基本計画書 - 大阪大谷大学

別記様式第2号(その1の1)
基 本 計 画 書
基
事
項
計
画
フ
の
リ
設
区
リ
大
学
学
大
本
学
学部の学科設置
部
名
の
の
位
目
ナ
ガッコウホウジン オオタニガクエン
学校法人 大谷学園
ナ
オオサカオオタニダイガク
称
大阪大谷大学 (Osaka Ohtani University)
置
大阪府富田林市錦織北三丁目11番1号
修業
年限
年
入学
編入学
定員
定 員
年次
人
人
4
スポーツ健康学科
(Department of Sports
and Health Sciences)
100
100
講義
人間社会学部
スポーツ健康学科
分
158科目
新
設
既
人間社会学部 スポーツ健康学科
計
文学部 日本語日本文学科
文化財学科
織
教育学部 教育学科
の
設
人間社会学部 人間社会学科
概
薬学部 薬学科
分
要
開設時期及
び開設年次
年 月
第 年次
―
400
学士
平成24年4月
第1年次
―
所 在 地
大阪府富田林市錦織北
三丁目11番1号
400
開設する授業科目の総数
新設学部等の名称
教
考
・平成24年4月 教育福祉学部教育福祉学科から教育学部教育学科へ名称変更
(名称変更届出済)
・平成24年4月 教育学部教育学科[定員減] (△10)
・平成24年4月 人間社会学部人間社会学科[定員減] (△40)
・平成24年4月 文学部英米語学科[学生募集停止]
(△50)
(学生募集停止報告済)
・平成24年4月 大阪大谷大学短期大学部生活創造学科[学生募集停止予定](△180)
(学生募集停止報告予定)
学 部 等 の 名 称
組
学位又
は称号
(スポーツ健康学)
計
員
収容
定員
人
人間社会学部
(Faculty of Human and
Social Sciences)
同一設置者内における変更状況
(定員の移行,名称の変更等)
備
スポーツ健康学科は、スポーツを通して、人が生涯にわたり健康で豊かな生活を送るため
の支援に必要な知識及び技能を修得し、加えて「人と社会」の関係を科学の視点から探究
することにより多角的にスポーツにかかわり 、社会の発展に寄与する人材を養成する。
新 設 学 部 等 の 名 称
教育
課程
欄
本学は、教育基本法に基づき、学校教育法の定める大学として学術を研究教授するととも
に大乗仏教の精神を尊び、学識、品性にすぐれた人材を育成し、もって社会の発展と文化
の向上に寄与することを目的とする。
的
新 設 学 部 等 の 目 的
新
設
学
部
等
の
概
要
画
入
者
ガ
の
計
記
分
ガ
置
フ
大
本
計
合 計
演習
実験・実習
48科目
23科目
教授
7
(7)
7
(7)
7
(7)
5
(4)
14
(16)
12
(9)
18
(18)
56
(54)
63
(61)
准教授
2
(2)
2
(2)
1
(1)
2
(2)
8
(8)
6
(5)
10
(10)
27
(26)
29
(28)
‐1‐
計
卒業要件単位数
229科目
専任教員等
講師
助教
計
2
0
11
(2)
(0) (11)
2
0
11
(2)
(0) (11)
1
0
9
(0)
(0) (8)
2
0
9
(2)
(0) (8)
9
0
31
(7)
(0) (31)
3
0
21
(3)
(0) (17)
6
0
34
(6)
(0) (34)
21
0
104
(18)
(0) (98)
23
0
115
(20)
(0) (109)
128単位
兼
任
助手 教 員 等
0
75
(0) (41)
0
75
(0) (41)
0
76
(0) (74)
0
69
(0) (69)
0
116
(0) (63)
0
83
(0) (79)
0
37
(0) (35)
0
186
(0) (149)
0
199
(0) (152)
※平成23年4月
教育福祉学部教
育福祉学科の名
称変更を届出済
職 種
教
員
以
外
の
職
員
の
概
要
事
務
職
員
技
術
職
員
図
書
そ
館
の
専
門
他
の
職
専 任
55人
(55)
1
(1)
2
(2)
0
(0)
58
(58)
員
職
員
計
区 分
校
校
地
等
舎
運
動
専 用
敷
場
用
小
そ
の
合
兼 任
31人
(31)
0
(0)
4
(4)
21
(21)
56
(56)
共用する他の
学校等の専用
共 用
計
86人
(86)
1
(1)
6
(6)
21
(21)
114
(114)
計
地
60,798.50㎡
0㎡
0㎡
地
17,802.41㎡
0㎡
0㎡
計
78,600.91㎡
0㎡
0㎡
他
4,206.09㎡
0㎡
0㎡
計
82,807.00㎡
0㎡
0㎡
専 用
共用する他の
学校等の専用
共 用
46,291.87㎡
計
0㎡
0㎡
(7,440.68㎡)
(7,364.93㎡)
校 舎
(31,486.26㎡)
講義室
演習室
教室等
専
任
69室
教
員
研
新設学部等の名称
図
書
・ 人間社会学部
設 スポーツ健康学科
備
計
究
室
実験実習室
24室
平成24年4月大
阪大谷大学短期
大学部学生募集
46,291.87㎡ 停止予定。校地
等については平
成24年度は大阪
大谷大学短期大
学部と共用であ
るが、平成25年
度以降はすべて
(46,291.87㎡) 大阪大谷大学専
用となる。
情報処理学習施設
96室
語学学習施設
9室
(補助職員 0人)
新設学部等の名称
2室 大学全体
(補助職員 1人)
室 数
人間社会学部スポーツ健康学科
図書
学術雑誌
〔うち外国書〕
〔うち外国書〕
冊
種
155,149〔40,841〕
(153,197〔40,353〕)
155,149〔40,841〕
(153,197〔40,353〕)
3,829〔462〕
図書館
11
電子ジャーナル
〔うち外国書〕
2,351〔2,351〕
視聴覚資料 機械・器具
点
3,295
(3,829〔462〕) (2,351〔2,351〕) (3,295)
3,829〔462〕
2,351〔2,351〕
3,295
(3,829〔462〕) (2,351〔2,351〕) (3,295)
面積
閲覧座席数
4,043.47㎡
点
0
(0)
(0)
0
0
(0)
(0)
大学全体での共用分を
含む。図書
413,,119[56,912]冊、
学術雑誌3,829[462]
冊、電子ジャーナル
2,351[2,351]種、視聴
覚資料12,932点、機
械・器具21,006
点、標本242点
収 納 可 能 冊 数
該当なし
‐2‐
標本
0
体育館以外のスポーツ施設の概要
5,333.42㎡
室
点
378
面積
体育館
平成24年4月大
阪大谷大学短期
60,798.50㎡ 大学部学生募集
停止予定。校地
17,802.41㎡ 等については平
成24年度は大阪
大谷大学短期大
78,600.91㎡ 学部と共用であ
るが、平成25年
4,206.09㎡ 度以降はすべて
大阪大谷大学専
用となる。
82,807.00㎡
平成24年4月大
阪大谷大学短期
450,000 大学部学生募集
停止予定。校地
等については平
成24年度は大阪
大谷大学短期大
学部と共用であ
るが、平成25年
度以降はすべて
大阪大谷大学専
用となる。
経
見
及
持
の
費
積
び
方
概
区 分
開設前年度 第1年次
教員1人当 スポーツ健康
380千円
380千円
り研究費等 学科
経費 共同研究費 スポーツ健康
6,000千円 6,000千円
の見
学科
の 積り 等
スポーツ健康
り
図書購入費 学科
2,090千円 1,210千円
維
スポーツ健康
法
設備購入費 学科
3,800千円 4,000千円
要
学生1人当り
第1年次
第2年次
納付金
スポーツ健康学科
1,400千円
学
学
部
の
等
名
の
名
第5年次
第6年次
第3年次
380千円
- 千円
- 千円
研究図書補助手当(18
万円)含む
6,000千円
6,000千円 6,000千円
- 千円
- 千円
薬学部を除く3
学部全体
1,210千円
1,210千円 1,210千円
- 千円
- 千円
4,000千円
4,000千円 4,000千円
- 千円
- 千円
380千円
第4年次
380千円
第3年次
1,080千円
学生納付金以外の維持方法の概要
大
第2年次
第4年次
1,080千円
第5年次
1,080千円
第6年次
- 千円
- 千円
法人からの繰入収入をもって、充当する。
称 大阪大谷大学
称
修業
年限
入学
定員
年
編入学
定 員
人
年次
人
収容
定員
学位又
は称号
人
定 員
超過率
開設
年度
所 在 地
倍
1.06
文学部
日本語日本文学科
4
50
―
200
英米語学科
4
50
―
200
文化財学科
4
50
―
200
学士
1.30
昭和41年度
学士
(英米語学)
学士
(文化財学)
0.85
昭和41年度
1.03
昭和41年度
学士
1.13
平成16年度
1.25
平成17年度
1.05
平成18年度
(日本語日本文学)
大阪府富田林市錦
織北三丁目11番1号
教育福祉学部
教育福祉学科
4
240
―
960
4
120
―
480
6
140
―
840
(教育福祉学)
※平成24年4月
より学生募集停
止
※平成24年4月
より教育学部教
育学科に名称変
更
人間社会学部
人間社会学科
学士
(人間社会学)
薬学部
薬学科
既
大
学
の
名
設
大 学
部
等
の
名
学
等
の
状 文学研究科
況
国語学国文学専攻
(博士前期課程)
学士
(薬学)
称 大阪大谷大学大学院
称
修業
年限
年
入学
編入学
定員
定 員
年次
人
人
収容
定員
人
学位又
は称号
定 員
超過率
倍
開設
年度
2
6
―
12
修士
(国語学)
(国文学)
0.58
昭和50年度
3
3
―
9
博士
(文学)
0.22
昭和53年度
所 在 地
文学研究科
国語学国文学専攻
(博士前期課程)
文学研究科
英語学英米文学専攻
(博士前期課程)
修士
(英語学)
12 (英文学)(米
文学)
0.08
2
6
―
3
3
―
9
博士
(文学)
0.11
昭和53年度
2
4
―
8
修士
(文化財学)
0.62
平成16年度
3
2
―
6
博士
(文学)
0.33
平成16年度
昭和50年度
文学研究科
英語学英米文学専攻
(博士後期課程)
文学研究科
文化財学専攻
(博士前期課程)
文学研究科
文化財学専攻
(博士後期課程)
‐3‐
大阪府富田林市錦
織北三丁目11番1号
大
学
の
名
既
設 学
部
等
の
名
大
学
等
の
状 生活創造学科
況
称 大阪大谷大学短期大学部
称
修業
年限
年
2
入学
編入学
定員
定 員
年次
人
人
―
180
収容
定員
人
360
学位又
は称号
短期大学士
(生活創造学)
附属施設の概要
‐4‐
定 員
超過率
倍
0.48
開設
年度
平成17年度
所 在 地
大阪府富田林市錦
織北三丁目11番31
号
※平成24年4月
より学生募集停
止予定
別記様式第2号(その2の1)
教
育
課
程
等
の
概
要
(人間社会学部スポーツ健康学科)
単位数
科目
区分
共
(通
必教
修育
)科
目
外
国
語
科
目
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
人
文
科
学
系
配当年次
必
修
宗教学A
1前・後
2
○
宗教学B
1前・後
2
○
体育(講義を含む)
1前・後
2
コンピュータ技術基礎Ⅰ
1前
2
小計(4科目)
英語Ⅰ(コミュニケーション)
―
8
授 業 科 目 の 名 称
選
択
専任教員等の配置
授業形態
自
由
講
義
演
習
実
験
・
実
習
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
兼1
兼1
○
兼3
○
0
―
0
備考
兼1
0
0
0
0
0
兼5
1通
2
○
兼3
英語Ⅱ
ドイツ語Ⅰ(コミュニケーション)
2通
2
○
兼3
1通
2
○
兼4
ドイツ語Ⅱ
2通
2
○
兼4
フランス語Ⅰ(コミュニケーション)
1通
2
○
兼3
フランス語Ⅱ
中国語Ⅰ(コミュニケーション)
2通
2
○
兼3
1通
2
○
兼3
中国語Ⅱ
朝鮮語Ⅰ(コミュニケーション)
2通
2
○
兼4
1通
2
○
兼2
朝鮮語Ⅱ
日本語Ⅰ(コミュニケーション)
2通
2
○
兼3
1通
2
○
兼1
日本語Ⅱ
2通
2
小計(12科目)
海外研修A
海外研修B
TOEIC PracticeⅠ
TOEIC PracticeⅡ
TOEFL PracticeⅠA
TOEFL PracticeⅠB
TOEFL PracticeⅡA
TOEFL PracticeⅡB
音楽
西洋史学
哲学
東洋史学
同和教育
日本史学
日本文化
日本文学を読む
美術史
仏教学
昔話研究
倫理学
英会話A
英会話B
考古学
ことばの科学
青年心理学
東洋文化史A
東洋文化史B
ドイツ文学を読む
日本の歌謡
日本仏教史A
日本仏教史B
日本文化史A
日本文化史B
日本民俗学A
日本民俗学B
比較文学
仏教思想
―
1休
1休
1前
1後
1前
1後
2前
2後
1前
1後
1前
1前
1前
1後
1後
1前
1前
1後
1前
1後
2前
2後
2前
2前
2後
2前
2後
2後
2後
2前
2後
2前
2後
2前
2後
2後
3後
○
―
0
24
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
-1-
0
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
―
兼1
0
0
0
0
0
兼21
兼5
兼5
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
兼1
―
集中
集中
単位数
科目
区分
人
文
科
学
系
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
社
会
科
学
系
自
然
科
学
系
授 業 科 目 の 名 称
必
修
選
択
自
由
講
義
演
習
実
験
・
実
習
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
フランス文学を読む
2後
2
○
兼1
文化人類学
2前
2
○
兼1
メディアの英語A
3前
2
○
兼1
メディアの英語B
3後
2
○
小計(41科目)
―
経営学概論
1後
2
○
兼1
経済と社会
1後
2
○
兼1
政治学A
1前
2
○
兼1
政治学B
1後
2
○
兼1
日本国憲法
1前・後
2
○
兼1
福祉教育論
1後
2
○
兼1
法学
1後
2
○
兼1
マスコミ論
1前
2
○
兼1
歴史地理学
3後
2
○
兼1
身体表現と社会
2後
2
○
兼1
現代社会と人権(総合講座)A
2前
2
○
兼1
現代社会と人権(総合講座)B
2後
2
○
兼1
地域文化論(総合講座)A
3前
2
○
兼2
オムニバス
地域文化論(総合講座)B
3後
2
○
兼2
オムニバス
小計(14科目)
―
兼15
―
現代科学論
1前
2
コンピュータ技術基礎Ⅱ
1後
2
自然科学入門
1前
2
○
兼1
生活科学
1前
2
○
兼1
生物学
1前
2
○
兼1
自然科学史
2前
2
○
兼1
情報科学
2前
2
○
兼1
情報学概論
1前
2
○
兼1
宇宙・地球・生命の歴史
1前
2
○
兼1
ヒトと環境
1後
2
○
兼1
数学への誘い
1後
2
○
兼1
くらしと化学
1後
2
○
小計(12科目)
―
キャリア教育Ⅰ
1前
2
○
兼1
キャリア教育Ⅱ
2前
2
○
兼1
キャリア教育Ⅲ 3前
2
○
1前・後
2
教育インターンシップⅠ
2通
1
○
兼4
集中・オムニバス※講義
教育インターンシップⅡ
3通
1
○
兼4
集中・オムニバス※講義
2前・後
2
○
教職基礎日本史
3後
2
○
教職文章表現
4前
2
○
兼1
教職基礎演習ⅠA
2後
1
○
兼12
教職基礎演習ⅠB
3前
1
○
兼12
教職基礎演習ⅡA
3後
1
○
兼9
教職基礎演習ⅡB
4前
1
○
教職基礎演習ⅢA
3後
1
○
1
兼3
教職基礎演習ⅢB
4前
1
○
1
兼3
学校教育演習Ⅰ
3後
2
○
学校教育演習Ⅱ
小計(17科目)
4前
2
○
―
文章表現A
キ
ャ
リ
ア
教
育
科
目
(
自
由
)
配当年次
専任教員等の配置
授業形態
教職基礎英語
―
0
0
0
0
82
28
24
0
-2-
兼1
―
0
0
―
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
○
26
―
兼1
○
兼2
兼1
―
0
兼27
0
0
0
0
0
兼11
―
兼1
○
兼3
兼1
兼5
オムニバス
兼9
兼2
兼2
1
0
0
0
0
兼33
―
単位数
科目
区分
配当年次
必
修
基礎ゼミⅠ(学習技術)
1通
2
基礎ゼミⅡ(研究入門)
2通
2
准
教
授
講
師
○
7
2
2
○
7
2
3通
2
4
○
7
2
2
4通
4
○
7
2
2
4通
4
7
2
2
1前
2
○
2
1
1後
2
○
1
1
1
―
20
7
2
2
1前
2
○
3
1
1
1前
2
○
1
1後
2
○
1
2前
2
○
1
2後
2
○
小計(5科目)
身体運動文化論
生理解剖学A
―
1前
1前
10
生理解剖学B
スポーツ生理学B
体育原理
スポーツ心理学
1後
1後
1後
1後
2
2
2
2
○
○
○
○
1
1
衛生・公衆衛生学
2前
2
○
1
スポーツ運動学
2前
2
○
スポーツバイオメカニクス
レクリエーション概論
レクリエーション実技演習
スポーツ経営管理学
発育・発達と老化
生涯学習概論A
2後
2前
2後
2後
2後
1前
2
2
2
2
2
2
○
○
○
○
○
1
1
生涯学習概論B
基礎食品学
スポーツと栄養
健康と調理
1後
1後
2前
2前
2
2
2
2
○
○
○
○
1
1
1
1
学 ゼミナールⅠ
部 ゼミナールⅡ
科 卒業研究
目
人間と社会A
必
人間と社会B
修
科
小計(7科目)
目
スポーツ健康学
学 スポーツ生理学A
科 基礎栄養学
科 健康管理学
目
スポーツ社会学
専
門
教
育
科
目
ス
ポ
ー
ツ
健
康
系
科
目
基
幹
科
目
選
択
必
修
科
目
社
会
人
基
礎
力
科
目
講
義
演
習
○
0
0
2
2
3
○
○
1
兼4
オムニバス
オムニバス
0
0
兼4
―
オムニバス
2
0
0
―
兼1
1
兼1
1
1
1
1
○
1
1
―
―
1前
2
○
兼1
社会学B
1後
2
○
兼1
法と社会A
2前
2
○
兼1
2後
2
○
兼1
1前
2
○
兼1
1後
2
○
兼1
1前
2
○
兼3
オムニバス
1後
2
○
兼3
オムニバス
1前
2
○
兼1
統計学A
1前
2
○
兼1
統計学B
1後
2
○
小計(11科目)
―
ロジカルシンキング
1前
2
○
1
1
22
0
備考
1
―
0
助
手
社会学A
0
36
―
0
助
教
小計(18科目)
人 法と社会B
間 心理学A
社 心理学B
会
系 社会福祉原論Ⅰ
科 社会福祉原論Ⅱ
目 ボランティア論
0
自
由
実
験
・
実
習
教
授
授 業 科 目 の 名 称
選
択
専任教員等の配置
授業形態
6
0
0
キャリアデザイン
1後
2
○
パワーアッププラクティス講座Ⅰ(子どもイベント編)
1前
2
○
パワーアッププラクティス講座Ⅰ(地域コミュニティ編)
1前
2
○
社会研究実習Ⅰ(事前事後の指導を含む)
2通
3
○
2
1
社会研究実習Ⅱ(事前事後の指導を含む)
3通
3
○
2
1
企業研究
3前
2
小計(7科目)
―
0
16
-3-
2
0
0
0
0
0
2
―
兼9
―
兼2
集中・オムニバス
兼2
集中・オムニバス
※講義
※講義
○
0
兼1
兼1
―
0
1
兼1
―
3
2
0
0
0
兼4
―
単位数
科目
区分
授 業 科 目 の 名 称
必
コ
修ー
科
ス
目
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
自
由
講
義
2前
2
○
2後
2
○
0
24
0
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
0
0
0
0
備考
1
1
―
0
小計(12科目)
―
0
運動処方
2前
栄養と体重調節演習
2後
小計(2科目)
―
生活習慣病(成人病)
2前
2
○
生活習慣病と食生活
3前
2
○
3後
2前
2前
2
2
2
○
○
3前
2
2後
2
○
2後
2
○
1
※講義
3前
2
○
1
※講義
健康運動実践指導者特論
3後
2
○
健康運動指導士特論A
3後
2
○
健康運動指導士特論B
4前
2
○
小計(12科目)
―
救急処置法演習
2前
2
スポーツ障害と予防
4
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
演
習
実
験
・
実
習
―
2後
2後
3前
3後
2前
3前
3前
3後
3後
3前
3後
3後
健康食育論
栄養機能食品論
選 健康栄養調理実習
択 食品・栄養学実験
必
体力診断演習
修
科 運動負荷試験演習
目 健康運動演習
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
選
択
スポーツ指導方法論
スポーツ社会学特論
スポーツ政策論
スポーツコーディネート論
健
康
運
動
コ
ー
ス
必
修
生涯スポーツ論
小計(2科目)
子どものスポーツ
中高年のスポーツ
地
生涯学習特講
域
ス
障害者スポーツ論
ポ
アスリート支援論
選
ー
択 スポーツ指導特論Ⅰ(指導の基礎)
ツ
必
スポーツ指導特論Ⅱ(ニーズ別指導)
コ
ー 修 スポーツ指導特論Ⅲ(指導者の役割)
科
ス
目 スポーツ指導特論Ⅳ(競技者の指導)
必
コ
修ー
科
ス
目
配当年次
専任教員等の配置
授業形態
2
0
4
24
1
1
兼1
1
1
兼1
1
1
1
1
1
―
2
2
1
0
0
0
0
0
0
1
2
※講義
―
兼1
兼1
1
1
○
兼1
1
※講義
1
1
1
―
4
○
1
○
1
1
0
0
兼3
2後
2
エアロビックダンス演習
2前・後
2
○
スポーツトレーニング演習
2前・後
2
○
メンタルトレーニング演習
3前
2
○
スポーツ産業論
2前
2
○
健康スポーツ情報学
2後
2
○
1
食環境衛生学
3後
2
○
1
フードコーディネート論
3前
2
○
栄養機能食品実習
2後
2
スポーツ栄養調理実習
2後
2
食品流通論
3前
2
食品の官能評価・鑑別論
3後
2
フードスペシャリスト論
3後
2
○
ライフステージ栄養学
3前
2
○
医療管理学
2後
2
○
医療秘書学
2後
2
○
兼1
医療福祉システム論Ⅰ
2後
2
○
兼1
-4-
―
1
○
0
兼3
1
○
―
0
―
