2011 年 6月 日本マイクロソフト株式会社 システムテクノロジー統括本部 プリンシパル TS 瀧本 文男 従来の IT インフラ (物理環境) 物理サーバー集約 (仮想化) 稼働率の向上 既存資産の延命 プライベート クラウド 基盤の標準化 運用の自動化 リソース動的な調整 2 プライベート パートナー (オンプレミス) Software as a Service (SaaS) Platform as a Service (PaaS) Infrastructure as a Service (IaaS) パブリック (マイクロソフト) クラウドITライフサイクル リカバリー プロビジョニング バックアップ • 構成・運用・監視の自動化を実現 し、ユーザーが必要な時に、必要 なリソースを迅速に提供可能な環 境の実現 展開 故障対応 クラウド ITライフサイクル パッチ アラート Application1 Application2 アセット管理 監視 Application7 Application3 Application5 Application8 Application4 Application6 Application9 Hypervisor Hypervisor Hypervisor CPU/Memory CPU/Memory CPU/Memory NW/Storage NW/Storage NW/Storage 情報収集サービス IT as a Service 4 ハードウェア ベンダー各社との共同検証 構成済モデルの提供 IBM、HP、DELL、Fujitsu、NEC、Hitachi ホスティング パートナー Hyper-V によるパートナー クラウド 既存オンプレミス環境とのシームレスな移動 運用の一元管理, セルフサービス 構成 / 展開 / 運用ノウハウの提供 Hyper-V Cloud Fast Track (ハードウェア モデル) 各種のガイド コンサルティングサービス(MCS) Hyper-V Cloud ホスティング パートナー 5 展開のスピード • マイクロソフトと パートナーによる構 成済みリファレンス アーキテクチャの提 供 ! リスクの軽減 フレキシビリティ • 迅速なプロビジョニング • 小規模からスタートし、 拡張できる柔軟性 • 障害の検出と対応 • パフォーマンスを維持し • オープンアーキテク ながら集約率を向上 チャーによる容易なイ ンテグレーション 6 クラウド運用 ツール Dynamic Datacenter Toolkit 運用管理 仮想基盤 ハードウェア Compute Network Storage 7 Windows Server 標準の仮想化機能 Windows Server 2008 R2 標準搭載 豊富なハードウェアを選択可能(専用ドライバが不要) 高機能ハイパーバイザー型アーキテクチャ 低オーバーヘッド 管理 OS より前にハイパーバイザーがロード 標準で高機能を提供 高可用性:ライブマイグレーション 高集約:Dynamic Memory Server Core(GUI 無インストール)による管理 OS のセキュア化 最小限のハードウェア リソース消費 攻撃可能面の削減(必要となるセキュリティ更新プログラムの削減) 管理 OS Server Core 仮想マシン (ゲスト OS) 仮想マシン (ゲスト OS) Windows Server 2008 R2 Windows ハイパーバイザー (Hyper-V) ハードウェア 8 Hyper-V 統合サービス = IS (Integration Services) Hyper-V 用の最適化モジュール Linux IS v2.1 for Windows Server 2008 R2 の提供 サポートしているゲスト OS Red Hat Enterprise Linux 5.2, 5.3, 5.4, 5.5, 5.6, 6.0, 6.1(x86/x64) CentOS 5.2, 5.3, 5.4, 5.5, 5.6, 6.0 (x86/x64) SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3(x86/x64) SUSE Linux Enterprise Server 11(x86/x64) Linux IS のオープンソース化 Linux コミュニティで Hyper-V 対応化 Linux Kernel version 2.6.32 にて対応済み 9 仮想マシンを停止することなく、ホスト間を移動させることが可能 瞬時に切り替わるため、ユーザーへのサービス中断が発生しない 物理マシン(ホスト)の計画保守などに有用 ハードウェア保守 や 管理 OS へのパッチ適用など ホスト間で、フェールオーバー クラスタリング(MSFC)を構成 共有ストレージをクラスター共有ボリューム (CSV : Cluster Shared Volume) として構成し、仮想マシン を配置 仮想マシン アプリ フェールオーバー ゲストOS フェールオーバー クラスタリング 管理 OS / Hyper-V 共有ストレージ (FC or iSCSI) 管理 OS / Hyper-V VHD、構成ファイル ハードウェア Hyper-V ホスト ハードウェア Hyper-V ホスト ※ ライブ マイグレーションでは、物理ホストの障害対策と計画時の仮想マシンの移動を実現します。 