ま え が き 平成 25 年度の我が国経済は、デフレ脱却を目指す安倍内閣のもと、景気は緩や かに回復し、実質 GDP もリーマンショック前の水準にまでおおむね回復した。 中小企業を取り巻く環境は、製造業の一部で生産の回復や価格転嫁の遅れを背景 に改善の度合いが弱いものの、総じて景気回復が徐々に波及し、内需の影響が大き いことから業況の改善が進んだ。 こうした状況の中、当財団は、4 月に公益法人制度改革法に基づく公益財団法人 への移行及び保険業法に基づく特定保険業の認可を受け、新しい組織として出発し た。 そうした中、7 月には創立 25 周年を迎え、今後より一層、公益法人としての社会 的責任を果たすべく、中小企業に働く人々の勤労環境の改善に係る活動を支援し、 勤労者生活の質的向上に寄与するため、災害防止事業、福利厚生事業、災害補償事 業の内容について検証を行い、その充実に努めた。 また、財団の事業がより多くの中小企業に普及するよう、普及推進員制度を新設 し、会員の募集の増強に努めた。 1 Ⅰ 新法人への移行と創立 25 周年を迎えて 当財団は、平成 25 年 4 月、公益法人制度改革法に基づき公益財団法人へ 移行するとともに、保険業法による特定保険業の認可を受け、新たな組織として 出発した。 こうした節目の年に当財団は、7 月に創立 25 周年を迎え、信用金庫をはじめ とする関係機関等に感謝の意を表すため、創立 25 周年記念事業の催しを行った。 1.新法人への移行 当財団は、これまで一体的事業として実施してきた「災害防止事業」「福利 厚生事業」「災害補償事業」が、中小企業に働く人々の勤労環境の改善や福祉 の向上を支援し、中小企業の健全な発展に寄与しており、公益法人制度改革に 基づく公益の主旨に合致していると評価され、平成 25 年 4 月、 「財団法人」か ら「公益財団法人」へ移行した。 同時に、災害補償事業については、保険業法が適用され、「特定保険業」の 認可を受けた。 2.創立 25 周年記念事業の実施 7 月 5 日、信用金庫の会長、理事長を招待し、五木寛之氏による「創立 25 周年記念講演会」を開催した。 また、同日、信用金庫をはじめとする関係機関等に、財団として感謝の意を 表すため、「感謝の集い」を開催した。 Ⅱ 中小企業の勤労環境の充実のために 災害防止事業をはじめ、福利厚生事業、災害補償事業などを適切に実施すると ともに、中小企業のニーズに応えるべく、事業内容について検証を行い、さらな る内容の充実に努めた。 1.災害防止事業 ~安全で快適な職場づくりと啓発活動~ 中小企業において事業主や従業員がケガに遭うことは、被災者本人の苦痛は 勿論のこと、事業の運営にも多大な影響を及ぼすことから、ケガの防止に関心 を高めるための啓発活動や、職場の安全衛生設備・職場環境改善等に対する助 成等を行い、安全で快適な職場づくりを支援した。 (1) 安全衛生啓発活動 ① 会員等配布資料 災害防止の壁新聞等の作成・配布を行った。 ・壁新聞等作成 3 種類 2 合計 822,770 部 ② ポスターの掲示 全国安全週間等に合わせてポスターの作成・掲示を行った。 ・全国安全週間 1,000 部 ・全国労働衛生週間 1,000 部 ・年末年始無災害運動 1,000 部 ※上記ポスターの掲示場所 京都市営地下鉄、阪神電気鉄道株式会社、南海電気鉄道株式会社、 大阪市営地下鉄、京阪電気鉄道株式会社、プレス機械設置事業所 ③ あんぜん落語会の実施 日常の災害防止を目的としたあんぜん落語会を開催した。 開催地 ④ 熊本市 参加者 182 名 岡山市 参加者 174 名 災害防止女性作文コンクールの実施 職場の安全対策で、改善した事例等の作文を募集した。 応募数 345 編 (入賞 13 編:大賞 1 編、優秀賞 2 編、佳作 10 編) ⑤ 「緑十字展 2013」への出展 「第 72 回全国産業安全衛生大会」と同時開催の「緑十字展 2013 働く人 の安心づくりフェアin大阪」に出展した。 会場 インテックス大阪 財団ブースへの来場者数(3 日間合計) ⑥ 677 名 安全運転コンクールの実施 会員事業所の運転者を対象に、自動車の安全運転に対する意識の高揚を はかることを目的に実施した。 