学校便り10月号

コス
鷲宮中だより 第6号
平成25年10月26日(土)
生徒数 335 名(男子 161 名 女子 174 名)
【学校教育目標】
:
「やればできる」という気迫
をもち、主体的に自分を鍛える生徒
http//www.kuki-city.ed.jp/washinomiya-j/
モス
秋 桜
夢の扉
校 長
松 崎 直 臣
低く、そして幾層にも重なる灰色の雲。大空の大部分を覆うこれら水の変化した産物は、厚く大地を押しつぶしそうに佇
みながら、ゆっくりと南西へ移動しています。折りしも、大型の台風の狭間、その襲来の予報は不確かだけれど、低気圧の
規則どおりの、北東からのずいぶん冷たい風は季節の移り変わりを明らかに表現しています。
次第に変化していく気温や光の明度は、知らぬ間に秋の深まりを増しています。それはまるで季節の一辺一辺を切り取っ
たように。遅々とした深まる季節への歩みは、実は、忙しさにかまける私達にとっては、まさに一瞬の時間の移ろいに思え
てしまったりするのでしょう。
白い光に包まれた東の空では、その中心の太陽が、少しずつ重たい雲を押し上げながら、その高度を上げていきます。田
園には降り残した雨が、鏡面のような一画を作り、時折渡る風が、さわやかな波紋を作っていきます。しかし、時々の肌を
刺すような冷たい風。ほんの数週間前には、汗ばむ昼下がりを辟易して歩いていたのに、こんなにも時の移ろいの速さを感
じるのは、夏から秋への、そしてその先の季節への変化の妙なのでしょう。
三寒四温。冬の終わりに使われるその言葉は、今はさしずめ、三暖四寒。次第に凍えていく大地、そして林立した遠くの
木立の凍える様を、一陣の冷たい風が予感させてくれます。
灼熱の明るさと陽気さに疲れた私達の心は、知らず、その奥底に、清涼な大気、凍てつく冬の日々を欲しているのかも知
れません。そんな繰り返し、その連続性の中に、季節の変化、そして私達の「生」の歩みがあります。
目の前の風景は、
「かくてもあられけるよ。
」
(こんな風にしても生きていられるんだなぁ。
:徒然草代11段より)あるい
は、
「こんな風にして季節は移ろっていくんだなぁ。
」などと、季節の変化の妙を改めて考えさせてくれます。
地域や保護者の皆様には、日頃より本校教育の推進のために、ご支援、ご協力を賜り、まことにありがとうございます。
次第に肌寒い季節になります。どうぞご自愛なさって健やかにお過ごしください。
学校では、2学期も、早、中盤にさしかかり、生徒は学習に運動に一生懸命取り組んでいるところです。1,2年生は過
日の新人兼県民総合体育大会地区予選会にて、鷲中の「プライド・誇り」を十分に発揮してくれました。
すべての競技で、真摯に取り組む鷲中生の姿はとてもすがすがしく、多くの試合で感動を与えてくれました。勝敗はつき
ものですが、勝敗を超えた、多くのものを生徒たちは、その取り組みのプロセスを含めて体得したことでしょう。最後まで
粘り、勝ち取った勝利、ほんの一瞬のタイミングのずれでの敗北、多くのドラマはすべて血となり肉となり生徒たちの糧と
なっていくはずです。また、吹奏学部は小学校での交流演奏会。小学生の目を釘付けにした演奏はやはり多くのものを得た
体験になりました。そして、合唱コンクール。文化活動発表会へと。今、鷲宮中は大きなうねりの中にいます。
「よりよく、
よりよく」という胎動の中で歩き、成果を残しています。
今後も多くの行事等が行われます。また、県大会、あるいは春から育てた「サツマイモ」の収穫の時期も迎えます。地域
の方々にお世話になって成長した作物を使っての行事も予定されています。深まる秋の中、さらに充実した教育活動を展開
してまいります。地域・保護者の皆様にもお力をお借りいたしますが宜しくお願いいたします。
さて、標題の「夢の扉」
。過日放送された、某民法テレビ局のそのタイトルの番組では、フリーランスの医師として、全
世界を駆け巡り、優れた内視鏡外科手術を通し、多くの人を救ってきた「平成のブラックジャック」こと、日本の内視鏡外
科の第一人者である金平永二医師が登場しました。
番組では、彼のおこなう単孔式内視鏡手術(一つの穴からの内視鏡手術。通常は複数の穴からの手術)と、その革新のた
めに、優れた手術器具の製作にかける人物との取組を通して、
