全国PT調査の経緯と概要* History and outline of the - 土木学会

全国PT調査の経緯と概要*
History and outline of the nationwide person-trip survey*
**
長瀨龍彦
**
・Yuriko TAKAYANAGI
By Tatsuhiko NAGASE
1.はじめに
***
高栁百合子
***
資料とすることが期待出来るものである。
予備調査を含めた現在までの全国的な実施
総 合 都 市 交 通 計 画 の 策 定 に 必 要 な 基 礎 デー
状 況 は 表 − 1の 通 り で あ る 。
表−1
タ を 収 集 す る P T 調 査 は 、平 成 1 3 年 ま で に 全 国
全国PT調査実施状況
4 4 都 市 圏 に お い て 計 9 6 回 実 施 さ れ 、貴 重 な 成 果
実施年度
実施都市数
を積み重ねてきた。しかしながら、実査や集計
昭和62
131
300
解析に膨大な時間と費用を要すること等から、
平成
4
78
300
経年的な変化を詳細に追跡すること等は困難
平成11
70
500
一都市当り目標抽出世帯数
である。1)また、その実施時期は各都市圏に
よって異なり、同一時点での比較も困難である。
3.全国PT調査成果の概要
こ れ に 対 し 、適 切 な 都 市 交 通 計 画 立 案 の た め
に必要な情報は、社会状況の複雑化に伴い益々
増加しつつある。特に、近年注目されてきたT
D M 等 の 施 策 を 検 討 す る た め に は 、経 年 的 な 交
通 需 要 動 向 の 把 握 が 不 可 欠 で あ る 。こ う し た 背
景 の 下 、多 数 の 都 市 で 一 斉 に 実 施 す る 全 国 P T
調 査 が 制 度 化 さ れ た 。本 稿 は 当 該 調 査 の 経 緯 と
現在までの調査結果の概要を紹介すると共に、
関 連 す る 研 究 成 果 に つ い て 報 告 し 、併 せ て 今 後
の活用可能性について考察したものである。
(1)調査方法
調査票は世帯票・自動車票、個人票、アンケ
ート票よりなる。基本的な項目は従来の都市圏
P T 調 査 に 準 じ て い る が 、休 日 交 通 も 平 日 と ほ
ぼ同一条件で把握している唯一の調査である。
精度は目的別・手段別トリップ数について設
定しているため、OD表を構成できる程の精度
は期待できないが、都市の中心部・周辺部程度
の 区 分 で 大 ま か な 方 向 性 は 把 握 で き る 。抽 出 方
法は各都市において通常30箇所の調査区を
2.全国PT調査の経緯
抽 出 し 、次 に 世 帯 単 位 の 抽 出 を 行 う 2 段 階 抽 出
方式である。調査区については、土地利用、公
全国PT調査の目的の一つは、全国の横断的、
時 系 列 的 な 交 通 特 性 等 を 比 較 分 析 し 、今後の都
市 交 通 施 策 の 展 開 に 活 用 す る こ と で あ る 。当 初
は 旧 建 設 省 に よ り 予 備 調 査 が 実 施 さ れ 2 )- 5 ) 、
共交通 利便性等に関する詳細な地区特性デー
タも収集している。付帯アンケート調査では、
都 市 交 通 問 題 に 関 す る 市 民 意 識 、交 通 手 段 選 択
における時間価値の評価等を把握している。
平 成 11 年 度 よ り 、 自 治 体 を 実 施 主 体 と す る 交 通
実態調査として正式に実施されることとなっ
た。小規模ながら対象都市全域に亘って交通の
実 態 を 把 握 す る も の で あ り 、そ の 成 果 は 全 国 的
な分析と共に各都市でも基礎的な交通特性を
時 系 列 的 に 把 握 し 、今 後 の 都 市 交 通 計 画 の 基 礎
* キーワーズ:発生交通、交通手段選択、交通行動分析、計画情報
