黒部市立石田小学校だより 第6号 浜っ子石田 平成23年10月26日 学 校 教 育 目 標 ◎ 向上心をもち 高め合う子 いつも元気でやりぬく子 しんけんに考え、くふうする子 だれとも仲よく助け合う子 実りの秋!たくさんの応援・支援に感謝 教頭 飯田 睦子 「わ~!」子どもたちの歓声が体育館の中に広がっています。先日行 われたPTA教養講座のおもしろ科学実験です。全校児童のキラキラ輝 く目が講師の先生に釘付けです。 「おいしい~」ランチルームではうれしい笑顔がいっぱいです。三世 代交流会の餅つき大会です。子どもからお年寄りまで、餅つき体験と試食でランチルームは熱 気とおいしいにおいであふれていました。 また、各地区では秋祭りの練習、そして本祭りと熱い熱い取り組みが続きました。まさに実 りの秋を象徴するような豊かな活動がいっぱいです。 大きな行事を体験し、乗り越え、こうした積み重ねの中で子どもたちは、少しずつたくまし く、そして心豊かに育っていくのですね。 おそらく、子どもたちは自分で成長したような気がしていることでしょう。でも、そこは陰 になり、日向になり、支援をしてくださっているたくさんの地域の方や保護者の方の力があっ てこそできることです。今回の教養講座や三世代交流会は4月、5月からの計画に始まり、何 度も話し合い、段取り、準備と大変なご足労の中で成功に こぎつけたものです。子どもたちにその旨を伝えるととも に一緒に参加した大人として、心から感謝したいと思いま す。また、餅つきではたくさんの老人会の協力があってこ そ、なしえたものです。本当にありがたく思います。 振り返ると私たちが子どものころもこうした地域の方々 のお蔭で、様々な行事に参加し、マナーや人間関係、生き る知恵などを学んできたのでしょう。地域の教育力とはこ うしたものなのかもしれません。世代から世代へとしっか りつなげていきたいものです。 ほっと・・・ひといき 6年生の理科に「月と太陽の動き」 という単元があります。子どもたちに月の継続観察を 宿題とした手前もあり、月の観察を始めたのが10月。10月13日の名月。その月の美 しさに感動し、平安時代に「望月の句」を詠んだ藤原道長を思い、翌日の十六夜の月。「十 六夜日記」を思い、時代を超え、月を眺め、それぞれの思いに更けることができることに 改めて感動しました。下弦の月は、生地の漁港近くで、初めて海から上がってくるのを見 ました。月の出は日ごと50分近く遅くなり、まもなく新月を迎え、いよいよ新しい月と してまた、一日月、三日月、上弦の月と大きくなっていきます。気がつくとオリオン座も、 木星も輝いています。 こんなにじっくり月を観察したことはありませんでした。まだまだ、知らないこと、感 動することがたくさんあります。秋の夜長、自分だけのちょっと贅沢な時間をもつのもい いですね。子どもたちのことを言う前に、自分自身がゆとりのある時間や心をもちたいも のです。 (飯田) 「めくることから出会いが」 6年1組担任 大坂 由喜子 北日本新聞社では、NIE(新聞に教育を)の活動の一環として、児童 ・生徒が新聞に親しむ企画「クラスで選んだ5大ニュース」の企画を進め ておられます。6年生は9月28日(水)から10月4日(火)の間、新 聞学習を進めました。子どもたちに毎日新聞を 読むかと尋ねると、毎日読むという子どもは2 割程度、そのほとんどの子どもは、TV番組欄、 スポーツ欄などに限られていました。 新聞記事を読み取るには、5W1H(何・い つ・どこで・だれが・なぜ・どのように)の最 低限度の情報を把握することが大切です。また、 新聞記事を読んだ後、感想をプラスワンとして 付け加えることを子どもたちと共通理解しまし た。子どもたちは、毎日ペアでその日のビッグ ニュースを選び、二人で会話をしながら内容を 読み取り、グループの他のペアに紹介していき ました。 Q:何のニュースですか? A:放鳥トキが群れを作ったというニュースです。 Q:いつ群れを作ったのが発見されましたか? A:2日午前8時15分ごろです。 Q:どこで発見されたのですか? A:佐渡市内の水田近くの木にとまっているのを発見さ れました。 Q:群れは何羽でしたか? A:2歳の雄2羽と雌1羽です。 (省略) Q:あなたはこの記事を読んでどう思いましたか? A:石田では1羽のトキしか見たことがないので、群れを作るなんてびっくりしました。群れ を作っている野生のトキが増えるといいし、石田でも見てみたいです。 最初は内容を読み取るのに時間がかかっていた子どもたちでしたが、毎日新しい記事で繰り 返し行うことにより、短時間で正確に記事を読み取ることができるようになりました。ペアで 進めることにより、「なるほど」「私もそう思うよ」「本当にびっくりだね」などのうなずきや 相づちの言葉も聞かれ、にこやかにコミュニケーションをとりながら学習を進められるように なりました。また、4人グループになって、他のペアのスピーチを聞くことにより、スピーチ の仕方のよさを感じ取ったり、新聞記事の内容や友達の感想から、自分の考えをもったりする ことができるようになりました。この学習の後、 「初めは面倒だと思っていたけど、新聞を読む のは案外楽しいな」「すらすらと新聞の内容を読 み取れるようになったよ」「記事について友達と 交流するって楽しいな」など、うれしい感想を たくさん聞くことができました。 「毎日10分、新聞をめくってください。め くることから出会いが始まります」これは、新 聞社の人の言葉です。この新聞学習を通して、 世界や日本、地域に関心をもつ子どもが増えま した。