回答書(PDF:82KB)

回答書
放射線検出用体表面モニタに係る調達公告(2/6入札)に係る質問について、以下のと
おり回答します。
番号
質問事項
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(2)「検出器は、プラスチックシンチレーション
光漏れによる測定値への影
検出器であり、入射面は光漏れを起こさない強
響が生じないことを求めてい
度を有すること。
」とありますが、入射面とは検
ます。入射面は、シンチレータ
出器自体の表面(この場合シンチレータを指し
表面又は遮光膜(遮光膜破損防
ます)という解釈でよろしいでしょうか。これ
止用フィルム含む)、汚染防止
以外を想定されている場合には具体例をご提示
膜を想定しています。
ください。また「光漏れを起こさない強度」の
回答
「光漏れを起こさない強度」
基準は JIS K 5600-5-4(引っかき硬度(鉛筆法)) は、貴見のとおりです。
によるものと解釈致しますが、これ以外を想定
されている場合には具体例をご提示ください。
2
(3)
「検出限界は、137Cs線源を用いて 0.75
計算式は、一般的に使用され
以下(Bq/cm2)であること。
」とありますが、 る原子力安全技術センター式
検出限界を算出する為の計算式・算出条件(測
定時間・BG 測定時間・BG、評価面積・検出器と
を採用してください。
算出条件として、下記のとお
線源の距離)等を開示下さい。特に検出器と線
り想定しています。
源の距離は、実運用では手・足裏以外の検出器
測定時間:10 秒
と体表面が密着した状態での測定ではありませ
BG 測定時間:100 秒
んので、計算条件でも実運用と同程度としなけ
評価面積:100 ㎠
れば正しい性能評価にはなりません。手足は密
検出器と線源の距離:手足想
着、体幹部は 5cm として想定しておりますが、
定として目皿又は金網密
これ以外を想定されている場合にはご提示くだ
着、体幹部想定として 5 ㎝
さい。
また、計算式については弊社では一般的に原安技
式と呼ばれている式を採用しております。
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(4)「測定部位は、頭上を除く全身の体表面が測
体幹部の測定と手部の測定と
定でき・・・」とあります。体表面の測定では、 を同一・同時に行っても、体表
体幹部(前面、左右側面、背面)と左右手のひ
面モニタリングとしての汚染
ら及び手の甲のそれぞれを分けないと正しい評
の測定について、差し支えない
価となりませんが、そういう解釈でよろしいで
ものと考えます。
しょうか。これ以外の想定をされている場合に
例:最初に体幹部の前面と手
は具体例をご提示ください。
の甲を同一・同時に測定
し、続いて体幹部の背面
と手のひらを同一・同時
に測定することなどが
想定されます。
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(6)「計数方式は、スケーラ方式で光電子増倍管
同時計数方式は、貴見のとおり
1本以上により同時計数方式又は同等以上の機能
です。光電子増倍管 1 本におい
が担保できること。」とありますが、光電子増倍管
ても検出器の構造や評価面積
1 本では同時計数方式は実現できないものと考え
などにより、同等以上の機能が
ます。光電子増倍管は 2 本以上という解釈でよろし
担保できれば可とします。
いでしょうか。