LCM(ライフサイクルマネジメント)サービス ICT資産統制の不透明さを改善し、 保守・管理コストを50%削減 Case Study 業務を止めずに、500店舗に点在するPC 800台をリプレース。 PC総計1500台、プリンター 500台の保守・管理業務の可視化とコスト削減へ。 PC800台のリプレースと運用の見直しが待ったなし! エイブルでは、経年劣化によりPCの故障率が上がり、店舗業務にも徐々に支障が出始めていた。そしてヘル プ デ スク周 り の 運 用コスト は 増 え る ば か り。し かし、リプ レ ー ス す る に も 業 務 は 絶 対 止 め ら れ な い。全 国 500店舗に分散した1000台のプリンターと総計1500台にのぼるPCの運用管理に悩んでいたエイブル は、ユ ニ ア デ ックスLCMサ ー ビ ス によ り最 新 バ ー ジョン へ のリプ レ ー ス を 果 た し、保 守・管 理 コ スト の 50%削減を実現した。 システムと特徴 導入後8年を経過したPCに対するマイクロソフト社のサポート終了や、ヘルプデスクへの障害 コール増大に対応すること。PCリプレース予算と全国500店舗をカバーする保守・管理コス トを削減すること。ビジネスタイム外でも保守・管理の継続性を維持すること。様々なベンダー が混在した機器資産を管理すること。その状況把握をタイムリーに行い、廃棄までのトレーサビ リティーを確立できること。リプレースにおけるPC内情報の完全廃棄/消去を保証すること。 なにより、機器購入→ヘルプデスク対応/保守依頼→保守/PCベンダーへの要請といった複雑 な対応を一元化すること。この7つの課題にユニアデックスのLCMサービスが応えた。 ● 逐次展開した店舗ゆえに、各店ごとに異なるバージョンのICT機器。これを業務に支障なく最新 ● 全国500店舗の直営店のICT機器保守・管理コストを削減。 ● 土日祭日でも一元的に故障対応。 ● マルチベンダーによるICT機器の保守・管理と廃棄までのトレーサビリティーを確立。 ● リプレース時、店舗ごとに保有する個人情報の消去と機器廃棄に責任を持つ。 バージョンにリプレース。 株 式会 社エイブル 導入後の運用状況 本社所在地:〒107-0051 東京都港区元赤坂1-5-5 電話:03-5414-0458 ⑭修理完了 ⑮代替機として使用管理 エイブルIT管理部 エイブル直営店 運用ポータブル 画面を新たに用意 ①一次コール ヘルプデスク (1次障害切り分け) ②障害対応依頼 直営店/フランチャイズ店を合わせて国 内828店。さらにニューヨーク、ロンドン、 上 海、香 港 な ど 世 界 の ビ ジ ネ ス・経 済 拠 点 に 展 開 す る エイブ ル は、賃 貸 仲 介 業 の リーディングカンパニーとして、仲介件数 累計320万件以上の実績を達成。さらに、 不動産管理業やパーキング事業をはじめ と し た 資 産 活 用 コ ン サ ル テ ィ ン グ、リ フォ ー ム、保 険 代 理 業、引 越 取 次 業 な ど、 賃貸仲介関連サービスを厚く展開。地域、 貸主様、借主様を守る業務を推進するとと も に、困 難 な 状 況 下 に あ る 国 内 外 の 子 供 た ち を 支 援し、子 供 た ち の 住 み よ い 社 会 づくりをめざすクリッカブル募金をウェブ サイトで展開。また、難病の子供たちへの 理 解 促 進 や 支 援 な ど、未 来 を 見 つ め た 社 会貢献に力を注いでいる。 LCM マネジャー ④作業指示 LCM サービスデスク PCベンダー ③2台構成化実施 ● 他の2台でPCが使用できるよう設定変更 ● PCからユーザーデータを引き上げられ た場合、他2台のPCに退避 ⑩リモート確認、動作確認 ⑬メーカー修理依頼 ⑧作業員オンサイト ⑨データ移行実施 ⑩作業員完了報告 ⑤代替機の発送日、到着日の連絡 オンサイト対応 PC10 5時間 PC11 3時間 PC12 2時間 ⑫障害端末返送 PC10ダウン 2時間 PC11、 PC12ダウン 1時間 ⑥キッティング端末の発送 ⑦作業日程調整 ●17時までの依頼を、 日本全国原則翌営業日対応 休日・祝祭日も対応 (ICTレスキューサービスで対応) ● 障害箇所が不明な場合も技術員がオンサイト対応 (ICTレスキューサービスで対応) ● http://www.able.co.jp ICTの力を、お客さまのビジネスの推進力に エイブル連絡の流れ ユニアデックスの役割 端末の流れ 導入前の課題 導入後の効果 機器構成の不透明性が保守・管理コストの増加を招く まずは全店事前調査。そして万人が分かる手順書の作成 創立以来40余年に渡り逐次拡大をつづけ、賃貸仲介件数累計320 保守・管理上の弱点となっていた業務の不透明性と複雑性。これ 万件の実績を達成するなど、いまや直営500店舗/フランチャイ によるコスト増加を解消するために、ユニアデックスのLCM(ライ ズ340店舗を全国に展開する、不動産賃貸仲介のエイブル。ビジ フサイクルマネジメント)サービスを採用。決め手となったのは、 ネスの拡大や変化に合わせた店舗の逐次展開で、ユーザーや貸主 まず「全店舗の現地事前調査だった。