兼1
○
2
0
2
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
―
1
1
1
※講義
1
※講義
1
兼1
○
1
○
1
○
兼1
○
兼1
兼1
兼1
1
集中
単位数
科目
区分
発
展
科
目
授 業 科 目 の 名 称
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
専
門
教
育
科
目
配当年次
自
由
講
義
演
習
教
授
准
教
授
講
師
助
教
助
手
備考
3前
2
○
兼1
学校保健A
3前
2
○
兼1
学校保健B
3後
2
○
保健体育総論
3前
2
○
特別支援体育論
3後
2
○
保健体育実践演習
3後
2
環境と社会(総合講座)A 2前
2
○
兼1
環境と社会(総合講座)B 2後
2
○
兼1
ジェンダー論(総合講座)A
3前
2
○
兼1
ジェンダー論(総合講座)B 3後
2
○
兼2
社会心理学A
2前
2
○
兼1
社会心理学B
2後
2
○
兼1
人間関係論
2前
2
○
兼1
産業心理学
2後
2
○
兼1
発達心理学Ⅰ
2前
2
○
兼1
発達心理学Ⅱ
2後
2
○
兼1
地域福祉論Ⅰ
2前
2
○
兼1
国際協力論A
2前
2
○
兼1
国際協力論B
2後
2
○
兼1
社会調査法A
2前
2
○
兼1
社会調査法B
2後
2
○
データ処理演習
3後
2
―
0
80
1
兼1
○
0
1
1
5
1
1
○
1
スポーツ方法(テニス)
1前・後
1
○
1
1前
1
○
1
スポーツ方法(陸上競技)
2前・後
1
○
1
スポーツ方法(器械運動)
2前・後
1
○
スポーツ方法(バレーボール)
スポーツ方法(バスケットボール)
2前・後
1
○
2前・後
1
○
2前
1
○
2前・後
1
○
スポーツ方法(スキー)
3後
1
○
スポーツ方法(ダンス)
3前・後
1
○
スポーツ方法(柔道)
3前・後
1
○
スポーツ方法(剣道)
3前・後
1
○
小計(13科目)
合計(229科目)
学位又は称号
業
件
及
び
履
1
0
0
兼19
―
兼1
1
1
1
兼1
1
兼1
1
集中
1
兼1
兼1
―
0
13
0
―
2
2
2
0
0
兼5
―
―
38
381
26
―
7
2
2
0
0
兼117
―
学士(スポーツ健康学)
要
オムニバス
兼1
○
―
1前・後
スポーツ方法(キャンプ)
スポーツ方法(体つくり運動)
集中
1
スポーツ方法(ソフトボール)
スポーツ方法(水泳)
卒
選
択
実
験
・
実
習
医療福祉システム論Ⅱ
小計(40科目)
実
技
系
科
目
必
修
専任教員等の配置
授業形態
修
学位又は学科の分野
方
法
社会学・社会福祉学関係
体育関係
授業期間等
以下の要件を満たして、卒業に必要な128単位を修得するものとする。
<共通教育科目>
必修科目8単位、選択科目24単位以上(外国語科目のうち2カ国語8単位、
人文科学系・社会科学系・自然科学系の各分野から2単位以上を含む計16
単位以上)を修得すること。
なお、キャリア教育科目で修得した単位は、4単位を上限として選択科目
の必要単位数に参入することができる。
<専門教育科目>
①基幹科目52単位以上(必修科目は、学部必修科目20単位、学科必修科目
10単位、選択必修科目は、スポーツ健康系科目10単位以上、人間社会学系
科目4単位以上、社会人基礎力科目2単位以上を含む計22単位以上)を修得
すること。
②発展科目および実技系科目で44単位以上(自コースが設定する必修科目
4単位と選択必修科目16単位以上、実技系科目6単位以上)を修得するこ
と。
-5-
1学年の学期区分
2学期
1学期の授業期間
15週
1時限の授業時間
90分
別記様式第2号(その3の1)
授
業
科
目
の
概
要
(人間社会学部スポーツ健康学科)
科目
区分
授業科目の名称
宗教学A
共
通
教
育
科
目
(
必
修
)
宗教学B
体育(講義を含む)
コンピュータ技術基礎Ⅰ
英語Ⅰ
(コミュニケーション)
英語Ⅱ
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
外
国
語
科
目
ドイツ語Ⅰ
(コミュニケーション)
ドイツ語Ⅱ
フランス語Ⅰ
(コミュニケーション)
講義等の内容
建学の精神「報恩感謝」の心と、その基底をなす仏教の思想、大乗仏教
の理念についての理解を深めることを目標として、インド仏教史を概観
する。釈尊の生涯から説き始め、仏教思想の特徴である縁起・無我の思
想、原始仏教教団から部派仏教教団への進展、大乗仏教の特徴である平
等と和合の精神、大乗仏教運動の起源、『般若経』『維摩経』『華厳
経』『法華経』『無量寿経』『阿弥陀経』『涅槃経』等の大乗仏教経典
の思想的特徴、大乗仏教教団の成立について講義する。
建学の精神の周知を目標として、日本における仏教の展開および真宗の
宗祖・親鸞の思想について講義する。日本への仏教の伝来から説き始
め、飛鳥・奈良時代における国家仏教の形成、平安時代における国家仏
教の展開と貴族社会の信仰、鎌倉時代における新仏教の成立と庶民の信
仰などについて述べ、日本において仏教がどのように展開していったの
かを明らかにするとともに、とくに建学の精神に深く関わる親鸞をとり
あげ、彼の生涯と思想を紹介する。
健康な人生を送るために、生涯にわたりスポーツと運動を継続すること
が必要である。そこで、实技では、スポーツ・運動の身体への効果を理
解し、健康のために必要となる運動を实践する。また、講義において
は、スポーツ活動および健康運動を实践するために必要となる要因を学
ぶ。スポーツ实技種目は、バドミントン・卓球・サッカー・ハンドボー
ルなどとする。
現代社会では、コンピュータを活用する能力が必要とされている。それ
は大学内での学びや研究においても当てはまることである。本授業で
は、初年次教育・キャリア教育の一環として、すべての学生を対象に必
要最小限の情報活用能力を身につけさせることを目的としている。具体
的には、効率よく情報の収集・編集・発信が行え、また代表的なソフト
ウェアを自在に利用できるような技術を養成することを念頭においた演
習を行いつつ、並行して情報社会を生きるうえで不可欠な情報倫理につ
いての知識を習得させる。
英語のコミュニケーション能力の養成を目的とする。具体的には、
Vocabulary, Comprehension, Composition, Listeningの練習問題に取
り組み、総合的に英語の理解力・発信力等を習得させる。
英語読解力の向上に重点を置く。英語を理解するために、まず英文を正
確に読んでいくことから始める。文法的に正しく、そしてより多く読ん
でいくことを为眼とする。若者文化、社会、科学技術、スポーツ、心理
学という多方面にわたるテキストを教材とし、学生個々の知的関心を喚
起することも視野に入れる。
本授業は、初学者向けにドイツ語の発音・文法・読解・文章表現の基礎
を学習し、簡卖な会話能力も養成することを目的とする。具体的には、
視聴覚教材を用いてドイツ語の発音に慣れることから始め、テキストの
音読をめざす。また、文法学習や、入門的なテキストを用いた文章読
解、文章作成の演習も行う。さらに、基本的な日常会話をマスターする
ことにより、ドイツ語への親しみや関心を高めつつ、基礎的なコミュニ
ケーション力を習得させる。
「ドイツ語Ⅰ(コミュニケーション)」での学習をベースに、より高度
なドイツ語の運用能力を獲得させることを目的とする。具体的には、テ
キストの読解をはじめ、さまざまな文章構造の把握を中心とした文法学
習や、豊富な語彙の獲得を重視した演習により、ドイツ語文章の読解力
を高めるとともに、文章作成能力も養う。あわせて、ドイツ語圏の文化
や事情についての興味・関心を喚起する。
フランス語の入門者として必要な基礎的な語学力を、文字通り「身につ
ける」ことを目的とする。またあらたな言語の体得を通じて、フランス
語話者が作り出した、文化、社会の一端にも触れ、あらためて自分たち
が当たり前のように身を置く、この日本のあり方をもう一度振り返って
みるきっかけとする。
‐1‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
フランス語Ⅱ
中国語Ⅰ
(コミュニケーション)
外
国
語
科
目
初歩的な中国語でコミュニケーションができるようになることをめざし
て、ピンイン(中国語の発音記号)に習熟し、正確な発音ができるよう
に、きめ細かい指導を行う。会話朗読や既習事項の反復練習を通して、
初級レベルの最も基本的な文法や表現を着实にマスターする。
中国語Ⅱ
朝鮮語Ⅰ
(コミュニケーション)
日本と韓国は古代から文物の交流を盛んに行っていた友好国である。こ
の授業では、朝鮮語学習の基礎となる文字と発音をマスターし、あいさ
つや自己紹介をはじめとする、基礎的な会話ができるようになることを
めざす。
朝鮮語Ⅱ
本授業は会話を中心に進める。实際に役に立つ、日常生活の中で使われ
る基本的な会話表現を学びながら、基礎文法を覚えていく。また、韓国
の映画など視聴覚資料を通して、韓国の文化に触れる機会をもつ。さら
に、日本語と韓国語の表現の違いをとりあげて、言葉と文化がどのよう
な関係にあるのかを考える。
本授業は留学生のみを対象とし、円滑な人間関係の構築に必要な日本語
でのコミュニケーションスキルの獲得を目的とする。また、大学生活で
必要となる意見表明、研究発表等のスキル、今後必要となるビジネス場
面でのコミュニケーションスキルについても学ぶ。
日本語Ⅱ
本授業は留学生のみを対象とし、日本語Ⅰ(コミュニケーション)をふ
まえ、前期には、基礎的な日本語文章表現のルールを学ぶ。後期には、
实践的な文章作成(メールの書き方、レポート作成、発表資料作成ほ
か)を学ぶ。
海外研修A
海外研修先大学での円滑な研修生活をサポートする集中講義である。3
週間前後にわたる短期研修に必要な語学力と専門知識を身につけさせ
る。学生が語学研修に出発する前に行く先の国の歴史的・文化的な背景
を簡卖に紹介し、会話の練習も行う。自己紹介のほか、自国や大学の紹
介ができるよう練習する。
集中
海外研修先大学での円滑な研修生活をサポートする集中講義である。3
週間前後にわたる短期研修に必要な語学力と専門知識を身につけさせ
る。学生が語学研修に出発する前に行く先の国の歴史的・文化的な背景
を簡卖に紹介し、会話の練習も行う。自己紹介のほか、自国や大学の紹
介ができるよう練習する。なお、本授業は「海外研修A」を既習の学生
を対象とし、同科目とは異なる国で研修する場合のみ受講できる。
集中
海外研修B
人
文
科
学
系
備考
簡卖な物語を読みながら、フランス語の初級文法を再確認し、また日常
のコミュニケーションに必要な新しい表現を学習する。フランス語の発
音と読みに慣れ親しんで、いっそうフランス語に親しみながら、日常表
現を身につけることが授業の目標である。
文章の読解だけでなく、多数の中国人へのインタビューが収録されたビ
デオ教材をレッスン毎に使用し、耳や目からも現在の中国の姿を感じ
取ってもらう。中国語Ⅰ(コミュニケーション)で学んだ、基本語彙や
日常的に用いられる表現などを再確認しつつ、確实に使いこなせる語
彙・構文を増やし、聴く・話す・読む・書くなど全般的なコミュニケー
ション能力の向上をはかる。
日本語Ⅰ
(コミュニケーション)
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
講義等の内容
TOEIC PracticeⅠ
TOEIC PracticeⅡ
TOEICテスト受験へ向けての準備を目的とした授業である。TOEICテスト
を受験する上で知っておくべき重要語句、文法事項等を確認し、テスト
形式に対応した練習問題に取り組む。TOEIC形式に慣れ、500点以上の成
績を修めることを目標にする。
TOEICテスト受験に向けての準備を目的とした授業である。TOEIC
PracticeⅠの内容をさらに発展させ、TOEICテスト形式に対応した練習
問題に取り組むが、とくにリーディングパートの解答のスピードを上げ
ることを目標にする。目標得点は700点以上である。
TOEFL PracticeⅠA
TOEFL受験準備を目的とした授業である。本授業では語彙力の増強にと
くに力を入れるとともに、TOEFL受験に必要とされる水準の文法力の向
上もめざす。TOEFL受験のために必要な英語力の基盤づくりを行う。
TOEFL PracticeⅠB
TOEFL受験準備を目的とした授業である。TOEFL PracticeⅠAを継続し
た内容であり、語彙力のさらなる増強とともに、より高度な文法力の獲
得をめざす。TOEFL受験のために必要な英語力の基盤固めをめざす。
‐2‐
科目
区分
授業科目の名称
TOEFL PracticeⅡA
TOEFL PracticeⅡB
音楽
西洋史学
哲学
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
人
文
科
学
系
東洋史学
同和教育
講義等の内容
TOEFL受験準備を目的とした授業である。TOEFL受験のために必要な
Listening、Reading、Writingにわたる総合的な英語力の向上をめざす
とともに、語彙力と文法力のさらなる増強を図る。また、授業内でも模
擬試験を行い、TOEFLのテスト形式にも慣れていく。
TOEFL受験準備を目的とした授業である。TOEFL PracticeⅡAの内容を
継続するが、本授業では实戦形式の模擬試験に力を入れ、本番の試験で
の高得点をめざす。最終的にはTOEFL550点以上を目標とする。
音楽は私たちの心に直接働きかけ、優しい感情を呼び覚ますものであ
る。その音楽をより一層理解するために、一般歴史を音楽史に対応させ
ながら、それぞれの時代の音楽をLD、CDで鑑賞する。同時に、最小
限度の読譜に必要な音楽記号も学んでいく。
本講義では、現代まで悠々とながれる西洋の歴史を、その誕生から中
世、現代までを概観し、西洋世界のシステムと文化がどのように成立し
形成されてきたのか、また、わたしたちの生活にどのような影響をもつ
のか、現代の諸現象に及ぼす射程とその意味を問う。近年のイスラム研
究からの成果やアナール学派の新しい歴史学的試みを積極的取り入れつ
つ、建築・彫刻・絵画・都市などの数多くの視覚資料をスライドやビデ
オなどの教材を用いて紹介しながら、授業をおこなう。
本講義は、私たちの日常生活における経験と関連付けながら、哲学への
理解を深めることを目的とする。哲学におけるテーマや考え方、概念の
変遷について紹介をしながら、「物を見ること」や「夢を見ること」と
いった日常的な私たちの行為がどのような現象であるのか、それによっ
て生まれる感情は何なのか、といった問題をとりあげ、私たちが体験す
るさまざまな現象の要因を分析する。これらの講義を通して、日常的に
体験するさまざまな現象を哲学的に見られるような力を養う。
世界四大文明の一つである中国文明はその成立以来、常に高度な文化を
保ち続け、東アジア地域全体に強い影響力をもってきた。日本の歴史も
中国の存在を抜きにしては語れない。環境論や資料論などの基礎的な問
題をまず検討し、その上で中央集権国家が完成する前漢までの歴史をた
どる。とくに、近年増加がめざましい考古学資料を積極的に取り入れ、
対象とする各時代の立体的把握をめざす。次に帝国としての中国と日本
を含む周辺諸国との文化的関係、さらにその背後にある政治的意味を、
物資料の流通・受容などを通じて考える。折に触れ、関連画像を見る時
間を設ける。
反差別と共生の視点から同和教育の普遍性を明らかにすることをテーマ
とする。差別の現实から深く学び、不可侵・不可被侵の関係を構築する
ための方法を、ともに考えることとする。具体的には、人権とは何かを
憲法上の人権を視野に入れつつ学んだ上で、アイヌや沖縄の歴史、そし
て日本の歴史上の差別について学ぶ。また、戦争と差別、戦後における
部落問題、在日外国人の問題、反差別の運動などについても知る。以上
の多様な問題をとりあげた上で、多文化共生社会の展望および差別をな
くす教育实践について学習する。
日本史学
本講義は、資料から日本の歴史を概観することを基本方針とする。まず
原始・古代から近世にいたる日本の歴史について、代表的かつ重要な史
料をとりあげ、史料を読みながら、前後の時代とのつながりや他の地域
への広がりを意識しつつ検討する。次に近世から現代に至る史料をとり
あげる。史料の表面だけでなく、その奥に隠されているものをいかに読
みとるかに重点を置いて授業を進める。これらの内容を通して史料の重
要性の認識をはかる。
日本文化
日本の古典文学を読みながら、日本の文化の成立と継承について学ぶ。
日本の文化がいかにしてできあがってきたのか、個々の事例を挙げなが
ら、その起源を探り、それが文学にどのように現れるのかを解説してい
く。
日本文学を読む
古代日本の神話や説話を扱いながら、当時の人々の暮らしの様子や世界
観を見てゆく。古代の文学作品を読み進めていく中で、古代日本社会と
その文化への新たなるイメージを獲得する。さらに、古典文学から得ら
れる感動の世界に親しむ。
‐3‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
美術史
近年のウェブサイトの画像や複製技術の飛躍的充实とともに美術作品は
今や私たちに身近な存在となった。だが私たちはそれらの作品に接する
時、その魅力には感動するが、もうひとつよく解らないという経験をす
ることがよくある。作品にアプローチするためには、それぞれの作品に
即した解読方法を学び、それを多視的な歴史的文脈に位置づけることが
必要である。本講義では、ルネサンスから現代までの代表的な作品をと
りあげ、鑑賞に必要な基礎知識と分析の方法を、スライドやビデオを援
用しながら学ぶ。
仏教学
建学の精神の周知を目標として、『歎異抄』『御文』等の真宗聖典を講
読する。『歎異抄』は、親鸞晩年の弟子唯円によって著されたもので、
前半には親鸞の法語を掲げ、後半には唯円の私見を提示している。『御
文』は室町時代、本願寺教団の発展に尽力した蓮如の法語集で、親鸞の
思想が平易な言葉で説き示されている。これらの文献には、混迷する現
代社会の諸問題を考えるヒントが潜んでいる。それらを指摘しつつ、親
鸞の仏教観の特徴を捉えるとともに、その現代的な意義について考えて
ゆく。
昔話研究
倫理学
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
人
文
科
学
系
講義等の内容
日本の昔話を概観する。日本の各地に伝えられる昔話を、深く生活に根
ざした在地の文芸として理解し、それを伝承する風土、人々の生活を含
めて講義する。それによって、昔話が卖なるストーリーだけの伝承では
ないことを学習する。
本講義では、まず人権思想、環境倫理および生命倫理をテーマとし、こ
れらの問題に関わる様々な疑問に関して、法律や、暗黙の了解の背後に
あるルールを洗い出す。その際、基本になるのは、幸福追求権であり、
これをベースにして、環境倫理、生命倫理、情報倫理について自分なり
の考え方をもつことを目標とする。続いて、環境倫理と関連付けながら
政治哲学について学び、さらに功利为義とその限界、世代間倫理、民为
为義と住民投票などの問題について概観する。
英会話A
状況に応じた活動を通して英語のオーラル・コミュニケーション能力の
向上をめざす。中レベルの文法項目に重点を置きつつ、学生個々が様々
な形式での英語コミュニケーション活動に参加し、英語での自己発信力
を身につけ、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を涵養し
ていく。
英会話B
英語でのオーラル・コミュニケーション能力の獲得と発展を目的とす
る。本授業は实用的な英語力を養成するものであり、会話に必要となる
表現を理解し、聞き取り、身につけることによって、英語でのコミュニ
ケーション能力を高めることが目的である。
考古学
ことばの科学
青年心理学
日本国内では、年間1万件に近い発掘調査が行われている。その大半
は、様々な工事に伴う事前調査として实施されるもので、世界でも類を
見ない「発掘大国」である。本講義では、近年の発掘調査の成果を紹介
しながら、旧石器時代から古墳時代、さらには歴史時代における考古学
上の問題点について考える。数多くの「事实」をパズルのように組み合
わせることによって、より奥行きのある時代像を描くことができる。画
像なども用いながら、考古学を楽しく学ぶ機会としたい。
宇宙論および経済性の観点から言語の本質を探る。言語は認識の反映で
あり、認識は宇宙におけるひとつの現象として根源的には物理法則に支
配されている。空間が重力で歪むように、言語や認識は例えば注意力あ
るいは無意識の力によって歪む。また、宇宙誕生以来の組織化の結果で
ある生物が進化する過程のなかで、言語は情報を受け取り、情況を操作
する道具として経済性に支配されている。この授業では、<物理的存在
である物質宇宙>と<認識の産物である言語>の対応と連続性、また生
物の自己保存性向と言語の経済現象の関連を確認する。
人生における青年期の意義と発達課題を考える。青年期は、人生の「第
2の誕生」期ともいわれ、子どもからおとなへの移行・自我確立の時代
である。身体の急激な発達から今までにない自分を感じて、心理的に不
安定になる時期でもある。そこで本講義は、青年の自己意識や自我形
成、対人関係のあり方、生きがい・人生観の問題を通して、青年期の成
長過程を生涯発達の視点より考察する。
‐4‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
東洋文化史A
東洋文化史B
ドイツ文学を読む
日本の歌謡
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
人
文
科
学
系
日本仏教史A
日本仏教史B
日本文化史A
日本文化史B
講義等の内容
東アジア諸地域の文化に大きな影響を与えた中国古典文献を紹介し、そ
こにあらわされた世界観・人間観・社会観などを分析して、東洋文化の
淵源に触れるとともに、漢文文献の解読に必要な基礎知識の習得をめざ
す。前期開講の本講義では、『論語』『孟子』『荀子』『孫子』『韓非
子』『老子』『荘子』などの中国古典文献を紹介し、とくに重要な箇所
を原文で示しつつ、儒教の特徴、性善説と性悪説、諸子百家の成立、陰
陽五行説、老荘思想、神仙思想などについて講義する。
東アジア諸地域の文化に大きな影響を与えた中国古典文献を紹介し、そ
こにあらわされた世界観・人間観・社会観などを分析して、東洋文化の
淵源に触れるとともに、漢文文献の解読に必要な基礎知識の習得をめざ
す。後期開講の本講義では、漢代に伝来した仏教と中国古来の思想との
出会いをテーマとし、『弘明集』等に収載された文献を講読する。
「仏」の意味や、仏教に対する疑問の数々、霊魂のとらえ方、輪廻思想
