と な り ま ち へ い っ て み よ う - 宮代町役場

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となりまちへいってみよう
▼古利根川流灯まつり
畳1枚ほどの大型灯籠が250基、約1kmにわたり係留され、光
の帯となって川面を埋め尽くします。また、各種イベントや花火の
打ち上げ(5日)が行われます。
日 8月4日(土)
・5日(日)両日 時 分~ 時
場 古利根川(古川橋~清地橋)
問 杉戸町商工会(杉戸町観光協会事務局) ・3719
▼白岡市制施行記念 第 回白岡まつり
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模擬店、白岡おどり、よさこいソーラン踊り、花火大会、その他、
今年 月の市制施行に向けた記念イベントとして、熱気球体験や
山車の展示等を予定しています。
日 8月4日(土)
場 白岡町役場庁舎周辺特設会場
問 白岡まつり運営委員会事務局 ・8151
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▼第 回はすだ市民まつり
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日 8月 日(土) 時〜※雨天決行
場 のくぼ通り(蓮田駅東口)
内 おどりなどの市民参加イベント、小学生鼓笛隊パレード、市
内商工業者による物産販売など
問 はす だ市民まつり 実 行 委員 会 事 務局( 蓮田 市 商工会 内 )
048・769・1661
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昼間は人形を山車上に飾り、夜は人形を取り外し、四面に約500
個の堤燈を飾りつけた山車が市内を巡行する様は圧巻です。
日 7月 日(木)
、 日(水) 時 分〜 時
場 久喜駅西口周辺
問 久喜市観光協会 ・8632
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▼久喜の提燈祭り「天王様」
ちょうちん
300年近い歴史と伝統を誇る幸手の夏祭り。祭りのクライマッ
クスである花山では、 台の山車が幸手駅前を勢いよく駆け上が
ります。
日 7月8日(日)
、 日(木)
、 日(土)
、 日(日)
※8日は大神輿渡御、 日は子ども神輿連合渡御、 日、 日は山
車引廻し
場 幸手市中央通り
問 幸手市観光協会事務局(産業振興課内) ・1111内線
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▼幸手夏祭り
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e-mail
[email protected]
かけつく
〒 345・8504 宮代町役場
坂道の雨につやめくさつきかな 山野井吉之助
▼応募の方は、写真に、①住所・②氏名
( ふりがな )・③生年月日・④性別・⑤
電話番号・⑥コメントを添えて、
「広報
みやしろ」までお送りください。
このコーナーに登場してくれる
赤ちゃんを募集しています
赤ちゃん
大募集!
新緑が野にも山にも茂む初夏 島村美恵子
花筏一廻りして夢の旅 橋本伊都
夕焼に版画みるよな棚田かな 近藤康紀
名残り花クモの巣かかる藤ぶどう 岡本らく
つばめ来て幸福の王子ふと思う 戸田清美
遠筑波農ある町の青田風 石塚忠次郎
梅雨空は秘めたる恋の捨て所 板橋一風
雨蛙とぶたび散りぬ雨雫 村田陽宣
笑顔と幸せを沢山くれるパパとママの
宝物です☆
▼俳句、短歌の投稿は、住所・氏名・電話番号を記入し、〒 345・8504 宮
代町役場「広報みやしろ」まで。読み方の難しい語にはふりがなをつけて
ください。8 月号への掲載は 7 月 6 日 ( 金 ) まで。
郵 送
下 総の西 光 院の 懸 造 り 清 水 寺 を も 凌 ぐ 見 晴
