「高森台県有地の活用を提案する市民の会」設立趣意書

「高森台県有地の活用を提案する市民の会」設立趣意書
このマスタープランの根本理念は、 “緑あふれる地域”に、子供からお年寄り、そして障がいをもった人、
誰もが生きがいを感じ“気力が湧いてくるような魅力的スペース”の創造にあります。例えば、世代を超え
て気軽に集えるコミュニティスペース、住民の要望を取り入れた諸福祉施設、障がい者の就労支援施
設、医療施設、傾斜地を生かした果樹園の森、自立と共助を組み合わせたコーポラティブハウス、
地域に開放された教育拠点、住民の協働による諸商業施設など、立地条件を生かした夢のある
「共助あふれるまち」の実現を目指す内容を盛り込んでいきたいと考えています。
実現手段についても今までのような利潤追求型民間業者活用だけでなく、一般住民の資金やアイ
デアを大胆に投入した新しい手法をも視野に入れて考えていきます。
行政と協議しながら、県有地の有効的利活用の実現を目指す活動は、必ずや高蔵寺ニュータウン
の再生と共に、周辺に住む人々の暮らしや春日井市全体の発展につながると確信しています。
このような趣旨により、私たちは「高森台県有地の活用を提案する市民の会」(略称;「市民の会」)を
立ち上げました。多くの皆様の参加を期待するものです。
2012年9月29日
「高森台県有地の活用を提案する市民の会」
設立発起人代表 寺島靖夫
東部市民センターロビー常設「ニュータウン全体模型」を撮影
高度経済成長真っ只中に開発された高蔵寺ニュータウンは、現在、少子高齢化、人口減少が進行していま
す。このまま手をこまねいている状態が続けば、近い将来、住人の生活に深刻な事態が予想され、それは周辺
地域の人々や春日井市全域の市民生活にとって大きな問題となることが懸念されています。
こうした中、ニュータウン北東部に、長い間放置されてきた県有地(79,200 ㎡)の一部地域(9,100 ㎡)に春日
井市が高齢者向け福祉施設を建設するという計画が提示され、去る 7 月 18 日(水)、東部市民センター大ホ
ールでその説明会が開かれました。説明会には 200 名を超える人々が参加し、活発な質問や提案があり、関心
の高さを伺い知ることができました。意見交換の中で、県有地の残りの部分(約 70,000 ㎡)について、現在、愛
知県、春日井市とも具体的な利活用計画を持ち合わせていない、ということも明らかになりました。
すでにニュータウン内のほとんどの住宅地は住宅として建設済みで、新しくアイデアを実現する土地の確保も難
しい一方、このような広大な可能性を秘めた貴重な県有地が手つかずのまま存在しているという状況が浮き彫り
になりました。県有地の存在がニュータウンにとって、いかに重要であるかを改めて実感するものです。この大事な
県有地の利活用について、今までのような行政主導の進め方ではなく、行政と市民が一体となって、県有地全
体のマスタープランを創り上げ、そのマスタープランに沿った「住民の住民による住民のための県有地」が実現で
きるシステム(仕組み)を提案していく必要があるとの考えに至りました。
設立発起人(アイウエオ順)
浅井公雄 浅井孝実 浅井博子 池本勇夫 石田弘子 稲塚美枝子 井村工
伊豫田吉広 岩谷直子 太田省三 岡本秀昭 奥村昇次 片山繁行 金森義忠
河合忠 黒野雅好 小林裕子 齋藤宏保 坂井弘明 白井晋平 治郎丸慶子
杉山裕章 曽田忠宏 武田直己 寺島靖夫 名賀晴彦 橋本憲二 長谷川光男
林明代 林正彦 藤城栄一 藤田武 保母紀久子 堀内泰 松崎廣幸
向井誠史郎 村上房江
森健
守ひろ子 諸戸行雄 藪木聰博
山田節子
設立主旨や入会に関する問い合わせ先
代表
寺島:0568-91-8364
事務局
藤城:0568-94-0119
入会申込
林:0568-92-2304