の理解などについて考える。
近・現代ドイツ文学の作品を紹介しながら、現代社会における文学の意
味と機能を考える。その際まず文豪ゲーテの『ファウスト』から始め、
哲人ニーチェの『ツァラトゥストラ』を経て、20世紀のドイツを代表
する作家トーマス・マン、カフカ、リルケ、グラス等の作品(『魔の
山』『審判』『変身』『ブリキの太鼓』等)まで、その有名な個所を引
用し解説する。映画やビデオ等の視聴覚教材も適宜活用する。
日本に古代から伝わる歌謡をとりあげ、時代的な背景や歌の発想、表現
などの諸問題について講じる。古代から近代までの歌謡について、詞章
面からそのよさ、おもしろさを味わい、現代にも通じる歌の力について
考えていく。
6世紀に日本に伝わった仏教は、さまざまな思想・信仰と習合して日本
人の習俗・習慣を形成してゆくとともに、個人の尊厳を自覚させるとい
う機能をもはたした。日本文化の基底をなす各時代の宗教思潮を求める
ことをめざしつつ、日本仏教の進展を支えた先達者達の業績にも触れ
る。前期開講の本講義では、仏教伝来から平安時代中期までを概観す
る。仏教公伝の意義、国家仏教の形成と展開、八宗体制の成立とその基
底をなす思潮などについて考える。
6世紀に日本に伝わった仏教は、さまざまな思想・信仰と習合して日本
人の習俗・習慣を形成してゆくとともに、個人の尊厳を自覚させるとい
う機能をもはたした。日本文化の基底をなす各時代の宗教思潮を求める
ことをめざしつつ、日本仏教の進展を支えた先達者達の業績にも触れ
る。後期開講の本講義では、中・近世の仏教を概観する。鎌倉新仏教の
基底をなす思潮として浄土信仰、神仏習合、聖仏教の展開などを概観
し、法然・親鸞・道元・日蓮らの思想、新仏教教団の形成について講義
する。
正倉院宝物がもつその由緒と特質および現状について詳述し、7・8世
紀の東西交渉史の一端を理解し、改めて21世紀の東アジア文化史のなか
での位置付けを考える。「正倉院」の名称、校倉建造物について、奈良
朝の政争と遷都、ゆらぐ聖武政権と国分寺造営の詔、盧舎那仏造営の
詔、聖武帝の崩御と七七忌の献物、赤漆文欟木厨子とその内容品、など
のテーマを取り扱い、文化的側面だけでなく、政治的・社会的側面にも
ふれる。スライド・ビデオを常時使用し、正倉院宝物の持つ魅力をヴィ
ジュアルに伝えることをめざす。
正倉院宝物がもつその由緒と特質および現状について詳述し、7・8世
紀の東西交渉史の一端を理解し、改めて21世紀の東アジア文化史のなか
での位置付けを考える。正倉院の遺品を鏡・年中行事品・楽器・屏風・
銀器・文房具・仏教工芸などの作品種類毎で集中的に見て、その特色を
紹介し、さらに正倉院特有の文様とその伝来・受容背景について考え
る。最後に正倉院宝物の伝来・保存・復元の实際と、それに携わってき
た先人の努力について考え、正倉院宝物の持つ現代的意味を考える。ス
ライド・ビデオを常時使用し、正倉院宝物の持つ魅力を伝える。
‐5‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
日本民俗学A
日本民俗学B
比較文学
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
仏教思想
人
文
科
学
系
フランス文学を読む
文化人類学
講義等の内容
学史からみた民俗学をテーマにして、ミンゾク学とは何かを考える。日
本には学史的にみると民俗学(フォークロア)と民族学(エスノロ
ジー)という2つのミンゾク学が存在する。この2つの学問の形成と発展
には、多くの人々が関わってきた。本講義では、学問形成において重要
な役割を果たした研究者の活躍を紹介し、また、物質文化(モノ)研究
という視点から、2つの学問とここから派生した民具学の歩みを振り返
り、これらの学問の内包した時代的・社会的課題について考える。
モノからみた民俗学をテーマにして、農具、漁撈具などを中心に、考古
資料も含めたモノをめぐる民俗学を紹介する。さらに、民俗学・民具学
が現代社会にとどのようにかかわるべきかを、博物館における民具など
の展示の問題と関連させながら考える。さらに、農耕用具・山樵用具・
生活用具・信仰用具などをとりあげ、原始古代から近代までの変遷を考
え、現代社会の課題を考える。
三島由紀夫の作品(『潮騒』『金閣寺』『剣』『春の雪』等)を中心
に、トーマス・マン、川端康成、谷崎潤一郎、カフカ等、日本と西欧の
作家の文学作品をテーマ別に比較しながら、あるいは文学と他の芸術・
学問分野を比較検討しながら、現代社会における文学の意味と機能を考
える。映画やビデオ等の視聴覚教材も適宜活用しながら解説する。
日本に伝わる仏教諸宗の思想的特徴を捉えることを目標として、とくに
古代・中世・近世の阿弥陀仏信仰と浄土教の展開を概観する。浄土教は
奈良時代以来、三論宗・法相宗・華厳宗・天台宗・真言宗等において研
究が重ねられ、鎌倉時代に法然によって浄土宗が開かれ、その影響下に
浄土系諸宗が組織されて現在に至る。仏教学の方法によって各宗派にお
ける思想的特徴を捉えるとともに、歴史学・文学・美術史学などの方法
を取り入れて時代の思潮を求め、日本仏教の一特徴である浄土信仰の展
開について考える。
馴染み深い物語を教材としてとりあげ、それを原文で精読していく。と
りあげる教材は平易な物語であり、学生個々が語彙を丹念に調べること
を通してのフランス語力の向上も期待している。また、作品の背景をな
すフランスの社会や歴史、習慣にも言及し、ヨーロッパ文化の全体像も
俯瞰していく。
文化人類学は、20世紀に入ってからアメリカで大きな発展を遂げた人文
学としては比較的新しい学問である。本講義では文化人類学に関わる最
新の理論や方法を紹介しつつ、世界各地の民族が自ら創り出した社会・
文化・習俗などについて考える機会としたい。文化人類学には「人間と
は何か」を考える手がかりが隠されており、さらには人類の未来を展望
するためのヒントが隠されていると思われる。欧米の理論の紹介だけで
はなく、日本の民族学・民俗学・考古学の理論についても紹介したい。
メディアの英語A
为にイギリス英語を教材として、メディア上の英語表現を学ぶ。BBC
などのテレビ局のニュース番組、あるいはタイムズ紙、ガーディアン紙
などの英国の新聞・雑誌の記事などを教材としてとりあげる。英語の聞
き取りの練習の際には、音の同化、省略、などの音声学的な事柄を解説
しつつ聴解力を培う。さらに、文法事項にも留意して読解力を培う。海
外のメディアを通して国際社会と諸外国について情報を得るだけでな
く、日本のメディアとは異なる視点や批評を発見し、複眼的思考の養成
をめざす。
メディアの英語B
为にアメリカ英語を教材として、メディア上の英語表現を学ぶ。ABC
などのテレビ局のニュース番組、あるいはニューヨーク・タイムズ紙な
どの米国の新聞・雑誌の記事などを教材としてとりあげる。英語の聞き
取りの練習の際には、音の同化、省略、などの音声学的な事柄を解説し
つつ聴解力を培う。さらに、文法事項にも留意して読解力を培う。海外
のメディアを通して国際社会と諸外国について情報を得るだけでなく、
日本のメディアとは異なる視点や批評を発見し、複眼的思考の養成をめ
ざす。
‐6‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
経営学概論
経済と社会
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
社
会
科
学
系
講義等の内容
経営資源である人、物、金などを活用し、生み出される製品やサービス
を通じて社会に貢献するとともに、雇用の機会を提供し、企業市民とし
ての役割を果たす活動を支えるのが経営である。授業は「塾を立ち上
げ、塾経営をしていく経営者」という設定で、塾の設立から塾経営を軌
道に乗せるまでの過程で起こる様々な経営課題に対して対策を講ずると
いう疑似体験を通して、経営学を学習する。
本講義は、経済学の視点を中心に、日本および国際社会の諸問題の背景
とその現状を学習し、解決に向けて考えることを目的としている。具体
的には、経済学の基本事項を学んだ上で、現代日本社会における問題の
うち、労働、税、社会保障について経済学の分析手法を中心に隣接諸科
学も視野に入れながら学習する。続いて、世界規模の問題としてグロー
バリゼーション、世界の貧困、環境問題をとりあげ検討する。これらを
ふまえて、福祉の経済学についての講義を行う。
政治学A
日本の政治および世界の政治をテーマとする。政治の基礎を学ぶととも
に、約20年前から大きく変化しているわが国内外の政治状況にも関心
をよせていく。はじめに政治の基礎概念について学んだ後、近代政治理
論および現代政治理論について概観する。続いて、それらの理論の中で
も現代民为为義理論をとりあげて概観した上で、現代の政治制度につい
て総論を述べる。
政治学B
日本の政治および世界の政治をテーマとする。まずわが国ならびに諸外
国の議会制について概観した上で、選挙制度についてとりあげ、続いて
内閣制および政党制をみた上で、最後に地方自治制をとりあげる。ま
た、最近のわが国内外の政治状況についても、具体的にとりあげ解説す
る。最後に現代国際政治における分離と統合の潮流に焦点を当て、国際
政治の現状について概観する。
日本国憲法
本講義を通じて日本国憲法の働きを把握し、日々の暮らしの中でいかな
る点が憲法と関わっているのか、考えるきっかけを見つけることを目的
とする。まず憲法の三原理について学んだ上で、基本的人権の保障につ
いて、平等権、信教の自由、表現の自由、人身の自由、さらには生存権
などの規定をとりあげ、判例の紹介を行いながら基礎的知識をつける。
続いて、統治機構規定について、三権分立原則の理解とともに各国家機
構についての重要事項を学ぶ。最後に、平和为義についての説明を行
う。
福祉教育論
教育現場をベースに社会福祉の考え方、生活問題の捉え方と社会福祉が
形成してきた人間尊重の考え方を基盤とし、児童に福祉の心を理解さ
せ、共生社会を形成していく能力の基礎を育てる福祉教育について基本
的な理解と教育实践の態度を養い、教育現場における实践の方法や課題
を学ぶ。
法学
マスコミ論
歴史地理学
法学の基礎知識を習得することを目的とする。まず、法とは何か、ま
た、習俗、宗教、道徳などと法とは何処が異なるのかに触れ、現代にお
ける様々な法体系を学習する。さらに法と法律は異なり、法は法律以外
でも存在することを学び、法が人の生活に如何に必要かを学習する。続
いて、人の一番身近な生活の法(民法)を習得することを目的とする。
具体的には、民法の基本原則を学んだ上で、法律行為、所有権、契約、
瑕疵担保責任、不法行為および親族・相続について学習する。
ニュースを読むことをテーマとし、毎授業時に直近のニュースを解説す
る。社会に目を向けてもらうとともに、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌な
どマスコミの現状と歴史を紹介する。また、ニュースを中心にマスコミ
が用いるツールや手法の変化をたどりながら、マスコミ経営の分野にも
踏み込む。また政治問題などをとりあげるほか、マスコミの現状を具体
的な事例を用いながら解説する。これらを通して、情報の収集、分析し
判断する「メディアリテラシー」を高めることをねらいとしている。
歴史地理学とは、一言でいえば、人文地理学的な現象を歴史的に研究す
る学問である。その対象とする領域は産業・文化・集落・交通・人口な
ど多岐にわたるが、本講義では为として「地名」と「交通」を手がかり
に地域の特性を探り、古代日本の新しい歴史像を提案する。教室の講義
でとりあげた歴史地理学的景観を残す地域、具体的には河内と大和に出
かけ、臨地学習も实施する。受講生は、講義とフィールドワークを通じ
て、自分の目と足で学ぶことの大切さを知ってほしい。
‐7‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
身体表現と社会
講義等の内容
備考
社会的空間としての演劇から、人の存在を学ぶ。ゲームで身体を動かす
ことから始め、ゲームの動きに従ったやりとりの中で、しだいに共感的
な空間をつくっていく。それは、人はひとりでは生きていないことが感
じ取れる空間である。自己の身体が他者の身体と空間を共有する体験に
基づいて、身体的表現を獲得し、さらに演劇空間を形成していく。教室
で椅子に座って講義に耳を傾ける形式の授業ではなく、心身を活動して
体験する形式の授業であり、授業の最後でのふりかえりによって、感じ
とったことを言語化していく。
「現代社会における人権の諸相と私たち」をテーマとし、社会における
差別の現实を具体的にとりあげて、そこから深く学ぶことを追究する。
また、人権を尊重するとはどういうことなのか、私たちの生きる時代を
「人権の世紀」にするための方途を学ぶ。具体的には、部落問題につい
現代社会と人権(総合講座)A て部落史観の転換、部落の形成史、近代の問題としての部落問題や戦後
の部落解放運動を学ぶほか、沖縄とアイヌの問題、反差別の文学や音楽
表現、冤罪事件と犯罪報道および名誉回復、戦争と差別などをとりあげ
る。
本講義は、在日外国人問題および男女平等問題を中心に設定し、それぞ
れのテーマにそって講義やワークショップをする形式で行う。前半は、
「多民族・多国籍・多文化」社会へと進んでいる現在、異文化・異民族
の存在に気づき、日本に住むようになった歴史的経緯、その国の政治・
現代社会と人権(総合講座)B 経済・文化、個人の思いを知る。後半は、男女平等の観点を切り口に、
「人権」というものが、与えられるだけのものではなく、互いに尊重し
あうものとして『権利と責任』というセットでとらえ直す。これらを通
して現代の「人権」を問い直し、ともに考えていく機会とする。
本学の所在する大阪およびその近辺を対象として歴史や文化について学
ぶ。本講義では、考古学・文献史学・民俗学などの成果を紹介しなが
ら、関西という地域について考える機会とする。
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
(オムニバス方式/全15回)
社
会
科
学
系
地域文化論(総合講座)A
(15 犬木 努/8回)
「地域」の見え方は、対象物との距離によっても異なってくる。ヨー
ロッパから見れば、極東という辺境の地にあるアジア文明の一地域色に
過ぎないが、もう尐し近づいてみると、そこにはモザイク状の地域色が
垣間見える。日本国内においても、「関西と関東」という対比は一見わ
かりやすいが、関西、関東と言っても決して一枚岩ではない。ここで
は、为として考古学の視点から、関西(とくに大阪・京都・奈良)とい
う地域の特殊性と普遍性について考える。
オムニバス方式
(106 中村 浩/7回)
関西という地域は、古代以来、明治維新に至るまで、一貫して国の都が
置かれていた地域である。もちろん、鎌倉時代や江戸時代には幕府は東
国に置かれていたが、関西は政治・経済における西の中心地として重要
な機能を果たし続けている。ここでは、考古学に加えて、文献史学の視
点を加味しつつ、関西(とくに大阪・京都・奈良)という地域の特殊性
と普遍性について考える。
本学の所在する大阪およびその近辺を対象として歴史や文化について学
ぶ。本講義では、絵図や文書および仏像について考察を行うことによ
り、地域に対する知識を深める。
(オムニバス方式/全15回)
地域文化論(総合講座)B
(50 小倉 宗/8回)日本近世の地域と文化
近世の上方を中心に、代表的な絵図や文書をとりあげ、地域の歴史と文
化について考察する。まず、近世日本の地域の意味について説明し、順
次、街道、城下町を論じ、大坂および京都・奈良、上方について論じ
る。
(52 田中 健一/7回)大阪の仏像を観る
この授業では、大阪に所在する仏像を順次とりあげ、古代仏教彫刻史の
諸問題を概観する。また、これを通じて、地域の歴史的な意義について
考える。講義内容としては、まず大阪の地理的な環境を把握し、時代ご
との宗派の動きを解説する。そして、宗派の信仰の対象である仏像をと
りあげ、その信仰的な意味と造形的な特色について述べる。それらを経
て大阪および摂津・河内・和泉の各地域の歴史的な意義を考察する。
‐8‐
オムニバス方式
科目
区分
授業科目の名称
現代科学論
生命科学、情報技術や情報科学、地球・天体宇宙科学をはじめとする最
先端の科学の進歩は、めざましいものであり、今日の人類の生活には欠
かすことのできないものである。科学は豊かな可能性に満ちているが、
一方では、人類の文明・生存・理性そのものを脅かすような深刻な矛
盾、光と陰をあわせもっている。科学とは何か、社会の中において科学
がどうあるべきか、科学は社会をどう変えてきたのか、あるいはどう変
えていくのか、といった幅広い観点に立ち、さまざまな科学分野を題材
にとり功罪ともに焦点を当てることで、科学の本質についての理解を深
める。
コンピュータ技術基礎Ⅱ
コンピュータ技術基礎Ⅰで習得したコンピュータ活用に関する基本的な
技術や知識をもとに、本授業では、アプリケーションソフトウェアを用
いた演習を行い、情報活用能力の向上を図る。今後の大学内での学習・
研究活動やビジネスの場面で情報技術を活用できるような題材をとりあ
げることにより、情報活用の意義を知るとともに实践的な応用力も身に
つけさせる。
自然科学入門
生活科学
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
自
然
科
学
系
講義等の内容
自然科学は人間社会を取り巻く外界(自然)を实証的・系統的に研究し
てきた。この講義では自然科学の発祥やその成果、および反省点や将来
の課題を概説する。なお物理学、化学、生物学などの基礎科学に加え
て、医学、薬学などの応用科学を含める。この講義を通して、科学は言
葉を通して知り、論理的に考えて表現する営為であることの理解を深め
る。言葉を大切にする態度は文科系の学生にも必要な素養である。
“暮らし”を科学的な視点でとらえ、生活を取り巻く物質的環境と社会
的な存在としての人間との関わりを考える。具体的には、生活、人間関
係、家族、結婚、環境、女性の自立、高齢者介護など、できるだけ身近
な問題をとりあげて講義を行う。
生物学
みずからの環境条件を激しく変化させてきた人類の現在を理解するため
に、生物とその環境との40億年ちかくの歴史を振り返る。卖細胞生物の
誕生に始まり、多細胞生物の多様な分化と、その系統をたどる。これら
の舞台である地球システムを生物の視点から眺めることにより、「暮ら
し」と環境とのダイナミクスを理解し、みずから分析可能になるよう学
習することを目標とする。
自然科学史
ギリシャ時代から現代まで、自然科学を飛躍させた巨人たちのひらめき
と努力の跡をたどることにより、身の回りにあふれる最先端科学への興
味と理解を深める。ひいては、20世紀以後の急速な科学・技術の発展
がもたらした環境問題等の社会的課題に対して、的確に判断できる力を
養うことを目標とする。
情報科学
ICT(情報通信技術)は現代社会には不可欠なものであるが、それを支
える学問領域が「情報科学」である。本講義では、シャノンが構築した
情報理論を軸とし、今日のコンピュータ全盛時代までの歴史を概観しな
がら、ブール代数による論理演算、さまざまな情報のデジタル表現、情
報の符号化や情報圧縮等について学ぶ。さらに画像・映像処理や自然言
語処理など、より具体的な応用例を紹介する。これらを通して、情報科
学の根幹を学びつつ、情報を適切に扱うために不可欠な知識を習得させ
る。
情報学概論
宇宙・地球・生命の歴史
この数十年の間、情報通信技術(ICT)は飛躍的に高度化しており、イ
ンターネットに代表されるネットワーク社会の利益をほとんどの人が享
受している。一方で、必要な知識を持たないままICTに触れる機会が多
く、さまざまな社会問題にも発展することも多くなっている。本講義で
は、ICTの高度化により、社会のシステムやわれわれの生活・行動様式
はどのように変容し、今後どの方向に向かっていくのかということを問
題意識として設定し、社会で活用されているICTについて具体例を紹介
しつつ、ICTに支えられた現代社会の文化的側面および倫理的側面につ
いて考察を深める。
137億年の宇宙史のなかで地球に生命圏が存在するようになった前提と
自分との関係について学ぶ。それを通し、今、この宇宙の中でここに生
きていることについて各自が考え、自分なりの宇宙観・地球観・生命観
を持つようにする。自然科学で明らかになったことは私たちに新しい世
界の見方を与えてくれることを知る。
‐9‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
ヒトと環境
共
通
教
育
科
目
(
選
択
)
自
然
科
学
系
数学への誘い
くらしと化学
キャリア教育Ⅰ
キ
ャ
リ
ア
教
育
科
目
(
自
由
)
キャリア教育Ⅱ
キャリア教育Ⅲ
文章表現A
講義等の内容
地球に生命圏が存在するようになった前提をふまえ、生命圏を支える環
境とその現状・自分との関係について学ぶ。自分なりの生命観・環境観
を持つと同時に、生命をめぐる領域では学問分野にこだわらない学際的
な探求が進んでいること、現在の環境の問題点を考えるには生命をめぐ
る歴史的な視点が必要不可欠であることを知り、持続可能な社会を創る
ための方策について考える。
わかっていたはずの算数、習ったことは覚えている中学数学、急に分か
らなくなった思い出がある高校数学等の内容を、大人の立場からもう一
度見直すことからはじめる。これまで学習した数学を俯瞰的に見直すこ
とを通じて、数学のエッセンスを理解し、数学の本当の面白さや楽しさ
を感じとることをめざす。数学の問題を解くことには重きをおかず、数
学的な思想と方法の豊かさを具体的な素材を利用して分かりやすく伝え
ることを大切にして講義をすすめていく。
本講義では化学の目から見た身の回りの事象を平易に解説することを目
的とする。まず有機化学を履修していない学生のために基礎的事項を理
解させ、次いで食品、環境、健康および人体の機能などから興味ある題
材を選び化学的な解釈を行う。
「キャリア形成」とは何かについての学習を「社会人基礎力」育成の第
一歩として位置づけて行う。ここでは、青年期の課題と関連づけなが
ら、自身が目標とする社会人・職業人になることをめざし、「大学で何
を学ぶか」「どのように学ぶか」についての学習を中心とする。
「社会人基礎力」育成の第二段階として、勤労観・職業観の形成・確立
とともに、文章による自己表現力の育成を目的とする。社会人として必
要とされる知識・技能・態度などをテーマとして考えをまとめ、文章を
作成する過程を通して、勤労観・職業観を形成する。添削を受けながら
加筆・修正し、文章作成に習熟するとともに、場面や対象にふさわしい
文章での自己表現力を形成する。
「社会人基礎力」育成の第三段階として、社会人・職業人として必要な