**正 会 員 、 工 修 、 国 土 技 術 政 策 総 合 研 究 所 都 市 研 究 部
( つくば市立原1,TEL:0298-64-3949,E-mail:[email protected])
***正 会 員 、 国 土 技 術 政 策 総 合 研 究 所 都 市 研 究 部
( 同 上 ,TEL:0298-64-3952,E-mail:[email protected])
(2)調査結果の概要
現 在 ま で の 調 査 結 果 を 概 観 す る と 、以下の通
り で あ る 。な お 、平 成 1 1 年 度 の 成 果 に つ い て は 、
同 時 期 に 実 施 し た 都 市 圏 P T 調 査 、新 都 市 O D
調査成果を合わせて比較している。
(a)交通手段から見た特性
① 都 市 圏 規 模 別 に 見 る と 、地 方 の 小 規 模 都 市 圏
ほ ど 自 動 車 分 担 率 は 大 き い が 、分 担 率 の 増 加 は
三大都市圏
鉄道
S62
20.3
H04
23.2
バス
2.9
自動車
二輪車
28.0
3.0
(c)交通エネルギー消費状況
徒歩
20.7
31.1
28.1
17.9
一 人 当 た り 交 通 エ ネ ル ギ ー 消 費 量 は 増 加傾
24.7
向 に あ り 、自 動 車 分 担 率 及 び 移 動 距 離 の 増 加 が
H11
21.3
2.5
35.2
19.0
22.0
原因と思われる。また、土地利用が高密度な都
地方中心
都市圏
鉄道
S62 1.2
1.2
H04 0.9
1.3
自動車
二輪車
が比較的少ない傾向にある。
26.7
22.5
59.7
市 は 、 1ト リ ッ プ 当 た り 交 通 エ ネ ル ギ ー 消 費 量
徒歩
28.0
50.7
H11 1.0
0.8
図 -1
バス
42.8
24.5
19.1
(d)個人属性から見た特性
19.4
① 女 性 及 び 高 齢 者 の 1人 当 た り 自 動 車 利 用 ト リ
代表交通手段構成比の推移(平日)
ッ プ 数 は 増 加 傾 向 に あ る が 、 男 性 の 1人 当 た り
全ての都市圏で顕著に見られる。
トリップ数は減少傾向にある。また、子供がい
②公共交通は、通勤・通学以外では分担率が低
る女性の公共交通利用が子供のいない女性に
く、低下傾向が見られる。また、市街地部の人
比して少なく、特に専業主婦は顕著である。
口 密 度 が 高 い ほ ど 公 共 交 通 の 分 担 率 は 高 く 、従
男性(平日)
女性(平日)
3.5
3.0
3.0
ト
リ 2.5
2.5
ッ
60
全手段・H04
プ 2.0
/
1.5
人
・ 1.0
日
2.0
0.5
0.5
全手段・H11
自動車・S62
自動車・H04
自動車・H11
1.5
1.0
︶
自動車分担率(%)
70
全手段・S62
3.5
︵
業人口の割合が高いほど自動車分担率は低い。
50
0.0
0.0
5-14
15-29
30-49
50-64
5-14
65-
15-29 30-49
50-64
65(歳)
(歳)
40
図−4 年齢階層別発生原単位(グロス)
30
10
15
20
25
30
35
40
中心市街地の従業人口の割合(%)
45
50
② 高 齢 者 の 1人 当 た り ト リ ッ プ 数 は 、 他 の 年 齢
階層と比べて小さく、徒歩、バス、二輪車の比
図 − 2 従 業 人 口 の 集 中 程 度 と 自 動 車 分 担 率( 地 方 中 核 5 0 万 以 上 )
率 が 高 い 。ま た 、外 出 率 が 他 の 年 齢 に 比 べ 低 く 、
③アンケート結果では、公共交通の維持・整備
特に自動車非保有者は、外出率の割合が低い。
の 必 要 性 は 6 割 の 支 持 が あ り 、内 2 割 が 市 民 負 担
もやむなしとの認識を持つ。
男性・75歳∼
三大都市圏
(b)移動距離から見た特性
