資料 [57KB pdfファイル] - 釜石市

資料
№1
釜石市ごみ減量化推進市民懇話会要綱
(設置)
第1条
ごみの減量やリサイクルの推進について市民及び関係団体等が協議し、釜石市の廃棄物
対策について提案することを目的に、釜石市ごみ減量化推進市民懇話会(以下「懇話会」とい
う。)を設置する。
(所掌事項)
第2条
懇話会は、前条の目的を達成するために次の各号に掲げる項目について協議する。
(1) ごみ減量化のための必要性と方策に関すること。
(2) リサイクル推進のための必要性と方策に関すること。
(3) ごみの分別方策に関すること。
(4) その他廃棄物対策に関し必要な事項。
(組織)
第3条 懇話会の委員は 15 人以内をもって構成し、委員は市長が委嘱する。
2
委員の任期は、2年とする。ただし、欠員を生じた場合における補欠の委員の任期は、前任
者の残任期間とする。
(会長及び副会長)
第4条
懇話会に会長及び副会長1人をおく。
2
会長及び副会長は、委員の互選により選出する。
3
会長は、懇話会を代表し、会務を統括する。
4
副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代理する。
(会議)
第5条
懇話会は、会長が必要と認めるときに招集し、会長が会議の議長となる。
(関係人の出席)
第6条
懇話会は、必要があると認める場合、関係人の出席を求め、その意見を聞くことができ
る。
(庶務)
第7条
懇話会の庶務は、民生部環境課において処理する。
(補則)
第8条
この要綱に定めるもののほか、懇話会の運営に必要な事項については、会長が懇話会に
諮って定める。
附
則
この告示は、平成 18 年 12 月 6 日から施行する。
釜石市ごみ減量化推進市民懇話会名簿
氏
永
名
田
易
選
出 区 分
釜石商工会議所振興課長
佐々木 暁 美
釜石市商工会議所・女性会長
藤
田 佳 正
釜石市商店会連合会長
及
川 佳 則
(社)岩手県調理師会釜石支部長
佐
藤
釜石共栄㈱取締役営業部長
坂
下 洋 子
いわて生活協同組合理事
川
崎 光 正
遠野地方農業協同組合鵜住居基幹支店長
力
小野寺 未 徳
JAとおのよつば女性釜石地区支部長
澤
田 善 雄
釜石市漁業協同組合連合会参事
三
浦 絋 子
上閉伊地区漁協女性部協議会長
平
田 裕 彌
釜石市公衆衛生組合連合会長
石
垣 邦 子
釜石生活学校代表
柴
田
かまいし女性フォーラム‘21 代表
森
渥
隆 一
資源回収業代表
資料 №2
平成 17 年度釜石市のごみ排出量並びにリサイクルの現状
1.H17 年度のごみ排出量並びに処理コスト
(1)収集量
項
目
排出量
1 年間のごみ収集量(t)
(
摘
22,608
)内は資源ごみ量を示す。
要
一般ごみ・資源ごみ・粗大ごみ・事業系ごみ等
(2,480)
1 人 1 日に出すごみ量(g)
1,414
年間ごみ収集量÷(H17.10.1 現在の人口)
1 家庭が 1 日に出すごみ量(g)
3,451
1 人 1 日に出すごみ量(g)×平均世帯人数
(2)処理経費
項
目
金
額
摘
要
ごみ収集運搬経費
(千円)
156,900
一般ごみ・資源ごみ・粗大ごみ収集委託料
リサイクル経費
(千円)
44,117
資源ごみ分別作業・ごみカレンダー作成経費
清掃工場運転経費
(千円)
396,619
清掃工場委託料
ごみ処理経費 合計 (千円)
597,636
(3)集団資源回収事業補助金
種
類
回収量(kg)
補助金額(円)
雑
誌
64,683
388,098
・補助単価:雑誌 6 円/kg
6,864
54,912
・補助対象団体:延べ 150 団体
71,547
443,010
下級鉄屑
合
計
摘
要
鉄屑8円/kg
2.ごみ並びに資源ごみ収集量経年変化
(1)ごみ収集量
単位:t
t
24,000
23,500
23,000
22,500
22,000
21,500
23,900
22,771
H10
23,165
H11
23,053
H12
23,280
H13
H14
23,479
H15
22,704
22,608