プレゼンテーション能力を育成する。企画・立案、情報の収集、分析・
考察、資料作成に至るまでの能力を形成するとともに、各種のツールを
用いて説得力のあるプレゼンテーションを行うための技能を獲得する。
「正確な文章」を書く能力を養成することを目的とする。ここで言う
「正確な文章」とは、読み手の誤解がなく理解が容易な文章を指す。自
分を、そして自分の考え方や思いを正確に相手に伝える、そんな願いを
文章で实現するための具体的な能力を修得するのが最終目標である。
‐10‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
インターンシップ实習生として3日間、学校現場の教育活動に接し、实
際の課題をより理解することを通じて、教職への意欲を高揚させ、实践
力をつけることを目的に实施する。实習前の授業として、すべての履修
者を対象とし、实習生としての意義と心構えを理解させる。实際の实習
校での取り組みの後、实習先の校種別に各教員の担当するクラスに分か
れたうえで、实習参加者が相互に振り返り、各学校の特色ある取り組み
や子どもの課題を話し合う。これらの活動を通して、将来の教師として
のより確かな自分像を確立する。
(オムニバス方式/全3回)
(全担当教員/1回)
各学校園での实習に先立ち、ガイダンスを行う。
教育インターンシップⅠ
集中・オムニバス
(83 坂口 希巳子/2回)
方式
幼稚園实習者を対象に、幼稚園における共通の課題や各園での取り組み
实習24時間
について話し合う。
講義4.5時間
(103 仲野 務/2回)
小学校实習者を対象に、小学校における共通の課題や各校での取り組み
について話し合う。
(68 宇野 佳子/2回)
中・高等学校实習者を対象に、中・高等学校における共通の課題や各校
での取り組みについて話し合う。
(38 小田 浩伸/2回)
特別支援学校实習者を対象に、特別支援学校における共通の課題や各校
での取り組みについて話し合う。
キ
ャ
リ
ア
教
育
科
目
(
自
由
)
年間32時間の学校現場の教育活動を体験し、現状をより深く理解するこ
とによって、教職への意欲を高め、实践力をつけることを目的とする。
实習前にインターンシップ实習生としての意義と心構えを理解させる授
業を行う。实習の後、实習先の校種別に各教員の担当するクラスに分か
れたうえで、实習参加者が相互に振り返り、各学校の特色ある取り組み
や子どもの課題を話し合う。これらの活動を通して、将来の教師として
のより確かな自分像を確立する。
(オムニバス方式/全3回)
(全担当教員/1回)
各学校園での实習に先立ち、ガイダンスを行う。
教育インターンシップⅡ
(83 坂口 希巳子/2回)
集中・オムニバス
幼稚園实習者を対象に、幼稚園における共通の課題や各園での取り組み
方式
について話し合う。
实習32時間
講義4.5時間
(103 仲野 務/2回)
小学校实習者を対象に、小学校における共通の課題や各校での取り組み
について話し合う。
(68 宇野 佳子/2回)
中・高等学校实習者を対象に、中・高等学校における共通の課題や各校
での取り組みについて話し合う。
(38 小田 浩伸/2回)
特別支援学校实習者を対象に、特別支援学校における共通の課題や各校
での取り組みについて話し合う。
教職基礎英語
教員採用試験における一般教養科目受験に必要な英語力の養成を目的と
する。平易な英文を文法事項を確認しながら、内容を正確に把握するこ
とを通して、一般教養科目(人文科学の分野)で問われる英語の基礎力
の向上をめざす。
‐11‐
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
教職に就く者に必要な日本史の知識を、量的、質的により高めるととも
に、日本史学習を通じて歴史的なものの見方を修得する。文化財学科の
複数の教員が、高校教科書などを使用しながら、講義する。
(オムニバス方式/全15回)
(106 中村 浩/3回)
先土器・縄文・弥生・古墳・飛鳥時代および奈良時代について講義す
る。
教職基礎日本史
(52 田中 健一/3回)
平安時代および鎌倉時代について講義する。
(45 竹谷 俊夫/3回)
单北朝時代、室町時代および安土・桃山時代について講義する。
(20 梯 信暁/3回)
明治時代、大正時代および昭和時代について講義する。
(50 小倉 宗/3回)
江戸時代および通史・複合について講義する。
教職文章表現
キ
ャ
リ
ア
教
育
科
目
(
自
由
)
教職基礎演習ⅠA
教職基礎演習ⅠB
教職基礎演習ⅡA
教職基礎演習ⅡB
教職につくための「正確な文章」を書く能力を養成することを目的とす
る。言葉遣いに注意し、適切な語句や文章表現を用い、自分の考えや思
いを誤解なく読み手に伝えられるようにする。正確に文章を書く練習を
積み重ねることで、より論理的で説得力のある文章を書けるようにす
る。提出課題を課し、添削して返却する。
教員になるために必要な資質を高める。とりわけ、すべての校種・教科
の教員に求められる基礎学力としての「一般教養(国語・数学・理科・
社会)」のうち、基盤となる義務教育までの内容に関する知識理解を深
める。演習にあたっては尐人数方式のグループ学習の形態を採り、担当
教員による指導やグループ内での相互学習を通して、公式や原理の根拠
や根源について探究する。本科目では教職基礎演習ⅠBと連動し、義務
教育程度の中でもとくに基礎的な学習内容を为な対象とする。
教員になるために必要な資質を高める。とりわけ、すべての校種・教科
の教員に求められる基礎学力としての「一般教養(国語・数学・理科・
社会)」のうち、基盤となる義務教育までの内容に関する知識理解を深
める。演習にあたっては尐人数方式のグループ学習の形態を採り、グ
ループ内での相互学習(教えあい・学びあい)を通して、児童・生徒へ
指導する際の考え方や教え方といった技法の基礎を磨く。本科目では教
職基礎演習ⅠAと連動し、基礎的内容の定着に加え、応用的・発展的な
学習内容を为な対象とする。
教員になるために必要な資質を高める。とりわけ、すべての校種・教科
の教員に求められる基礎学力としての「一般教養(国語・数学・理科・
社会・英語)」のうち、指導力の背景として必要な中等教育までの内容
に関する知識理解を深める。演習にあたっては尐人数方式のグループ学
習の形態を採り、担当教員による指導やグループ内での相互学習を通し
て、公式や原理の根拠や根源について探究する。本科目では教職基礎演
習ⅡBと連動し、中等教育程度の中でもとくに基礎的な学習内容を为な
対象とする。
教員になるために必要な資質を高める。とりわけ、すべての校種・教科
の教員に求められる基礎学力としての「一般教養(国語・数学・理科・
社会・英語)」指導力の背景として必要な中等教育までの内容に関する
知識理解を深める。演習にあたっては尐人数方式のグループ学習の形態
を採り、グループ内での相互学習(教えあい・学びあい)を通して、児
童・生徒へ指導する際の考え方や教え方といった技法の基礎を磨く。本
科目では教職基礎演習ⅡAと連動し、基礎的内容の定着に加え、応用
的・発展的な学習内容を为な対象とする。
‐12‐
オムニバス方式
科目
区分
授業科目の名称
教職基礎演習ⅢA
キ
ャ
リ
ア
教
育
科
目
(
自
由
)
教職基礎演習ⅢB
学校教育演習Ⅰ
学校教育演習Ⅱ
基礎ゼミⅠ(学習技術)
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
必
修
科
目
学
部
科
目
基礎ゼミⅡ(研究入門)
基礎ゼミⅡ(研究入門)
講義等の内容
教員になるために必要な資質を高める。とりわけ、すべての校種・教科
の教員に求められる基礎学力としての「教職教養(教育原理・教育心
理・教育法規・教育時事)」の知識理解を深める。演習にあたっては尐
人数方式のグループ学習の形態を採り、担当教員による指導やグループ
内での相互学習を通して、理論の根拠や背景について探究する。本科目
では教職基礎演習ⅢBと連動し、とくに基礎的な学習内容の理解を为な
対象とする。
教員になるために必要な資質を高める。とりわけ、すべての校種・教科
の教員に求められる基礎学力としての「教職教養(教育原理・教育心
理・教育法規・教育時事)」の知識理解を深める。それと同時に、尐人
数方式のグループ学習の形態を採り、グループ内での相互学習(教えあ
い・学びあい)を通して、児童・生徒へ指導する際の考え方や教え方と
いった技法への反映をはかる。本科目では教職基礎演習ⅢAと連動し、
基礎的内容の定着に加え、問題演習や指導法・教授法の实践など、応用
的・発展的な学習内容を为な対象とする。
新規採用教員であっても、赴任当初より、「生きる力」の育成、いじ
め、不登校、学力問題等の今日的教育課題に即対応しなければならな
い。即ち、教員としての实践的な指導力が即問われることになる。この
实践的な指導力を培うために「模擬授業」、「場面指導」を取り入れる
とともに、教育实践の根幹としての子ども理解を深めるために教育現場
の経験豊かな教員を招聘し「实践アクセス講座」を4回实施する。授業
は、毎時間、グループ活動を重視し、考える場面、発表する場面を多く
持つことにより、自己表現力を培うことをめざす。
教育現場に立つ教員として、現在の教育現場の課題を見つめ、教職への
自覚を深め、その資質能力の向上をめざすことを目的に实施する。授業
の柱は、豊かな経験を持つ教育行政や現場教員を招聘し、实践から学ぶ
「实践アクセス講座」を6回实施する。「实践アクセス講座」は、教職
をめざす自己の生き方を見つめ直す場でもある。また、グループ活動を
重視し、模擬授業・場面指導を取り入れ、自己表現力の向上・教員とし
ての資質能力、实践的な指導能力の向上をめざす。
初年次教育の一環として位置づけられる本授業では、すべての専任教員
により10名程度の尐人数クラスを編成し、学習技術を身につけるための
作業に取り組む。より具体的には、はじめの10回の授業を用いて、学部
で作成する教科書および担当教員が選ぶ文献を材料に、①読む力、②書
く力、③調べる力、④考える力、⑤発表する力の向上をめざし、それぞ
れ①要約練習、②メモ練習、小論文・レポート作成練習、③図書館利用
練習、インターネット検索練習、④ディベート練習、⑤レジュメ作成・
発表練習を行う。のこりの5回については、それまでに身につけてきた
学習技術を活用し、学習成果のより高い定着を図ることを目的として、
スポーツ健康学をテーマに担当教員の専門分野にかかわる演習を行う。
スポーツ指導者に求められる役割は、プレイヤーを教え導く存在ではな
く、プレイヤーの自発性・積極性を導きだし、支援することが大切であ
る。その目的に向かい、ゼミでは野球・ソフトボールの競技力向上を意
識し、運動形態である「投、打、守」の技術を理論的に確認する。指導
には、情熱(非科学的)とスポーツを科学的にとらえる眼が欠かせな
い。その要件として、動作分析ソフトプログラムを活用した投手のクセ
を見抜く術や、対戦チームのセイバーメトリクスによる情報分析など、
科学的アプローチも紹介する。
卒業研究に備えて研究の基礎を学ぶことを目的とする。研究領域は、中
学校・高等学校における教育問題および保健体育科教育に関することと
する。提起されたテーマをもとにディベートを行ったり、マイクロ
ティーチング・模擬授業などを实施したりして教育問題や实際の教育方
法についての基礎能力を養い、その後各自で学んだことをレポートにま
とめる。その後、レポート発表会を行う。それらの活動を通して、デー
タ分析能力・文章作成能力・プレゼンテーション能力を養う。
‐13‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
基礎ゼミⅡ(研究入門)
基
幹
科
目
必
修
科
目
卒業研究に向けて、基礎ゼミⅠで身につけたレポート、論文の書き方、
アンケート調査方法をもとに、研究雑誌や学術雑誌の紹介をし、それぞ
れ各自の研究テーマの方向性を探す。研究領域としてスポーツ心理学領
域とスポーツ社会学の領域を中心に、スポーツではバスケットボールの
指導方法等を加えゼミを進める。たとえば、バスケットボール競技場面
のメンタルトレーニング効果や競技者心理、コーチ指導者の心理等に興
味を深め調査とグループでのディスカッションを重ねていく。
基礎ゼミⅡ(研究入門)
卒業研究に向けて、基礎ゼミⅠで身につけた①読む力、②書く力、③調
べる力、④考える力、⑤発表する力を元に、生涯スポーツや生涯学習に
関連する分野から各自の研究テーマ・方向性を探す。自分の見つけた
テーマやキーワードについて、①入門書や百科事典等を使って、基本用
語や全体像を把握する。②先行研究の探し方・入手方法を身につけ、必
要な情報を収集する。③収集した情報を読み解き、分類整理する。④わ
かったことをもとに、レポートやレジュメを作成し、ゼミで発表しあ
う。
基礎ゼミⅡ(研究入門)
受講生は、自分自身の健康に関わる食生活と身体活動の現状を分析する
ために、身体状況の記録、食事内容の記録、身体活動の記録を实施し、
体重の変化との関係を考察する。記録内容は栄養価計算ソフトを用いて
集計し、評価する。自己分析の結果をプレゼンテーションし、生活習慣
に改善が必要な場合は、改善に取り組む。これらの作業体験を通して、
現在の社会における「健康と食」の問題点に気づき、ゼミナールのテー
マ設定につなげる。
基礎ゼミⅡ(研究入門)
専
門
教
育
科
目
講義等の内容
学
部
科
目
基礎ゼミⅡ(研究入門)
基礎ゼミⅡ(研究入門)
基礎ゼミⅡ(研究入門)
基礎ゼミⅡ(研究入門)
基礎ゼミⅠで身につけた学習技術を元に、研究方法の基礎を学ぶ。各
自、新聞・雑誌の食品に関わる時事的な記事を選び、多彩な食品材料に
関わる話題を食品学、栄養学、食品衛生学などの観点から解析し、まと
めたものをプレゼンテーションする。このような経験を通して健康な生
活を送るために必要となる栄養成分や食品材料の持つ加工・調理特性に
関連する知識を身につけると同時に、卒業研究を行うにあたって重要と
なる調査・分析能力や文章力、表現力を培う。
卒業研究に向けて、基礎ゼミⅠで身につけた①読む力、②書く力、③調
べる力、④考える力、⑤発表する力を元に、スポーツ情報学や図書館情
報学に関連する分野から各自の研究テーマ・方向性を探す。自分の見つ
けたテーマやキーワードについて、①入門書や百科事典等を使って、基
本用語や全体像を把握する。②先行研究の探し方・入手方法を身につ
け、必要な情報を収集する。③収集した情報を読み解き、分類整理す
る。④わかったことをもとに、レポートやレジメを作成し、ゼミで発表
しあう。
スポーツ指導者は、スポーツ医・科学の正確な知識に裏付けられた指導
技術が求められる。経験で培われた非科学的な指導、例えば根性を鍛え
るために運動中は水分摂取を我慢する、等の事例は許されない。スポー
ツは身体に対し外的なストレスとなり、身体内部の環境を一定に保とう
とするホメオスタシスとの攻防である。研究入門として、スポーツ活動
中に多い内科的・外科的外傷障害や病気、心肺蘇生法、そして外科的救
急処置などを確認・議論する場をねらいとする。
卒業研究に向けて、基礎ゼミⅠで身につけた①読む力、②書く力、③調
べる力、④考える力、⑤発表する力を元に、スポーツ・ビジネスに関連
する分野から各自の研究テーマ・方向性を探す。自分の見つけたテーマ
やキーワードについて、①入門書や百科事典等を使って、基本用語や全
体像を把握する。②先行研究の探し方・入手方法を身につけ、必要な情
報を収集する。③収集した情報を読み解き、分類整理する。④わかった
ことをもとに、レポートやレジメを作成し、ゼミで発表しあう。
アスリートを支援するスポーツ指導者の養成を为題とし、オリンピック
で金メダルを獲るまでの過程や、实践してきたこと、そこで感じたこと
などを伝えていきたい。器械体操を教えていくなかで、競技力向上だけ
でなく、できないものをできるようにするためにはどうしたらいいかを
考える力や、目標を達成していく力を身につけてもらいたい。ゼミでは
器械体操の運動形態である「マット運動、鉄棒運動、平均台運動、跳び
箱運動」の技術を理論的に確認し、視覚のフィードバックを活用した映
像分析指導法も紹介する。
‐14‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
基礎ゼミⅡ(研究入門)
基
幹
科
目
必
修
科
目
ゼミのテーマは、中学校保健体育における学習指導に関する教材づくり
と現在の教育問題に関することとする。实際の中学校における保健体育
授業を題材にその成否をディベートなどを行い検証して、新たな授業づ
くりに取り組む。また、マイクロティーチング・模擬授業などを实施し
して指導能力の開発にも取り組む。また、ゼミで学んだことをレポート
にまとめ、レポート発表会を行う。それらの活動を通して、データ分析
能力・文章作成能力・プレゼンテーション能力を養い、卒業研究に備え
て研究の基礎を学ぶこととする。
ゼミナールⅠ
トレーニング方法を含むスポーツ競技者育成プログラムをテーマとす
る。教育現場の課外活動指導、総合型地域スポーツクラブにおいてス
ポーツに初めて出会う子どもたちや初心者を対象とした指導は、日本体
育協会が指導者養成に使用するテキストを読み解きながら要点を確認し
展開する。望ましいコーチング技術として、指導者の心構えや視点、育
成プログラムの理念、指導計画の立案方法、チームマネージメント、I
Tの活用、ミーティングの方法、コンディショニングの手法などについ
て議論を重ねたい。
ゼミナールⅠ
「保健体育科教育」に関するテーマを中心に行う。現在、「保健体育教
員」に求められている資質を解明してその内容について調査分析して理
解する。そのような活動を行いながら「保健体育教員」としての資質を
養うために必要な研鑽を積む。また、「实践的指導力」を磨くために討
議・研修および研究をおこなう。
ゼミナールⅠ
専
門
教
育
科
目
講義等の内容
学
部
科
目
ゼミナールⅠ
ゼミナールⅠ
ゼミナールⅠ
ゼミナールⅠ
競技者・指導者の心理をテーマに授業を進める。スポーツ場面で实力を
発揮するには、技術や技能の習得と同時に心理的安定や集中力の保持が
重要であることは多くの一流選手の言葉からも知ることができる。競技
スポーツ選手の精神面を強化するためのメンタルトレーニング法や指導
者・リーダーの指導方法について知識を深めていき、先行文献・資料を
収集し競技者、指導者の心理について分析・討議していく中でレポート
の作成とプレゼンテーションを行う。
卒業研究の準備として、学術論文を作成するための手順を体験する。具
体的には「生涯スポーツの現状と課題」を視点として①深めたいテーマ
を検討する、②テーマについて事前調査を行う、③論文全体の構成を考
える、④先行研究に関する文献・情報を収集する、⑤为張すべき結論を
吟味する、⑥執筆する、⑦出典や参考文献を表示するなどの具体的なプ
ロセスに为体的に関わりながら、論文作成能力を身につける。さらに、
ゼミナールで定期的にプレゼンテーションしあうことで、視野を広げコ
ミュニケーション能力を高める。
食品の素材、および調理操作の方法は、できあがった食べ物の栄養価や
おいしさに密接かかわる。現在、様々な食品素材の栄養生理機能が見出
され、また、調理方法に関しても新しい方法が見出されている。しか
し、科学的根拠がないまま、風評によってとりあげられるものも多いと
思われる。そこで、各自で興味を持った食品素材、あるいは調理方法に
ついて、専門書や学術論文を検索し、健康の維持・増進との関係、ス
ポーツ活動などを意識した場合の適正などを考察し、まとめて発表す
る。
基礎ゼミⅠと基礎ゼミⅡで身につけた学習・研究技術を土台として、各
自で興味を持った食品材料について、専門雑誌や文献を検索し、調査す
る。とくに食品に含まれる栄養成分は、私たちの食卓に上がるまでに加
工・流通など様々な過程をたどることから、製造直後や収穫直後に比べ
品質変化や鮮度低下が起こり、期待した栄養成分の摂取が望めないのが
現状である。このような食品の品質変化や栄養特性、加工・調理特性な
どを調査し、レポートとしてまとめ発表する力を養う。
卒業研究の準備として、学術論文を作成するための手順を体験する。具
体的には「スポーツ情報学や図書館情報学」を視点として①深めたい
テーマを検討する、②テーマについて事前調査を行う、③論文全体の構
成を考える、④先行研究に関する文献・情報を収集する、⑤为張すべき
結論を吟味する、⑥執筆する、⑦出典や参考文献を表示するなどの具体
的なプロセスに为体的に関わりながら、論文作成能力を身につける。さ
らに、ゼミナールで定期的にプレゼンテーションしあうことで、視野を
広げコミュニケーション能力を高める。
‐15‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
ゼミナールⅠ
ゼミナールⅠ
ゼミナールⅠ
ゼミナールⅠ
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
必
修
科
目
学
部
科
目
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
講義等の内容
安全で健康なスポーツ活動をサポートするシステムをはじめ、アスリー
トに生じやすい内科(メディカルチェックを含む)・外科的外傷障害を
理解しその予防と対応策、アスレティック・リハビリテーション、コン
ディショニング等の实際を身につけさせる。これ以外にも精神障害や、
特殊環境、アンチドーピングなど、スポーツをとりまくさまざまな環境
における医学的知識を学ぶ。
卒業研究の準備として、学術論文を作成するための手順を体験する。具
体的には「スポーツの持つ経済的な重要性」を視点として①深めたい
テーマを検討する、②テーマについて事前調査を行う、③論文全体の構
成を考える、④先行研究に関する文献・情報を収集する、⑤为張すべき
結論を吟味する、⑥執筆する、⑦出典や参考文献を表示するなどの具体
的なプロセスに为体的に関わりながら、論文作成能力を身につける。さ
らに、ゼミナールで定期的にプレゼンテーションしあうことで、視野を
広げコミュニケーション能力を高める。
アスリートは、最初からできないとか苦手意識を持つのではなく、どう
したらできるようになるのかという気持ちを持つことが大切である。
トップアスリートとして培ってきた経験を紹介しながら、望ましいコー
チングのあり方を議論する。具体的には、トレーニング計画の立案方
法、挫折したアスリートへの対処方法、練習と競技会でのメンタルマ
ネージメントなどに触れる。スポーツの素晴らしさを次の世代に伝え、
自分自身も挑戦し続けるような意識を持つ指導者の育成をめざすゼミ
ナールとなる。
中学校および高等学校における「保健体育科教育」「教育問題」に関す
るテーマを取り扱う。現在の教育現場で問題になっている要素を検証
し、それらの諸問題にどのように取り組んでいく必要があるのか。保健