11.4
地方中枢都市圏 4.9
① 平 均 移 動 距 離 は 増 加 傾 向 に あ り 、特 に 平 日 の
業務・私用目的では、全ての都市圏で平均移動
地方中核都市圏 2.2
8.5
鉄道
バス
23.6
14.3
二輪車
25.3
29.1
3.7
自動車
31.2
13.8
35.4
徒歩
37.9
30.9
27.6
3.0
地方中心都市圏
0.1
44.1
地方都市圏計 2.1
全国
5.7
7.5
25.4
36.8
7.3
27.4
25.7
29.2
29.7
25.5
30.5
距離の増加が見られる。
② 徒 歩 圏 は 概 ね 4㎞ 以 内 自 転 車 は 2∼ 4㎞ 程 度 が
多 い が 、1 0 ㎞ 迄 あ る 程 度 利 用 さ れ る 。 鉄 道 は 大
都 市 圏 で は 8㎞ 以 上 で 利 用 が 急 増 し て い る 。
分担率(%)
100%
鉄道
バイク
80%
バス
自転車
自動車
徒歩
男性・全年齢
三大都市圏
25.0
1.9
9.0 4.8
1.7
地方中核都市圏 3.5
1.1
地方中心都市圏1.6
2.1
地方都市圏計 4.1
15.8
42.8
53.3
地方中枢都市圏
全国
鉄道
自動車
二輪車
13.9
12.6
徒歩
16.4
20.2
63.8
15.7
15.3
67.8
13.8
15.6
14.5
16.4
14.2
16.4
62.9
2.0
バス
51.6
60%
図 − 5 交 通 手 段 分 担 率 ( 平 成 11年 )
40%
20%
4.関連研究の状況
0%
0.5未満
2.0∼4.0
6.0∼8.0
10.0以上
移動距離帯(km)
全国PT調査に関する研究として先駆的な
図 − 3 距離帯別分担率(三大都市圏、平成11年)
も の で は 、石 田 ら の 小 規 模 調 査 の 規 模 設 定 に 関
する研究成果があり、数百世帯程度の規模で、
発 生 集 中 量 に つ い て は 、類 似 都 市 圏 の モ デ ル を
生成交通量や平均トリップ長等については比
活用する。分布交通量、機関別分担率も全国P
較的高精度で把握できることが推定された。
1)
前 2回 の 予 備 調 査 成 果 は 、 下 田 ら や 谷 口 ら に
Tデータから非集計モデルを構築して求める。
(c)国勢調査との組み合わせによる活用
よ っ て 詳 細 に 分 析 さ れ 、6 ) - 8 ) 石 田 ら の 成 果 が 再
全国PTデータの出勤・登校率及びピーク時
確 認 さ れ る と と も に 、全 国 共 通 の 行 動 特 性 を 持
目 的 構 成 等 と 、国 勢 調 査 の 通 勤 ・ 通 学 者 数 と 組
つ行動群の存在が示された。また、特定都市に
み 合 わ せ 、ピ ー ク 時 交 通 手 段 別 O D 表 を 構 築 す
お け る ケ ー ス ス タ デ ィ に よ り 、非 集 計 交 通 機 関
る。ピーク時交通量については通勤・通学の割
選 択 モ デ ル に つ い て は 、再 現 性 の 高 い も の が 構
合が高いため、この様な方法が有効である。
築できることが明らかにされている。
(d)休日交通計画への活用
また、今後のデータ活用の可能性として、
休日交通を全交通手段で把握しているのは、
①自動車を対象としたOD調査実施都市圏に
全国PTデータのみである。従って、LOSデ
おいて、手段別OD交通量を推定すること。
ータを作成して非集計型交通手段分担モデル
②通常の都市圏PT調査実施都市圏における
を構築し、休日交通量を予測する。また、大規
中間補正データを提供すること。
模開発地区の様な特定地区の計画においても、
等 が 示 唆 さ れ て い る 。こ う し た 既 存 の 成 果 を 踏
休日交通手段分担率を求めるために活用する。
ま え 、更 に 平 成 1 1 年 の 最 新 調 査 成 果 を 取 り 入 れ
