高松市栄養教諭・学校栄養職員研究会 1月食育指導資料 まんば 献立実施日 A26日(木)B27日(金)C30日(月)D31日(火) 「ひゃっか」・「せんば」 これも, ぜんぶ か が わ け ん でんとう や さ い 「まんば」は,香川県 の伝統とうさん 野菜です。同じ野菜なのに,地域 よ な か ち く まんば せいさん ち く によって呼 び名 が変 わります。 東 讃 地区 では「 「 万葉 」 , 西讃 地区で では ひゃっ か 「まんば」 は「 百 華ま」ふ ゆと呼ばれます。 つぎつぎ め また,真冬 でも,次々 芽をふき,たくさんの量がとれることから せんば ひゃっか 千葉は とか, 百貫ともいわれる野菜です。しゅうかく 葉もの野菜が少なくなってくる冬に収穫 できるまんばは, 「まんばのけんちゃん」とい きょうどりょうり う郷土 料理があるように香川県 の人には,知らない人がいない な じ くらい馴染 みの深い野菜です。 つ 郷土料理 「まんばのけんちゃん」 まんばのけんちゃん」 冬のおそうざいとして, 昔も今も親しまれています。 つ 摘んでも摘んでも葉が出てくる「まんば」 しゅうかく 外葉が十分大きくなったころ,下葉から1株1~2枚ずつ5~7日ごとに収穫 します。 つ つ 葉を摘んでも摘んでも次から次へと新しい葉が出てきます。 次々と新しい葉 しい葉が出てきます。 てきます。 まんばを収穫 まんばを収穫しても 収穫しても しも お まふゆ 葉は がで出 がで出てくるよ め げんき やさい 霜の降りる真冬も芽がでる,元気な野菜!! 「まんば」 野菜の少なくなる霜の降りる真冬 でも,次々芽をふきたくさんの量がとれる野菜です。秋(10月下旬)か しゅうかく ら春(4月中旬ぐらい)まで収 穫 できます。 しも お まふゆ しも ゆき マンバは霜 や雪にあたると一時的に しんなりとしおれたようになります。 まんばの栄養 まんばの栄養は・・・ 栄養は・・・ つぎつぎ お日様がのぼって気温が上がると, お昼頃にはまたピンと元どおりに。 じ き 寒さむさが厳きびしい時期 (1~2月ごろ)にと れたものは,この繰り 返しによって,葉がや あまみ わらかくなって甘味 が増しおいしくなり ます。 色の濃こひい野菜の仲間で,カロテンやビタミン C がたっぷり! ふ ねんまく よぼう 体の皮膚や粘膜などを強 などを強くして, して,かぜを かぜを予防します。 ます。 【参考資料】「讃岐の食」「さぬき味の歳時記」香川県農政水産部農政課 HP 高松丸亀町食プロジェクト「12 カ月の食カレンダー」食材シート 高松市栄養教諭・学校栄養職員研究会 給食時の指導(1月) 給食実施日 A26日(木)B27日(金)C30日(月)D31日(火) ○ 献立名 いりこめし 牛乳 まんばのけんちゃん あんもち雑煮 まんばの資料です。学級でそのまま読むことがで ○ 献立のねらい きるようにしています。担任の先生の他,日直の児 郷土の野菜 まんばについて知る。 童に読んでもらうなど,ご活用ください! ○ 指導内容 きゅうしょく つか やさい きょうの給 食 の,「まんばのけんちゃん」に使 っている野菜 は「まんば」です。「まんば」は秋から冬, やさい そして春まで長くとれる野菜 です。 さむ しも たはた まんばは,冬に寒くても霜に負けることなく,田畑 で育っています。 葉をつんでもつんでも次々に新し い葉が出てくる元気な野菜です。 やさい なかま ひ ふ じょうぶ まんばは,切っても切っても色のこい野菜 の仲間です。体の皮膚 などを丈夫 にして,かぜにかかりにく くしてくれます。 とうふ きょうどりょうり 今日は豆腐 と一緒に郷土 料理「まんばのけんちゃん」にしています。残さず食べましょう。 (評価)「まんば」について知り,すすんで食べることができたか。 (中学年)「まんば」やまんばをつかった郷土料理に興味を持ち,すすんで食べることができる。 きゅうしょく じもと きょうどりょうり ほそ ぎ 今日の給 食 は,地元 の野菜を使った郷土 料理 「まんばのけんちゃん」です。 「けんちゃん」とは,細 切り あぶらいた とうふ いた りょうり 野菜の油 炒めに豆腐を入れて炒めたしっぽく料理 の「けんちん」がなまってできた言葉のようです。 りょうり とうさん よ せいさん この料理 は,高松市から東のほうの東讃 では「まんばのけんちゃん」と呼 びますが,西のほうの西讃 で ひゃっ か せ っ か せいさん ひゃっか ひゃっ は, 「百 華の雪花」と呼びます。西讃では,まんばのことをたくさん取れることから「ひゃっか(百貫 ・百 か とうふ ま せっか 華)」と言います。そして,けんちゃんのことを,豆腐 を雪の舞よっているように見立てて, 雪花と言います。 とうさん せいさん かた ちが そのため同じ料理ですが,香川県の中で東讃 と西讃では,その呼び方が違うのです。 しも お さむ きび じ き あまみ このまんば,霜が降りる寒さが厳しい時期(1~2月ごろ)にとれたものは,葉がやわらかくなって甘味 が増すので,一番おいしく食べることができます。よく味わって食べましょう。 (評価)「まんば」に興味を持ち,すすんで食べることがでたか。 (高学年)「まんば」の歴史や栄養について知る。 つけもの たかな しも お まふゆ つぎつぎ まんばは,漬物 として使われる高菜 の一種。野菜の少なくなる霜 の降 りる真冬 でも,次々 芽をふき,た まんば せんば ひゃっか くさんの量がとれることから万葉 ,千葉とか, 百貫 ともいわれる野菜です。ハウス栽培のない時代,葉を しゅうかく きちょう ちぎりながら秋から春まで収穫 できる昔の人の貴重な野菜でした。まんばは,霜や雪にあたると一時的に しんなりとしおれたようになるのですが,お日様がのぼって気温が上がると,お昼頃にはまた元どおりに あまみ 元気な野菜になります。この繰り返しによって,葉がやわらかくなって甘味 が増し,おいしくなります。 こ なかま ちょう り ほ う きょうどりょうり 色の濃い野菜の仲間 で,カロテンやビタミンCがたっぷりです。調 理法 にも,郷土 料理「まんばのけんち あぶら いた に むかし ち え つ ゃん」には油 で炒うめてから煮 るという昔 からの調理の知恵 が詰まっていますね。 つ きょうどりょうり 今日は,昔から受け継がれてきた香川県の郷土料理「まんばのけんちゃん」を,残さず食べましょう。 (評価)「まんば」の歴史や栄養について知り,興味・関心をもって食べることができたか。
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