VAC-SAFTM SYSTEM DKB 破裂板 KB-7R ホルダー 取 扱 説 Bulletin 77-8006I-J01 明 書 DKB 破裂板 メタルトップ部 KB-7R 出口側 フランジ゙ 正流れ ・新しく取り付ける場合 ・既存の取付け箇所で破裂板または シール部を取り替える場合 ・取替え用破裂板またはシール部を 注文する際には必ずロット番号を お知らせください。 DKB 破裂板 バキューム部 DKB 破裂板 位置決めピン 図1 新規設置 真空流れ KB-7R 入口側フランジ サイドラグ キャップスクリュー ナイフブレード KB-7R 入口側フランジ サイドラグ キャップスクリュー ナイフブレード 位置決めピン 図2 バキューム部の取換え DKB 型破裂板の取付場所の選定 1. 2. 3. 4. 5. 注意-安全な場所に放出すること 人や構造物が破裂板から吹出す流体に晒される様な場 所に破裂板を取り付けてはいけません。吹出し口の近く にある機器や構造物が損害をこうむる事があります。 反力のことを考慮に入れてください。反力は、システムが 破裂板の破裂の際に受ける力の事です。反力は破裂板 設定圧力(MPaG)×吐出面積(mm2)×2となります。配管 や接続部に対して適切なサポートを設けてください。もし 吹出口が大気開放の場合には、支持フランジの出口側 にバッフル板を特別に長くしたスタッドで取り付ければ、 反力を小さくする事が出来ます。 DKB 破裂板には過度の曲げ応力を掛けてはいけませ ん。 DKB 破裂板は精密機器です。破裂板のどの部位に対し ても曲げ、ひねり、過度の力を掛けてはいけません。破裂 板を液体洗浄する場合は、高速大粒度スプレーやジェッ トを使用してはいけません。 ナイフブレード部は刃物です。怪我の無い様、取扱に注 意してください。 4. DKB 破裂板と KB-7R ホルダーの組立 Ⅰ. 新規破裂板または取替用破裂板の組立(図1参照) 破裂板を取り付ける前に 1. 2. 3. ール部の完全開放を妨げることとなります。 原因としては、ライン物質の堆積、切刃の鈍りや欠け、腐 食などがあります。 もし損傷が発見された場合は取付を行ってはいけません。 当社と補修又は交換について相談ください。 破裂板のチェック 取り付け前に、破裂板の各部位をチェックしてください。 凹みやひどい擦り傷が無いかチェックしてください。損傷 した破裂板は取り付けないでください。破裂板が全開しな い事がありえます。 相フランジのチェック ホルダーとガスケットを取り付ける前に、相フランジのシー ト面を清掃してください。 ホルダーのチェック 破裂板を取り付ける前に、ホルダーの合わせ面を清掃し てください。粉塵、汚れ、砂粒などがあると破裂板を痛め、 漏れを発生させます。表面が荒れている場合は、細かい ヤスリ紙で磨いてください。機械加工を行ってはいけませ ん。ホルダーの寸法は絶対的です。 変更してはいけません。 ナイフブレードのチェック 注意:ナイフブレードの切刃の損傷や切れ味の低下はシ -1- 1. ホルダー入口側を位置決めピンが上を向く様に置きま す。 2. 損傷の無い破裂板を3本の位置決めピンに合わせて取り 付けます。 3. ホルダー出口側を注意深くホルダー入口側の位置決め ピンに合わせて重ねます。 4. サイドラグとキャップスクリューでホルダーを組み立てます。 破裂板がホルダー入口側と出口側でぴったりと合う様に してキャップスクリュを締め付けます。 Ⅱ. バキューム部取替(図2参照) 1. 破裂板のプラスチック部品は全て取り外し、裸のメタルトッ プ部だけにします。 2. バキューム部を取替えるときは、取替用バキューム部に 印刷された「use with DKB top lot number」部(図3)に 表 記 さ れ てい る ロ ッ ト 番 号 と、 メ タ ル ト ップ 部 の タ グ の 「reorder by lot number」部に刻印されているロット番号 が一致するか確認します。もし一致しない場合は、この交 換用バキューム部は組み込んではいけません。 表1:相フランジ 締め付けトルク ANSI, JIS サイズ フランジ規格 トルク IN mm ANSI JIS Nm 2 50 150 10/16 57 150 -57 3 80 -10 28 -16 35 150 10 57 4 100 -16 72 150 10 102 6 150 -16 79 150 -102 8 200 -10 70 -16 77 図3 3. バキューム部プラスチックをメタルトップ部に取付けます。 