参加事業所数 ⑦ 2,781 事業所 交通安全フェスティバルの実施 大阪府警察の音楽隊、交通安全教育班の協力と大阪府警察、大阪府交 通安全協会の後援を得て、交通事故防止を目的とした交通安全フェスティ バルを実施した。 会場 メルパルクホール 入場者数 652 名 3 (2) 安全で快適な職場づくりのための助成 ① 職場の安全を確保するための助成 職場における災害を防止し、安全に作業ができるよう保護帽、安全靴、 階段の手すりや滑り止め、台車、床面の段差解消スロープ等を新たに設置、 購入した場合に助成を行った。 ② 7,145 会員 快適な職場づくりのための助成 より働きやすい職場環境を作るために、エアコン、空気清浄機、加湿機、 除湿機、エレベーター、電動シャッター等を設置した場合に助成を行った。 22,314 会員 ③ 職場の衛生向上のための助成 有害物質を取り扱う事業場において、作業環境測定、特殊健康診断を実 施した場合や集塵機等を設置した場合に助成を行った。 2,069 会員 ④ 交通事故を防止するための助成 スリップ事故を防止するためのスタッドレスタイヤを購入した場合や ドライブレコーダーを購入した場合に助成を行った。 ⑤ 10,130 会員 アスベスト(石綿)を除去した場合の助成 事業場における建築物等のアスベストを除去するなどの工事を実施し た場合に助成を行った。 ⑥ 22 会員 プレス機械特定自主検査を受けた場合の助成 プレス災害を防止するため、労働安全衛生法によるプレス機械特定自主 検査を実施した場合に助成を行った。 (3) 1,706 会員 社会保険労務士に対する安全管理研修の実施 社会保険労務士が中小企業の安全で快適な職場づくりのアドバイザー としての役割を果たせるよう、各府県の社会保険労務士会と共催で安全管 理研修を行った。参考資料として財団で作成した安全衛生啓発資料等を配 布し、当財団役職員が災害防止事業活動などの説明を行った。 19 県 4 1,659 名 (4) 災害防止団体の活動に対する支援 重篤な災害となるプレス災害を防止するため日本フルハッププレス検査 業者災害防止協議会への支援を行った。 (5) 災害防止委員会の開催 第1回委員会 平成 25 年 6 月 24 日 第 2 回委員会 平成 25 年 9 月 26 日 第 3 回委員会 平成 25 年 11 月 27 日 第 4 回委員会 平成 26 年 3 月 6 日 2.福利厚生事業 ~健康で心豊かな活力ある生活の支援~ 事業主や従業員の健康の保持増進、能力開発と相互交流、教養・文化・レク リエーション活動など広範囲にわたるサービスを提供し、中小企業の福利厚生 活動を支援した。 (1) 健康支援事業 ① 人間ドック等受診助成 人間ドック(PET検査を含む)及び脳ドック、骨粗しょう症予防検診 を受診した場合に助成を行った。 なお、脳ドック、骨粗しょう症予防検診助成については平成 25 年 3 月 31 日までの受診分まで対象とし、4 月 1 日以降は包括的に人間ドックと統 合し、単独の助成を廃止した。 ・ 人間ドック等受診助成者数 35,027 名 ・ 脳ドック受診助成者数 ・ 骨粗しょう症予防検診助成者数 ② 1,114 名 19 名 人間ドック等受診後の相談会 人間ドック受診後に、検査結果の疑問点や精密検査の要否、今後の治療 等について医師と仔細に相談できるよう、医療機関との提携による相談会 を実施した。 なお、利用者数の減少により、平成 26 年 3 月末をもって終了した。 ・ 相談者数 ③ 4名 総合健康懇談(相談)会 医療の第一線を永年経験した著名な医師が、健康に関する悩みについて 総合的に懇談に応じる総合健康懇談(相談)会を行った。 ・ 相談者数 60 名 5 ④ 介護にあたる者の疲労回復に対する助成 要介護の家族を介護する者が疲労回復のために、柔道整復師、はり師、 あんまマッサージ指圧師の施術を利用した場合に助成を行った。 ・ 助成者数 ⑤ 603 名 社会復帰のための支援 ケガにより重度の障害が残った場合に、円滑な社会復帰を促進するため の援護を行った。 ・ 助成件数 ⑥ 29 件 心とからだの健康づくりセミナー 栄養指導・体力チェック・ウォーキング等、健康づくりを体験実習する 「心とからだの健康づくりセミナー」を実施した。 ・ 参加者数(6 回開催) ⑦ 263 名 調査研究の実施 中小企業の発展と福祉の増進に資するため、事業主を始め従業者の健康 管理等のための調査研究を研究機関等に委託した。 ・ 中小企業の保健、医療、介護に関する医学的観点からの調査研究 ・ 小規模零細事業場におけるメンタルヘルスの現状とメンタルヘルス 対策の普及、啓発に関する研究 ・ 中小零細企業における労働衛生や健康管理の向上に役立つ調査研究 (2) 能力開発と相互交流の支援 ① 女性交流会の開催 経営に携わる女性を対象に経営、文化、健康、趣味等多岐にわたる講演 会や体験セミナーを 4 回開催し、併せて参加者相互の親睦や情報交換等交 流の場を提供した。 ・ 参加者数 ② 324 名 研修助成 中小企業経営者、後継者、管理者等が中小企業大学校の実施する研修を 受講し修了した場合に助成を行った。 ・ 助成者数 252 名 6 ③ 通信教育助成 職業訓練法人日本技能教育開発センターの実施する通信教育講座を受 講し修了した場合に助成を行った。 ・ 助成者数 ④ 62 名 パソコン教室 パソコンの基礎から応用、活用まで事業運営の実務に役立ち、中高年層 にも十分理解できるようオリジナルのパソコン教室を行った。 なお、平成 12 年の開始当初と比べパソコンの普及率は約3倍となり、 教室の役割は終えたと考え、平成 26 年 3 月末をもって終了した。 ・ 受講者数 ⑤ 74 名 相談業務 中小企業が抱える様々な問題について、法律・税務・労務の専門家によ る相談業務を行った。 ・ 相談者数 (3) 460 名 催物等への招待 日本フルハップ主催の歌謡コンサート、クラシック演奏会、お笑い劇場、 寄席への招待、懇親ゴルフコンペ、ボウリング大会の開催及び阿波おどり に参加した。 ・ 招待者数 41,170 名 観劇、プロ野球、Jリーグ、映画館、美術館、遊園地等の入場券を配布 した。 ・ 招待者数 (4) 254,092 名 契約保養施設利用の助成 心身のリフレッシュのため、休暇村、ペンション、ホテル、旅館等の契 約保養施設を利用した場合に助成を行った。 ・ 助成者数 (5) 15,753 名 各種割引サービス 福利厚生サービス企業との提携により、宿泊施設、健康スポーツ施設、 レジャー施設、カルチャー教室など、多種多様なメニューの割引サービス を提供した。 ・ 利用者数 12,653 名 7 また、財団が契約したホテル、旅行会社、百貨店及びレンタカーの利用に 際し、割引サービスを行った。 (6) 福利厚生事業への協賛 各地域において中小企業の健全な発展をサポートしている信用金庫が、 中小企業経営者に対して行う各種福利厚生活動について協賛した。 (7) 労働保険事務組合連合会等への助成 中小企業の労働保険事務を代行している労働保険事務組合が、中小企業 のために活発な活動が行えるよう、府県労働保険事務組合連合会及びSR 経営労務センターに助成を行った。 ・労働保険事務組合等への助成 3.災害補償事業 (1) 20 件 ~ケガの補償~ 災害発生状況及び補償実施状況 仕事中のケガはもとより仕事以外のときのケガについて、その治療のた めに通院や入院をした場合、また医師の往診を受けた場合、ケガが原因で 死亡した場合又は障害が残った場合に補償を行った。 ・災害発生件数 32,207 件(発生率 5.68%) (発生原因 転倒 23.3% 交通事故 20.5% 墜落・転落 11.8% その他 44.4%) (仕事中災害 50.7% 仕事外災害 49.3%) ・補償件数 延 34,976 件 (通院 29,523 件 入院 4,653 件 往診 19 件 障害 674 件 死亡 107 件) (2) 補償費の適正・迅速な支払い 会員からの補償請求に対しては、適正・迅速な支払いに努めた。 4.社会的貢献活動 4 月より公益財団法人として認定され、地域社会の一員としてその責任を果 たすため、信用金庫との連携のもと社会的貢献活動に積極的に取り組んだ。 また、東日本大震災の復興支援についても昨年度に引き続き復興支援に向け て協議を行い、支援を実施した。 (1) 地域貢献活動 信用金庫が実施している経営者セミナー等、また地域の伝統行事に対す る支援をはじめとする地域貢献活動について積極的に協賛を実施した。 また、9 月 23 日に大阪府交通対策協議会が主催する「2013 おおさか交通 8 安全ファミリーフェスティバル」にブースを出展し、交通事故防止に取り 組んだ。 (2) 東日本大震災復興支援 被災した地域の中小企業復興に資する支援を行うために信用金庫、商工 会議所等の地元関係機関および有識者からの支援対象事業の情報について 「日本フルハップ震災復興支援作業部会・委員会」を開催し、復興支援に ついて協議を行い支援を実施した。 ・ 支援件数 (3) 8件 信用金庫講演会の開催 中小企業の経営に役立つ情報として活用してもらうよう信用金庫の役 職員を対象に、各分野の専門家による講演会を開催した。 (4) メンタルヘルス支援 中小企業経営者等がメンタルヘルス問題について円滑に取り組むことが できるように信用金庫からの要請に応じて、経営者向けセミナー等に提携 機関より講師の派遣を実施した。 ・ 参加者数(5 回実施) (5) 156 名 環境対策への取り組み 環境対策委員会(エコ委員会)を 6 月 4 日に開催し、財団の環境方針・ 自主行動計画に基づいて環境対策に取り組んだ。 Ⅲ 財団の事業の普及とコミュニケーションの充実のために 財団の提供するサービスが、より多くの中小企業に理解され利用されることに より、中小企業の勤労環境の充実に寄与できるよう、マスメディアの活用等によ り事業の一層の普及に努めた。 また、電話、事業所訪問を通じて各種問い合わせの対応や、制度内容の説明、 ニーズ等の把握を行うとともに、ホームページや広報誌「まいんど」他で各種サ ービスのお知らせを行う等、様々な情報の提供を行い、中小企業とのコミュニケ ーションの充実を図った。 1.マスメディアによる広報 財団を多くの中小企業に認識してもらい、事業の理解を深めてもらえるよう テレビ、ラジオ、新聞等を通じた広報を積極的に行った。 9 ・ 新たな素材(TV・ラジオ・新聞)を活用した広告、宣伝を行った。 ・ 公益財団法人に移行したことに伴い、従来から行っている 8 月・2 月に 加え、4 月、12 月にも広告、宣伝の集中投下を行った。 2.事業普及体制の整備 財団の事業がより多くの中小企業に普及するよう、新規会員の募集を行う新 たな普及推進員制度を立ち上げた。 平成 26 年 3 月末現在 普及推進員 コンサルタント 5名 100 名 また、新規加入の問い合わせ窓口としてフリーダイヤルの導入を行った。 3.会員へのサービスの充実 役職員及びコンサルタントが会員を訪問することにより、コミュニケーショ ンを図り、財団の事業内容等の周知を行うとともに、加入者の状況確認を行っ た。 ・ 会員訪問件数 81,141 件 4.コールセンターでの対応管理 対外的な窓口として、各種問合せ等にコールセンターが一元的に対応し、事 業内容の理解が深まるよう努めるとともに、各部で入手した意見・要望等を取 りまとめ、制度内容の充実改善に反映するよう情報の共有化に努めた。 5.情報の提供 (1) 各種情報の提供 財団情報の提供を行うため、「日本フルハップ財団案内」をはじめ、「会 員ハンドブック」、 「加入のご案内」、 「事業のあらまし」 「ポスター」等を作 成し、会員をはじめ広く関係者へ配布した。 (2) ホームページ 新広告素材にあわせ、デザインの変更をはじめ閲覧者の利便性を考慮し た、より訴求力のあるホームページに改訂し、財団の事業内容、財務状況 等の案内、ビジネス交流会への出展等の情報をタイムリーに公開した。 6.広報誌「まいんど」の発行 広報誌「まいんど」を毎月発行し、財団が行う事業の実施状況を紹介すると ともに、中小企業の経営や日常生活に役立つ情報、各種催物への招待を案内す 10 る等、会員への情報提供を行った。 また、若い会員層が関心を持ってもらえるよう表紙を刷新し、特集では男性 会員にも関心を持ってもらえる記事を掲載するとともに安全啓発活動のペー ジを新たに増やし情報の充実に努めた。 ・ 「まいんど」発行 合計 3,280,710 部 7.