中間活動報告 - 日本トラベルヘルパー協会

平成 23 年 9 月 15 日現在
東日本大震災における
被災地支援プロジェクト
~東北移動支援活動報告(中間)~
内閣府認証 特定非営利活動法人
日本トラベルヘルパー協会
≪はじめに≫
3 月 11 日の東日本大震災により、岩手県・宮城県・福島県の 3 県は特に大きな被害を受けました。
私たちは「トラベルヘルパーとして何か出来ないか」と考え、復旧・復興支援をする人たちの移動支援か
ら活動を始めました。その経験の中から、避難所生活の方々に旅館で温かい食事とお風呂を提供するという
短期疎開(リフレッシュプラン)の際に、身体が不自由な方も参加できるよう支援活動を行いました。
また、現在では多くの避難所が閉鎖し、仮設住宅に避難生活が移ることから、身体が不自由な方は、より
外出する機会が減り、引きこもりによる鬱状態、孤独死といった問題が懸念されます。
孤独な死の前には孤独な生活があります。それらを防ぐことを目的に、移動や外出をする際の困りごとを
聞き取り、今後の活動へ活かす計画です。
震災から半年が経つ今、これまでの活動の活動として中間報告をまとめました。
≪目的・概要≫

避難環境改善のための、行政が行うリフレッシュプランの周知活動。

必要に応じて介護技術を有するトラベルヘルパーの派遣
⇒被災者に応じた、二次避難・短期疎開などのコーディネートを行い、被災者を支援。

被災者の心境を聞き取り、今度の生活再建を行う為に求める支援ニーズを伺う。

被災地でのドライバー業務
⇒今後必要となる他のサービスや団体へ情報提供し、支援の輪を広げる。

トラベルヘルパーのノウハウと経験を活かした啓発活動。
⇒被災地や受け入れ地で介護技術を有する新たな雇用創出、収入につなぐ実践事例を示す。
≪活動・プロジェクト一覧≫
1.
福島県における移動支援プロジェクト
2.
「トラベルヘルパー東北支援
3.
一ノ関(気仙沼・陸前高田)における移動支援プロジェクト
4.
南三陸町・石巻市における山形県最上町リフレッシュプラン協力プロジェクト
5.
石巻市におけるリフレッシュプラン周知と実施までの手配・同行プロジェクト
6.
5.のリフレッシュプランに関するアンケート調査プロジェクト
7.
石巻市におけるニーズ調査プロジェクト
8.
岩手県遠野市におけるニーズ調査プロジェクト
9.
NPO 報告会、その他
希望と勇気を!」募金プロジェクト
1.福島県における移動支援プロジェクト
・活動期間
3 月 26 日・27 日、4 月 16 日・17 日
(計 4 日間)
・活動場所
福島県
・活動内容
杉並区移動支援サービス団体「もーびる」のボランティア運転手として、他県の社会福祉協議会から派遣さ
れた応援職員を数カ所の避難所に送り届ける役目を引き受けた。
2.「トラベルヘルパー東北支援
希望と勇気を!」募金プロジェクト
外での介護の技や、バリアをバリアフリーに変える臨機応変な思考回路、やさしさや思いやりのトラベル
