頼関係を基盤とし、①教育相談の日常化。②教職員の情報 交換を積極的に行い様々な課題解決に向けて努力する。③チーム篠崎 中として、組織的・計画的な教育活動を推進する。④一時間の授業を 大切にする。⑤これまで築いてきた学校、地域文化を守る。⑥生徒会 活動や部活動の充実。⑦本校の学習指導・生徒指導・進路指導等の教 育活動の成果と課題を検証し工夫・改善に努める。 その中で、 『学校支援地域本部事業』を、さらに充実させ、 「地域の 底力」に期待しています。そして、この篠崎中学校の落ち着いた教育環境を十分に生かし、子ども たちに、一日一日を大切に過ごす生き方を伝えられればと思います。それには、我々大人が、子ど もたちに夢を語り、目標に向かって、『志』を持って日々積み重ねる姿を見せたいものです。最後 に、我々教師は、これからの時代を担う子どもたちの将来を背中に背負っているという気概を持つ とともに、その責任には大きなものがあると感じています。本年も、保護者、地域の皆様方のご支 援、ご協力よろしくお願い申し上げます。 校 長 藤澤 佳隆 ☆ 新人戦市内大会結果 ○ バレーボール部(女子)新人市内大会 優勝(3連覇達成)素晴らしい! ○ バスケットボール部(男女)新人市内大会 会場;総合体育館(男女) ☆ 1月11日(土)~12日(日) 笑顔の「あいさつ」で『脳』を刺激し動かし「人間力」を高めよう。 挨拶がよくできる会社は活気があって和やかで、業績も向上する。逆に挨拶ができていない、ま た、なっていない会社はムードが悪く、一時的に業績が上がっても長続きしないというデータがあ りました。これは、企業でも学校でも同じことと考えます。だからどこの学校でも地域ぐるみで「挨 拶運動」に取り組んでいます。近年、子どもを狙う犯罪が多発し、 「知らない人に声をかけられたら、 返事をしないで逃げなさい」という風潮もあります。しかし、ハキハキと挨拶をすれば、逆に犯罪 に巻き込まれにくいと考えます。それは、悪人は弱そうな子どもを狙うからです。 挨拶をすれば、人間力も上がるといわれています。気持ちのいい表情や言葉は、私たちの体や脳 に心地よい刺激を与え、脳を動かし体を動かし、やる気が高まるといわれています。さらに、挨拶 に笑顔が加わればパワー倍増です。 「挨拶はタダで人間力を高められる。 」薬ではないでしょうか? ☆『守(しゅ)』 『破(は)』 『離(り)』 人は指導者から何かを学び始めてから、ひとり立ちしていくまでに人は、考えながら『守』・『破』・ 『離』という順に段階を進んでいきます。 ○ 自分で、考える生徒になってほしい。 『守(しゅ)』 『破(は)』 『離(り)』とは、受け継がれた物を守り、 現代に合わなくなった物を捨て去り、新しく独自の工夫を加え、そして今までの型を越えることです。 『守』・・・・最初の段階では、指導者の教えを守っていきます。 できるだけ多くの話を聞き、指導者の 行動を見習って、指導者の価値観をも自分のものにしていきます。 学ぶ人は、すべてを習 得できたと感じるまでは、指導者の指導の通りの行動をします。 そして、指導者が「疑問 に対して自分で考えろ」と言うことが多くなったら、次の段階に移っていきます。 『破』・・・・次の段階では、指導者の教えを守るだけではなく、破る行為をしてみます。 自分独自に工 夫して、指導者の教えになかった方法を試してみます。 そして、うまくいけば自分なりの 発展を試みていきます。 『離』・・・・最後の段階では、指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容を発展させていきます。 ○ どの道にも必ず型というものがある。そして、繰り返し繰り返し、型の稽古をしなければならない。 型は昔から代々受け継がれてきているが、実は少しずつ工夫が加わって次第に良いものだけが残さ れてきていきます。 型は常に同じものではなく、変化しています。 受け継いだものを守り、現代(いま)に合わなくなったものを捨て去り、そこに新しく、独自の 工夫を加え、それを繰り返す。そして今までの型を越えることができます。『自分の考え』で、独自 の世界(オリジナル)をつくりだすことに価値があります。ナリティ)を
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