らし 岩下竹由
雨の庭よしずにしずく一滴二敵牡丹も散っ
て春ともお別れ 金子輝男
涼風に心地よげなる羅漢像寛ぐさまの姿態
さまざま 関谷春
子 供 にも 兎 が月で 餅 搗 く と 今 は 語 れぬ月 面
写真 納谷千代
文なしでゆうゆう越える春かすみ八十路坂
なる大蔵大臣 小山未知
大相撲勝つも負けるも運と技見ている人も
手に汗握る 戸田ふく
小雀が屋根瓦穴塞がれて巣の見つからずど
こぞ消えゆく 内田綾子
燕の巣落下したるを燕達協力一致に完成し
たり 菅原やすを
五月晴れ濃い紫のクレマチスつぼみ数えて
玄関デビュー 木村かずみ
束 の 間 の 花 の 命 はひ そ や かに 千 鳥 が 渕 の さ
平成23 年9 月18 日生まれ
ざなみに散る 佐藤よしえ
湿地帯開削土盛り短冊のほっつけ新田祖霊
まします 川嶋忠雄
人間のエゴを尖らせ笹竹の影がもだえる夕
暮るる頃 諸星喜代子
水清く緑りいろこく故里は永遠に栄えて心
いやさる 小林暁雲
ゆうたろう
微笑んで今日を生きよとひとりごと 金子まち子
青嵐山路の果ての墓二つ 飯澤直行
風さやか水面にうつる初トンボ 斉藤博
満々と水湛えし鹿蛙なく 小林成野
散策す利根川沿の長け蓬 佐藤松枝
しゃくとり
尺蠖の山山山と高野山 原崇雄
ママの気を引くためしゃべる弟がおこられ
泣いてかわいそうだな 鈴木のぞみ
からだ
彼の待つバージンロードを歩く時父の身体
の震えが伝わる 鈴木いずみ
とっておき小さなカフェに友といる過ぎて
いくタイムほっこりといる 小川千代
おうな
媼 説く放射能ミリシーベルト憂いなく峠道
辺に並ぶ山菜 岡本信吾
ひつぎ
や ま
十 八 年 共 に 暮 せし 愛 猫の 柩の 小 山 に 今 日 も
五月雨 神田政夫
清水 優太朗くん
も り す け
島村盛助
宮代の偉人
はくさんひがしだいら
第三十回 作品紹介(十四)
『白山東平』
やなぎ
前回 ご紹介した「楊の花」とほぼ時を同じくした明治
四十五年七月六日、読売新聞朝刊の第八面に島村苳三の作
品が掲載されています。
。石川県と岐阜県の県境にある
タイトルは「白山東平」
白 山に登山したときのことを回 想する随 筆となっていま
す。
ただ
この登山に対して冒頭に、苳三は「私は只夢のやうに覚
えてゐたい。あの白山東平で過ごした数日を、ひよつとす
じじつ
うたが
ると事實ではなかつたのかも知れないと自分ですら疑ふほ
ど…。
」と、述べています。
「木曽から飛騨を横切って、山から山を此所までくる間
おぼつか
にはもう覺束ない山道にはかなりに馴れてゐたのだつたが
その道は特に心細かつた。
」あるいは、
「幾度となく道を失
さわ
せきばく
つては澤の音も聞こえぬ、寂寞とした雨に濡れた青葉の中
たたず
に泣きたいやうになつて佇んでゐた」といった思いをしな
がら、ようやく銀鉱の試掘を行う山小屋に到着し、そこで
雨が止むまで数日を過ごすこととなりました。
山小屋で一緒に過ごすことになった者たちの中に一人の
少女がいました。山小屋の所有者の子どもで、兄とともに
来ていたのでした。寂しい山の中に少女が一人混じってい
ることに驚いた苳三が少女に理由を尋ねると、
「私だつて
来て見たいんですもの。
」と答えたのでした。
雨が止むまでの数日間、苳三の親しい友達はこの二人の
こどもたちでした。掘りかけの廃坑を探検したり、少女が
歌う唱歌を聴いて過ごしました。
ようや
く空が晴れ、苳三は他の一行と共に、
六日目か七日目に漸
もはや住み慣れた山小屋をあとにしました。
だ
「それは愉快な登山だった。それ丈け、白山の頂上で山
の人達に別れて、傾きかけた日の光をまともに険しい白山
を加賀へ下りて行く時私は淋しかつた。
」
登山中に通過してきた集落や、山小屋の具体的な位置、
あるいは同宿することになった人々のその後の消息など、
思い出を裏付ける作業をするのではなく、ただ愉快であっ
たという感情のみを大切な思い出として回想する…そんな
穏やかな気持ちを表現した作品となっています。