<2008 年度 看護部メインテーマ> 1.心が温かくなる看護を - 回生病院

<2008 年度 看護部メインテーマ>
1.心が温かくなる看護を実践する
2.誇りの持てる看護部組織を創りあげる
(第 3 期工事終了後完成予想図)
第 1 期工事 2007.5 月末完了 引越し 2007.6.15~17
第 2 期工事 2008.12 完了の予定
第 3 期工事(健診センター)2009.3 完成予定
社会医療法人財団大樹会
総合病院回生病院
2008. 10. 1
編集責任者
看護部
看護部
中村明美
応募してくださる皆さまへ
我が国の医療は大きな転換期を迎えています。
機能分化とともに専門性や特徴を持った医療が求められ、日本の文化や各地
の風土にあった医療体制の整備が急がれています。それらの体制は日本全国に
通用するモデルはなく、地域で考え、創出していくことが求められています。
当院は、急性期医療の道を選択し、救急部、手術部、ICU・HCUなどの
集中治療部に力点を置いています。屋上にヘリポートを付設しているのもその
ためであり、まず救命、そして障害を残すことなく早期の健康回復を可能とす
る医療を目指しています。
このような医療は、地域の医療機関との連携なくしては成り立ちません。地
域の医療機関と連携しつつ、それぞれの力を発揮し、人々の健康づくりを推進
していくシステムのなかで初めて機能するものであり、当院の地域医療支援病
院の活動に象徴されています。手厚い看護の実践のために7対1入院基本料を
採用しています。そして、急性期病院への課題となっているDPC対象病院で
もあります。一方、国家的対策が求められている産科医療にも力点を置いてい
ます。将来は、産科に関連した小児医療を充実する予定です。また、時代の要
請となっている予防医療活動の拠点として、健診センター設立を企画しつつあ
ります。地域住民の方々が、
「ここにこんな病院があってよかった」と、思って
くださることを願って、全職員が力を合わせて取り組んでいます。
看護部は、魅力ある職場創りとして、下記のように環境要因・動機付け要因
の双方を大切にして、職場をこの上なく愛し、誇りを持ち、温かい看護の実践
者としてキャリア開発をしていく存在でありたいと願っています。
1.相互研鑚・自己研鑽して病院とともに成長していく看護職でありたい。
1)新採用看護職員(新人・中途採用者)に対して、「教えることは学ぶこと」
の理念のもと丁寧なオリエンテーションと研修プログラムを展開する。
2.生涯、働きつづけられる職場でありたい。
1)ワーク・ライフ(仕事と私生活)バランスを大切にする。
それぞれの勤務時間終了時に終業する。
7対1患者対看護職の高配置基準を維持する。
リフレッシュ休暇を活用する。
2)子育てと仕事を両立する。
院内保育所を活用する。
子育て中の職員への支援の気持ちを皆が持つ。
フレキシブルな勤務体制を組む。
(ヘリポート)
3)お互いに思いやりを持ち、良い人間関係を保ち、生き生きと働く。
3.一人ひとりのやりがいを支援する職場でありたい。
1)個を認め、大切にする風土をまもる。
2)「真実の瞬間」の価値を皆が理解し実践する。
3)自己のキャリア開発を行う職員への支援を行う。
1
名 称
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院
所在地
〒762-0007
香川県坂出市室町3丁目5番28号
電
(0877)46-1011(代)
話
FAX
(0877)45-6410
ホームページ http://www.kaisei.or.jp/
(募集についてはホームページにも掲載しています)
(地域医療支援病院認可)
(2006 年 7 月 21 日
代表者名
理事長
松浦一平
院 長
白川洋一
副院長
看護部長
中村明美
四国新聞掲載)
(岡山県児島と坂出を結ぶ瀬戸大橋)
(新生児室)
(スタッフステーション)
見学は随時受け付けていますが、事前にご連絡ください
連絡先
TEL 直通
0877-44-4919 (津島)
2
病床数等について
(1) 402 床
一般病棟(8 単位)293 床
(ICU)
3 階病棟(脳外科病棟)32 床
