ウ 衛 生 管 理者 ・ 衛 生 推進 者 の 研修 エ 産業医による職場巡視・面接 オ 全教職員対象の安全衛生教育 ①小学校部活動を廃止すること . 勤務時間外の活動の制限 抑制ル の場を創設すること ア 外部顧問の配置 部 活 動 運 営の ル ー ル ・制 限 、 部活 マ ネ ジメ ン ト 責 任 の明 確 化 、指 導 理念・指導技術の専門的研修 . ) ( ( ) ( 人 学級 の 小中 ) ( 条 の教 職 . 法)の改正 ② 給 特 法の 廃 止 業手 当 や 休 日手 当 を つ ける こ と ) 員 へ の適 用 ( 時 間外 勤 務 に 対し て 残 労 基法 第 教 育職 員 の 給 与等 に 関 す る 特別 措 置 ① 給 特 法 ( 公 立 の義 務 教 育 諸学 校 等の 全学年への適用 人 学 級 の 実現 、 文芸等の幅広い芸術文化 スポーツに偏らない演劇、ダンス 化クラブの創設 教委 が 直 接 運営 す る 社 会体 育 ・文 学 校 教育 か ら の 切り 離 し 、 市町 村 イ 部活動の組織変更 廃止 . ② 中 学 校 部活 動 に お ける 勤 務 時 間外 の 「 自 主的 自 発 的 」指 導 を 規 制す る こと ア ールの制定、基準・ ガイドライン 制定 各 種 大 会 の削 減 、 参 加回 数 の制 高校生)の禁止、合宿の禁止 イ 限、規模の縮小 大会 例 全 国大会 の廃止、 各地方ブロ ック 大 会 の 廃止 、 年 間 参加 以内、 ウ 競技・種目の制限 教 育 課 程 に ない 競 技 ・ 種目 の 廃止 例 新体操、弓道、薙刀等 ③ 中 学校 部 活 動 にお い て 生 徒の 「 全員 加入」を禁止し、教員の「全員顧問」 を禁止すること ④ 部 活動 の 指 導 体制 を 変 更 し 、ス ポー ツや 芸 術 文 化に 参 加 す る ため の 教育 35 教 員の 多忙 化の 問題 が 、国 会で 取り 上げ られ 、 新聞 やテ レビ など でも 報じら れてい ま す。 教員 の健 康破 壊、 そ して 、授 業の 準備 や教 材 研究 など 本来 の職 務に専 念でき な い問題が浮き彫りになってきています。文科省も対策に動き出す中、愛知県教委は「多 忙化 解消 プ ロジ ェク ト」 を立 ち上 げ 、具 体的 な対 策に 向け 、 検討 を開 始して います 。 そし て、 愛知 県 教職 員労 働組 合協 議会 ( 愛教 労) は、 組合 とし て 、当面 すぐに 対応 すべ き改 善か ら長 期 的な 展望 に立 った 抜本 的 な改 革ま でを 含ん だ提 言Ⅰ をまと め、県 例 早朝 練習の禁 止、週あ たり活 動 3 日 以内 、 土 日 休日 の 活 動月 あ た り3 日 以 内 、県 外 練 習 試合 の 禁 年4月6日通知ど および厚労省平成 止、異校種間練習試合 中学生対 な機器の使用 ムカード、ICカード等の客観的 ◎管理職自らの現認、もしくはタイ 認、記録 ◎労働日ごとの始業終業時刻の確 おりの出退勤時刻の管理 教委に提出しました。その要旨を紹介します。 ①教員の労働時間を現行法の定め通り に管理すること 休憩時間の確保…昼食時の一斉 ◎記録の3年間保存 ア 付与のため栄養教諭、給食指導要 ◎労務管理者の責務の履行(労働時 間管理の適正化、問題点の把握お よび解消) 労働安全衛生法および労働安全衛 ③法令に沿った労安体制を確立すること ア 生規則に基づく、校内衛生委員会 の設置および運用 イ 校内衛生委員会の効果的運用 ・労働環境の点検と改善 3 http://www.b-kyoro.com/ ほ んりゅ う2 10 13 ・月半ばでの労働時間の点検など 30 No.210 2016・10 ■発 行■ 尾北教職員労働組合 ■責任者■ 川崎 徹(池野小) 員等を配置する 保護者、生徒へ形態変更の趣旨、 時間外勤務の中止…始業時刻 年 4月3日通知、 37 根拠等を周知する イ 前、終業時刻後の業務の一斉中止 ウ「割振り変更の記録簿」の全小中 学校での整備、運用 ②教員の労働時間に関する文科省4・ 文 科省平 成 3通知を徹底すること ア 18 る教師に」と題した教育講演会がありま 勤講師)の「子どもの『ねがい』がわか 催 され 、 竹沢 清 さん (日 本 福祉大 学非常 9月3日(土)、あいち教育大集会が開 師がかくれたり、視線をはずしたとき、 囲気で迫られているかぎりは食べず、教 から無言であっても、「食べろ」という雰 が「自分から」食べたかったのだ。