さ ら に 、時 間 帯 別 交 通 量 に 関 し て も 都 市 圏 P
た全国横断的な都市交通特性の分析が前記の
T デ ー タ と 全 国 P T デ ー タ ( 平 日 ) が よく 一 致
ものを含めて現在進められつつある。
9)
また、
し て い る こ と か ら 、休 日 に お け る 時 間 帯 別 交 通
個別の都市でもその特性を活かした活用が望
量 も 実 態 を 正 確 に 反 映 し て い る と 推 定 さ れ 、休
まれているが、具体的な手法に関する研究成 果
日/平日比によって休日交通量を推計する。
は 少 な く 、 今 後 の 進 展 が 望 ま れ て い る 。 10)
全 国 P T 調 査 の 特 性 を 生 か し た 今 後 の 活 用可
能性は、以下の様なものが考えられる。
(1)個別都市における活用方法
トリップ発生割合(%)
全目的:全手段:
平日
5.今後の活用可能性と課題
平成11年全国PT
平成8年西遠PT
20
16
12
8
4
0
1時台
トリップ発生割合(%)
8
4
0
1時台
図−6 時間帯別交通量比較例(浜松市)
23時台
21時台
19時台
17時台
15時台
13時台
11時台
9時台
全国PTデータにより生成モデルを構築し、
12
7時台
(b)交通行動モデルの構築
平日
休日
5時台
し、同様に交通手段別OD表を作成する。
全目的:全手段:
全国PT
16
3時台
作成して非集計型交通機関分担モデルを構築
23時台
又 は 、全 国 P T デ ー タ に 基 づ き L O S デ ー タ を
21時台
ームを反映させ交通手段別OD表を作成する。
19時台
T 調 査 成 果 を 基 に 補 正 し 、更 に 最 新 の 人 口 フ レ
17時台
て、過去の大規模調査の分担率を最新の全国P
15時台
経 年 変 化 の 大 き い 交 通 機 関 別 分 担 率 に つい
13時台
(a)大規模調査の年次補正
11時台
成果がある場合、以下の様な方法が考えられる。
9時台
7時台
査や新都市OD調査の様な大規模な既存調査
5時台
3時台
個 別 都 市 で の 活 用 に つ い て は 、都 市 圏 P T 調
( e )新 技 術 を 活 用 し た 調 査 成 果 と の 組 合 わ せ
も の で あ る 。 1 1) ま た 、 今 後 各 都 市 が 保 有 す る
現 在 、実 用 化 さ れ つ つ あ る G P S 等 に よ る 精
デ ー タ を 広 く 活 用 で き る よ う 、公 表 範 囲 や 手 続
密 な 交 通 調 査 技 術 を 活 用 し 、こ れ に よ っ て 把 握
き等の基準設定について、検討中である。
出来るLOS変数を全国PTデータと組み合
わせて交通行動モデルを構築する。
参考文献
(f)付帯調査の活用
1) 石 田 東 生 、 黒 川 洸 、 中 野 敦 、 「 小 規 模 調 査 に
付帯調査によりSPデータが得られており、
基づく簡略的交通需要推定方法」、土木計画学
これを基に時間評価値を目的毎に把握できる。
研 究 ・ 論 文 集 、 No.6、 pp.225-232,土 木 学 会 、
(2)他部門での活用方策
(1988).
他 部 門 に お け る 活 用 に つ い て は 、既 に 都 市 圏
2) 建 設 省 、「 都 市 交 通 策 定 基 礎 調 査
全国都市
PTデータについて環境、防災、福祉、経済等
パ ー ソ ン ト リ ッ プ 調 査 実 態 調 査 編 」 (1988).
に お い て 多 数 の 事 例 が あ る 。全 国 P T デ ー タ に
3) 建 設 省 、「 都 市 交 通 策 定 基 礎 調 査
つ い て も 、都 市 全 体 と し て の 特 性 は 十 分 把 握 さ
パ ー ソ ン ト リ ッ プ 調 査 現 況 分 析 編 」 (1989).