ゲストOS上のアプリケーションの障害は検知できないため、アプリケーションレベルでの冗長化が必要な場合はゲスト OS レベルでの冗長対策が必要 10 Demo ライブ マイグレーション メモリの効率利用で集約率を向上 Windows Server 2008 R2 SP1 にて提供する Hyper-V 新機能 仮想マシンに割当てるメモリ容量を動的に調整 物理メモリ:8GB VM1 1GB VM2 1GB 時間 VM3 1GB VM1 1.5GB VM2 2GB VM1 1.5GB VM2 2GB VM4 2GB VM3 1GB VM3 2GB VM4 2GB ゲストが要求するメモリに応じて 最適なメモリ量を割り当て (実効中の仮想マシン間で、 メモリを再配分) VM4 2GB 対応ゲストOS Windows Server 2003 SP2 / 2008 SP2 / 2008 R2 Windows Vista SP2 / 7 仮想マシンのパフォーマンスを一定に保ちながらメモリ リソースを効率的に利用活用 物理メモリを超えた仮想マシンへのメモリ割り当てが可能 12 プロセッサーの制御で消費電力を削減 負荷を監視し、電源供給を最適化 物理プロセッサーをコア単位で一時停止 負荷が高くなると、アクティブな状態に復旧 Hyper-V ホストにおいても有効な機能 処理の増加 13 仮想化プラットフォームのトータル管理を提供 仮想環境 物理ホスト、 仮想マシンの一元管理 稼働監視 パッチ更新、 アプリケーショ ンの配布 管理 OS ゲスト OS 管理 OS ゲスト OS ハイパーバイザ ハイパーバイザ ハードウェア ハードウェア バックアップ 14 複数のホスト、仮想マシンの一元管理 仮想マシンのプロビジョニング(展開) ライブラリによる仮想マシンのマスタ管理 テンプレートからの新規作成・配置 既存サーバーの変換 P2V(物理から仮想マシン) V2V(VMware から Hyper-V) 管理の委任 代理管理者、セルフサービス VMware 環境の管理 VI3(ESX 3.5)、vSphere 4(ESX 4) 高度な管理 PowerShell(コマンド、スクリプト)での操作 PRO(Performance and Resource Optimization) System Center Operations Manager 連携し、負荷に応じた仮想マ シンの再配置 15 仮想マシンのリスト 物理ホストのリスト 仮想マシン内の操作 16 複雑な仮想環境の稼働監視を簡略化 ホストグループ ホスト コンポーネント バーチャルマシン コンポーネント バーチャルマシン上のアプリ 17 仮想マシンのオンラインバックアップ バックアップ 回復 最大 512 個の回復ポイント 定期間隔での差分取得 ホスト、ゲストの両方に対応 Hyper-V (ホスト、仮想マシン) Windows ゲスト(OS、アプリケーション) オンラインバックアップ VSS(ボリューム シャドーコピー サービス) 対応のOS、アプリケーション Windows Server 2003 以降 Exchange Server、SQL Server など 18 構成管理 インベントリ、構成チェック サーバーが正しく構成されているかを継続的に構成チェック可能 アプリケーション配布、更新プログラム配布 Microsoft Update サイトから更新カタログを同期、インベントリに基 づく適用が可能 ① 管理者が定義した構成アイテムや、 ダウンロードした構成管理 テンプレートをインポート ② ベースラインを 管理対象に割り当て、 構成をチェック Configuration Manager データベース 構成 ベースライン 対象サーバー ④ 結果の分析 ⑤ 分析を元に 構成の設定(修正) ③ 監査結果は サーバーに報告 19 お客様/ビジネスユニットの定義 自動化とガイダンス プロビジョニングと自動構成 セルフ サービス ポータル データ センター 管理者 ユーザー クラウド運用ツール セルフサービスポータル、管理 UI 監視 ソフトウェア 運用管理、仮想基盤 プロビジョニング 構成管理 Guest OS System Center Guest OS データ保護 Host OS Hyper-V Windows Server ハードウェア サーバー ストレージ ネットワーク 20 VMMSSP オンプレミス クラウド DDTK-H クラウド サービス System Center Virtual Machine Manager Self-Service Portal 2.0 Dynamic Datacenter Toolkit for Hosters 一般企業様を想定した、 カスタマイズを前提とせずに 導入可能なバイナリ形式 サービス提供者様を想定した、 個別の要件に合わせて拡張可能な サンプル集(ソースコード提供) System Center Virtual Machine Manager のプロビジョニングを ワークフロー化 旧称 Dynamic Data Center Toolkit for Enterprise (DDTK-E) Dynamic Infrastructure Toolkit for System Center (DIT-SC) System Center 製品群を利用した 仮想環境の展開、稼働監視、 バックアップ、パッチ配布 21 Demo セルフサービスの利用イメージ (DDTK-H) System Center “Concero” ベアメタル 23 ~ ハイブリット セルフサービス ポータル~ Windows Azure VMM 2012 24 2010 年上半期の導入数: Hyper-V が VMware を上回る x86 サーバー用仮想化ソフトウェアの導入企業数 企業数比率(%) 60 52.3 50 