この学習が習慣化され、家庭での親子の 会話の話題になればと願っています。秋の夜長、 ぜひ新聞記事を話題に、親子で討論してみませ んか。 10月の行事から 温かい言葉 なかよし級担任 鍋谷 真智乃 ○1・2年校外学習 なかよし級の子どもたちは、穏やかな性格で、いつも友達と仲良く活動しています。で も、自分の気持ちを言葉で表すことが少し苦手なので、気持ちを引き出したくていろいろ と工夫しています。1学期から交流級の子どもたちを含めて、ソーシャルスキルトレーニ ングなどを行い、話し方や聞き方、遊びに誘うときの誘い方などを学習してきました。そ れによって、自分から友達へ働きかけたいという気持ちは高まってきています。夏休みに は、一人でプールに通い、そこでたまたま居合わせた友達と仲良く遊ぶことができるよう になりました。友達とおにごっこなどをして楽しく遊び、プールに何度も通ううちに、な んと泳げるようになったのです。そこに友達がいる、楽しいときを共に過ごせるというこ とがこんなにも、子どもたちのエネルギーになるのだということを改めて感じました。 今後も温かい言葉をつかって、コミュニケーションがとれるように様々な学習をしてい こうと思っています。このように言っている私自身、言葉に敏感になろうと思ってはいて も、家に帰るとつい気が緩んで、我が子に対しては温かでない言葉やマイナスの言葉がけ をしてしまうときがあります。私「疲れた~」。 娘「お母さん、そういうとき、疲れたけど 今日は○○ができてよかったとプラスの言い方で終わるといいよ」。 娘に励まされつつ、 プラスのエネルギーを生む言葉をつかっていきたいものだと改めて心しています。 温かな言葉をつかうにも、ちょっとした工夫と努力が必要なのかもしれませんね。 10 月4日(火) 電車で宇奈 月公園に行き ました。ドン グリを拾った り足湯に入っ たりして、黒 部の秋を満喫 しました。 ○全校読書集会 10 月 18 日(火) 大器晩成、遅咲きの花 花壇担当 堀川 11月の行事予定 1年生の「く じらぐも」の *12/1(木)・2(金) 個別懇談会 音読発表、放 送委員会のクイズ、図書委員会の劇などがありました。秋は読書 の季節!家族で読書を楽しむのもいいですね。 百合子 “文焉花壇”の担当者として、2年目の今年度。単に花が好 きなだけで、花を育てるノウハウをよく知らない私は、毎日、 手探りの作業を続けています。 例年のように5月、子どもたちから募集したデザインを基に、 少しでも子どもたちのイメージに合った花壇になるようにと、花の色や草丈の高さを考え ながら植え付ける花の種類を選びました。昨年度と同じにならないように、今年度は新た に4種類の花を加えました。夏、真っ盛りに咲き誇る赤、黄、ピンクの花々を背景に涼や かに風にそよぐ薄紫色のイソトマ、小さな青い星を散りばめたように咲くアメリカンブル ー、“文焉の虹”なるアーチをつたう青紫のケープタウンブルー。生き物育成委員会をはじ め、5・6年生の水遣りのお蔭で、どれも、今夏の猛暑を忘れさせてくれるに十分な花の 育ちでした。 さて、もう1種類、皇帝ダリアがなかなか花を咲かせません。よくよく調べてみると、 日が短くならないと花芽を作らない短日植物で、開花時期は 11 月下旬とか。すべての花が 一斉に咲きそろうのを楽しみにしていた私はいささかがっかりしながらも、秋の盛りに緑 の葉を生い茂らせ、じっと開花の時期を待っている皇帝ダリアの世話にせっせと明け暮れ ています。 それにしても、花の世話をしていると、花を育てることと子どもを育てることはよく似 ているなと思うことが多々あります。手のかけすぎは植物をひ弱にします。でも、いつも 心にかけ、根元への水遣りを怠らず、適時に施肥や花柄摘みを繰り返すと、最盛期を過ぎ ても新たに花芽をつけ、思いの外、長く咲き続けてくれます。花にはそれぞれ花の色があ り、咲く時期があります。子どももそれぞれ個性があります。その子の育ちに合わせてそ れぞれの花を美しく咲かせることができるよう、親として、教師としての役割を果たして いきたいものです。 1日(火) 児童集金口座振替日 ベルマーク週間(~7日) 学校訪問研修会 2日(水)クラブ活動 4日(金)6年三校交流会 8日(火)教育課程研究集会(児童休業日) 9日(水)クラブ活動(最終) 10日(木)児童貯金日 ストーブ設置 14日(月) 委員会活動 15日(火)2、5年石田こども園との交流会 18日(金)4年にいかわ総合支援学校との 交流会 19日(土)黒部市善行表彰 21日(月)学校給食とやまの日 24日(木)PTA 常任委員会 25日(金)1年美術館出前講座 5年ミシン教室 26日(土)黒部市幼小中美術展(~28日) 28日(月)委員会活動 29日(火)避難訓練 30日(水)児童集会 ○市音楽会 10 月 21 日(金) 5・6年生がコラーレ で、合唱「いのちの歌」 を披露しました。この1 か月間練習を積み、本番 では心のこもった美しい 歌声を響かせました。10 月 29 日の公民館祭でも披 露します。 ○教養講座・三世代交流会 Ý 実験に大喜び! 10 月 22 日(土) 講師の先生のミニ実験ショーの後、子 どもたち全員が2つのおもしろ科学実験を 体験しました。その後の餅つき大会では、 地域の方と共に触れ合う喜びを体感しまし た。 * 楽しい企画にみんな大満足でし た。準備や当日の世話をしてくださ った PTA 役員や老人会の皆様、本当 Ý 地域の方と一緒に! にありがとうございました。
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