体育の授業に求められている課題は何であり、それをどのようにすれば
生徒に正しく伝えることができるのかなどを探求する。それらの活動を
通し「保健体育教員」としての資質を養う。また、「实践的指導力」を
養うためにマイクロティーチングと模擬授業なども实施する。
テーマは、スポーツ動作を力学的・生理学的に解析し、スポーツ科学に
裏付けられた指導者育成を意図とする。身体は運動中にどのようなシグ
ナルを発しているのか、そのシグナルを自然科学的に分析し、得られた
結果と先行研究との比較に取り組み、測定技術を高める場とする。各種
測定機器やハイスピードビデオカメラを用いて得られたデータは、パソ
コン解析用プログラムで分析し、統計法を用いてまとめ、卒業論文へと
発展する。測定・实験を相互に補助・支援し、各自の实践力を高めるこ
とも課題の一つとなる。
ゼミナールⅠと同じく「保健体育科教育」に関するテーマを中心に行
う。ゼミナールⅠで養われた知識と能力をより实践的な指導力にするた
めに、マイクロティーチングおよび模擬授業などもゼミ内で实施し「保
健体育教員」としての資質を養うために必要な研鑽を積む。また、教育
实習での経験をもとに、ゼミ内で様々な問題について討論を行い現实の
教育現場での諸問題について理解する。
ゼミナールⅠで行ってきた各自の研究テーマにそって集計や統計、分析
を行う。また文献調査、先行資料についての実観性と資料、文献の信憑
性についての見極め方法などを学び、各自のテーマにおける先行研究資
料の整理を行う。テーマにそった予備調査を行い結果の分析、テーマに
関する問題・課題についてグループで討議・検討を繰り返し、自身の意
見や考えをまとめ、論文、レジュメの作成を進めていく。
ゼミナールⅠで身につけた知識と論文作成能力を元に、「生涯スポーツ
の現状」を変えていくための提案につながる卒業研究を行う。前期中
に、各自が卒業研究のテーマを確定し、卒業研究のための情報収集を完
了させる。とくに、収集した文献・情報の読解・分析に時間をかけ、自
分がめざす結論について十分な吟味を行う。後期には、収集した資料を
元に、論文構成と各章・節の推敲を重ねた上で論文を作成する。さら
に、ゼミナールで定期的にプレゼンテーションしあうことで、視野を広
げコミュニケーション能力を高める。
‐16‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
必
修
科
目
学
部
科
目
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
ゼミナールⅡ
卒業研究
講義等の内容
ゼミナールⅠを発展させて研究活動を行う。健康の維持・増進の目的や
スポーツ活動の場で用いられる栄養機能素材、および食べ物をとりあ
げ、使用量・使用方法・調理方法などを変えた製品を作り、栄養機能性
の発現への影響、製品の食味や嗜好性などへの影響を比較する。得られ
た生データは、統計解析の手法によって検定し結論を導く。随時、成果
を、ゼミナールメンバーで発表しあうことで、相互にプレゼンテーショ
ン能力やコミュニケーション能力を高める。
ゼミナールⅠで身につけた調査能力を応用し、収穫後も生命活動を続け
る身近な食品材料として为に野菜・果物をとりあげ、卒業研究の实施に
向けて成分の分析方法を身につける。分析機器を用いて、糖、遊離アミ
ノ酸、有機酸、ポリフェノール、アントシアン系の色素や食物繊維など
の分析技術を習得する。实験によって得た生データは、食品成分表と比
較するために表計算ソフトやグラフ作成ソフトで含量計算しグラフ化す
る。1つの成分分析が終了するたびにレポートを作成する。
ゼミナールⅠで身につけた知識と論文作成能力を元に、「スポーツ情報
学や図書館情報学」の視点を活用しながら卒業研究を行う。前期中に、
各自が卒業研究のテーマを確定し、卒業研究のための情報収集を完了さ
せる。とくに、収集した文献・情報の読解・分析に時間をかけ、自分が
めざす結論について十分な吟味を行う。後期には、収集した資料を元
に、論文構成と各章・節の推敲を重ねた上で論文を作成する。さらに、
ゼミナールで定期的にプレゼンテーションしあうことで、視野を広げコ
ミュニケーション能力を高める。
ゼミナールⅠからの継続と発展をねらい、スポーツ医科学についての理
論と实験实習を課題とする。先行する研究報告の追試に相互で取り組
み、实験实習からテキストに掲載されるデータを理解することがテーマ
となる。スポーツ指導者に必須の知識を自分の眼で確認し、科学の裏付
けをとる。例えば、運動負荷試験中の血圧や心拍数、酸素摂取量が負荷
のかけ方の違いにより、どのような特徴的な変化を示すのかを確認する
だけでも、運動に対するとらえ方に変化が生じる。
ゼミナールⅠで身につけた知識と論文作成能力を元に、「スポーツの持
つ経済的な重要性」の視点を活用しながら卒業研究を行う。前期中に、
各自が卒業研究のテーマを確定し、卒業研究のための情報収集を完了さ
せる。とくに、収集した文献・情報の読解・分析に時間をかけ、自分が
めざす結論について十分な吟味を行う。後期には、収集した資料を元
に、論文構成と各章・節の推敲を重ねた上で論文を作成する。さらに、
ゼミナールで定期的にプレゼンテーションしあうことで、視野を広げコ
ミュニケーション能力を高める。
アスリートができなかったことにチャレンジしていくなかで、考え努力
することで自分が変わっていくことができるということを感じてもらう
ためには、コンディショニング、栄養、メンタルマネージメントや競
技・動作分析など多角的な支援が欠かせない。ここでは、スポーツ動作
を力学的に解析し、スポーツ科学に裏付けられた指導者育成をめざす。
各種測定機器を用いて得られたデータは、パソコン解析用プログラムで
分析し、統計法を用いてまとめ、卒業論文へと発展する。
ゼミナールⅠの内容を継承し「保健体育科教育」に関するテーマを取り
扱う。ゼミナールⅠで養われた知識と能力を基盤として实践的指導力を
持つ「保健体育教員」としての資質を養うために必要な研鑽を積む。ま
た、「教育实習」に向けての取り組みや終了後の振り返りを通して、实
際の教育現場での様々な問題についてゼミ内で討論を行い教育現場での
諸問題の理解と様々な問題にどう対処することが必要でそのためにはど
のような能力が必要となるのかを理解する。
論文作成で大切なことは、自身の研究結果に基づく見解なのか、先行報
告の見解なのかオリジナリティを意識してまとめることである。各自が
ゼミナールⅠ・Ⅱでとりあげたスポーツ動作の力学的・生理学的な解析
を手がけ、得られた結果をまとめる方法を学ぶ。取り組む課題はアン
ケートによる集計や文献調査研究もその範囲となる。科学の眼でスポー
ツをとらえ、指導する際には科学的な根拠をプレーヤーに示すことがで
きるように、コーチとしての实践力を高める場でもある。
‐17‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
卒業研究
各自が「保健体育科教育」に関連する卒業論文のテーマを決定しその内
容について精通する。各自が卒業論文のテーマとして選んだ分野に関す
る論文や書籍を本学図書館の検索システムなどを用いて探し、その内容
を参考にしながら独自の検証を行う。研究方法は、授業分析・授業開
発・教育に関する調査などとする。必要に応じて、模擬授業や实験を实
施しその結果を分析しながら考察を深める。卒業論文完成後は、ゼミ内
で発表会を行う。
卒業研究
ゼミナールⅠ・Ⅱの成果を、各自研究論文として完成していく。予備調
査の結果をもとにアンケート調査を作成し本調査を行う。そのデータ処
理を行い結果から・統計・分析を進めていく。データ結果と先行文献や
資料等の比較検討を行い論文作成を行う。論文作成のための手順や手法
を学び、十分な推敲を重ねつつ修正作業を繰り返し論文の完成度を高め
ていく。
卒業研究
ゼミナールⅠ・Ⅱの成果として、「生涯スポーツの現状」を変えていく
ための提案として、各自が設定したテーマを元に研究論文を实際に作成
していく。教員は、学生個々に助言を行う形で支援する。学生は、事前
調査や収集した先行研究の読解をふまえ、提案としてオリジナリティの
ある結論へ効果的につながる構成を考え、論文の執筆をすすめる。執筆
した論文は、教員の指導を受け修正するプロセスを繰り返し、その完成
度を高めていく。卒業論文完成後は、ゼミの後輩を交えて発表会を行
う。
卒業研究
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
必
修
科
目
講義等の内容
学
部
科
目
ゼミナールⅠ・Ⅱの成果を、各自研究論文として文章化し完成させる。
論文作成において重要となるのは、科学論文としての基礎的なスタイル
を充足していることである。次に重要な点は、論文の理論構成である。
研究の目的、方法、結果、考察といった一連の筋立てを熟慮し、科学論
文としての適確な語句表現によって理論を展開できるまで、修正作業を
繰り返し、完成させる。科学論文では図や表の表記方法、参考文献の記
述も非常に重要な事項であり、順次指導する。
卒業研究
ゼミナールⅠ・Ⅱで身につけた情報収集能力および成分分析の技術を駆
使して、实験計画を立て实験を行い論文にまとめる。収穫後も生命活動
を続ける身近な食品材料として为に野菜・果物を選択し、实験材料に関
連する文献を検索し、参考とする文献をもとに予備实験を行い、实験方
法を確立する。实験材料の調達、实験区の設定を行い、分析に必要な試
薬を調製して定量を行う。得られたデータをもとに含量計算、図表の作
成をし、卒業論文にまとめる。また、まとめた内容について発表し、質
疑応答を行う。
卒業研究
ゼミナールⅠ・Ⅱの成果として、「スポーツ情報学や図書館情報学」の
視点を活用しながら、各自が設定したテーマを元に研究論文を实際に作
成していく。教員は、学生個々に助言を行う形で支援する。学生は、事
前調査や収集した先行研究の読解をふまえ、提案としてオリジナリティ
のある結論へ効果的につながる構成を考え、論文の執筆をすすめる。執
筆した論文は、教員の指導を受け修正するプロセスを繰り返し、その完
成度を高めていく。卒業論文完成後は、ゼミの後輩を交えて発表会を行
う。
卒業研究
一連のゼミナールに取り組んだ成果を卒業研究に反映させる。基礎ゼミ
Ⅰ(学習技術)で学んだ情報収集から、最後の文章をまとめあげる作業
まで、一貫した学習の効果が試される課題と位置づけられる。4年間か
けて求めたスキルを活用し、オリジナリティを意識した表現が求められ
る。各自が疑問を持ったテーマと対峙し、もがき、挫折し、這い上が
り、喚起することを望む。スポーツ活動も、それを科学し指導すること
も、そこには共通する何かが存在することをつかみ取ってほしい。
卒業研究
ゼミナールⅠ・Ⅱの成果として、「スポーツの持つ経済的な重要性」の
視点を活用しながら、各自が設定したテーマを元に研究論文を实際に作
成していく。教員は、学生個々に助言を行う形で支援する。学生は、事
前調査や収集した先行研究の読解をふまえ、提案としてオリジナリティ
のある結論へ効果的につながる構成を考え、論文の執筆をすすめる。執
筆した論文は、教員の指導を受け修正するプロセスを繰り返し、その完
成度を高めていく。卒業論文完成後は、ゼミの後輩を交えて発表会を行
う。
‐18‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
卒業研究
卒業研究
講義等の内容
備考
科学論文のまとめ方は、ひたすら明快・簡潔な表現が求められる。盛り
込むべき内容をどう取捨し、それをどう組み立てるかが勝負となる。今
までのゼミナールで各自がとりあげ、興味を持ったスポーツ動作を映像
として記録し、それをパソコンソフトで分析・解析し、統計手法を用い
て考察する。得られた結果は、スポーツの科学的な指導に活用され、科
学の眼を持つスポーツ指導者育成へと発展する。テーマは、意識調査や
文献調査研究も含み、種々のデータが活用できる人材育成をめざす。
4年間の学習および研究の集大成として、卒業研究に取り組む。学んで
きた中から今後自分自身が最も熱心に取り組もうとする題材を見つけて
テーマを決定する。研究方法などは、先行研究を収集し独自の方法を開
発する。そこから得られたデータを基に分析・解析していき独自の研究
成果を得られることを目標とする。とくに、将来教職を希望している者
は、教育問題に向き合ったテーマに取りくむことを熱望する。論文完成
後にゼミ内で発表会を实施してお互いの研究成果を確認する。
本講義は、すべての人間社会学部生を対象に、学部の中心的課題である
「人と社会」の関係を探求するための導入学習として位置付けている。
具体的には、学生にとって身近な人間の行動や社会の現象を題材にと
り、それらを各担当教員それぞれが専門とする学問分野からの視点で分
析・考察を行うことで、総合的・横断的に「人と社会」を学ぶ。何らか
の事象を多角的に見ることをつうじて得られる新たな気づきや課題発見
の体験を通して、今後の学習への興味・関心を誘起する。
なお、授業の初回から第14回までは担当者7名によるオムニバス形式
とし、最終回は担当する全教員によるふりかえりの時間とする。
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
必
修
科
目
(オムニバス方式/全15回)
学
部
科
目
人間と社会A
(33 林 進/2回)
題材としてとりあげる現代の社会現象を、大衆社会あるいは孤独社会と
いう枠組みの中でとらえ、それを社会哲学的、心理学的、倫理学的観点
から分析・考察を行う。
(37 岡島 克樹/2回)
題材としてとりあげる事象について、日本と世界の状況を比較し、両者
の共通点・相違点を考えながら、日本における当該事象の特徴について
理解を深めるとともに、グローバルな視点を持つことの重要性について
気づきを得るようにする。
(54 船本 淑恵/2回)
現代社会の中で起こっている現象をいのちと暮らしの問題として認識
し、社会福祉領域における取り組み方の事例を紹介しつつ、社会福祉の
視点と方法の特徴を理解する。
(1 児玉 公正/2回)
人間関係はスポーツ活動によって多くを経験する。スポーツ活動の支
援と健康運動の指導に焦点を合わせ、スポーツ指導方法の視点から選
手・受講者と指導者の望ましい人間関係を概説する。
(4 亀井 安子/2回)
題材としてとりあげるスポーツに関する心理学的な問題について、競
技力の発揮と心理的限界の保持の関係について学び、競技の場におけ
る、精神の集中力、恐怖やあがりなどの心理的要因とパフォーマンスと
の関係を知る。
(8 宮内 一三/2回)
スポーツが人や社会に与える影響を、これまでのさまざまなスポーツ
場面を振り返りながら、その功罪を体育的視点で解説し、スポーツ活動
の必要性とスポーツ教育の可能性を探る。
(46 中村 雅司/2回)
題材としてとりあげる事象を、情報社会や企業社会という枠組みのな
かでとらえ、現代的な事象としての特徴を抽出する。さらに、情報学的
観点およびビジネス的観点から分析・考察を行い理解を深める。
‐19‐
オムニバス方式
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
本講義は、「人間と社会A」と同様、複数教員が担当することにより学
部の中心的課題である「人と社会」の関係を多角的に探究することを目
的としているが、とくに学科の専門性を意識し「人間と社会A」と「ス
ポーツ健康学」の橋渡しを目的とした構成をとる。具体的には、食生
活・スポーツマネジメント・スポーツ活動の支援という3つの観点か
ら、人間の行動や社会の現象を分析・考察する。これらの学習を通し
て、スポーツ健康学を多角的・複層的に学ぶための動機づけとする。
(オムニバス方式 全15回)
必
修
科
目
専
門
教
育
科
目
学
部
人間と社会B
科
目
(2 大喜多 祥子/5回)
身近な衣食住に関する現象をとりあげて、「人と社会」のつながりを
論じる。現代社会における食生活の成り立ちには、衣生活・住生活の社
会的背景が密接に関わっている。食と衣、食と住の関連性に注目し、食
事を作る人の服装、食べる人の服装、食事を作る住空間、食べる住空間
を題材として概説する。
オムニバス方式
(9 山内 章裕/5回)
マネジメントを視点に、「人と社会」の関係を論じる。さまざまなス
ポーツ組織や事業のあり方と、その効果的効率的な運営管理を概説す
る。具体的には、スポーツプロモーションとは、スポーツマーケティン
グの特徴、マネジメントの計画・運営・評価、スポーツ組織の人事マネ
ジメント、スポーツ組織のリスクマネジメントをテーマとする。
(11 水鳥 寿思/5回)
スポーツ活動の支援からみた「人と社会」のつながりを論じる。ス
ポーツ活動は社会の縮図であり、様々な人間模様がある。日本のアス
リート支援策である一貫指導システムに焦点を合わせながら、総合型地
域スポーツクラブ、学校の課外活動、企業スポーツ、トップアスリー
ト、スポーツ医・科学サポートをテーマとしてその特徴を概説する。
基
幹
科
目
スポーツ活動を手段とした健康の維持・増進効果は、多くのエビデンス
(根拠)を有し、「健康日本21」を支える要因の一つである。授業は、
5名の教員がテーマごとに入れ替わり、①健康づくりの概念、②スポー
ツと健康管理、③スポーツと栄養管理、④スポーツの行動変容、⑤地域
におけるスポーツ振興、について概説する。各テーマ3回の開講を予定
する。スポーツが担うヘルスプロモーションを確認する場となり、ス
ポーツ健康学科の基幹科目と位置づけられる。
(オムニバス方式 全15回)
(1 児玉 公正/3回)
①健康づくりの概念と変遷、 ②運動指針・運動指針と指導者養成、③
「健康日本21」について講義を行う。
学
科
スポーツ健康学
科
目
(7 吉川 眞由美/3回)
①健康の概念や医事法規概論、②生活習慣病概論、③介護予防概論につ
オムニバス方式
いて講義を行う。
(2 大喜多 祥子/3回)
①食生活と健康運動、②日本人の食生活指針とバランスガイド、③栄養
アセスメントについて講義を行う。
(8 宮内 一三/3回)
①運動行動変容理論、②運動行動変容の实際、③運動行動変容の効果に
ついて講義を行う。
(10 三木 伸吾/3回)
①地域におけるスポーツ振興方策と行政のかかわり、②地域スポーツク
ラブの機能と役割、③地域におけるスポーツクラブとしての「スポーツ
尐年団」について講義を行う。
‐20‐
科目
区分
授業科目の名称
スポーツ生理学A
基礎栄養学
必
修
科
目
学
科
科
目
健康管理学
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
スポーツ社会学
身体運動文化論
選
択
必
修
科
目
ス
ポ
ー
ツ
健 生理解剖学A
康
系
科
目
生理解剖学B
講義等の内容
健康を学ぶうえで、身体運動時の生体シグナルを生理学的に捉えること
は欠かせない。スポーツ・運動時の人体諸器官の変化や、トレーニング
を継続して取り組んだ際の生体反応の変化を理解する。スポーツ生理学
Aでは、呼吸器系と運動、循環器系と運動、神経系と運動、骨格筋系と
運動を対象とする。とくに、筋の収縮様式(等張力、等尺、等速、短
縮、伸張)やエネルギー供給機構(非乳酸性機構・ATP-CP系、乳
酸性機構、有酸素性機構)、そしてトレーニングに伴う筋の特徴的な変
化(運動の発現と制御)などを紹介する。
「運動」、「休養」とならんで健康の三大要素をなす「栄養」はスポー
ツ健康学の基盤をなすものである。生命の維持と発育、身体活動のため
には、食物の摂取によって、さまざま栄養素を体に取り入れることが必
須である。この講義では、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、および
ミネラルなどの栄養素の生理機能について基礎的な理解をはかる。それ
らの栄養素の成分を理解し、消化・吸収を経て体内に取り込まれた後、
エネルギーや体の構成成分となる一連の流れを学ぶことによって、健康
の維持・増進、身体活動の向上のためにも、日々における栄養素の適正
摂取が重要であることを理解する。
我が国における健康管理は、疾病の早期診断と早期治療から予防へと重
点が移行してきた。生活習慣病の予防に身体運動は効果が期待できる。
本講義では、身体運動と健康の関係を中心に学ぶとともに、健康管理の
为な施策となる第1次国民健康づくり対策、第2次アクティブ80ヘルスプ
ラン、健康日本21までの変遷を学ぶ。加えて、健康づくりにはたす運動
の役割、医事法規、生活習慣病の予防対策や高齢化社会の理解と健康管
理についてなど幅広く取り組む。
スポーツは、健康活動・文化・地域コミュニティなどさまざまな形で私
たちの生活と密接なかかわりがある。スポーツを正しく理解することに
より、その社会的な貢献度はさらに大きくなる。スポーツと社会の正し
い関係を「モラル」「政治経済」「現代社会におけるスポーツ問題」
「現代社会におけるスポーツ活動の实態」「これからのスポーツ活動の
方向性」などさまざまな要因から理解を深め、各自のライフステージに
おいてスポーツとどの様に関わることが重要であるのかを考察してい
く。
身体運動文化と生活文化の見地から視た、身体運動・身体表現の発展過
程とその意義、目的について解明することがテーマとなる。体育、ス
ポーツ、教育における身体運動を通しての形成、表現がどの様な方法、
あるいはどの様な目的で現代に至ったかを知ることから、それぞれの時
代背景での生活文化との関連を知ることができる。具体的には、身体運
動での表現方法や技術発展の過程を知ることから今後の課題解決に応用
し、「する」「みる」「ささえる」を視点とした文化論を学習する。
ヒトの身体の機能と構造について理解を深める。解剖学で教える肉眼的
な身体の構造、組織学で教えるミクロの構造、生理学で教える身体の働
き、また、それらを培ってきた医学の歴史などをふまえながらまとめて
いく。身体の機能を知るためには、構造の理解が必要であり、その相互
の関係について講義する。生理解剖学AとBで一連の系統講義とする。
Aでは、運動器となる骨と筋の構造と機能、酸素を取り込む呼吸器の構
造と機能、そして、身体の物流システムである循環器の構造と機能を扱
う。
ヒトの身体の機能と構造について理解を深める。解剖学で教える肉眼的
な身体の構造、組織学で教えるミクロの構造、生理学で教える身体の働
き、また、それらを培ってきた医学の歴史などをふまえながらまとめて
いく。身体の機能を知るためには、構造の理解が必要であり、その相互
の関係について講義する。生理解剖学AとBで一連の系統講義とする。
Bでは、栄養を取り込む消化器の構造と機能、余ったものを捨てる泌尿
器の構造と機能、子孫を作る生殖器の構造と機能、情報を取り入れる感
覚器、そして、身体の情報システムである神経を扱う。
‐21‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
