TOKK 2015年5月1日号掲載内容はすべて発行時点のものです。摂津市 SETTSU-SHI しょうじゃくみなみいばらき SHOJAKU MINAMI-IBARAKI CO2排出量ゼロを目指す全国初の駅として 2010年に開業した摂津市駅。かつては企業の寮などに住む単身者が多かったという街も今では家族連れが目立つように。駅と足並みをそろえるように緑豊かな街づくりが進む駅周辺で、人々の温かい笑顔と出合った。人が集い、憩う、自然あふれる街へせっつしなっちのプリン子供たちの夢を育むケーキ屋さん料理人だった井手上さんと、奥さんでパティシエの “なっち” さんが、この場所でケーキ屋を開いたのは昨年の2月。ほぼ同時に始めたのが子供たち向けのお菓子作り教室「キッズパティシエ」だ。コックコートとコック帽に身を包んだ小さな職人たちがアイシングクッキーやパフェ作りに挑戦 ! 一心不乱に作業を続ける子、早々に飽きて騒ぎ出す子。その様子は千差万別だが「将来パティシエになりたいって思ってくれたら」と井手上さんは優しくほほ笑む。 ●10：00∼19：00 ／無休／☎090・9981・8504 ◎ 「キッズパティシエ」は毎月第1・3日曜14：00∼。参加費1名1,000円、定員3∼4名。対象は4歳∼中学生。参加予約は実施日の2カ月前の毎月1日10：00∼受付開始。大正川河川敷公園青空に泳ぐ色とりどりのこいのぼり青い空、川辺の緑、きらめく川面。親水公園として整備されている大正川では、4月の中旬から1,111匹ものこいのぼりが泳ぎ出す。緑の香りを運ぶ五月の風に乗り、気持ち良さそうに泳ぐ姿に心癒やされて。摂津市駅所在地／摂津市千里丘東設置／2010年3月14日知る人ぞ知る摂津の伝統野菜江戸時代にはすでに地域の名産品だったという「鳥飼なす」。しかし、今や市内で栽培する農家は1軒だけに。そこで市をあげて保存事業に取り組み、苗の配布や学校給食への提供を行っているそう。賀茂なすに似た丸々とした形状だという鳥飼なす。一度食してみたいものだ。イラスト／綱本武雄（株式会社地域環境計画研究所） ◎「摂津の大空に鯉のぼりを揚げよう」は5月中旬まで。お問い合わせは ☎090・8367・3358（夢をひらくせっつ市民の会〈担当：中野〉）中華料理好東園夫婦で守り続ける故郷“長崎の味” 長崎から集団就職で神戸に出てきたお父さんが 8 年の修業を経て、この地に店を構えたのは昭和 53（1978）年。それから37年、毎朝 9 時から仕込みを始め、夜 10 時までお母さんと交代で重たい鍋を振り続ける。名物「長崎チャンポン」は、「もっちり感が違うから」と長崎から麺を取り寄せ、地元の味を再現することにこだわる。同じく人気のうま「皿うどん」は、そのままでも野菜の旨味が詰まったあんとパリパリの細麺が絶妙のおいしさだが、長崎の地ソース「金蝶ウスターソース」をかけて食べるのが長崎流なんだとか。 ●11：30∼22：00（LO21：30）／水曜休／ ☎072・633・0251 TOKK 2015年5月1日号掲載内容はすべて発行時点のものです。