全国に展開する店舗のICT機 へのサービス向上に努めてきた。一方で、出店時期や店舗規模、地 器構成の実情を一元的にかつ短時間で把握し、配置図の制作を提 域性を反映した結果店舗の情報システムはふくれあがり、12パ 案してくれたこと。そして、万人が分かるような展開計画と手順書 ターンのマルチベンダー型機器構成となっていた。保守・運営に を作成し、柔軟な対応で店舗への負荷をかけずにリプレースを実行 おけるコスト増加を招き、しかも、そのコストの妥当性すらも不透 できる提案だったことが大きい」とIT管理部部長の田中氏は言う。 明であった。 セキュリティーへの確信 800台のPCリプレースが待ったなしだった 「リプレースは、機器とデータの廃棄責任も含む」と田中氏は厳し 全国200店舗時代に企画・設計された店舗ICTシステムの構成が、 い目を向ける。 「業務の性格上、契約者情報の漏洩はビジネスへの 828店(直営487店/フランチャイズ341店)に至る現在まで維 信頼性を損なうだけでなく、内部統制という企業体制の根幹にも 持されてきた。なかでも、Windows XP各バージョンによるマル 関わる問題」だ。この要請にもユニアデックスのLCMサービスは チベンダー PC800台。これに対するマイクロソフト社のサポート 対応。リプレース機器の廃棄はもちろん内包するデータの消却証 打ち切りにより、パーツ供給や修理対応への不安も高まっていた。 明を保証し、さらにリプレース時のみならず新構成の後も導入か 一方、経年劣化による故障率の高まりでヘルプデスクの負荷が拡 ら廃棄までのライフサイクル全般にわたるトレーサビリティーを 大。毎月数1000件のコール数の約20%までに達し、店舗業務に 確立しているのである。 多くの影響が生じていた。こうした実情を受け、800台のPCリプ レースと保守・運用体制の見直しに動いたのである。 保守・管理コストを50%削減 保守・管理の複雑性と不透明性をクリアするために、全店調査以外 セキュリティー&サービス品質の向上とコストダウン に従来の保守企業からのヒアリングも実施。さらに、機器構成と 業務の地域性を反映するために、賃貸情報と賃貸者情報は、本社で バージョンをきめ細かく把握し、一元的なサポート体制を確立する の統合的保管だけでなく各店舗でも保管されている。したがって ことによって透明性を確立。これまで以上の対応力を確保したう 新機器へのリプレースにあたって、機器の廃棄証明はもちろん、 えで、保守・管理コストを従来比50%の削減に成功したのである。 ハードディスクデータの完全消去などの「業務遂行報告」やトレー もちろん、同じOSでもPCベンダーによって微妙に異なるレジス サビリティーを保証できるパートナーの確立が急務となっていた。 トリーや店舗ごとに12パターンもの設定となるIEブラウザーのプ さらに、リプレース作業が店舗業務を阻害せず、同時に土日祭日に ラグインの違いにも対応。ユーザーとその業務、そして本社のIT管 日常的な障害対応が可能であることもパートナーの必須条件で 理部門に負担を強いることは無くなったのである。 あった。全国の店舗ICTシステムを一元管理する体制があること。 その体制によってコストを削減できること。こうして8社によるプ レゼンテーションを実施し、ユニアデックスを指名したのである。 お客様の評価 現場の手足となってくれるから安心して業務を遂行できる 「賃貸仲介業は鮮度が大切。また激しい競争を勝ち抜くためには、徹底した顧客サポートが重要となる。その根幹を担 うのがICTシステム。ユニアデックスのLCMサービスが根幹を確実に引き受けることで、我々は安心して情報を活用 しビジネスを遂行できる」と田中氏。 「故障しても翌日にはすべての個別設定を完了した代替機を届けるという厳しい オーダーを出したが、これをクリアしたのはユニアデックスだった」という田中氏の言葉がユニアデックスの対応力 を証明している。 経営管理本部 IT管理部 部長 田中 正信 氏 コスト削減とサービス品質を両立してくれる 「今回、保守・管理体制の一新において危惧していたのが従来の保守企業からの引き継ぎだった。が、非常にスムース に行え、ユニアデックスのマルチベンダー機器対応に関する豊富な経験が活かされたように思う。また、全国の各店 舗の状況を“正確に知る”作業の後、入念に試行店でのリハーサルを行った上で全国一斉のリプレースに踏み切り、繁 忙期を避けつつも極めてスムースに移行を終えることができた。業界誌の顧客満足度調査においてユニアデックスが 高評価を受けていることを納得させるものだった」との田中氏の言葉に、ユニアデックスの対応力の実際が見える。 〒135-8560 東京都江東区豊洲1-1-1 TEL.03-5546-4977 ※ 記 載の会社名、製品名は、各 社の 商標または登録商標です。 ※自治体・企業・人物名は、取材制作時点のものです。 http:// www.uniadex.co.jp/ 010901495-0 ZD0909(500) ICTの力を、お客さまのビジネスの推進力に
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