6 階 B 病棟(混合病棟)46 床
4 階病棟(外科系病棟)34 床
7 階 A 病棟(内科、婦人科病棟)43 床
5 階 A 病棟(整形外科病棟)47 床
7 階 B 病棟(内科)44 床
5 階 B 一般病棟(整形外科病棟)22 床
8 階病棟(産科病棟)25 床
集中治療室(ICU)8 床(2002.7.1 稼動)
ハイケアユニット治療室(HCU)16 床(2004.9.1 稼動)
5 階B病棟(亜急性病棟)34 床(2006.7.1 稼動)
6 階A病棟(精神科病棟)51 床(2007.6.16 稼動)
(2)入院基本料等
一般病棟:7 対 1 入院基本料(2006 年 7 月 1 日認可)
集中治療室(ICU)
:特定集中治療室管理料
ハイケアユニット治療室(HCU):ハイケアユニット入院医療管理料
亜急性期病棟:亜急性期入院医療管理料
精神病棟:精神病棟入院基本料(15 対 1 入院基本料)
1 日平均患者数(平成 19 年度)外来 463 名、透析 26 名、入院 323 名
平均在院日数 13 日
(3)診療科数…27 科
(4)職員数(2008 年 10 月 1 日現在)
医師 54 名(うち研修医 8 名)
、看護師 274 名、保健師 1 名、助産
師 11 名、准看護師 20 名、看護補助者 7 名、理学療法士 15 名、作
業療法士 9 名、言語聴覚士 5 名、薬剤師 15 名、臨床放射線技師 9
名、臨床検査技師 17 名、精神保健福祉士 2 名、臨床心理士 1 名、
社会福祉士 3 名、司書 1 名、その他合計 516 名
(5) 1999 年 5 月「一般病院B」では
県内初の(財)日本医療機能評価
機構の認定を取得し、2004 年 4 月
再審査受審し認定される
2006 年 7 月県内第一号として地域医療
支援病院として認可される
2008 年 10 月県内第一号として社会医療
法人として認可される
(社会医療法人認可)
2008 年 10 月屋上ヘリポート使用開始
(2008 年 9 月 10 日
3
四国新聞掲載)
勤務等について
一般病棟・ICU・HCU・亜急性期病棟
精神科病棟
2 または 3 交代
日勤 8:30~17:15
準夜勤務 16:30~1:15
深夜勤務 0:30~9:15 (2008.9.1~改定)
木・土曜日 13 時までの変則週休 2 日制
休息・休憩時間 60 分
看護方式
モジュール型継続受持方式
電子カルテシステム導入
(2006 年 5 月 22 日フル稼動)
(防災ヘリコプターの飛行・離発着訓練)
(2008 年 9 月 4 日
四国新聞掲載)
待遇について
基本給
看護師
看護大学卒業
(2007.7.1 付 改定)
3年課程看護学校
2年課程看護学校
保健師・助産師
看護大学卒業
3年課程看護学校卒業後取得
2年課程看護学校卒業後取得
ボーナス
年 2 回(2007 年度の場合 4.7 ヶ月)
休 暇
有給休暇
初年 13 日
冠婚葬祭その他特別休暇制度あり
その他
育児介護休業制度あり
託児所あり
交通費支給
(救急室)
240,400 円
232,200 円
224,300 円
240,400 円
240,400 円
232,200 円
(継続教育コース「1年目」)
4
回生病院理念
皆さまに愛され信頼される病院を目指します
基本方針
1.私たちは、質の高い救急医療を提供します
2.私たちは、保健・医療・福祉施設と連携を図ります
3.私たちは、思いやりのある医療を実践します
(第2期工事の様子)
2008 年度の重点活動
1.病院部門
第 2 期工事(外来棟)の完成および移転(2008 年 12 月)
第 3 期工事(総合健診センター、事務センター、特殊外来、病室 40 床)
の完成(2009 年 3 月)
電子カルテシステムの強化・・・心電図サーバーの導入など
2.施設部門
糖尿病センターの新設
総合健診センターの準備
治験管理センターの準備
脳卒中センターの準備
災害拠点病院指定および救命救急センター化への準備
3.医療提供体制の整備
地域連携クリニカルパスの強化(脳卒中の新設)
救急科の新設
病理診断科の新設
呼吸器科の強化、呼吸器外科の新設(2008 年 7 月)
(救急患者搬入時の一場面)