会員数及び加入者数の状況 事業の普及とコミュニケーションの充実に努めた結果、平成 26 年 3 月末で 会員数 256,326 事業所、加入者数 540,270 名となった。 Ⅳ 財団の事業の新たな展開のために 会員や各界の有識者等多くの方々から将来の財団の事業運営に資するための 意見を伺う機会を設けるとともに、社会のIT化の流れの中でこれを活用した新 たなサービスの研究を行った。 1.モニター懇談会 会員の中から選ばれたモニターとの懇談会を開催し、財団の活動状況につい て報告のうえ、モニターの意見を求め、平成 26 年度の事業計画等に反映させ た。 ・ 第 20 回 平成 25 年 8 月 7 日 出席 77 名 2.財団業務のシステム化 会員への迅速で適切なサービスの提供を図るため、加入登録・変更処理業務 の改善をはじめ業務システムの拡充と改善に努めた。 また、会員訪問時の加入促進活動を支援するシステム開発、保険数理、契約 更新対応等の新制度移行に関するシステムの開発を行った。 Ⅴ 財団の適正な運営の確保 財団の適正な運営を図るため、評議員会、理事会等の開催や一層のサービスの 向上を目指した役職員の研修を行うとともに、個人情報保護の徹底強化を図った。 1.評議員会 財団の重要事項について審議決定するため、評議員会を開催した。 ・ 第1回 平成 25 年 4 月 8 日 議案 「平成 25 年度事業計画に関する件」 11 「平成 25 年度収支予算に関する件」 「理事の選任に関する件」 「会計監査人の選任に関する件」 「役員報酬等支給基準の改正に関する件」 ・ 第2回 平成 25 年 6 月 18 日 議案 「平成 24 年度収支決算に関する件」 「正味財産の増減に関する件」 「役員報酬等支給基準の改正に関する件」 報告事項 平成 24 年度事業報告 平成 24 年度会員加入状況 会計監査人の退任 ・ 法人法に基づく決議省略による評議員会 平成 25 年 7 月 29 日(決議があったものとみなされた日) 議案 「評議員の選任に関する件」 ・ 第3回 平成 26 年 3 月 10 日 議案 「平成 26 年度事業計画に関する件」 「平成 26 年度収支予算計画に関する件」 報告事項 平成 25 年度会員加入状況 2.理事会 定款に定められた目的を達成するため、理事会を開催した。 ・ 第1回 平成 25 年 4 月 1 日 議案 「会長、理事長、副理事長、専務理事及び常務理事の選定に関する件」 「平成 25 年度事業計画に関する件」 「平成 25 年度収支予算に関する件」 「理事の選任に関する件」 「会計監査人の報酬に関する件」 12 「会計監査人の選任に関する件」 「顧問の選任に関する件」 「コンプライアンス規程に関する件」 「評議員会の開催の決議に関する件」 ・ 第2回 平成 25 年 4 月 8 日 議案 「業務執行理事の選定に関する件」 「会計監査人の報酬に関する件」 ・ 第3回 平成 25 年 6 月 3 日 議案 「平成 24 年度事業報告に関する件」 「平成 24 年度収支決算に関する件」 「正味財産の増減(基本財産及び特定資産の期首残高)に関する件」 「役員報酬等支給基準の改正に関する件」 「会計処理規程の制定に関する件」 「評議員会の開催に関する件」 報告事項 会員加入状況について ・ 定款に基づく決議の省略による理事会 平成 25 年 7 月 22 日(決議があったものとみなされた日) 議案 「評議員の選任について評議員会に提案する件」 ・ 第4回 平成 25 年 9 月 17 日 議案 「障害補償不支給に係る再審査申出に関する件」 「死亡補償不支給に係る再審査申出に関する件」 「顧問、相談役報酬等規程に関する件」 報告事項 コンサルタント制度の拡充 会員加入状況について 13 ・ 第5回 平成 25 年 11 月 21 日 議案 「平成 25 年度上半期事業報告」に関する件 「平成 25 年度上半期収支報告」に関する件 報告事項 会員加入状況について ・ 第6回 平成 26 年 2 月 24 日 議案 「平成 26 年度事業計画に関する件」 「平成 26 年度収支予算計画に関する件」 「評議員会の開催に関する件」 報告事項 平成 25 年度会員加入状況 3.