a) 取替用のバキューム部プラスチックの中央のボタンを メタル部の穴に軽く挿入して下さい。 b) 位置決めピン穴が一致するよう回転して合わせてく ださい。 c) 外周部をメタルトップ部にテープで止めてください。 4. 図2の様に、ホルダー入口側を位置決めピンが上を向く 様に置きます。 5. 破裂板を3本の位置決めピンに合わせて取り付けます。 6. ホルダー出口側を注意深くホルダー入口側の位置決め ピンに合わせて重ねます。 7. サイドラグとキャップスクリュでホルダーを組み立てます。 破裂板がホルダー入口側と出口側でぴったりと合う様に してキャップスクリュを締め付けます。 KB-7R 組立品のラインへの設置 1. KB-7R 組立品と相フランジの間にガスケットを入れて下さ い。弊社は 3.2 mm 厚さの硬質圧縮繊維製ガスケットの 使用をお勧めします。しかし、ユーザー側で使用流体に 適したガスケットを選定する時は「コールドフロー」を起こさ ないガスケットを選定してください。「コールドフロー」を起 こしますと相フランジ間の締め付け力が緩み、破裂板の 早期破裂を引き起こす事があります。 2. ホルダー組立品の銘板の流れ矢印に注意してください。 入口側ホルダーには”VACUUM FLOW”(真空流れ)の 矢印が、出口側ホルダーには”POSITIVE FLOW”(正 流れ)の矢印が着けてります。(下図参照) 3. ホルダー組立品をラインの相フランジに取り付けます。こ の時、ホルダーの銘板の流れ方向矢印かシステムの流れ 方向と一致している事を確認してください。 4. スタッドとナットを取り付け、初めに手締めの状態まで全て のナットを締めます。次に表1のトルク値まで均等に締め 付けます。この時、先ず指定トルクの 1/4 の値で均等に締 め付けます。同様に 2/4, 3/4 の値で締め付け、最後に指 定トルクで締め付けます。 -2- 保証 保証適用 弊社は購入頂きましたお客様により、正しく装着・使用・維持がなされている場合にのみ、ご購入日から 12 ヵ月の期間、製品の欠 陥または材料の欠陥に対してその製品を保証します。 ご購入時に弊社に頂いた仕様に合致しないお客様によるご使用に基づいた損傷は保証されません。 製品はご購入時に指定された温度における指定された圧力範囲内での作動のみ保証されます。 圧力レリーフ部品または他の部品をお客様が複合的に組み合わされて使用される場合は、各々の部品は弊社により供給されたも のであることが保証を得る上で必要となります。 弊社以外から調達された部品をお客様が複合的に組み合わされて使用される場合は、どんな保証も直接であるか間接的であるか、 偶発でるか、必然的であるかを問わず、破裂板(ホルダーを含む)の使用に起因した、または爆発放散口(保持フレームを含む)の 使用に起因した、または他の弊社以外の製品からなるアセンブリの使用に起因した損害に対する保証ならびに全ての賠償義務を 弊社は負いません。 弊社からご購入された製品のみが保証の対象となります。 直接または間接的を問わず、不適当な圧力レリーフシステム設計、不適当な使用、不適当なメンテナンスまたは不適当な製品据 付(不適当なトルクを含む)、腐食、誤作動(酸、化学製品、煙霧、さび、ほこり、破片、熱衝撃、衝撃波による)および弊社の枠を越 えた外部要因に起因した損失または損害に対して弊社は本製品を保証致しません。 責任限界 弊社はお客様からの情報と仕様によって製品を供給しています。 弊社は、お客様が設計パラメータ、プロセス構成要素、システムまたは容器必要条件などの情報を省いて十分に弊社に開示され なかったことに起因して生じたことに対してはどのような責任も負いません。 この場合、お客様の仕様・ご要求に従った弊社の製品に起因した全ての経費、損失、責任または損害に対してはお客様にご負担 頂くこととなります。 BS&B セイフティ・システムズ株式会社 〒221-0022 横浜市神奈川区守屋町 3 丁目 9 番 13 号 Phone : 045-450-1271 Fax : 045-451-3061 Bulletin 77-8006I-J01 Feb. 09, 2006 -3-
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