ヘルパーマインドを持っているトラベルヘルパーは、旅行時はもちろんのこと、今回のような緊急時、大い
に力を発揮できると思います。
被災地で頑張っているトラベルヘルパーもいますが、私たちみなで他に何が出来るかを考えたときに、義
援金を贈ることも応援の一つではないかと考えました。そこで Just
Giving を通し、『CIVIC
FORCE』
へ寄付金を送ることになりました。
・目標金額⇒100,000 円
・集まった金額⇒216,000 円
・達成率 216%という結果になりました。
3.一ノ関(気仙沼・陸前高田)における移動支援プロジェクト
東京都の職員、ボランティア団体が移動の際のドライバー業務を代行しました。一ノ関を中心に、気仙沼・
陸前高田で活動を行いました。
以下、支援人材派遣者日数を簡単にまとめました。
<藤森
威知郎>
5 月 5 日~5 月 7 日
<下平
沙千代>
5 月 8 日~5 月 7 日、5 月 24 日~5 月 28 日、7 月 12 日~7 月 15 日
<村田
美香子>
5 月 5 日~5 月 7 日、5 月 23 日~5 月 25 日、6 月 16 日~6 月 18 日
<鈴木
幹夫>
5 月 15 日・16 日
<内藤
幸子>
5 月 17 日~5 月 22 日、5 月 29 日~6 月 3 日
<岡安
千絵>
5 月 26 日~5 月 28 日、7 月 3 日~7 月 6 日
<本部
眞理子>
5 月 29 日~6 月 3 日
<柴田
誠>
6 月 4 日~6 月 9 日
<徳野
博子>
6 月 22 日~6 月 28 日
<宮崎
隆秀>
6 月 21 日~7 月 9 日
<戸塚
京子>
7 月 10 日・11 日
<常木
悟>
5 月 8 日~5 月 10 日
<篠塚
登紀雄>
5 月 11 日~5 月 14 日
<高野
菜穂>
7 月 7 日~7 月 10 日
ボランティア希望者
茂木
加代子
竹井
整子
藤本
源次
福本
広和
大味
恵子
粕谷
剋由
清水
治子
小林
亮
東
完次郎
下野
康子
高木
美沙
森野
さとみ
計 72 日間、総勢 14 名が活動
4.南三陸町・石巻市における山形県最上町リフレッシュプラン協力プロジェクト
山形県最上町では、県外ボランティアと協力して南三陸町、石巻市の被災地から 1,262 名の二次避難者を
2 泊 3 日で温泉旅館等に招待しました。4 月下旪から被災地支援として町が 1,150 名分を予算化、不足分は
ボランティアが集めた支援金を充てる計画です。参加した要介護者(知的障害者・聴覚障害者・要介護・認
知症高齢者等)には、必要に応じて専用車両とバリアフリーの客室を用意し、介護旅行の専門家トラベルヘ
ルパーも同行させました。受け入れには、福祉施設が併設する保養センターが協力し、今後は地元医療機関
や福祉団体との連携を図り長期滞在も可能にする計画であります。
(2011 年 5 月 28 日、全国首長連携交流会資料より)
・トラベルヘルパー宇田川の災害ボランティアレポート
活動内容