れるので、以下の様な活用が考えられる。
4) 建 設 省 、「 第 2 回 全 国 都 市 パ ー ソ ン ト リ ッ プ
(a)環境部門
調 査 報 告 書 現 況 分 析 編 」 (1993).
全国や都市単位の交通環境負荷を把握する 。
(b)防災・安全部門
全国都市
5) 建 設 省 、 「 第 2 回 全 国 都 市 パ ー ソ ン ト リ ッ
プ 調 査 報 告 書 交 通 計 画 課 題 検 討 編 」 ( 1994) .
時間帯別外出率、滞留状況の把握により、災
6) 下 田 公 一 、 浅 野 光 行 、 中 野 敦 、 「 都 市 交 通
害時の被害想定に活用する。また、高齢者の外
からみた都市特性の比較ー全国パーソントリップ調
出頻度、交通手段等を交通安全対策に活用する。
査 結 果 の 分 析 を 通 し て 」 、 第 26回 日 本 都 市 計 画
(c)市民生活部門
学 会 学 術 研 究 論 文 集 、 pp301-306、 (1991).
移動に消費している時間、手段、在宅時間、
7) 下 田 公 一 、 浅 野 光 行 、 望 月 明 彦 、 「 全 国 パ
住 居 形 態 等 を 経 年 的 に 把 握 し 、市 民 生 活 の 将 来
ーソントリップ調査とデータ特性」、土木計画
動向検討の資料とする。
学 研 究 ・ 論 文 集 、 No.9、 pp53-60、 (1991).
(d)PR・教育部門
8)谷 口 守 、 村 上 威 巨 、 森 田 哲 夫 、 「 全 国 P T 調
市 民 へ の 交 通 知 識 の 普 及 、学 校 教 育 に お け る
まちづくり学習の教材として活用する。
査を用いた行動主体の類型化と都市交通特性
の 関 連 分 析 」、土 木 計 画 学 研 究 ・ 講 演 集 、N o 2 1 ( 1 ) 、
pp483-486、 (1998).
(3)今後の課題
9) 谷 口 守 、 池 田 大 一 郎 波 部 友 紀 、 「 都 市 間 で
本 調 査 に 限 ら ず 、都 市 交 通 調 査 全 般 に 協 力 度
共通する行動群における交通行動の長期的安
の低下が見られ、一部の都市においては標本の
定 性 に 関 す る 検 討 」、土 木 計 画 学 研 究 ・ 講 演 集 、
人口構成比が母集団と大きく乖離した例も見
Vol/24,No27、 ( 2001)
ら れ る 。小 規 模 調 査 の 利 点 を 生 か し て 世 帯 抽 出
10)長 瀨 龍 彦 、 岸 邦 宏 、 佐 藤 馨 一 、 「 パ ー ソ ン
か ら 個 人 抽 出 へ の 転 換 や 、モ ニ タ ー 制 度 の 導 入
トリップ調査データの解析における小規模デ
等、より確実なデータ取得手法の検討に努める
ー タ の 活 用 に 関 す る 研 究 」 、 第 34 回 日 本 都 市
必要があると考えられる。
計 画 学 会 学 術 研 究 論 文 集 、No152,pp907-912、
(1999).
6.おわりに
11)国 土 交 通 省 都 市 ・ 地 域 整 備 局 都 市 計 画 課 都
市 交 通 調 査 室 、同 国 土 技 術 政 策 総 合 研 究 所 都 市
本 稿 の 内 容 は 、 主 に 国土交通省主催の全 国 都
研 究 部 都 市 施 設 研 究 室 、「 平 成 1 1 年 度 パ ー ソ
市 パ ー ソ ン ト リ ッ プ 調 査 ワ ー キ ン グ ( 座長: 原
ントリップ調査
田昇東京大学教授)に お け る 検 討 成 果 に 基 づ く
(2002).
都市における人の動き」、