4.経営の効率化、利益の拡大、医療安全、職員の福利など
病床利用率 95%および平均在院日数 13 日の達成
DPC に対応した治療の標準化
DPC に対応したジェネリック薬品の導入
医療安全管理センターの強化、インシデント報告システムの改善
ME 機器管理システムの強化
保育環境の改善・・・保育所の南棟1階への移転、屋外保育場の整備
初期研修病院としての魅力を高める
5
看護部理念
一人ひとりが「真実の瞬間」を実践し、顧客満足を高めます
看護部方針
1.患者さま・ご家族の尊厳と価値を尊重します
2.患者さまの身体的・精神的・社会的自立を支援します
3.看護の Science と Art を大切にします
2008 年度看護部の重点目標
≪メインテーマ≫
心が温かくなる看護を実践する
誇りの持てる看護部組織を創りあげる
(総合案内)
1.エキスパートの育成
1)認定看護師等による継続教育コースの展開
2)認定看護師の育成
3)部署別学習会の充実
2.医療の質向上
1)クリニカルラダーの展開
2)目標管理の実践
3)チーム医療の推進
3.新人・実習生の教育の充実
1)新卒新人の教育と研究
2)中途採用者の教育と研究
3)看護実習生の教育と研究
4.リーダーの育成
1)看護者と倫理について事例検討
2)部署の看護管理について検討
3)認定看護管理者研修の受講
4)マネジメントコースの展開
5.患者・職員満足度向上
(当院入院患者さまの喜びの退院場面)
1)心が温かくなる看護-その 2 の展開
(2006 年 6 月 6 日 四国新聞掲載)
2)倫理観の育成
3)生き生き組織の創生
6
6.地域連携活動の展開
1)高齢者栄養サポート
2)褥瘡予防とケア研究会
3)救急医療連携
4)子育て支援
5)合同看護研究発表会
6)安全管理地域連携
7)市民公開講座
8)地域自治会との連携
7.病院機能評価審査の受審
(2008 年 9 月 日本看護協会ニュース掲載)
8.組織の特性を生かしたワーク・ライフ・バランスの定着
1)時間管理の推進
2)リフレッシュ休暇の活用
3)子育て応援
※協会ニュース 9 月号で短時間勤務正職員制度の実態について『看護職のワーク・ライ
フ・バランス
現場からのリポート』として採り上げられる。(右上記事)
委員会活動
部署長会
継続教育委員会
係長会
看護記録委員会
安全対策委員会
看護研究委員会
実習指導研究委員会
(看護部継続教育コース「1年目」
)
継続教育コース
1年目(P10~参照 例示しています)
2年目
3年目
プリセプター
安全管理
感染管理
救急看護
専門分野(糖尿病)
看護マネジメント
※「1年目」「2年目」「3年目」
「プリセプター」は該当者必修受講コース
7
(「救急看護」院内講師による演習)
1.心が温かくなる看護を実践する
2.誇りの持てる看護部組織を創りあげる
1
年
目
2
年
目
3
年
目
実習指導研究委員会
看護研究委員会
プリセプター
安
全
管
理
感
染
管
理
救
急
看
護
安全対策委員会
看護記録委員会
係
長
専門分野(糖尿病)
看護マネジメント
部署長会
継続教育委員会
おかげさまで あたたかさ
連携
信頼
クイックレスポンス
情報
継続
ほほえみ
8
恩人
安全
自律
人と地球へのやさしさ
満足
尊敬
会
1.看護職員教育の趣旨
看護職員教育は、組織の理念を達成する人材を育成するものである。専門職業人は、そ
もそも自己責任のもとにその専門性を高めることが求められている。この自己責任を支援
する位置付けとして将来を見据えた緻密な計画のもとに職員教育を実践したい。
急性期病院としての医療の質を上げるために関連領域の認定看護師を誕生にとりくん
でいる。感染管理に続き、救急看護認定看護師が誕生予定である。引き続き、集中ケア・
がん化学療法・疼痛緩和・糖尿病・皮膚排泄ケアなど 17 領域の認定看護師の誕生を期待
している。
看護職員教育にあたり、人間の持つ潜在的な力を重視した Empowerment の概念を重要
視したい。Empowerment とは、辞書によると「力や権力を与えること、能力を与えるこ
と、可能にすること」と定義され、「個人が自己の生活をコントロール・決定する能力を