がれきの撤去

工場のトイレ掃除

泤かき

家財道具の洗浄

資材の整理と洗浄

側溝の掃除

現地で般若心経を唱える

家屋の掃除

自衛隊のお風呂にて障がい者の方の入浴介助

グループホームの手伝い

リフレッシュプラン同行

救援物資の整理やフリーマーケット

ボランティアセンター内の整理と掃除

ひまわりの種蒔き、水やり
活動日数
4 月 3 日~4 月 7 日
宮城県塩釜市
4 月 9 日~4 月 12 日
宮城県塩釜市・石巻市
4 月 26 日~4 月 30 日
5 月 7 日・8 日
宮城県石巻市・岩沼市
宮城県亘理市(世田谷ボランティアセンター派遣)
5 月 21 日~5 月 23 日
宮城県色麻市
5 月 24 日~5 月 26 日
宮城県石巻市牡鹿半島(最上町への温泉同行)
6 月 6 日~6 月 9 日
宮城県石巻市牡鹿半島
6 月 13 日~6 月 16 日
宮城県石巻市牡鹿半島(最上町への温泉同行)
7 月後半
活動報告
・4 月上旪、大きな余震もまだ続いており、まだ寒い中で専修大学では桜が咲いていました。
・お風呂介助の際、お風呂の様子をみると、湯船は1mくらいの高さがあり高齢の方々には跨いで入るのが
大変な方もいました。私はそこで障がい者の方・高齢の方の入浴のお手伝いをしました。
・理事長の篠塚の呼びかけで最上町のリフレッシュプランへ同行しました。仲良くなった Y 君は、震災直後
は地震が怖く、ずっと親につきっきりで泣いてばかりだったのが、リフレッシュプランに参加し、笑顔を見
せてくれるまでになりました。
5.石巻市におけるリフレッシュプラン周知と実施までの手配・同行プロジェクト
<リフレッシュプラン実施回数>
~最上へ~
・ 5 月 20 日出発⇒110 名参加
・ 5 月 22 日出発⇒63 名参加(内要介助者 2 名)
・ 5 月 24 日出発⇒53 名
・ 6 月 10 日出発⇒91 名参加
・ 6 月 12 日出発⇒72 名参加
・ 6 月 14 日出発⇒100 名参加
・ 7 月 4 日出発⇒21 名参加
・ 7 月 8 日出発⇒105 名参加
・ 7 月 10 日出発⇒121 名参加(内犬 1 匹)
・ 7 月 12 日出発⇒26 名参加
・ 8 月 29 日出発⇒35 名参加
~秋田県湯沢温泉へ~
・ 7 月 19 日出発⇒36 名参加
・ 7 月 26 日出発⇒50 名参加
・ 8 月 2 日出発⇒34 名参加
・ 8 月 9 日出発⇒40 名参加
・ 8 月 16 日出発⇒11 名参加
・ 8 月 23 日出発⇒52 名参加
⇒内、6 月 10 日~6 月 16 日の、約 250 名の牡鹿公民館発着の石巻市民に対するリフレッシュプランに関し
て、見守りや軽度の要介助者(2 名)へのアテンドをしました。
計 17 回、総勢 1,020 名のご参加
6.石巻市牡鹿半島におけるリフレッシュプランに関するアンケート調査プロジェクト
山形県および最上町のご厚意によるこの「最上町への 2 泊 3 日リフレッシュプラン」の企画は、旧牡鹿町
エリアでは 300 名近く(6 月 13 日付)の皆様にご参加いただくことが出来ました。
山形県最上町の予算委より行われた今回の計画ですが、今後はこういった短期滞在に関する予算も、国が
新たに設けるとの通達も管政権よりあがっております。
つきましては、ご参加いただいた方皆様に簡単なアンケート調査にご協力ただきました。
<アンケート内容>
・ご参加いただいた感想
・今回のような企画が再度行われた場合、また参加したいか?(はい or いいえ)
・(はいと答えた方へ)期間はどれくらいを希望するか?
・現在のお住まいはどちらか?(①自宅②避難所③知人または身内の家④自宅ではない借家⑤仮設住宅⑥そ
の他)
・現在のお住まいで一番のお悩み・、問題は何か?
・その他、お住まい以外でのお悩み・問題はあるか?
・最後に近園短期滞在や二次避難に対してのご意見・ご要望
7.石巻市におけるニーズ調査プロジェクト
<調査内容>
8 月 1 日~7 日、13 日・14 日に石巻市においてリフレッシュプランの参加促進のために、チラシの配布、移