51.1 40 30 17.9 20 6.8 10 4.5 4.5 4.5 2.3 1.1 Citrix XenServer Other Xen Oracle VM Parallels / Virtuozzo その他 0 Hyper-V VMware ESX (※) VMware Server Microsoft Virtual Server ( n=110、複数回答 ) (※) VMware ESX:無償版の VMware ESXi を含む 出典:IDC Japan 08/2010, J10290106 「国内仮想化サーバー市場 2009年の実績と2010年~2014年の予測:導入目的と評価に関する調査」 26 • VMware ESX の場合、下位エディションでは機能が限定 VMware 機能 機能名 VMware ESX 4.1 (vSphere 4.1) 内容 vSphere Hypervisor Essentials Kit Essentials Plus Kit Standard Advanced Enterprise Enterprise Plus 6 6 6 12 6 12 4way 4way 4way 4way 4way 8way △ Essentials △ Essentials ○ ○ ○ ○ Cores per Processor 物理プロセッサあた りの最大コア 6 vSMP 仮想マシンのマルチ プロセッサ 4way vCenter Server vCenter Server からの管理 vCenter Agent vCenter Server用 エージェント ○ ○ ○ ○ ○ ○ Update Manager パッチとアップデー トの管理 ○ ○ ○ ○ ○ ○ Data Recovery 仮想マシンのバック アップ ○ ○ ○ ○ HA サーバーの冗長化 (対障害) ○ ○ ○ ○ ○ VMotion 仮想マシンのホスト 間移動(計画保守) ○ ○ ○ ○ ○ Fault Tolerance 障害時の仮想マシン 切り替え ○ ○ ○ Storage VMotion ストレージの移行 (計画保守) ○ ○ DRS リソース管理 ○ ○ ○:搭載機能、△:制限あり Hyper-V + System Center が相当 27 VMware マイクロソフト サービス / アプリケーション System Center • 仮想環境の構成・操作 ゲストOS • 構成管理 • インベントリ • アプリケーション配布 仮想マシン • パッチ配布 • 稼働監視 • イベント ホスト (ハイパーバイザー/ 管理OS) vCenter Server 他 • 仮想環境の構成・操作 • 構成管理 • パッチ配布 • 稼働監視 • イベント • パフォーマンス • パフォーマンス • 運用レポート • バックアップ • バックアップ System Centerは、物理からアプリケーションまでトータルに管理可能 28 Now リリース日 Windows Server 2008 (Hyper-V 1.0) 2008/5/6 Windows Server 2008 R2 (Hyper-V 2.0) 2009/10/22 VMware ESX 3.5 (VI 3) 2007/12/10 VMware ESX 4 (vSphere 4) 2009/5/21 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2018/7/10 (最短) サポート対応 セキュリティ パッチの提供 サポート対応 セキュリティ パッチの提供 2018/7/10 (最短) 2013/5/21 サポート対応 セキュリティパッチの提供 サポート対応 セキュリティパッチの提供 2014/5/21 VMwareでは、システムの償却前に、仮想基盤のサポート切れが発生! ⇒ バージョンアップのコスト・作業、対応HWへの更新が必要 29 プライベートからパブリックまで広くクラウドへコミット 迅速な展開を可能にする検証済みモデルとリファレンス 低コストで高機能を実現する仮想化基盤 高度な運用管理を実現するツール 30 本書に記載した情報は、本書各項目に関する発行日現在の Microsoft の見解を表明するものです。Microsoft は絶えず変化する市場に対応 しなければならないため、ここに記載した情報に対していかなる責務を負うものではなく、提示された情報の信憑性については保証できません。 本書は情報提供のみを目的としています。 Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありません。 すべての当該著作権法を遵守することはお客様の責務です。Microsoftの書面による明確な許可なく、本書の如何なる部分についても、転載や検索システムへの格納または挿入 を行うことは、どのような形式または手段 (電子的、機械的、複写、レコーディング、その他), および 目的であっても禁じられています。これらは著作権保護された権利を制限するものではありません。 Microsoft は、本書の内容を保護する特許、特許出願書、商標、著作権、またはその他の知的財産権を保有する場合があります。Microsoft から書面によるライセンス契約が明 確に供給される場合を除いて、本書の提供はこれらの特許、商標、著作権、またはその他の知的財産へのライセンスを与えるものではありません。 © 2011 Microsoft Corporation. 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