H16
17
年度
(2)資源ごみ収集量経年変化
単位:t
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
1,980
1,383
1,181
1,512
1,581
H10
H11
H12
H13
H14
2,508
2,468
2,235
H15
H16
H17
(3)集団資源回収量経年変化
項
単位:kg
H12 年度
目
H13 年度
H14 年度
H15 年度
H16 年度
H17 年度
180,365
155,587
133,644
106,168
121,014
108,919
40,830
31,334
31,017
33,903
36,194
35,076
99,982
80,133
82,082
57,740
59,707
64,683
405
523
396
487
362
394
類
2,493
2,193
433
146
259
109
ビン類
53,413
35,287
37484
30,879
28,762
22,270
3,690
5,085
5,001
3,570
4,944
10,114
2,931
2,523
3,067
3,104
3,410
3,210
376
346
528
379
316
215
384,484
313,011
293,651
236,376
254,968
244,990
新
聞
ダンボール
雑
誌
牛乳パック
衣
鉄
屑
アルミ缶
プラスチック箱
合
計
(4)ごみ排出量と人口の推移
ごみ搬入量
人口
ごみ処理経費
千 54
人
52
50
23.165t
23.335t
23.488t
48
22.701t
46
22.807t
22.704t
23.900t
22.106t
22.403t
23.479t
23.280t
21.078t
20.815t
23.053t
16
成
平
成
15
14
平
成
平
成
13
12
平
成
11
平
成
平
成
10
9
平
成
8
平
成
平
成
7
6
平
成
5
平
成
平
成
平
平
成
3
4
44
【参考】他市町との比較(H16 年度)
1. 人口とごみ収集総量
100%
90%
7,069
17,452
1,529
8,002
26,065
8,780
80%
70%
住田町
60%
50%
44,162
15,371
大槌町
40%
陸前高田市
30%
大船渡市
20%
10%
44,569
22,704
0%
人口
収集総量
釜石市
50
48
46
44
42
40
38
36
34
32
30
千
万
円
2.1人 1 日あたりのごみ排出量
1,600
1,400
1,200
1,396
1,000
1,256
800
954
600
923
593
400
200
0
釜石市
大船渡市
陸前高田市
大槌町
住田町
単位:g
3.生活系ごみと事業系ごみの搬入比較
下表のとおり、釜石市は生活系ごみが約 80%、事業系が約 20%に対し、県全体では、生活系ごみ
が約 600%、事業系が約 40%となっている。
%
%
釜石市
100%
90%
20.1
19.1
20.1
19.6
20.9
21
24.0
25.5
90%
24.2
28.7
80%
80%
70%
70%
60%
60%
29
28.6
35.6
37.4
36.4
35.4
35.8
33.9
64.4
62.6
63.6
64.6
64.2
66.1
H11
H12
H13
H14
H15
H16
50%
50%
40%
県全体
100%
79.9
80.9
79.7
80.4
79.1
79
76.0
74.5
75.8
40%
71.3
30%
30%
20%
20%
70.8
71.4
10%
10%
0%
年度
H8
H9
H10
H11
釜石市 家庭系ごみ
H12
H13
H14
H15
釜石市 事業系ごみ
H16
0%
年度
H8
H9
H10
県全体 家庭系ごみ
県全体 事業系ごみ
資料 №3
ごみ減量化行動計画概要について
1.目的
下記の事項を実施のため、ごみの減量化と資源化を促進する。