開発していくプロセス」を意味する用語としてリーダーシップの取り方、看護の働きかけ
の在りかたとして注目されている。Gibson は Empowerment 現象が起きる先行条件とし
て次の6つをあげている。これらは看護者と対象者の関係で説明しているが、教育を提供
する者と対象者の関係に置き換えてとらえていただきたい。
① 人間は、自分自身の健康に根源的に責任を負う。すなわち健康はその個人のもので
ある。個人の健康は医師や看護師や病院が支配するものではないが、看護者や医師
は個人の健康を促進することには責任を負う。しかし、彼ら個人の健康を独占し、
専売するわけではない。
② 個人の成長する力、自己決定する力は尊重されなければならない。情報や援助が必
要なときもあるが、人間は自分で決定し、自己の福利のために行動する能力を有し
ている。
③ 人間は自らを Empower するのであって、保健医療従事者が人を Empower するこ
とは出来ない。しかし、人々がコントロール感と Self-efficacy を獲得し強化できる
ように、看護者が資源を提供し開発していくことはできる。
④ 医療従事者は、対象者をコントロールしようとする欲求を放棄し、対象者との協力
関係を形成し、対象者のニードを優先していく必要がある。すなわち対象者の参加
に価値を置き、自分たちとは異なる決定をも受け入れていくことが重要である。
⑤ Empowerment が生じる条件は、ヘルスケア提供者と対象者とに相互尊敬の念が存
在していることである。その関係は片方が劣っている、十分能力がない、優れてい
る、より能力があるというものではない。双方に力を有し、双方に利益がある関係
である。すなわち医療従事者も対象者も共に参加する関係、協働関係である。
⑥ Empowerment 過程の必要条件は信頼である。
(野島佐由美:エンパワーメントに関する研究の課題と動向,看護研究,29(6),1996.
)
2.看護職員教育の目的
一人ひとりの能力開発により専門性を高め、質の高い看護を提供するとともに職務満足
を得る。
3.看護職員教育の目標
1)基礎的看護実践能力を身につける。
2)専門性を高める。
3)リーダーを育成する。
4)看護実践の場での看護研究の能力を高める。
5)組織目標を達成する。
9
1年目(例示
2008 年度)
目的
組織人として看護専門職としての基本的姿勢、知識に基づく看護技術、管理の視点を統
合した臨床実践能力を身につける。
目標
1.組織の目標が理解でき、組織人としての自覚ある行動がとれる。
2.実践現場で安全・安楽な看護技術が実践できる。
1)対象の健康レベルに応じた看護技術の選択
2)必要物品と使用方法と管理
3)事故防止の視点
4)実施後の片付け(廃棄物処理を含む)と次回使用の準備
5)実施前・中・後の観察と患者の反応の把握
6)実施後の看護記録
3.専門職業人としての責務を理解し、実践に生かす。
4.患者への説明と同意、意思決定支援を行う。
5.日々の実践から看護の根底となる看護観を深める。
6.看護診断の理解と、科学的根拠に基づく看護過程の展開をする。
7.心が温かくなる看護を探求する。
展開
担当者:松本美保子他課長・係長
時間数:講義 29.5 時間
展開期間:1 年間
修得方法
1.看護技術基本項目の到達目標チェック表を用いる。
1)項目:厚労省の看護技術基本項目を基本とする。
2)形式:厚労省の看護技術基本項目を参考に作成した評価表を使用する。評価時期
は 3 ヵ月後、6 ヵ月後、12 ヵ月後とする。
3)到達時期:卒後 1 年間
4)配属部署での指定技術の実施・評価を同一指導者が行う。
5)未経験項目については、急性期系・外科系・内科系・整形外科系のグループに分
けてローテーションし、経験する。5月からは夜間勤務導入のため、火・水曜を
日勤として展開する。
6)整形外科領域の看護技術については、全員が習得できるようにローテーションを
行う。
2.OSCE(客観的臨床能力試験)の技法での評価を行う。
3.集合教育における教育内容(別紙参照)
10
主題
内容
時間
1.褥瘡予防と
看護
1)患者の状況と発生要因、危険因子の評価
2)褥瘡看護計画と評価