動に関するニーズ調査を「避難所」を中心に行いました。
<調査報告>
・調査期間
8 月 1 日~7 日
・調査対象地域
石巻市内(牡鹿半島・北上・雄勝・河北・河南・渡波・桃生・石巻中心地区、網地島)
・アンケート回収数
26 枚
・廻った避難所数
23 カ所
・アンケート内容
①国や県が被災者の健康や衛生管理の為に行っている、旅館やホテルに短期宿泊し、心身のリフレッシュプ
ランをすることを目的とした短期避難プログラムがあることをご存知ですか?
②避難所生活について、食事や入浴に関して問題はありますか?
③通院・通学・お買い物等や手続き申請など、移動について、日常生活で困っていることはありますか?
④これから、お盆や地域の行事で移動に関して困ると考えられることはありますか?
⑤その他、今お困りのことはあれば教えていただけますか?
<網地島の様子>
石巻市から渡船で 2 時間ほどの所に位置する網地島は、人口 500 人ほどで、長渡(ふたわた)と網地(あ
じ)という2つの集落はあります。
長渡浜の I 区長の話では、「奇跡のようだが、この島では死者は出なかった。」震災当日は、ヒジキ漁の時
期を迎えていた為、年よりもみな総出でとれたヒジキの天日干しをしていたのがよかったとのことでした。
津波が来ることを直感し、区長と漁師たちは一斉に船を沖へ避難させたというお話でした。島や半島が見え
なくなるほどの大波とすれ違い、
「これは何もかもがだめだ」と覚悟したそうです。この浜は、地盤沈下が1
mも起きるほどの大津波が押し寄せた場所でした。
8.岩手県遠野市におけるニーズ調査プロジェクト
※まだ報告がまとまっておりません。
9.NPO 報告会、その他
<東京都都民ボランティア報告会>
・内容
東京都民ボランティアとしてのべ 1500 名が参加した活動を振り返るとともに、現在被災地で求められて
いる支援の現状を発信することを趣旨として報告会が開かれました。定員が 450 名のところ、ほぼ定員に近
い人数の方が参加しました。報告会は第 1 部から第 3 部と 3 部構成になっており、第 1 部では都民ボランテ
ィアの活動の振り返り、第 2 部では被災地災害ボランティアセンター等からの報告、第 3 部では交流会が行
われました。
・まとめ
3 月 11 日から早 6 ヶ月が経とうとしている中で、徐々にメディアも取り上げることが少なくなってきまし
た。その中で、被災者の方々には大震災のことを忘れていってしまうのではないだろうか、という不安が大
きいことが分かりました。私たちからすれば、もう 6 カ月ですが、被災者からすればまだ 6 カ月であって、
これから先の生活への不安を抱いている様子が伺えます。
ボランティアに興味がある人は興味があるが、興味のない人にとっては、ボランティアをしている人たち
をどこか冷めたような目で見ているところがあります。
ボランティアは細くてもいいので、とにかく継続してほしいとのことでした。
一人ぼっちにされる、という感覚が孤独死にもつながってしまいます。孤独死は絶対に避けなければなら
ない大きな課題の一つだと感じました。
≪中間まとめに変え、TCSA ニュースより≫
<山形県最上町のいち早い被災者支援の取り組み>
震災直後、被災した家族連れが雪の中、トラックの荷台に乗って最上町の保養センターに宿を求めて来たの
がきっかけとなって、町をあげて支援に動き始めた。ゴールデンウィークには長期化する避難所生活に疲れ
た 1,150 名の被災者を 2 泊 3 日で招待した。
以前から介護旅行で交流のあった最上ならトラベルヘルパーが、ボランティア参加すれば何とかなると解っ
ていたので、この短期避難では介助が必要な人、長期にわたる避難生活で弱っている人も積極的に受入れる
よう提案し、介護旅行を支援してくれた人たちからも、この活動に賛同し、活動資金の他、衛生除菌消臭剤
や高品質の介護用おむつなどの提供をいただいた。
町の活動を知った最上の子供たちは「お年玉を使って欲しい」と役場へ募金にやって来たという。
「町の未来
を背負う子供たちが、そういう温かい気持ちでいるのだから、私たち大人が今、頑張らなければ」と高橋町
長が言葉を震わせた。