スポーツ生理学B
体育原理
スポーツ心理学
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
選
択
必
修
科
目
ス
ポ
ー
ツ
健
衛生・公衆衛生学
康
系
科
目
スポーツ運動学
講義等の内容
健康を学ぶうえで、身体運動時の生体シグナルを生理学的に捉えること
は欠かせない。運動時の人体諸器官の変化や、トレーニングを継続して
取り組んだ際の生体反応の変化を理解する場となる。スポーツ生理学B
では、身体運動時の生体反応のうち、内分泌系と運動、運動中のエネル
ギー代謝、運動と免疫能、高温環境下での運動、水中環境下での運動を
対象とする。とくに、生化学の領域となる内分泌では、運動時のホルモ
ン分泌動態・制御分泌機構を紹介する。また、暑熱環境下での運動が身
体に及ぼす影響はスポーツ現場で活用できる身近な情報となる。
運動の基本理念、人間の運動参加の特徴、スポーツ・体育における運動
認識と価値観について学習する。多くの健康問題を抱える現代社会にお
いて、身体運動への参加は欠かすことのできない課題とされている。こ
の課題解決にあたり諸科学を活用しての取り組みがなされている。それ
らの問題解決を行うものとして身体運動の基本理念の誕生の背景から現
代社会での運動認識に至るまでの過程の中に見られる原理・原則をとり
あげその背景に示される目的・意義について検討して運動の理解を深め
る。
健康スポーツ・競技スポーツ場面における選手やコーチの心理学的意義
とその効果を学ぶ。スポーツに関する心理学的な問題は、スポーツに関
わるすべての人が経験する事象である。尐子高齢化の今日、生涯スポー
ツへの関心も強く、多くの人々がスポーツに親しむようになってきた。
そしてスポーツ参加への動機付けは多様化してきている。この授業では
スポーツ選手の参加動機、競技成績と心理、目標設定とモチベーショ
ン、指導者、コーチと選手の心理に視点を置いて授業を進めていく。
衛生は健康の維持・増進に関する知識の体系、そして、公衆衛生は集団
の健康や保健を意味することから、ここでは健康や疾病の概念を学ぶ。
具体的には、人間の健康と疾病に関わる様々な問題をとりあげ、それら
が社会においてどのような問題を持ち、人々の中でどのように認識され
ているか例をあげて解説する。具体的には、日本における健康づくりの
沿革、健康づくり施策各論、運動疫学について、身体活動と生活習慣
病、公衆衛生・予防医学、尐子高齢化時代の健康づくり、など幅広い
テーマを学習する。
スポーツ運動学は教育的視点を多く含み、スポーツを指導する指導者が
内存する法則性と一致させながら、運動発達の過程に対して積極的に働
きかけていけるようにするための基礎的認識を提供するものである。ス
ポーツの運動理論がスポーツ運動の本質、その発達、現象形態、因果関
係や条件、発生的関係について諸認識を統合し、实戦的教育活動に効果
的に利用されることを意味している。本講義では前述したスポーツ運動
場面での促進と、より高いレベルへの引き上げに必要とするスポーツ運
動学の原理・原則の知識を習得する。
スポーツバイオメカニクス
スポーツ動作の科学的な見方ととらえ方の最新情報を提供する。ヒトは
栄養を摂取し化学的エネルギーに変化させ、そのエネルギーが筋により
力学的エネルギーに転化され身体動作を表現している。スポーツ動作は
競技水準が高いほど強く巧みにあやつられており、そのメカニズムを科
学的に分析した結果が競技力向上へ貢献している。ここで扱う身体動作
は、関節運動と全身運動、上肢の関節運動、骨盤と下肢の運動、全身運
動と仕事・エネルギー、歩行運動、水泳・水中運動、などを対象とす
る。
レクリエーション概論
現代社会におけるレクリエーションの意義と基礎理論を学ぶことがテー
マである。この授業では、レクリエーション運動に何が期待されている
のか、心の豊かさが求められ、尐子高齢化社会での生きがいづくりのた
めの支援方法、余暇とレクリエーションの関係と意義について、現代社
会との関連から理解を深めていく。具体的には、レクリエーション運動
の起源と歴史、レクリエーション支援の展開と方法、支援の目標と理
念、支援者の役割、レクリエーション組織とその役割、レクリエーショ
ン事業の实施と評価などについて学ぶ。
‐22‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
レクリエーション实技演習
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
選
択
必
修
科
目
講義等の内容
レクリェーショナルスポーツは、生活習慣病対策の一つとして地域社会
や家族間で取り入れられるコミュニティ活動として行われている。中で
もレクリェーション活動として取り扱われるスポーツ種目は多種多様の
目的と方法で行われている。これらのことをふまえ、講義ではレク
リェーショナルスポーツの種類(ホスピタリティトレーニング、アイス
ブレーキングプログラム、チャレンジザゲーム、インディアカ、フライ
ングディスクなど)や意義・特性を实践活動を通して学習し理解度を高
める。
スポーツ経営管理学
スポーツはいまや、自由権に属する余暇の活動から国民福祉の向上と
いった国民間の社会権を保障するため、参加の機会が質・量ともに増し
ている。スポーツ事象を経営学の視点から捉え、その基礎理論を理解す
るとともに、スポーツ環境を取り巻く様々なスポーツ事業(公共スポー
ツ施設や学校開放の運営、地域スポーツクラブ事業の可能性、プロリー
グの経営戦略、商業スポーツ施設経営、そして健康支援ビジネスなど)
を事例にしながら、マーケティング論を参考にスポーツマネジメントの
实践的なあり方について考える。
発育・発達と老化
身体の成長・発達と老化は、先天的な要因と、それぞれの時期にどのよ
うな刺激が与えられるかという後天的な要因によっても大きく影響され
る。成長・発育期に適切な運動に取り組むことは、健康でたくましい体
をもつ大人に成長させる効果があり、成人した後の適度な運動習慣は老
化を遅らせる効果がある。講義は身体の発育を形態的な変化、発達を機
能的な変化としてとらえ、その誕生から乳児期、尐年期、青年期を経て
中・高年期にいたる過程の特徴を形態と機能の両側からあきらかにす
る。
生涯学習概論A
ス
ポ
ー
ツ
健
康
系
科
目 生涯学習概論B
基礎食品学
スポーツと栄養
健康と調理
生涯学習という言葉そのものは、かなり定着してきているが、その中身
を的確に説明できる人はまだまだ尐ない。生涯学習概論Aでは、その登
場の背景、法的位置づけ、求められている中身と現状などを通して、
「生涯学習」とは何かを理解することに重点をおく。また生涯学習のも
つ特性について、实感をもってもらえるよう授業を工夫する。生涯学習
の本質を学ぶことで、自分や身近な人の生涯の学びに重ね合わせ、新し
い可能性について考えることができるようになることをめざす。
生涯学習の基本的な内容を理解していることを前提に、生涯学習概論B
は、司書・学芸員・社会教育为事など、これからの知の循環型社会を实
現するために、生涯学習を支援する側が知っておくべき知識を積み上げ
る。具体的には、学習者の子ども期・中年期・高齢期にわたる生涯の
様々なステージの特性や課題、生涯学習のニーズと現状への理解、また
学習を提供する機関の現状や課題、これからの生涯学習社会を实現する
ために生涯学習支援者に求められている能力などについて学ぶ。
私たちは様々な食品を摂取して生命を維持している。食品に要求される
基本的特性は、身体に有用な栄養素を含み安全性を備えていることであ
る。さらに機能的特性として、食べて美味しく、見た目で食欲を増すな
どの嗜好特性を有すること、生活習慣病や疾病を予防するために生体調
節機能を持つ成分を含有すること、また食品の製造現場と消費現場が離
れている現状において、食品自身が輸送・流通特性を備え、生産価格が
安定して経済的であることが必要となる。このような食品の持つ様々な
特性を健康面・栄養面から学ぶ。
スポーツ技術の向上や健康運動の効果を高めるためには、トレーニン
グ・栄養・休養のバランスが大切である。講義では栄養管理の情報を提
供する。身体運動に伴い消費したエネルギーや栄養素は速やかに補給さ
れなければならない。そのタイミングや必要量は果たしてどれほどなの
か。有酸素的運動が燃焼するエネルギー源は、始めは糖質が約65%、脂
質が約35%、その後約30分経過するとその割合が逆転し、約60分後には
脂質が約65%に達する。このような栄養の知識を持つスポーツ指導者を
養成したい。
食品が持つ栄養機能は、調理の方法によって向上することもあれば低下
することもある。また、食べるという行為には栄養素を満たすだけでは
なく、美味しい食べ物によって精神を安定させたり満足感を高めると
いった二次的機能があることから、調理のあり方は心身の健康に密接に
影響をおよぼす。この講義では、健康と調理の関係に注目し、健康の維
持・増進のために必要な食べ物を整えるために必要とされる調理の基礎
理論を学ぶ。調理操作別の要点を理解し、实生活に生かすことが課題。
‐23‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
社会学A
社会学B
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
選
択
必
修
科
目
人
間 法と社会A
社
会
系
科
目
法と社会B
心理学A
心理学B
講義等の内容
本講義は、日常生活の中で起こる様々なできごとを社会学の視点から理
解することを目的とするものである。中でも日常生活において、頻繁に
行っているが、特別な意識を持って為されてはいない自己の認識・他者
の評価・会話の機能・情報の解釈等の人間の相互行為に焦点をあて、社
会学の論理からのアプローチによって、それらの行為のメカニズムを解
説し、それらが持つ意味の理解を図る。また、それらから派生して生じ
る社会現象について説明し、自己が生活するということの社会学的な考
察方法の育成をめざすものである。
社会学は、多くのフィールドを研究の対象としている。社会学者の数だ
けそのフィールドが存在するとも言われているが、本講義は、とくに頻
繁に社会学の研究の対象として採り上げられる家族・集団・社会意識・
社会構造・都市・文化を中心に、これまでに提唱された社会学の理論を
紹介する。また、講義全体を通して、社会科学の1つである社会学が有
する様々な分析の方法を説明し、それをもって实際の社会現象を解釈す
る手法の会得をめざすものである。
まず法の目的、特質について、続いて国際法および国内法の違いなどに
ついて学ぶ。国内法については民法に焦点を当て、生活の諸事象と関連
のある事項について、法的観点から検討する。まず民法総則に規定する
行為为体などについて、さらには所有権、抵当権などの物権について、
そして売買や賃貸借などの契約について基礎的知識をつけることとす
る。また、不法行為による損害賠償について学ぶ。続いて、家族法につ
いて、その原則について学び、婚姻・離婚、親子について基礎的事項を
学んだ上で、最後に相続について重要事項を学習する。具体的事例を通
じて各事項について学ぶことで、理解を深める。
本講義ではまず憲法について基本的権利の保障について重要事項を確認
したうえで、統治機構に関する規定について基礎的知識をつける。続い
て行政法について、行政組織法および行政救済法を中心に、重要事項を
ピックアップして学ぶ。地方自治法についても重要な点をとりあげる。
刑事法分野ではその原則および各論について、具体的事例をとりあげな
がら学ぶ。さらに、社会法分野では労働法に焦点を当て、とくに労働基
準法、労働組合法、近年制定された労働法制についてとりあげる。最後
に国際法について、とくに国際組織法に焦点を当てる。
本講義では初めて心理学を学ぶ人を対象に、私たちが日頃経験するでき
ごとなどの具体的な例を通して、科学としての心理学が、人のこころを
どのように説明し研究するのかを概説する。具体的な内容としては、心
理学の歴史、心の発達、動機づけ、性格、知能、ストレスと心の健康、
カウンセリングや心理療法などについて学習する。
科学としての心理学の立場から、私たちの心の基本的な動きを概説す
る。人が感じたり見たりできるのは、「感覚」や「知覚」の働きであ
る。一方、ものを覚えたり、学習することができるのは、「記憶」と
「学習」の結果である。人がものを考えるのはどのような仕組みか、と
くに最近の脳科学で明らかになってきたものと心理学の関係についても
考察する。
‐24‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
備考
現代社会における社会福祉の現状、役割、機能、構造を学び、その全体
像を理解することを目的としている。深刻化する生活問題に対応するた
めの社会福祉实践を体系的に学ぶにあたって、基礎的・本質的側面の学
習として位置づけられる。講義形式で实施するが、くらしの实態を理解
するために視聴覚教材を利用し、想像力・洞察力を身につける。为要な
講義内容は、(1)社会の変化、(2)現代社会の生活問題と社会福祉实践、
(3)相談援助の原則・視点・考え方と方法、(4)社会福祉の基本的視点で
ある。
(オムニバス方式/全15回)
社会福祉原論Ⅰ
(31 農野寛治/5回)
(1)をふまえ、(2)児童福祉の領域の現状と取り組みをとりあげる。
(3)直接援助技術を中心に講義する。(4)ソーシャル・ワークの視点をと
りあげる。
オムニバス方式
(40 神部智司/5回)
(1)をふまえ、(2)高齢者福祉の領域の現状と取り組みをとりあげる。
(3)ニーズ把握の方法を中心に講義する。(4)社会福祉の価値と社会福祉
士の倫理綱領をとりあげる。
(54 船本淑恵/5回)
(1)をふまえ、(2)障害者福祉、低所得、地域福祉などの領域をとりあ
げる。(4)人と社会をとらえる視点をとりあげる。
専
門
教
育
科
目
基
幹
科
目
選
択
必
修
科
目
現代社会における社会福祉の現状、役割、機能、構造を学び、その全体
像を理解することを目的としている。深刻化する生活問題に対応するた
めの社会福祉实践を体系的に学ぶにあたって、基礎的・本質的側面の学
習として位置づけられる。講義形式で实施するが、くらしの实態を理解
するために視聴覚教材を利用し、想像力・洞察力を身につける。为要な
講義内容は、(1)社会福祉の発展過程、(2)社会福祉制度の体系、(3)社
会福祉と関連領域、(4)社会福祉の思想と哲学、(5)社会福祉政策の国際
比較である。
人
間
社
会
系
科
目
(オムニバス方式/全15回)
社会福祉原論Ⅱ
(31 農野寛治/5回)
(4)社会福祉の思想と哲学
(40 神部智司/5回)
(2)社会福祉制度の体系、(3)社会福祉と関連領域
(54 船本淑恵/5回)
(1)社会福祉の発展過程、(5)社会福祉政策の国際比較
ボランティア論
本講義では、「サードセクター」または「NPOセクター」と呼ばれる社
会の部分において行われている「ボランティア」という人間の行動また
は社会の現象について、関連する理論(ボランティア概念を構成する要
素や期待されている機能、ソーシャルキャピタル等)や日本と世界のボ
ランティア史、最近の政策動向を講義するとともに、ボランティアの实
践に必要な態度・心構え、ボランティアの探し方、实際のボランティア
事例を紹介する。
統計学A
不確实な現实の世界において、意思決定をするための基本的な考え方
である統計学の基礎を学ぶ。そして、私たちのまわりにみられるさまざ
まな統計について、その見方、意味、および分析方法の基礎を習得す
る。
統計学Aでは、統計学の意義とその考え方について学習する。まず、
変数とその分類について学んだ上で、データの収集・整理について学習
する。具体的には、表とグラフ、度数分布表とヒストグラム、基本統計
量、クロス集計表、散布図と相関係数などである。次に、確率変数と確
率分布について理解し、二項分布や正規分布などさまざまな分布につい
て学習する。
‐25‐
オムニバス方式
科目
区分
授業科目の名称
人
間
社
会 統計学B
系
科
目
ロジカルシンキング
キャリアデザイン
専
門
教
育
科
目
パワーアッププラクティス
講座Ⅰ
(子どもイベント編)
基
幹
科
目
選
択
必
修
科 社
目 会
人
基
礎
力 パワーアッププラクティス
科 講座Ⅰ
目 (地域コミュニティ編)
社会研究实習Ⅰ
(事前事後の指導を含む)
社会研究实習Ⅱ
(事前事後の指導を含む)
講義等の内容
備考
不確实な現实の世界において、意思決定をするための基本的な考え方
である推測統計について学び、統計的推定と統計的検定の考え方を身に
つける。
統計学Bでは、推測統計の意義とその考え方について学習する。推測
統計とは、統計的推定と統計的検定とに分類されるが、両者は表裏一体
をなすものといえる。具体的には、確率分布、2次元確率変数、標本と
母集団、区間推定、統計的仮説検定、2種類の過誤、平均値の差の検
定、比率の検定、ノンパラメトリック検定などについて学習する。
「論理的に考えられる」、「論理的に伝える(話す、書く)」ことの能
力習得を目的とする。論理的に伝える前提として、論理的思考ができる
ことが必要となる。まず、様々な話題や問題を思考フレームに基づいて
整理することを学習し、整理されたフレームを言葉として起こし、「話
す」、「文章化する」ことを学習していく。授業はロールプレイを中心
といた演習形式で行う。
キャリアビジョンの实現のために、大学時代をどのように過ごすかを考
えることを目的とする。まず、大学生の就職環境、今後の企業の人材戦
略を理解する。その上で自己分析(自分自身の棚卸、キャリアの指向性
など)を行い、自分自身の特性や仕事観などの気づきを図っていく。授
業は情報提供、自己分析ツール、ゲストスピーカーによる講演、行動計
画作成などから構成される。
キャリア教育・初年次教育の一環として实施する本講義は、①自己理解
や人間関係形成に関する能力とともに、②課題対応能力や論理的思考力
の涵養を目的とする。具体的には、戦略的大学連携支援事業に選定され
たプロジェクトで開発した各種シートを用いながら、低下する地域の子
育て力を補完するような事業をチームで企画させ、担当教員や市役所・
NPO職員の前で発表させ、コメントを得て思考を深めるという「思考の 集中・オムニバス方式
PDCA」プロセスを体験させる。本講義は教育学を専門にする教員と政
策・事業評価を専門にする教員、計2名(29 長瀬 美子/37 岡島
克樹)がそれぞれの専門を生かし、常時、共同して实施する。
キャリア教育・初年次教育の一環として实施する本講義は、①自己理解
や人間関係形成に関する能力とともに、②課題対応能力や論理的思考力
の涵養を目的とする。具体的には、戦略的大学連携支援事業に選定され
たプロジェクトで開発した各種シートを用いながら、大学近隣の課題を
発見し、解決・緩和するための企画をチームで練り、市役所職員・地域
住民のまえで発表し、コメントを得て、思考を深めるという「思考の 集中・オムニバス方式
PDCA」プロセスを体験させる。本講義はこれまでの大学・地域連携の取
組をつうじて地域に精通する教員や事業評価を専門にする教員、計4名
(6 中道 厚子/5 杉山 誠司/12 村尾 敏彦/37 岡島 克樹)が
それぞれの知見を生かし、常時、共同して实施する。
本学部独自のキャリア教育の一つとして位置づけられる本授業は、ス
ポーツ健康学科が専門とする分野に関する専門知識の深化とともに、学
士力を構成する汎用的技能・態度の向上を目的とする。より具体的に
は、①事前学習(マナー研修と報告書作成教室に参加するとともに、实
習内容に関連した文献調査を行う)、②实習(学内外の施設・企業・市
役所・NPO等に出向き、80時間以上の業務に従事する)、③事後学習
(ふりかえりと報告書作成を行う)を行う。
实習80時間
講義12時間
本学部独自のキャリア教育の一つとして位置づけられる本授業は、ス
ポーツ健康学科が専門とする分野に関する専門知識の深化とともに、学
士力を構成する汎用的技能・態度の向上を目的とする。より具体的に
は、①事前学習(マナー研修と報告書作成教室に参加するとともに、实
習内容に関連した文献調査を行う)、②实習(学内外の施設・企業・市
役所・NPO等に出向き、80時間以上の業務に従事する)、③事後学習
(ふりかえりと報告書作成を行う)を行う。とくに「社会研究实習Ⅰ」
履修済みの学生に対しては、将来の職業選択を意識させ、スポーツ健康
学分野において求められる实践力の向上を意図した实習先を選択するよ
う指導する。
实習80時間
講義12時間
‐26‐
科目
区分
基
幹
科
目
選
択
必
修
科
目
授業科目の名称
社
会
人
基
企業研究
礎
力
科
目
生涯スポーツ論
コ
ー
ス
必
修
科
目
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
地
域
ス
ポ
ー
ツ
コ
ー
ス
講義等の内容
各自の関心のある企業をとりあげ、各自が経営学的観点から総合分析す
ることにより、企業分析力を養うことを目的とする。企業を創業者とよ
び創業経緯、経営理念・経営ビジョン・経営戦略、組織・人材マネジメ
ントシステム、財務会計等の点から分析し、これらの企業全体としての
合理性を見出すプロセスを学習する。授業は各自の事例調査を基に、教
員-学生、学生-学生との討議形式で行う。
国が实施している「生涯学習に関する世論調査」の結果をみると、多
種・多様な生涯学習の中で、健康・スポーツに関する学びが一番多く实
施されている。生涯スポーツ論では、この健康とスポーツに関わる学び
に焦点を当て、だれもが「いつでも、どこでも、いつまでも」健康で豊
かな人生を实現できるよう、人の生涯の各段階を縦軸に、その各段階で
その人を取りまく家庭・地域・学校・職場といったコミュニティを横軸
に、生涯を通してスポーツをすることの意義と様々な可能性を学ぶ。
スポーツ指導方法論
スポーツ指導者は、プレイヤー自身が「なりたい」と思う自分に近づけ
るため、その活動をサポート・支援することが求められ、決して教え導
く存在ではない。「教える」という一方通行から、「ともに考える」こ
とを基本とし、結果を分析させ、そのことを意識させ、修正しながらと
もに積み上げていく姿勢について学習する。とくに、プレイヤーの話を
聴く、プレイヤーを認める、責任を持たせる、誉めるなどがかかせな
い。このような熱血と科学の知識を持ち合わせたスポーツ指導者像を学
ぶ。
子どものスポーツ
生涯体育および生涯スポーツを实践するためには、その基礎を構築する
「こども」時の運動およびスポーツ経験が大きく作用する。そこで、発
育発達からみた子どもに適した運動は何か。またそれを自为的な活動に
変容するためにはどのような取り組みが必要となるのか。幼尐期のス
ポーツ活動中におこるスポーツ障害の原因を解明しどのようにすれば防