「夢」の実現と、その過程での労苦、喜び等が描かれます。三
箇所で曲がることの出来る直径五ミリのベータチタンの器具を携えて、ドイツでの世界内視鏡学会での発表と、絶賛。この
ことにより数十、いや数百万の患者が救われるという事実。
「夢の扉」を開ける勇気と、その実現へのたゆまぬ努力。二人の
人物の生き様を通して、常に前を向き、積極的に自分の信念に従い行動していくことの素晴らしさを学びました。
生徒はもとより、私達大人も、生きていくうえで、
「夢」
「目標」を掲げ、その実現に邁進する。単純なことのようですが、
あらためてその大切さと必要性を痛感しました。人が、それぞれの「夢の扉」を開け、困難を享受し、打ち勝つ努力をして
いく。このことが、生きていくことの価値の一つなのではないでしょうか。実は金平医師は5年前に出会った私の主治医で
もあります。彼の人格の素晴らしさに触れ、そして「夢」を語る姿に、いつも感動しています。そんな「生き方」を自分で
もしていきたいし、生徒にもそんな道を歩んで行ってもらいたい。そのことに対しての援助を、私達大人は常にしていかな
ければならない、と強く思っています。
今後の行事予定
曜日
日
9月24~26日、10月2~3日に新人体育大会地区予選会が実
施されました。1・2年生で臨む最初の大会。今年の夏は例年にない
猛暑でしたが、各部とも夏の暑さに耐えよく練習し、その成果を大い
に発揮してくれました。
野球部
サッカー部
1回戦鷲宮2-1栗橋東
1回戦鷲宮0- 18 久喜東
2回戦鷲宮0-4久喜
バスケットボール部(男子) バスケットボール部(女子)
1回戦鷲宮 91 - 24 幸手
1回戦鷲宮 83 - 53 幸手
2回戦鷲宮 27 - 101 久喜
2回戦鷲宮 34 - 50 太東
ソフトテニス部(男子)
ソフトテニス部(女子)
団体
団体
1回戦鷲宮3-0菖蒲
2回戦進出
2回戦鷲宮0-3太東
個人
個人
小野寺桃花(2年)安納梨奈(2年)組
ベスト 16
須田慎二(2年)山中優汰(2年)組
(第5位) 県大会出場
大多和瀬南(2年)高井 空(1年)組
ベスト 32
卓球部(男子)
卓球部(女子)
団体 ベスト8
予選リーグ2位
個人 國嶋 駿(2年)ベスト8 決勝リーグ3位入賞
伊東和加奈(1年)シングルス ベスト 16
バドミントン部
菅原里桜(1年)・村山希美(1年)
女子団体2回戦敗退
ダブルスベスト8
個人女子 矢田ヶ谷未美(2年)シングルス2回戦
矢田ヶ谷未美(2年)小林奈々華(1年)ダブルス2回戦
個人男子 酒川 巧(1年)シングルス2回戦
松本 塁(1年) 鈴木 健(1年)ダブルス2回戦
剣道部
バレーボール部(女子)
団体
リーグ戦惜敗
男子 予選2位 決勝トーナメント3位 女子 予選敗退
個人(男子) 若林 岳(2年)5位県大会出場
相澤竜也(1年)10 位県大会出場
陸上部
男子3000m 第2位 西條耕太朗(2年)
女子 100m 第1位 三上黎子(2年)県大会出場
女子 200m 第2位 三上黎子(2年)
女子 800m 第3位 楳澤世菜(2年)
行 事 予 定
10
/ 月 振替休業日
28
29 火 生徒会朝会 月曜日課
30 水
31 木
11
金 彩の国教育の日
/1
2
土
3
日 文化の日
4
月 振替休日
5
火 全校三者面談
6
水 全校三者面談
7
木 全校三者面談
8
金 全校三者面談
9
土
10 日
吹奏楽フェスティバル
ソフトテニス大会
11 月
全校朝会 3年生収穫祭
2年生上級学校訪問
12 火 3年生埼葛テスト
13 水 全校三者面談
14 木 県民の日
15 金 全校三者面談
16 土
17 日
10月5日(土)に行われま
したバザーの際には、悪天候
にもかかわらず、たくさんの
方々にご来校いただき、あり
がとうございました。また、
多くの商品を地域の皆様、保
護者の方々に献品いただき、
深く感謝申し上げます。貴重
な収益 は今後の学校教育に
大切に使わせていただきます。
今後も、本校の教育にご支
『鷲中バザー』
『公開講座 科学』
援ご協力賜りますようお願い申し上げます。
午後からは小中連携の一環として鷲宮中学校区の小学6年生を対象に6つの公開講座が開催されました。
国語・科学・美術・体育・技術の講座に46人の児童が参加し真剣な眼差で取り組んでいました。