・ごみ処理コスト縮減に向けた、ごみの減量化・資源化の一層の促進
・ごみを多く出す人と減量に取組んでいる人との負担の公平性の確保
・ごみの排出者としての一定の責任の分担
2.目標値(平成20年度)
〇市民 1 人 1 日あたり家庭系ごみ排出量 20%削減(平成 16 年度 1,090g)
〇市全体のリサイクル率を 25%以上に(平成 16 年度
〇ごみ集積場所の削減数
23.8%)
100 箇所
50 社
〇事業ごみ自己処理委託締結事業所数
3.実施期間
・平成 18 年度∼平成 19 年度の 2 年間
4.推進のためのフロー
H18 年度
H19 年度
会
広報・説明会
話
事業評価・検証
懇
モデル事業実施
(庁内)
政 策 決 定
庁内合意
︵方向性︶
計画策定
プロジェクトチーム
実施
(民間)
5.推進のための行動計画
項
目
推進会議の設置
実
施
内
容
・ごみ減量の行動計画を協議するため、庁内関係職員で組織する会議、
市民、事業者、行政関係者で組織する会議を設置
減量化の促進
・指定袋制度の導入
・粗大ごみの有料化の導入
資源化の促進
・分別の徹底
生ごみの減量化
・地域の特性を考慮した生ごみ堆肥化の促進
事業系ごみの減量化
・排出抑制の協力要請
環境教育の促進
・出前講座
・集団資源回収の支援
・ペットボトル分別回収の検討
・自己処理責任の徹底
・施設見学などの促進
6.その他
ごみ減量化行動計画は、環境関連施策と一体的に推進する必要がある。
釜石市ごみ減量化行動計画について
1.背景
当市では、減量化・リサイクル率向上のため、平成 12 年度以降現在に至るまで次のような施策を
展開してきた結果、年々、ごみの発生抑制、リサイクル率の向上が図られた。
しかし、依然として、一人一日当りの総排出量では、県内市町村では一番多い状況にあることから、
循環型社会を実現を目指すため、より一層の減量化に取組む必要がある。
2.取組の視点
(1)ごみ処理コスト縮減に向けた、ごみの減量化・資源化の一層の促進
(2)ごみを多く出す人と減量に取組んでいる人との負担の公平性の確保
(3)ごみの排出者としての一定の責任の分担
期待される効果
〇ごみは適正に処理すれば良いという考え方から、ごみを出さないという意識への転換
〇一般ごみという区分から、資源化できる・できないという分別の意識への転換
〇環境への配慮優先というライフスタイルの転換
3.現在までの取組概要
・平成 12 年度並びに平成 13 年度に、ごみ減量化・リサイクル率向上のためモデル事業を実施した。
・平成 13 年度から、収集運搬コスト縮減のため、ごみ箱集約化の推進を図ってきた。
・平成 14 年度から、町内会を対象としたごみ座談会、一般市民を対象とした環境学習会、公衆衛生
組合を通じて啓発活動のほか、市広報による広報活動などを実施してきた。
・更に、ごみ袋に警告シールを貼り、適正な出し方の運動などを継続して実施してきた。
・その結果、総排出量が平成 14 年度(23,900 トン)と比較して、平成 16 年度(22,704 トン)は、
1,200 トン減量(約 5.1%)された。
・事業系ごみの適正処理を指導した結果、一般廃棄物処理業者と委託契約する事業所数が平成 13 年
度 158 社から平成 17 年末 261 社と 103 社増加した。
4.現状と課題
・ごみの減量化・リサイクル率向上のため啓発活動を実施した結果、減少傾向になった。
・リサイクル率が高いが、市民一人あたり一日に排出されるごみの量は、平成 16 年度において1,396
g(平成 15 年度 1,419g)となっており、県内で最も多い。
・家庭系ごみの中に、新聞、雑誌、カン、ビンなどリサイクルできる資源が多く混入されている。
・高齢者の一人暮らしなどが多くなり、ごみ集積場所へのごみ出しが困難な事例が増えている。
・新設住宅マンション等で新規にごみ箱を設置する事例が増えている。町内会等への未加入事例。
・ごみ集積場所に事業系のごみも混入されている。小規模な商店飲食店等の自己処理が進んでいない。
・ダイオキシン類の規制により小型焼却炉が使用禁止とされたことにより平成 10 年度から、事業系
ごみが増加の傾向にある。