また、観光担当伊藤係長は、役場内を調整し 100 名分の予算を牡鹿地区の活動支援として確保すると約束し、
被災者の受入れに名乗りを上げた。
<篠原恵理子さんの奮闘>
療養の為に休職していたフォーラム・ジャパンの篠原さんは、震災直後から友人と石巻への物資運搬、ヘド
ロ掻きなどのボランティアとして被災地に入った。そのきっかけで、支援の手が全く入らず困っていた牡鹿
半島の人々に支援物資を集めては届ける活動が始まった。
地方では、よそ者が集落に入るのに、大きな抵抗を受けることがある。ここも、気性の激しい猟師町で、初
めは他を受入れようとしない土地柄だったという。
人間関係づくりに苦労した篠原さんは、よそ者の自分を初めて快く受け入れてくれた小網倉浜の被災者と親
しくなり、その避難所生活を見て、少しでも温かい食事とお風呂を提供したいと感じた。直ぐに仲間に呼び
≪協力期間・協力団体≫
・ 株式会社 SPI あ・える倶楽部
・ 牡鹿ボランティアセンターの皆さま
・ ユニカ食品株式会社
・ ユニ・チャームメンリッケ株式会社
・ 東京都社会福祉協議会
・ 日本旅行業協会
≪助成団体≫
・ 社会福祉法人
赤い羽根共同募金会
・ 公益財団法人
日本財団
かけ、支援金を募り、60 数名の避難生活者を近くの温泉まで招待しようと動き始めた。
この活動に共感したのが仙台秋保温泉「蘭亭」の早坂マネージャーだった。蘭亭も早くから支援活動に協力
したいと考えていたから話は早かった。4 月末には既にこの計画を実行に移している。篠原さんらの温かい
心に触れ、涙を流すほど感謝した被災者が少なくなかった。
他の浜でも同じ希望があるはずと、再度、招待旅行へと動き始める。
しかし、手元に残った資金はわずか、全ての希望が叶うか不明のままだが、計画を進めた。
<心の通う被災地支援を!>
震災から 2 ヶ月が経った避難所では、コンビニのおにぎりと菓子パンの生活が続いていた。94 歳に
なる母親フジ子さんと津波を逃れ高台に命からがら避難した菅さん親子もほとんど風呂に入れない生活を送
っていた。
トラベルヘルパーの磯田さんと篠原さんの介助のお蔭で震災後、3 度目の入浴が可能となり、最上の保養
センターでの温かいお料理を嬉しそうに平らげた。
今回の災害でも避難生活者の中の介護が必要な人や障害を持つ人が、心配していた通り極端に弱い立場に追
いやられていた。
最上への第 1 班には、知的障害者のグループ 10 数名が参加し、第 3 班には、聴覚障害を持つ人と認知症で
要介護の夫婦も参加している。移動支援や介護旅行システムは、今後の被災地支援でも必要だと確信した。
3 班に同行した宇田川トラベルヘルパーには、当初バスの付添いだけを依頼していた。ところが、集合場
所に集まった人を確認したところ認知症や障害のある人がいて、その人達の面倒をみてもらうことになって
しまった。
我々も正直、被災地に入ることが本当に良いのか当初、不安があった。
活動を進める程、戸惑うことも
多く、どうしていいのかわからないこともあったが、何かに後押しされるままに動いていたように思う。
被災した人々に喜ばれ感謝された時に「やってよかったんだ」と感じ、初めて自分の行動が腑に落ちたよ
うに思えた。救われたのは、我々の方だ。
理で人は動かない、制度があってもダメだ。支援活動では、情があってこそ、はじめて人が動くことを学ん
だ。
あれから、石巻では最上の実績を習って、さまざまなリフレッシュプランが紹介されるようになった。毎
月 300 名以上の被災者が、この短期避難プログラムで復興への気持ちを取り戻しつつある。
この活動を陰ながら支えてくれた TCSA 三橋専務理事やフォーラム・ジャパンの平田さん、ご支援頂いた旅
行業界、政府関係の皆さんに改めてお礼を述べたい。
また、被災された観光産業にかかわるすべての人とともに、この試練を乗り越え、新しい時代に相応しい
観光産業を再興しようと意を固くした。
奇しくも被災地は高齢化率が 30%を超えた地域だ。 先進国で最初に超高齢社会を迎えた日本が、いかに
この難局を乗り切るのか、世界からも注目されている。
旅のチカラ、暖かい人の手をいれた観光は、人の心まで癒すからだ。