¡ 22 ¡ 2001 年度基礎数学ワークブック 番外編 2 「データの関数近似」 < 離散フーリエ変換 3 > N 個の実数 y0 ; y1; ¢ ¢ ¢ ; yN¡1 と N 個の複素数 C0 ; C1; ¢ ¢ ¢ ; CN¡1 に対して以下 の等式が成立する。(証明略) ¯ ¯2 ¯ ¯2 N¡1 N ¡1 ¯ N ¡1 ¯ ¯ X X X 2¼k` ¯ 1 2¼k` ¯ ¯ ¯ Ck e N i ¯ = N y` e¡ N i ¯ ¯ y` ¡ ¯ Ck ¡ ¯ ¯ ¯ ¯ N N ¡1 ¯ X (¤) `=0 k=0 k=0 `=0 この等式より以下のことがわかる。 もし全ての k (k = 0; 1; ¢ ¢ ¢ ; N ¡ 1) に対して (¤¤) N ¡1 1 X ¡ 2¼k` i Ck = y` e N N `=0 が成り立てば (¤ ¤ ¤) (離散フーリエ変換) + (¤) 式の右辺=0 + (¤) 式の左辺=0 + y` = N¡1 X Ck e 2¼k` i N (離散フーリエ逆変換) k=0 が全ての ` (` = 0; 1; ¢ ¢ ¢ ; N ¡ 1) に対して成立する。 逆に (¤ ¤ ¤) 式が成立すれば、(¤¤) 式も成立する。 (注) (¤) 式の左辺は y` と N¡1 X Ck e 2¼k` i N との距離の 2 乗の和を意味している。2 乗の和を k=0 最小にするような方法を最小 2 乗法という。 問 (¤¤) 式から CN¡k = Ck (Ck の複素共役) を導け。
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