・市内や近隣に産業廃棄物処理施設が少ないため、遠方での廃棄物処理が事業者の負担となっている。
・沿岸南部 3 市 2 町の排出量比較では、当市は、排出量の約 40%を占めており、大幅な減量化を図ら
なければ、新清掃工場建設等に対する当市の負担が大になる。
5.ごみの減量化・資源化のあり方
(1)家庭系ごみ
実
実施項目
施
内
容
・啓発については、実情に合った工夫を凝らす。
市民に対する効果・説 ・メディアの活用により、市民の心に刻むための工夫を講じる。
得力のある啓発
・市民の努力により、どのような成果が上がったかということを十分理解できる
よう啓発に努める。
地 域 の特 性に 合 った ・実施にあたっては、地域特性を考慮して場所ごとにあった方法を考慮する。
きめ細かな施策
指定袋制度の導入
・排出マナーの向上や排出者責任の観点から、指定された袋で排出することにつ
いて検討する。
・排出者責任や受益者負担の関係を踏まえての市民負担のあり方、ごみの減量、
有料化の検討
リサイクルの推進、公平性の確保、近隣市町村との均衡など様々な視点を総合
的に勘案し、循環型社会として適切な手数料の徴収など有料化を検討する。
(2)事業系ごみ
実施内容
実施項目
自 己 処理 責任 の 意識 ・事業系ごみは、事業者が自らの責任において適正処理するよう指導の強化を図
の徹底
っていく。
商 店 街等 小規 模 な事 ・商店街、工業団地等がまとまり、共同回収場所を確保するなどの工夫を行う。
業 者 の処 理シ ス テム
の整備
清 掃 工場 にお け る受 ・リサイクル可能な古紙や廃木材を受入れないなどの基準を明確にする。
入基準の見直し
事 業 系ご み処 理 手数
料の見直し
・受益と負担のあり方の視点、他都市との比較、ごみの減量・リサイクル促進な
ど様々な角度から現行の事業系廃棄物処理手数料について検証を行い、所要の
見直しを行う。
7.推進のための行動計画
(1)推進会議の設置
・ごみ減量の行動計画を協議するため、庁内にプロジェクトチーム(以下「PT」という。)を設置
する。
⇒具体案を纏め、政策決定。
・市民、事業者、行政の意見、提案を積極的に反映させるため懇話会を設置する。
⇒庁内PT案を審議、推進項目の決定。
8.目標値(平成20年度)
〇市民 1 人 1 日あたり家庭系ごみ排出量 20%削減(平成 16 年度 1,090g)
〇市全体のリサイクル率を 25%以上に(平成 16 年度
〇ごみ集積場所の削減数
23.8%)
100 箇所
〇事業ごみ自己処理委託締結事業所数
50 社
9.実施期間
平成 18 年度∼平成 19 年度の 2 年間
10.事業実施検討案
対
象
内
・マイバッグ運動、発生抑制の推進
市
民
・資源回収の推進
・関心を高めるための運動の展開
・生ごみコンポスターの使用拡大
・マイバッグ運動、発生抑制への支援、協力要請
事業者
・資源回収拠点としての協力要請
・自己処理責任の意識の徹底
・排出抑制の徹底
・指定ごみ袋制度の導入
・有料化の検討
・事業系ごみ処理手数料の見直し
行
政
・生涯教育などへの出前講座の実施
・生ごみ処理機の導入設置検討
・ペットボトル分別回収の検討
・ごみ減量、リサイクル事業者の PR
・雑草、剪定枝の堆肥化の検討
清掃工場
・受入基準の見直し
容
資料 No.4
行動計画スケジュール
年度
実施項目
1期
H18
2期
3期
H19
4期
1期
2期
H20
3期
4期
1.現状・課題の分析
①現状分析
②減量化策検討
③実施案の作成
〇
2.計画実施する環境の整備
①庁内推進組織設置
〇
②庁内協議
③民間推進組織設置
〇
④実施案の協議
3.家庭系ごみの資源化・減量化
①啓発の活動
②指定ごみ袋モデル事業の検討
③指定ごみ袋モデル事業の実施
④指定ごみ袋の導入検討
⑤指定ごみ袋の導入実施
H21年度
⑥ペットボトル分別回収の検討
⑦ペットボトル分別回収の実施
〇
⑧粗大ごみ有料化の検討
⑨粗大ごみ有料化導入
〇
4.事業系ごみの資源化・減量化
①自己処理責任意識の徹底
②受入れ基準の見直し
③処理手数料見直し検討
④処理手数料改定
〇