監事による監査 平成 25 年 5 月 16 日及び 17 日に会計処理並びに業務の執行について監査を 受けた結果、 「平成 24 年度において、理事の職務執行に関する不整の行為又は 法令若しくは定款に違反する事実はないことを認める。」旨の監査報告を受け た。 監事監査 ・ 平成 25 年 5 月 16 日、17 日 「平成 24 年度業務執行状況及び収支決算等」 ・ 平成 25 年 10 月 28 日、29 日 「平成 25 年度上半期業務執行状況及び収支状況」 4.会計監査人 トーマツによる監査 本年度より、有限責任監査法人トーマツを会計監査人に選任し、会計監査を 受けることとした。 5.内部監査の実施 本年度より、新たに内部監査役を設置し、適切な財団運営のため、内部監査 を実施した。 経理監査 ・ 平成 25 年 8 月 20 日 平成 25 年度第 1 四半期の経理処理事項全般 14 業務監査 ・ 平成 25 年 10 月 24 日、25 日 認可特定保険業に係る業務、法令等遵守体制、反社会的勢力に対する体制 6.コンプライアンス委員会の開催 公益財団法人として社会的責任を果たすため、財団の事業活動におけるコン プライアンス施策の検討、実施について審議を行った。 7.業務執行体制の整備と役職員の研修 (1) 業務執行体制 業務の効率化及びサービスの向上を図るため、適正配置を行い、9 部 1 センター、4 支局 1 事務所、133 名の体制で業務の執行に努めた。 (2) 役職員の研修 役職員の資質向上を図り、一層のサービスの向上を図るため、各分野に おいて研修を実施し、能力開発の強化に努めた。 また、認可特定保険業者として適正な保険募集体制を確立するため、会 員募集に携わる役職員、コンサルタントを対象に募集人研修を実施した。 ① 新規採用職員研修 ・ 内部研修(財団の事業概要他) ・ 外部研修(社会人としての心構え、接遇の心構え他) ② 職制別研修 ・ 課長代理研修 本年度中に課長代理へ昇格した職員を対象に、課長代理研修を実施し た。(マネジメントの基本) ③ 専門研修 公益法人実務研修(主催:公益財団法人公益法人協会他) ④ 事業継続マネジメント研修 役職員、派遣職員を対象に実施した。 ⑤ 募集人研修 役職員及びコンサルタントを対象に「認可特定保険業者向けの総合的な 監督指針」に基づき、会員募集に係る募集人研修を実施した。 15 ⑥ メンタルヘルスケアに係る研修 職場におけるメンタルヘルス対策の一環として、職員を対象にセルフケ ア研修を実施した。 ⑦ コンプライアンス研修 公益法人として、コンプライアンスを最優先した事業活動を行うため、 役職員に対象に、コンプライアンス研修を実施した。 (組織に求められるコンプライアンス) ⑧ 一般研修 ・健康管理研修(セルフメディケーションについて) ・教養研修 ⑨ (最近における社会情勢について) その他の研修 中央労働災害防止協会が実施する安全衛生トップセミナーに部長 2 名が 参加した。 (3) その他 労働安全衛生法に基づき、財団の安全衛生委員会を開催し、役職員の健 康保持・増進に努めた。 8.個人情報保護への対応 個人情報を適切に保護するため、年度計画にもとづき新人の職員・派遣者・ コンサルタントに対し、一般教育を実施するとともに、全部署を対象に運用状 況を監査する内部監査を実施した。 16 (参考) 法人法 第四款 事業報告 第三十四条 法第百二十三条第二項 の規定により作成すべき事業報告及びその 附属明細書については、この条の定めるところによる。ただし、他の法令に別段 の定めがある場合は、この限りでない。 2 事業報告は、次に掲げる事項をその内容としなければならない。 一 当該一般社団法人の状況に関する重要な事項(計算書類及びその附属明細 書の内容となる事項を除く。) 二 法第七十六条第三項第三号 及び第九十条第四項第五号 に規定する体制の 整備についての決定又は決議があるときは、その決定又は決議の内容の概要 3 事業報告の附属明細書は、事業報告の内容を補足する重要な事項をその内容 としなければならない。
© Copyright 2025 ExpyDoc