鎌倉市長 松尾 崇 殿 契約上の「勤務日報」が保存されていない件の回答について返答および再質問 (平成24年5月11日回答受け) 当件に付きましての回答を頂きましたが、事業全体の結果をお伺いしているのではありません。 単に契約書に約束されている「勤務日報」が存在しないのは契約違反ではありませんか?とお伺いしています。 契約上の問題に絞ってお伺いしています。成果品云々には全く関係ありません。 成果品があるから、これで目的が達成されたから、「契約書の内容は不履行でも認められる」ということです か? 契約書の意味・意義は一体何ですか? この回答文は契約書の存在意義・重みを全く理解していない回答です。 契約の意義、契約書の第一条から第十七条までの記述内容、鎌倉市役所の角印の重みが全く理解されていませ ん。全世界中探してもこの回答の理論は通用いたしません。おそらく通用するのは鎌倉市役所だけでしょう。 例えばマラソンでゴールまで完走できれば、ルール(契約)を無視しても良いという理論と同じです。 文中に「勤務内容まで確認できる書類の作成は求めておりませんので」とありますが、まさしく必要であるか ら、契約書の第11条に「会計関係帳簿類等の保存」が義務付けられており、その中に「勤務日報」の名があ るのです。「勤務日報」は必要書類なのです。理解が真逆です。この契約の目的・契約文をよくご理解くださ い。 神奈川県商工労働局は当案件において、勤務実態を把握する目的で「業務内容も含め、事業の実施状況は、市 で把握しておくのが基本である」と指針を出しています。勤務実態は市でチェックする事と言っています。 何度も申し上げますが、契約書に「勤務日報」の保存義務が課せられているのは、勤務実態を把握するためで す。この事業は勤務実態を把握しなければならないのです。その勤務実態から雇用者がきちっと労働している か、また一方、新しい情報を正確に収集するのが目的です。ですから契約書の中にこれらをチェックする「勤 務日報」の保存義務が課せられているのです。 この回答文から察すると市長はじめ行政職員は「勤務日報」の保存義務の意味も、契約書がどのくらい重要な 意味があるのか全く理解されていません。 私は、厚生労働省や当方の弁護士が契約書に保存義務がある限り「勤務日報」は必要であるとの言質を得てい ると申し上げました。加えて、厚生労働省や当方の弁護士は私と同じ意見です。両者にも同じ答えをされるお つもりですか? 甚だ申し上げ難いことですが、こんな回答内容では世の中の常識として通用いたしません。私は鎌倉の議員と して、一市民として恥ずかしい限りです。 契約書の内容・契約事項がきちっと履行されることが前提条件ですので、これは成果品として認められません。 加えて、私見ですがこの成果品は全くもって成果品と言える内容には程遠いものです。 市長はこの成果品が5000万円の価値があると判断されたのです。 また文中に「成果品の納品により契約の目的は達成されたものと考えております」とありますが、私はこの成 果品が業者から観光課に提出される以前から「勤務日報」が依存しないのは、契約違反であると申し上げてき ました。この点、成果品が提出される前から「勤務日報」が存在せず、契約違反が続いていたことは時系が合 致しませんがどのように説明されますか? また、私が総務課あてに先般お送りした 1、軽微なことであるので勤務日報はいらない(前観光課服部課長談) 2、神奈川県の承認を得ているので勤務日報はいらない(小磯部長談) 3、勤務日報の件については担当者同志の認識であり総務部は関与しない(内藤次長談) につきましても各々に短文にて書類をもってご説明ください。 追伸 法制担当の方にお伺いいたします。 ●今回の件で、契約書に「勤務日報」の保存が義務付けられているにもかかわらず、「勤務日報」が存在しな いことは法制的に契約違反ではありませんか? ①YES(契約違反)か ②NO(契約違反ではない)かでお答えください。 ●仮に全く違う事例で、契約書に「勤務日報」の保存が義務付けられているにもかかわらず、「勤務日報」が 存在しなければ法制的に契約違反ではありませんか? ①YES(契約違反)か ②NO(契約違反ではない)かでお答えください。 平成24年5月12日 渡辺昌一郎
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