止できるのか。スポーツから離脱する子供が多く存在する理由を解明し
てその防止策について学び、子どもとスポーツの関連を多角度から分析
する。
中高年のスポーツ
選
択
必
修
科
目
生涯学習特講
障害者スポーツ論
中高年者の健康問題として「メタボリックシンドローム」がとりあげら
れ、その改善・予防として、スポーツ・運動は欠くことができない。し
かし、個人で抱える問題は多岐にわたり、指導者は多くの知識とそれぞ
れに適したスポーツ活動を指導できる技能が必要となる。講義は、中高
年者の健康問題と対策としての实践方法を正しく理解し、健康を維持・
増進する方法を学ぶ。具体的には、加齢に伴う生理学的変化、運動不足
が身体に及ぼす影響、中高年者の運動プログラム、中高年者に適した運
動方法、有疾患者に対する運動の留意点などを紹介する。
生涯学習社会を支える社会教育为事などの、生涯学習・社会教育の専門
家に必要な理論と实践力を総合的に身につける。知の循環型社会の实現
に代表される生涯学習社会の進展の中で、生涯学習機関・社会教育機関
のスタッフが学習者に対して果たすべき役割は大きい。生涯学習特講で
は、上級生科目として、これまでに身につけた専門的内容をふまえて、
实際の生涯学習社会の中の多様なニーズに、積極的かつ实践的に対応す
ることができ、問題解決能力のある学習支援者の育成をめざす。
障害者スポーツは身体障害や知的障害などの障害がある人が行うスポー
ツのことで、アダプテッド・スポーツともいわれる。障害者スポーツ
は、特殊なスポーツではなく、工夫をすることによって成り立っている
ものである。障害者スポーツの現状を理解し、意義、理念、歴史、福
祉、健康・体力など、障害者スポーツへの基礎的内容を学ぶ。障害者を
理解し、その障害者とスポーツの結びつきをサポートすることによっ
て、障害者には健康的な生活が生まれる。身近な障害者に対してスポー
ツ活動を用いての支援が行えるよう学習する。
‐27‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
アスリート支援論
スポーツ指導特論Ⅰ
(指導の基礎)
スポーツ指導特論Ⅱ
(ニーズ別指導)
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
地
域
ス
ポ
ー
ツ
コ
ー
ス
選
択
必
修
科
目
スポーツ指導特論Ⅲ
(指導者の役割)
スポーツ指導特論Ⅳ
(競技者の指導)
スポーツ社会学特論
スポーツ政策論
スポーツコーディネート論
講義等の内容
総合型地域スポーツクラブを底辺とし、学校の課外活動でのスポーツ活
動や競技力向上を目的とするアスリートまでを対象として、それを支援
しマネージメントする要点を学習する。「うまくなりたい、つよくなり
たい、かちたい」と願うプレイヤーの「夢を实現」するためには、ス
ポーツ医科学など様々な知識に裏付けされた環境や人的な支援が必要と
なる。一貫指導(一本の軸が貫き通される)システムの重要性を含め、
どのような取り組みが望ましいのかをトップアスリートとしての経験を
交えながら展開する。
総合型地域スポーツクラブや課外活動スポーツの指導を意識し、理想と
するスポーツ指導者に近づくために必要な知識を学ぶ。スポーツ指導者
は、プレイヤーのやる気を導きだし、自立したプレイヤーを育てること
が課題の1つとなる。本講義では、スポーツ指導の基礎的知識と指導法
を課題としてとりあげる。具体的には、文化としてのスポーツ、指導者
の役割Ⅰ、トレーニング論Ⅰ、スポーツ指導者に必要な医学的知識Ⅰ、
スポーツと栄養、指導計画と安全管理をテーマとしてあつかう。
スポーツ文化を豊かに享受することのできるスポーツライフスタイルを
構築していくという社会を实現するために、総合型地域スポーツクラブ
や課外活動スポーツの指導を意識し、理想とするスポーツ指導者に近づ
くために必要な知識を学び、プレイヤーのやる気を導きだし、自立した
プレイヤーを育てることが課題の1つとなる。本講義では、多様なニー
ズに対する知識と指導法が課題となる。具体的には、ジュニア期のス
ポーツ、地域におけるスポーツ振興、社会の中のスポーツ、スポーツと
法、スポーツの心理Ⅰをあつかう。
生涯スポーツ社会を实現するために総合型地域スポーツクラブや課外活
動スポーツの指導を意識し、理想とするスポーツ指導者に近づくために
必要な知識を学ぶ。スポーツ指導者は、プレイヤーのやる気を導きだ
し、自立したプレイヤーを育てることが重要である。本講義では、ス
ポーツ教室や各種イベントの企画立案の方法が課題となる。具体的に
は、スポーツ組織の運営と事業、対象に合わせたスポーツ指導、指導者
の役割Ⅱ、アスリートの栄養・食事、スポーツの心理Ⅱをテーマとして
あつかう。
21世紀の国民スポーツ振興を図るに当たって、いわゆる生涯スポーツ社
会の实現のために総合型地域スポーツクラブや課外活動スポーツの指導
を意識し、理想とするスポーツ指導者に近づくために必要な知識を学
ぶ。スポーツ指導者は、プレイヤーのやる気を導きだし、自立したプレ
イヤーを育てることが重要である。本講義では、競技者育成の高度な知
識が課題となる。具体的には、身体の仕組みと働き、トレーニング論
Ⅱ、競技者育成のための指導法、スポーツ指導者に必要な医学的知識Ⅱ
をテーマとしてあつかう。
「人間社会学部」の各講義では「ひとと社会」の関係を多角に学ぶ。そ
れらで学んだ知識と「スポーツ社会学」で学んだ「健康活動・文化・地
域コミュニティなどさまざまな私たちの生活との密接なかかわり」を両
面から分析していき、現代社会の中でのスポーツには何が求められてい
て、どのような取り組みが必要性となるのかを理解して、現代社会の中
でのスポーツの在り方を考える。また、社会の中でのスポーツ活動を实
践するためにどのような方策があるのかについても考える。
現代社会におけるスポーツ活動をより充实・推進するためのスポーツ政
策の意義と重要性を理解し、効果的なスポーツ政策のための基礎的能力
を身につける。内容は、スポーツ政策の概念を理解し、スポーツ政策論
を巡る背景、状況等について知る。現代社会におけるスポーツ政策の重
要性を理解し、国や地方自治体が展開している諸施策について考察す
る。諸外国のスポーツ政策を理解し、日本のスポーツ政策と比較・考察
する。国民のスポーツへの認識や活動の状況から、効果的なスポーツ政
策を工夫する。
スポーツは、これまで自由時間の活用、健康の維持・増進、身心のスト
レスの解消等その価値が強調されてきた。高度に発展した産業社会や大
衆社会状況から、国民のスポーツへの依存が強まって、スポーツ市場や
スポーツ産業の動向が注目されている。この授業では機関や施設、団体
等組織のマネージメント能力を学習し、多くの競技人口とファンにとっ
て魅力的なスポーツを提供する企画、設計、そして調整能力を身につけ
ていくことに为眼を置く。
‐28‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
運動処方
健康づくりのための運動プログラムとは、特定の対象者の体力・身体機
能・生活行動の変化をもたらして健康の維持・増進に資することを目的
とした運動实践の手順を示すことである。重要なことは、①誰に対し、
②どのような働きかけを施し、③どのような姿になってもらいたいのか
ということである。この授業では運動プログラムの作成に関し、健診結
果の読み方、メディカルチェックの必要性、適正な負荷強度、時間、頻
度の設定と過負荷の原則や漸増プログラム作成に関する情報を提供す
る。
栄養と体重調節演習
健康の維持・増進には、食事による栄養素およびエネルギーの摂取と、
身体活動によるこれらの消費のバランスが重要である。健康のための運
動のあり方を理解するためには、このバランスを適正に保つための基礎
知識の習得は必須である。本授業では食事摂取基準などの食生活の指
針、食事と身体活動によるエネルギーの出納、食事の評価法、栄養状態
の評価法、肥満のメカニズムや適切な減量方法などについての基礎知識
を学ぶ。自己の身体組成計測、自己の食事内容の分析と評価などによっ
て、健康のための望ましい食生活の实践と身体活動の实践に発展させ
る。
生活習慣病(成人病)
成人病とは「为として、脳卒中、がん、心臓病など働き盛りに多い疾
患」とした行政用語である。こうした成人病の発症や進行には個人の生
活習慣が深く関与していることが明らかとなり、生活習慣病と改められ
た。講義は、生活習慣病の定義、生活習慣病の予防と治療、生活習慣病
と運動・スポーツ・身体活動、疾病構造の変化と国民医療費、生活習慣
病予防のための健診・保険指導プログラム、肥満症、高血圧症、高脂血
症、高尿酸血症、糖尿病、虚血性心疾患、骨粗鬆症、などの特徴を紹介
する。
生活習慣病と食生活
生活習慣病は、一次予防を重視した疾病対策が推進され、食習慣、運動
習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する
疾患群と定義されている。講義では、食習慣と関連が深いとされる高血
圧症、高脂血症、虚血性心疾患、脳卒中、一部のがん、糖尿病などを意
識し、エネルギーの過剰摂取防止策や脂質エネルギー比率、塩分摂取、
食物繊維、抗酸化ビタミンの摂取などの特徴を紹介する。生活習慣病予
防のために留意しなければならない食生活上の問題点を確認しながら展
開する。
健康食育論
多様な食物が氾濫する現代社会では、健康に向けた健全な食生活を独力
で築くたのめの基礎知識と技術の修得が、全ての人にとって必要であ
る。本講義では、食を取り巻く現代社会の問題点を学び、正しい食情報
を見極めて自分の食べ物を自分で選ぶ能力、健康の維持・増進を目標と
した食生活の实現に必要な基礎知識の修得を目標とする。将来、地域社
会や教育現場でスポーツ活動や運動の指導者に従事する際にも、食育に
関する知識を活用できるように、健康食育活動の实例もとりあげて理解
をはかる。
コ
ー
ス
必
修
科
目
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
講義等の内容
健
康
運
動
コ
ー
ス
選
択
必
修
科
目
栄養機能食品論
健康栄養調理实習
食品・栄養学实験
食糧の生産量は年により変動し、気候風土や生産適地など環境に左右さ
れる。食品は生鮮のままでは品質低下や腐敗が始まるため、食品に含ま
れる栄養成分や機能性成分を利用して長い年月をかけて加工・貯蔵技術
が培われ、地域の環境や食文化に即した食品が生み出されたことで私た
ちの食生活は豊かになった。一方でこれまでの加工・貯蔵技術に当ては
まらない食品が、工業技術や流通システムの発達により新しく開発され
てきた。食品の持つ栄養成分、機能性成分をどのように利用して食品が
加工・貯蔵され、私たちの健康を維持しているかを食品製造技術の面か
ら学ぶ。
健康の維持・増進に向けて適切な食事を企画し、調理し、提供するため
には、基礎的な調理技術の修得が必要である。この实習授業では、一人
に1台ずつの調理台を持つ实習設備を活用して、食材を食事に仕上げる
までの一連の作業を体験し、安全で美味しく栄養面にも配慮した食事
を、独力で調えるために必要な基礎能力の育成をめざす。实習教材につ
いての栄養価計算を並行して实施し、食事の内容や量と栄養価との関係
について概算できる能力も養う。
食品や栄養に関する知識を身につけることを目的として、身近な食品材
料を用いて、糖質やタンパク質、色素など食品に含まれる成分につい
て、定性反応、分離、消化实験などを行う。基本的な試薬や器具の取り
扱い方法を身につけ实験操作を習得するとともに、实験中の化学的変化
や現象を観察する力や判断力、また、得られた实験データをレポートに
まとめ報告することによって、理論として身につけている食品学や栄養
学の知識と照らし合わせ理解する力を養う。
‐29‐
備考
演習7.5時間
講義15時間
科目
区分
授業科目の名称
体力診断演習
運動負荷試験演習
健
康
運
動
コ
ー
ス
専
門
教
育
科
目
選
択
必 健康運動演習
修
科
目
発
展
科
目
体力水準を評価することは運動処方に欠かせない重要な作業である。皮
下脂肪厚による身体組成、運動能力、体力構成要素の測定法を理解し、
評価する方法を身につけることがこの演習のねらいとなる。体力水準は
新体力テストを含め、有酸素的作業能力と無酸素的作業能力のフィール
ドテストとその評価法について扱う。得られた結果の評価は、コン
ピュータを用い、基本的な統計法と体力プロフィールの図示ができるよ
うにし、運動プログラム立案までの流れを学ぶ。介護予防における体力
測定法とその評価も含む。
健康づくりのための運動や運動療法を实施する前のメディカルチェック
では、基本的にはすべての運動負荷試験を行うことが望ましい。運動負
荷試験は、①潜在性心疾患、②とくに虚血性心疾患の診断、重要度の判
定、②不整脈、とくに運動により誘発・増悪する不整脈の評価、③運動
耐容能(最大酸素摂取量)の推定、運動中の血圧反応の確認、④治療効
果の評価などを目的として行われる。これらの項目を含めた理論と实践
を展開する。内容は医科学分野ではあるが、スポーツ指導者として理解
しておくべき事項を扱う。
健康運動を实践する指導者の養成を意識し、積極的な健康づくりを目的
とした運動を安全かつ効果的に实践指導できる能力を養う。具体的に
は、健康づくりのための身体活動・運動について自ら見本を示せる实技
能力と、とくに集団に対する運動指導技術に長けた者を養成するため
に、ストレッチングと柔軟体操の实際、ウォーミングアップとクーリン
グダウン、ウォーキング、ジョギング、エアロビックダンス、動的・静
的レジスタンス運動、介護予防の運動、そして水泳・水中運動に取り組
む。
健康運動实践指導者特論
健康運動を实践する指導者の養成を意識し、適切な運動プログラムを構
成する能力につていて概説する。科学的根拠に基づいた運動指導の实践
に必要な理論を確認する。健康づくり施策から運動生理、機能解剖とバ
イオメカニクス、栄養摂取と運動、体力の測定と評価、健康づくりのた
めの身体活動・運動量増加と体力向上の指導法、運動指導の心理、運動
プログラム作成、健康運動の实際、健康運動实践指導に必要とされる能
力、運動障害と予防・応急処置など、多岐にわたり概念を確認する場と
なる。
健康運動指導士特論A
現代社会の中で求められている健康運動指導士の在り方を検討して、そ
こに必要とされる知識の定着と实践的な指導力を身につけることを目的
とする。内容は、「運動障害と予防」「健康づくり施策概論」「健康管
理概論」「生活習慣病」「運動生理学」「機能解剖とバイオメカニク
ス」「健康づくり運動の理論」である。
健康運動指導士特論B
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
講義等の内容
救急処置法演習
スポーツ障害と予防
現代社会の中で求められている健康運動指導士の在り方を検討して、そ
こに必要とされる知識の定着と实践的な指導力を身につけることを目的
とする。内容は、「体力測定と評価」「健康づくり運動の实際」「救急
処置」「運動プログラムの管理」「運動負荷試験」「運動行動変容の理
論と实際」「運動と心の健康増進」「栄養摂取と運動」である。
救急処置とは不慮の事故により負傷した場合や急性疾患を起こした者
に対し、医師が来るまでの間や医師に引き渡すまでの時間で応急的一時
的に行われる手当てをいう。受傷直後の適切な救急処置は人命救出や苦
痛軽減、その後の治癒日数短縮に貢献する。多くの場合、救急処置を施
すものは医師ではなく一般人である。その知識と技術を習得したものた
ちにより、はじめて適切な処置を行うことができる。とくに、スポーツ
に携わるものは正しい救急処置を施すことができるように日ごろから習
熟しておくことが大切である。
スポーツ外傷・障害はコンタクトスポーツにしばしばみられた捻挫など
の「急性」の損傷の診断と治療が焦点となっていた。最近はフィットネ
スなどでみられる「使いすぎ」・「慢性」の損傷が特徴となってきてい
る。これは身体の一部分に対する繰り返しストレスによって引き起こさ
れる。これらのスポーツ外傷・障害の予防知識を理解し、生涯にわたり
運動を安全で効果的に取り組める情報を提供する講義となる。指導者は
運動の目的を安全かつ有効に实現させるため、身体活動能力の限界と外
傷・障害発生の接点がどこにあるのかを理解しなくてはならない。
‐30‐
備考
演習12時間
講義10.5時間
演習9時間
講義13.5時間
演習15時間
講義7.5時間
科目
区分
授業科目の名称
エアロビックダンス演習
スポーツトレーニング演習
メンタルトレーニング演習
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
スポーツ産業論
健康スポーツ情報学
食環境衛生学
フードコーディネート論
栄養機能食品实習
講義等の内容
備考
エアロビックダンスの基本ステップを学び、そのステップを使ったプロ
グラムの作成法を学ぶ。作成したプログラムは受講中にインストラク
ター役となり、指導することで指導法も学ぶ。エアロビクスにはランニ
ング、水泳、ジョギング、他があるが、本授業ではダンスエクササイ
ズ、講義ではエアロビックスダンスの特性、ストレッチの必要性、安全
性への配慮等を学び、最終的にはグループでエアロビックダンスを創作
し発表し資格取得のための指導法を学ぶ。
スポーツトレーニングの科学的基礎と实際、補強運動の必要性とプログ
ラムへの取り入れ方を学ぶ。ウォーミングアップとクーリングダウンの
实践から始まり、上体おこしや腕立て伏せ、柔軟体操などの器具を使わ
ない補強運動の实際に取り組む。さらに、筋収縮の違いからアイソト
ニック、アイソメトリック、アイソキネティックの各種トレーニングを
理解し、フリーウエイト、マシントレーニングへと発展する。加えて、
サーキットトレーニングの原則や効果、安全性についての留意点も学
び、補強運動全般にわたって理論と实践から授業を展開する。
スポーツ場面での「集中力」を高めるメンタルトレーニング法を学び、
緊張、不安のコントロール技法の演習を行う。大きな大会の前には、プ
レッシャーから、極度の緊張、不安、あがり症状が起こる、このような
選手への心理サポートの必要性からメンタルトレーニング方法の研究が
進められてきた。競技力向上、イメージ技法、セルフコントロールト
レーニング、リラクゼーション法の演習に取り組みながら、メンタルト
レーニング技法の基礎と理論を学ぶ。
スポーツはこれまで「する」スポーツに为眼がおかれてきた。しかし近
年では「みる」スポーツが注目されている。またアマチュアとプロの世
界があり、オリンピック、各種目の世界大会が重要視されている。この
ようにスポーツの文明や文化の発展に伴い、スポーツ需要、消費行動、
スポーツ市場としてのスポーツ産業の動向に関心が集まってきている。
この傾向は今後も増加傾向にある。この授業ではスポーツ産業の構造、
経営、マネージメント、そして社会との関係と影響について学ぶ。
よりよいスポーツ社会を实現するためには、膨大な情報の中から、必要
な情報を的確に収集し活用する能力が欠かせない。健康スポーツ情報学
では、図書館情報学の活用として、健康とスポーツに関する様々な情報
やデータを、図書・雑誌・新聞記事などの紙媒体はもちろん、各種デー
タベースやインターネット等の電子情報からも、自由に取り出す能力を
養う。さらに、取り出した情報やデータを卒業研究やレポート等に効果
的に活用するために、何に気をつけどのようにすればよいかを具体的に
学ぶ。
食品衛生上の問題は現在も多発しており、我々消費者に大きな不安を与
えている。食品の安全性に関わる事項は、食品と微生物や化学薬品との
関わりだけではなく、食品を介する病気を予防することや食品を健全な
状態で利用することも含まれる。そのために食品における変質や変敗、
食中每、食品添加物、容器・包装食品の衛生など多岐に渡る分野が食品
を取り巻く衛生環境に関わっている。安全で健康な食生活を送るために
食品を取り巻く衛生上の問題について理解する。
食を取り巻く環境は、現代社会の急速な変化の影響を受けて常に変容し
ており、食べ物を提供する場面で快適な食事をするには、関連分野の知
識が必要である。本講義では、食事文化の歴史的背景と課題、メニュー
プランニング、食空間を含めた食のコーディネート技法、食環境とフー
ドシステム、フードコーディネートと食育などの話題をとりあげる。食
には衣・住とも関連した文化の継承の場という視点も見逃せない。健康
に向けた食事のあり方を創造するために、これらの知識は必要である。
私たちが日常利用している食品は、食品原料から食品メーカーが製造し
たものがほとんどである。安定した生産量、品質と価格の食品を消費者
に提供するために保存料や安定剤などの添加により食味や食感などの品
質改善がなされている。元々食品原料に含まれる炭水化物、タンパク
質、脂質などの栄養成分や機能性成分の性質を理解し、有用微生物や酵
素の働きをはじめとした各種の加工操作を行い、これらがどのように加
工中の成分変化や状態変化に関わるのかを体験するとともにできあがっ
た製品と市販品との品質の比較を行う。
‐31‐
演習12時間
講義10.5時間
演習10.5時間
講義12時間
科目
区分
授業科目の名称
スポーツ栄養調理实習
食品流通論
食品の官能評価・鑑別論
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
フードスペシャリスト論
ライフステージ栄養学
医療管理学
医療秘書学
医療福祉システム論Ⅰ
講義等の内容
備考
食事による健康管理や体作りは、スポーツ競技力の向上と密接に関わる
ことが近年注目され、その实践例を見聞きすることも多い。本实習は、
健康栄養調理实習を発展させた第二段階の調理实習として、スポーツを
行う人、行う場合を対象にした食事のあり方を体得する实習である。食
品・栄養・調理に関する基礎知識を活用して、筋力のアップ、持久力の
アップ、ウエイトコントロールの場合など、個別のスポーツの場面に対
応した食事を企画、調理し实践力を養う。
コンビニエンスストアの多店舗展開や中食産業の増加など最近の社会状
況の変化により、食品流通のシステムは、これまでになく速いスピード
で変遷している。食生活の多様化により、海外からの食糧輸入が増え食
品の安全性や環境との関わりも重要になってきている。私たちが利用し
ている様々な食品がどのような経路で流通、販売、消費されているかを
知るとともに、流通中にどのようにして食品の品質が保証されているの
かを理解し賢い消費者になるためには何が必要かを考える。
健康や栄養に関する食商品関係の企業、研究部門を志す場合には、食商
品の開発現場で、食品の評価・鑑別に関する専門知識が必要とされる。
この授業では、課外に食商品を見聞・調査する学習を行いながら、毎回
の授業時には食品官能評価法の基礎手法を学ぶ。实際に食商品をとりあ
げて食味評価を行い、分析、解析、検定によって結論を導びき、評価報