教師 と、パクッと食べた。 「自分では食べない」 竹沢先生は、この正人君との「めんど はじめて、自ら進んで食べたのです。 した。 教師にとっての日々の実践の意味とそ の大切さについてお話を聴くことができ うくさいやりとり」の中で、発達の主体 者は子どもであることを 、「子ども(正人 ました。 講演の内容を紹介します。 君)が私に示してくれた」と話されまし た。 竹沢清先生は、高校社会科の教師をめ ざして教育の道へ進むことになりました 子どもが分かるとは、その子の願いが るか、その子どもにどう働きかけるか、 が、赴任先は、同じ県立の「ろう学校」。 る」と言われてはじまった教員生活。し 自分の頭で考え、自分で働きかけること、 分かることである。子どもをどうとらえ かし、竹沢先生は、教員生活のすべてを つまり、理論と実際の働きかけ―それが、 「3年しんぼうすれば、高校に出してや ろう学校で過ごされたのでした。障害児 竹沢先生の言われる「実践」です。 実践で大事にしたいことは、子どもの 教育に先生をとどめたものは何だったの か? 正人君は、給食を食べさせようとすると、 知的障害と聴覚障害をもった6年生の 次の3つの点で不十分だと言われました。 プランありき」では、「実践」としては、 「○○スタンダード」のように「初めに とらえ方と働きかけ方です。その2つは、 廊下へ飛び出していく。でも、ドアの隙 1つ目、実践は働きかけの中で子ども それは、 「人間のめんどうくささの中に、 間からスプーンだけをさし出すと、パク をとらえ直しつつ行うことであるが 、「最 目の前の子どもから、実践者である教師 ッと食べる。ついたて風の板を立て、そ 初にプランありき」ではそれができない おもしろさ(奥深さ)を見つけること」 のかげからスプーンをさし出してみると、 こと。2つ目は 、「できる」ことのみを求 が自分で導き出すことが大切なのです。 パクッと食べた。次に、何もないままに、 めるだけでは、人格形成という視点が抜 だったと先生は言われました。 スプーンをさし出し、目線を床に落とす 子どもの問題行動そのものの中に「屈 応じてしか、子どもは見えてこないとい け落ちてしまうこと、3つ目に、 「プラン」 直行君の場合、おにごっこで算数がで います。働きかけを通して子どもが見え 折した形」での願いが存在するのです。 きるようになりました!。どういうこと たとき、教師である自分も変わっていく をこなすだけでは、教師の工夫が育って かというと、まちがいを指摘されること ことができます。子どもの小さな変化の しかし、私たちの人間を見る眼の育ちに が受け入れられない直行君は、いつも1 事実に励まされて、私たち大人は、親に いかないことと指摘されました。 番でないとおこってしまう子でした。し 竹沢先生の講演を聴いて、「子どもは発 なったり、教師になったりしていくもの 「ま、いいか」と思えるようになったこ 達の主体者、私たち教師は実践の主体者」 かし、自分より小さい1年生におにごっ とで、算数のまちがいを指摘されても として、実践を通して、子ども理解を深 だと話されました。 「ま、いいか」と、パニックにならず、 めていきたいと思いました。 (Y) この鬼を譲ることができるようになり、 学習ができるようになり、算数が分かっ ていきました。算数ができないからと、 繰り返し練習してできるようにするので はなく、その子の「中心的な課題」 (勘所) に働きかけること、それが「実践」です。 http://www.b-kyoro.com/ ほ んりゅ う2 10
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