アイアール カジノを含む統合型リゾート(IR:Integrated Resort) を巡る本村の状況 アイアール IR カジノを含む統合型リ ゾートのことをIRと呼 びます。カジノ施設のほ かに会議場やレクリエー ション施設、宿泊施設な ど観光振興に寄与すると 認められる施設が一体と なっている複合観光施設 の総称です。IRの発 端は米国(ラスベガス) で、現在は中華人民共和 国マカオ特別行政区、シ ンガポール、フィリピン などアジア圏にも広がり を見せており、世界で約 130か国が既に何らか の形でカジノを合法化し ています。 IRが注目される理由 のひとつとして、公的財 源を必要としない観光振 興策の一手段となってい ることが挙げられます。 制度的改正のみで民間に よる投資を誘引し、その 先の観光振興に繋げるこ とのできるものとして注 目されています。 日本においてカジノは 合法化されておらず、よ ってIRの導入について は未定ですが、想定され る日本の制度では、自治 体において特定複合観光 施設区域の申請をし、国 の認定を受けた地域で、 民間事業者によりカジノ 施設が設置及び運営され るものです。国及び自治 体は運営事業者から納付 金を、カジノ施設の入場 者からは入場料を徴収で きることが考えられてい ます。 IRの導入について は、経済効果などプラス の面と、犯罪や治安、依 存症などに関するリスク などのマイナスの面も指 摘されています。 (北海道報告カジノを含む統 合型観光リゾート(IR) による経済・社会影響調査、 北海道経済部観光局『北海 道型IRフォーラム』資料 などを参照) 留寿都村における現在までの経過 平成26年7月 ・留寿都商工会と留寿都村観光協会の連名にて、留寿都村長及び留寿都 村議会議長へ要望書(「特定複合観光施設の誘致に関する要望」)が提出 される。 平成26年8月 ・ 「留寿都村統合型リゾート誘致推進協議会」設立総会が開催される。 (設立発起人:留寿都商工会長、留寿都村観光協会長、留寿都建設協会長、 加森観光㈱代表取締役) ・議会から統合型リゾート(IR)の誘致について村が表明することに対 して賛成する申し出がある。 平成26年9月 ・北海道に対するIR誘致表明要望書「統合型リゾート(IR)に係る 取組の推進に関する要望書」を提出する。 平成26年11月 12月 ・村政懇談会にて、IR誘致表明要望書提出までの経過を説明する。 平成27年2月 ・留寿都村でIRに関する道民セミナーを開催する。 平成27年2月号 10
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