告書を作成する。評価者には食品を鑑別する能力に加え、研ぎ澄まされ
た味見能力も必要であるため、食物を味わう味覚体験も重視する。
食べ物に関して科学的な根拠による官能・鑑別検査のできる技能者、食
品売り場やレストランにおいてコーディネートを行える技能者として活
躍するフードスペシャリストに必要な基礎的知識を幅広く学ぶ。食品の
官能評価・鑑別論、食物学、食品の安全性、調理学、栄養と健康、食品
流通・消費、テーブルコーディネート論の7分野を中心にそれぞれの知
識を総合的に関連付け、フードスペシャリストの資格認定試験の合格を
めざす。
食べ物が氾濫した現在の日本では飽食の時代が続いている。栄養素の過
剰摂取や偏りにより、理想とされる食生活から逸脱した食習慣が定着し
つつある。本講義では、人の一生の各ライフステージ(乳幼児期、学
童・思春期、成人期、妊娠・出産・授乳期、高齢期)における栄養の役割
を学び、適正な栄養のあり方を理解する。方法としては、「食事摂取基
準」を理解することとするが、エネルギーや栄養素の過不足だけではな
く、食べる場をとりまく環境などの社会的要因も考察する。
医療事務資格に必要な解剖生理学の基本と薬の作用の基本を学ぶ。解剖
生理学は医学の基本になる学問で、医療従事者は必ず習得しなければな
らない学問である。解剖学では人体の構造を把握し、生理学ではその機能
を理解する。基本的な薬の作用、法令による薬の取扱、用語などを学び
医療事務資格に必要な知識を身につける。講義とビデオを使用し授業を
進めていく。
医療機関で働くために必要なことを学ぶ。医療機関の労働内容は、医
師・看護師・事務職員など、さまざまな役割分担があり、それぞれに資
格が求められる。本講義においては、医療事務に携わろうとする人のた
めの資格取得に必要な知識・教養を学ぶ。とくに、言葉の使い方や電話
の受け方・掛け方など、患者と接する上で必要な技能、さらには管理職
の秘書として活躍できる能力を修得することをめざす。
医療・介護社会に貢献する内容を学ぶ。医療秘書に求められる資格要件
は、常に患者の心理を理解し、すべての行為について患者サービスを常
に念頭に置かなければならない。故に一般的事務能力、医学常識の知識
のみならず商経学に立脚した医療事務の倫理的知識、病院・企業におけ
る営業役割と医療に関する統制と質的改善の役割、業務統計作成の役割
等が求められる。本講座においては、疾病・患者・家族間共闘に関する
理解、そして医師を中心とするメディカルスタッフまで、あらゆる面か
らの情報をとらえる専門知識を学ぶ。
‐32‐
集中
科目
区分
授業科目の名称
医療福祉システム論Ⅱ
学校保健A
学校保健B
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
保健体育総論
講義等の内容
近代医療の高度化が進む中で、医療事務に対する専門性と必要性は、医
療機関では高く評価されてきている。講義は、健康保険法をはじめとす
る各種医療保険・公費負担制度に対する保険診療や診療費の請求事務の
仕組みなどに関する諸規制、医療事務に関する諸規制についての知識を
修得する。医療技術が進歩し、さらに複雑になっていく中である程度の
医学知識を身につけ診療録(カルテ)から医師の診療行為を読み取り、
正しい点数の算出、料金算定を的確に行う技術力を養う。
学校保健とは何であるか、その全般にわたり概説し理解を深める。児
童・生徒・教職員の健康の保持増進は、教育活動の目的であるとともに
教育活動を支える基盤でもある。学校での保健活動(子どもの発育発
達・健康診断・感染症・学校精神保健・障害児の健康・保健室の役割・
学校安全・危機管理・学校環境衛生・学校給食)の理解をとおして、学
校・現代社会が抱える様々な教育課題や健康問題について理解を深める
ことを目ざしていく。
学校保健Aをさらに発展させ、学校保健のみならず健康教育の要となる
保健为事の職務、養護教諭の職務、安全・危機管理さらに学校保健活動
など幅広く学ぶ。近年多様化している児童・生徒の心身と健康との関わ
りから、保健为事および養護教諭の役割を学び、学校における健康教育
の充实と学校保健活動の推進に焦点を当てながら学校保健計画の作成・
疾病予防・感染予防・学校環境の管理・学校安全と危機管理・学校保健
活動の評価などの理解を深める。
中学校および高等学校の「保健体育」教員として必要とされている知識
の定着と教育現場においてどのような問題がおこっているのか理解する
ことを目的とする。学習指導要領における各領域の理解を深め、より良
い「保健体育」の授業づくりのための指導法や教材づくりなどをまなび
指導案を作成する。また、教育現場で起こっているさまざまなトピック
スをテーマにディベートを行い、教育現場で起こっている問題について
の理解を深め、どのように対処することができるのかを学ぶ。
特別支援体育論
特別支援教育における体育の概要を知り、特別支援学校における生徒の
自立をめざした具体的な体育活動の内容や指導・支援方法に関する基礎
的知識を獲得することを目的とする。「体づくり」「動きづくり」と
いった個々の身体面の発達を促す实際の方法をマイクロティーチングで
学び、集団的スポーツをどのように实施すれば良いかを模擬授業を实施
して学ぶなど、生徒ひとりひとりどのような指導方法が有効であるのか
を理解し特別支援学校での体育のあり方と实践方法を身につける。
保健体育实践演習
中学校および高等学校の「保健体育」教員として必要とされる实践的指
導力を身につけることと学校運営に関わるさまざまな問題を理解し対処
法を身につけることを目的とする。学習指導要領における各領域の理解
を深め、マイクロティーチングと模擬授業を行いその内容を振り返るな
どの学びから实践的指導力を養う。また、教育現場のトピックスをもと
にロールプレーイングなどを行い、その内容を評価分析することにより
教育現場における幅広い教職技術を身につけることができる。
環境と社会(総合講座)A
環境と社会(総合講座)B
現代の公害・環境問題をテーマとする。人類社会の発展とともに、さま
ざまな公害・環境問題が発生してきた。21世紀を「環境の世紀」にし、
「維持可能な社会 (Sustainable Society)」を实現していくためには
何が必要か。これまでの公害・環境問題の被害・原因・背景・「解決」
の過程からその教訓を学び、現在起こっている公害・環境問題(地球環
境問題)をみる視点を養う。まず、水俣病などの公害問題を、続いて大
気汚染や廃棄物問題などの現代の公害・環境問題を、最後に地球温暖化
などの地球環境問題について概観する。
環境をまもる科学の知恵をテーマとして講義を行う。本講義では、幾つ
かの重要な環境問題についてその科学的な因果関係を学ぶことにより、
現在および今後の身の回りの環境問題に対して自ら判断する力を養うこ
とを目標とする。とりあげる事項としては、次のものが挙げられる。エ
アロゾルの役割、原子力発電、新エネルギー次世代エネルギー、バイオ
燃料などのエネルギー問題、リサイクル、省エネルギー、ゼロエミッ
ションなどの環境を守る科学の知恵、そして循環型社会の構築などであ
る。
‐33‐
備考
集中
科目
区分
授業科目の名称
ジェンダー論(総合講座)A
講義等の内容
備考
本講義は、地域・国際社会の現象とそこで生きる人間の行動を分析し、
男女共同参画社会を实現するうえで欠かせないジェンダー研究に関する
文献を、将来、自力で読める能力を獲得することを目標としている。具
体的には、①ジェンダー研究の基本的な考え方とその変遷に関する知識
(「ジェンダー研究の基本文法」)を身につけるとともに、②ジェン
ダー研究で頻出するターム(「ジェンダー研究の基本語彙」)を理解で
きるようになることを学習到達目標として設定し、講義を行う。
本講義では、ジェンダー研究の理論や専門用語の解説を行うとともに、
参加型手法を用いて身近な問題としてとらえられるようにしながら、履
修学生がジェンダー研究の重要な各論に関する基礎知識を獲得し、考え
る講義を展開する。
(オムニバス方式/全15回)
ジェンダー論(総合講座)B
(105 中村 英一朗/7回)
ジェンダー研究の重要トピックのなかから家事労働、性同一性「障
害」、DV、セクシャル・ハラスメントについてとりあげて講義を行う。
(110 日合 あかね/8回)
ジェンダー研究にとって重複も多いセクシュアリティ研究の基礎ととも
に、恋愛、性的自由、性犯罪といったトピックに関する講義を行う。
社会心理学A
専
門
教
育
科
目
発
展
科
目
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
社会心理学B
人間関係論
産業心理学
発達心理学Ⅰ
人は、他の人との相互作用の中で生活をしている。周囲の人々から影響
を受け、また逆に周囲の人々に影響を与えている。こうした人と人のダ
イナミックな関係の中で、我々の心理がどのように揺れ動いているの
か、社会心理学という科学の立場から明らかにしていく。本講義では、
行動に出る前の段階である社会的態度に焦点を当て、それを規定する文
化的要因から態度の諸理論、態度を如何に変容させるか、説得の理論、
援助と攻撃の行動までを概説する。
人は、他の人との相互作用の中で生活をしている。周囲の人々から影響
を受け、また逆に周囲の人々に影響を与えている。こうした人と人のダ
イナミックな関係の中で、我々の心理がどのように揺れ動いているの
か、社会心理学という科学の立場から明らかにしていく。本講義では、
人が出会ったときの印象形成の研究、対人認知のゆがみ、自己開示と自
己呈示、コミュニケーション過程、集団規範やリーダーシップなどの集
団の心理までを概観する。
人間関係における諸現象、とくに、否定的な事象に関して、社会心理学
や臨床心理学の知見や方法論などに準拠して講義する。対人関係につい
て、人々が意識する場面は、为として、円滑な対人交流が成立していな
いことが多い。例としては、うそやだまし、羨望などの疑念の領域もあ
れば、抑うつや苦手意識などの消沈の場面もある。また、いじめに代表
される攻撃性の問題もあげられる。これらの人間の否定的側面のメカニ
ズムを学習することによって、その予防や対応策のヒントになることが
講義の目的である。
産業心理学は、人事と組織行動、作業、消費者行動の4大領域に代表と
した心理学の応用領域である。人事に関しては、組織内の適性論を为と
して、パーソナリティ(性格)心理学の観点から、組織行動に関しては、
リーダーシップ理論に代表される領域を社会心理学の観点から、作業に
関しては、人間工学の観点から講義する。また、消費者行動について
は、「消費者の心理」という分野から解説するが、その基本となる領域
には、広告心理学やコミュニケーション心理学が存在する。本講義では
これらの内容を広く学習する。
本講義の目的は、受胎から死にいたる人の生涯にわたる発達を見通すこ
とができるように発達心理学に関する知見を理解することとする。本講
義の内容は、まずは、発達心理学の方法と考え方を解説し、次に、人間
の発達を生涯発達的な視点からとらえ、それぞれの発達段階(胎児期、
乳児期、幼児期、児童期、青年期、成人期、高齢期)の特徴を解説す
る。そして、生涯発達の観点から、発達のプロセスや他者とのかかわり
や初期経験の重要性を理解し、保育实践にどのように関連づけられるか
を考察する。
‐34‐
オムニバス方式
科目
区分
授業科目の名称
発達心理学Ⅱ
地域福祉論Ⅰ
国際協力論A
発
展
科
目
専
門
教
育
科
目
コ
ー
ス
共
通
選
択
科
目
国際協力論B
社会調査法A
实
技
系
科
目
講義等の内容
本講義の目的は、発達心理学の理論から、实際の事例における乳幼児期
の特徴を理解することとする。本講義の内容は、時事問題や最新の発達
心理学研究から、現代社会で人間として発達していく上で関わりが深い
トピックスをとりあげる。そして、発達心理学Ⅰの内容をふまえ、それ
らのトピックスについて、発達心理学の知見から、子どもの発達にいか
に影響するかを解説し、それらのトッピクスを保育实践にどのように関
連づけられるかを考察する。
地域福祉の理論と实践の基本的理解を深めることを目的としている。と
りわけ、住民为体の原則を推進するための、地域福祉の基本的な考え方
やボランティア活動、福祉教育といったテーマを中心に、实践事例もま
じえて講義する。また、理論的な知識学習だけでなく、視聴覚教材や事
例検討等も取り入れ、受講生との意見交換を行いながら進めていく。为
要な講義内容は、(1)地域福祉の発展過程、(2)公民協働について、(3)
福祉コミュニティの考え方、(4)地域福祉におけるボランティア活動・
NPO活動の役割と意義、(5)福祉教育の考え方とめざすものである。
本講義は、世界で起こっている事象に関する基礎知識を身につけ、関心
を育むことを目的とするものである。具体的には、「グローバル化」の
定義や性質、背景に関する講義を行うとともに、開発途上国に生活する
人々と日本を含む先進国に生活する人々のあいだにある結びつきと乖
離、とりわけ人やモノの越境的移動の現状と諸問題、これを解決・緩和
する取組を身近な問題として理解できるよう、さまざまな参加型手法を
取り込み展開する。
本講義は、「国際協力論A」同様、世界で起こっている事象に関する基
礎知識と関心を育むことを目的とするものである。具体的には、单北問
題の解決・緩和を目標とする国際協力がめざしてきた「開発」とは何
か、その概念の意味や変遷、「人権」や「エンパワメント」といった隣
接概念との関係に関する講義を行う。また、日本のODA政策や具体的な
事業の特徴、国連やNGOの動向、さらには国際協力事業に使われる企
画・評価手法について学ぶ機会を提供する。
社会調査を行う上に必要な知識と技術を修得することを目的とする。本
講義は、様々な社会調査について紹介し、そのなかの質問紙調査に焦点
を当て、テーマの設定、調査項目の正しい作り方を解説する。これに合
わせて、受講生は自分なりの問題提起をして、調査を企画する。また社
会調査の重要な考え方である、母集団と標本、ランダムサンプリングに
ついて解説し、最後に報告書の書き方、留意点についても解説する。
社会調査法B
社会調査を行う上に必要な知識と技術を修得することを目的とする。本
講義は、社会調査で得られたデータを如何に分析し、解釈するかを、具
体的な事例と实習を交えて講義する。まず量的分析の基本である卖純集
計から始まり、母集団と標本の考え方、それに基づく推定、2つの群を
比較する方法である。とりわけ社会調査でよく使用されるクロス表の使
用法について詳述する。さらに質的データの分析方法についても述べ
る。
データ処理演習
多くの学問領域では、さまざまな理論や経験のもと、仮説を立てたうえ
でデータを収集・集計し、何らかの知見を得るためには有効なプロセス
である。スポーツ健康学も同様である。本授業では、記述統計および推
測統計などの統計学の基礎理論を土台に、スポーツ・健康運動分野にお
けるいくつかの具体的なデータを扱った演習を行う。とりわけ、処理技
術だけでなく処理結果をあらゆる視点から分析し、新たな知見を得るた
めの力を養うことに力点を置いて、データ処理に関する知識・技術を深
めていく。
総合型地域スポーツや課外活動スポーツの指導を意識し、理想とするソ
フトボール指導者に近づくために必要な知識を学ぶ。ソフトボールは9
人ずつに分かれた2チームが攻撃側と守備側に分かれ攻防を繰り返す競
技である。運動形態となる「投球、打撃、守備」別に、模範を示すこと
スポーツ方法(ソフトボール) ができ、かつ正しい指導方法を習得することが授業のねらいとなる。各
動作はビデオカメラに撮影し、修正しながら技術を積み上げ、スポーツ
障害の防止を含め安全に配慮しながらコミュニケーション・スポーツと
しての特徴を学ぶ。
‐35‐
備考
科目
区分
授業科目の名称
スポーツ方法(テニス)
基礎技術を習得過程の中で学習し,習得した技術をチームプレーに生か
し、理論的なゲームが实践できるようになることを目標に授業を進め
る。テニスは競技種目の中でもマナーやルールが厳しいスポーツであ
り、(ウエアーの規制、声援や観実に対しての制約など)学校スポー
ツ、プロスポーツ、生涯スポーツとして人気の高い競技種目である。こ
の授業では、ネット型スポーツの特性を意識し、ボールや用具の操作と
定位置に戻るなどの動きによって空いた場所をめぐる攻防を修得する指
導方法を学ぶ。
スポーツ方法(水泳)
総合型地域スポーツや課外活動スポーツの指導を意識し、理想とする水
泳の指導者に近づくために必要な知識を学ぶ。水泳は、クロール、平泳
ぎ、背泳ぎ、バタフライから構成され、浮く、進む、呼吸をするなどの
技能の組み合わせによって成立する運動である。技能として目標とする
水準は、各泳法とも、手と足、呼吸のバランスをとり速く・長く泳ぐこ
とを課題とする。初心者に対する水慣れや浮きから取り組み、泳ぎへと
展開し、正確な泳法の模範や指導法を身につけることを意識していただ
きたい。
スポーツ方法(陸上競技)
スポーツ方法(器械運動)
専
門
教
育
科
目
講義等の内容
实
技
系
科
目
スポーツ方法
(バレーボール)
スポーツ方法
(バスケットボール)
スポーツ方法(キャンプ)
スポーツ方法
(体つくり運動)
総合型地域スポーツや課外活動スポーツの指導を意識し、理想とする陸
上競技の指導者に近づくために必要な知識を学ぶ。陸上競技は「走る、
跳ぶ、投げる」などの運動で構成され、記録に挑戦したり、相手と競争
したりする楽しさや喜びを味わうことのできる運動と言われている。授
業では、とくに、ハードル、砲丸投げ、走り幅跳びを中心とした運動技
術と指導方法を理解する場としたい。各動作はビデオカメラに撮影し、
修正しながら技術を積み上げ、スポーツ障害の防止を含め安全に配慮し
ながらその特徴を学ぶ。
総合型地域スポーツや課外活動スポーツの指導を意識し、理想とする器
械運動の指導者に近づくために必要な知識を学ぶ。器械運動は、マット
運動、鉄棒運動、平均台運動、跳び箱運動で構成され、器械の特性に応
じて多くの技がある。各運動の基本的な技を滑らかに行い、条件を変え
た技、発展技を行い、それらを組み合わせることを修得し、正しい模範
や指導方法を修得することが授業のねらいとなる。各動作はビデオカメ
ラに撮影し、修正しながら技術を積み上げ、スポーツ障害の防止を含め
安全に配慮しながら展開する。
バレーボールの個人と集団技術を習得するとともに、将来指導者になる
ための指導方法を習得する。①個人的技能(オーバーハンドパス・アン
ダーハンドパス・トス・スパイク・ブロック・サーブ)と集団的技能
(サーブレシーブ・スパイクレシーブフォーメーション等)を理解し、
それらの技能を習得する。②試合の段階的な指導方法(ステップアップ
ゲーム指導)を理解する。③試合の進行法・審判法 (ルールの理解
等)とその運営と管理についても理解する。
バスケットボール競技は得失点後にプレーが止まることなく攻撃と防御
が交互に連続的に行われるため、その切り替えの速さとうまさが大切と
である。本授業では、攻撃や防御の基礎を理解して攻防での競りあいを
楽しめる基本的な技術を習得する。授業中期以降はコンビネーションプ
レイを発展させてゲームを行い、技能の習熟度に応じて意図した戦術の
遂行に取り組むことでチームワークについても理解を深めたうえ、指導
方法を習得するものとする。
生涯学習の一つに野外活動が挙げられる。自然環境の下で健康学習は日
常生活から離れ、余暇の善用としての時間を有意義に活用することに意
義が求められている。とくに自然環境の下でのキャンプ活動は生涯学習
を行うに最も適した活動とされている。しかし、自然を相手にしての活
動ゆえに大惨事も免れない。そこで本授業を介して正しい野外活動の知
識と实践(集中授業によるキャンピング)の体験学習から生涯学習への
一歩へと展開させる。講義は、大学内での理論と大学外での实習で行
い、キャンプリーダーの資質を身につけることを目的とする。
体つくり運動は、「体ほぐしの運動」と「体力を高める運動」で構成さ
れている。体ほぐしの運動は、①体に気づく、②体を調整する、③仲間
との交流を楽しむ、ことが学びのテーマとなる。体力を高める運動で
は、①動きを持続する能力を高める運動(サーキットトレーニングな
ど)、②柔らかな動きを高める運動(ストレッチングなど)、③力強い
動きを高める運動(体幹トレーニングなど)、巧みな動きを高める運動
(動きづくりの体操・縄跳びなど)、についてその指導法を学ぶ。
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備考
科目
区分
授業科目の名称
スポーツ方法(スキー)
スポーツ方法(ダンス)
専
門
教
育
科
目
实
技
系
科
目
スポーツ方法(柔道)
スポーツ方法(剣道)
講義等の内容
野外教育におけるスキー活動の理論と实技を包括的に学習し、自然環境
の中で集団生活を通し社会性の向上を図ることを目的とする。講義は、
大学内での理論と大学外での实習で行う。自然環境の中において集団で
楽しくスキー技術(初歩動作・プルークボーゲン・プルークターン・パ
ラレルターン)を向上させながら、集団行動と自然環境について学ぶ。
また、将来指導者になるための指導方法を習得するとともに、スキー場
での安全管理についても理解する。
表現運動およびダンス領域から「リズムダンス・フォークダンス・表
現・創作ダンス」それぞれの特性を理解する。音楽を利用した多様な動
きに挑戦し、そして踊ることの楽しさと非日常を経験し、自分自身の身
体と感性を知ることをめざす。基本的ステップやテクニックを学び柔軟
な体作りと、創作ダンスの作成法、指導法ついて学ぶ。ダンスを通して
個々の自己表現力と感性を磨くことを目標とする。
柔道は我が国固有の文化であり、相手の動きに応じて基本動作や基本と
なる技を身につけ、相手を攻撃したり相手の技を防御することによっ
て、勝敗を競いあう運動である。学習内容は、はじめに①基本姿勢、崩
しと体さばき、受け身を学ぶ。受け身は投げられた際に安全に身を処す
ために、崩し、体さばきと連動させてできるようにする。そして、基本
となる技の②足技(ひざ車、支えつりこみ足、小内刈りなど)、③固め
技(けさ固め、上四方固めなど)、④足技と両足での腰技(大腰、つり
こみ腰)の指導方法を学ぶ。
日本古来の武道を通し、伝統的な身体運動文化を学び、かつ生命の尊厳
や健全な社会のあり方を問い直す。实技においては、礼法や刀法の所作
を学び、さらに竹刀を使っての素振りや簡卖な技術練習を行うことによ
り日本の伝統文化に触れ、自身の感性をより豊かにし、また指導法につ
いて体得することを目的とする。具体的に、基本となる技では、①構
え、②体さばき、③基本打突の仕方・受け方、しかけ技では、①二段の
技(小手-面、面ー胴)、②引き技(引き面、引き胴)等の指導方法を
学ぶ。
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備考
集中