3)褥瘡予防及び治療・処置の実際
4)ポジショニングの方法
5)褥瘡対策マニュアルの活用
2.院内感染防止 1)スタンダードプリコーションの実際
2)滅菌物の清潔な取り扱いと保管
3)各種処置と感染防止
4)針刺し、血液曝露防止対策
5)院内感染防止マニュアルの活用
6)使用後の物品の処理
3.安全管理
1)危険予知トレーニング、ヒューマンエラ
ーとは
2)院内安全対策マニュアルの活用
3)出来事報告書事例の分析と対策
4.薬剤の知識
1)薬剤の知識と管理について
(抗生物質、インシュリン製剤、麻薬、毒
薬、劇薬、血液製剤など)
5.電子カルテの 1)電子カルテの構造
理解
2)看護処置
3)看護指示
4)看護診断
5)外来記録
6)セキュリティと個人情報保護
6.望ましい組織 1)組織とは
人
2)当院の組織
3)組織人の相互依存(チーム医療)
4)連絡・報告・相談
5)組織を構成する人として
7.心が温かくな 1)渡辺和子著「忘れかけていた大切なもの」
る看護
をもとに全 4 章を 1 章ごとにグループデ
ィスカッション
2)グループごとの発表、意見交換
8.呼吸のフィカ 1)胸部のフィジカルイグザム
ルアセスメント
9.人工呼吸器の 1)人工呼吸器の管理
構造と取り扱い
2)人工呼吸器装着患者の看護
11
方法
4月
1.5 時間
(宮武)
講義
演習
4月
1.5 時間
(田所)
講義
演習
4月
1.5 時間
(宮地)
講義
4月
講義
1.5 時間
(大西)
5月
講義
4 時間
演習
(田辺、松本、
長尾、谷井、尾
上、米谷、菅)
5月
1.5 時間
(中村)
講義
5 、 7 、 9 、 11
月
各 1 時間
(長尾、山下、
三浦、尾上、町
川)
6月
1.5 時間
(山崎)
6月
1.5 時間
(長尾)
ディス
カッシ
ョン
講義
演習
講義
演習
10.看護者の倫理 1)看護者の倫理綱領
2)日々の実践の中から倫理上問題と思うこ
とについて検討(看護者の倫理綱領と照
らし分析)
→なぜ倫理的に問題か、背景は
→どうすればよいか
→専門職(看護師)としての態度・行動の
選択
11.優先度の判断 1)優先度の高いものとは何か
時間管理
2)判断の実際
3)時間管理
12.クリニカルパ 1)時代が求めるクリニカルパス(医療の質
スの使い方
の評価としてのクリニカルパス)
2)電子カルテのケアマップ
3)地域連携パス
13.看護診断・看 1)看護診断とは
護過程の展開
2)科学的根拠に基づく看護過程
カンファレンス 3)看護の質とメンバーの成長をねらったカ
ンファレンス
14.逝去時の対応 1)逝去時の対応
と病理解剖
2)病理解剖
6月
1.5 時間
(松本)
講義
ディス
カッシ
ョン
7月
1 時間
(尾上)
7月
1 時間
(菅)
講義
講義
9月
講義
4 時間
(三浦、谷井)
15.キャリア
ラダー
1)当院のキャリアラダー
2)申請の方法
16.看護観
1)1 年間の看護実践を通して看護観形成
10 月
1 時間
(松本)
10 月
1 時間
(藤本和)
1/28 提出
17.目標管理
コースまとめ
1)目標管理とは
2)目標管理シートの使い方
3)1年間を通してのまとめ
2月
1 時間(中村)
30 分(松本)
講義
講義
レポー
ト
講義
評価
評価表
5 段階評価とし、自己評価・他者評価を行う。評価は、部署指導者又はプリセプターが
行い部署長が確認する。
クリニカルラダーのレベル1認定
受講条件
新卒新採用者、希望者
12
強化研修
社団法人香川県看護協会「新人看護師のリフレッシュ講座」
6 月 22 日(日)講師:総合病院回生病院 副院長・看護部長 中村明美
2~3 年目の看護師
受講レポート提出。本研修以外の香川県看護協会の新人看護師研修は、選択受講とする。
修了認定
課題レポート、評価表、出席状況から担当者が判断する。
13
2008(平成20)年度 看護職考課表を基にしたクリニカルラダーレベル別到達目標
回生病院 看護部 2007.3.
項目
レベル1(新人)
レベル2(一人前)
レベル3(中堅)
レベル4(達人)
職務
領域経験年数
(めやす)
チームメンバー
基礎教育卒業
経験有の新採用
院内勤務交替
チームリーダー
2~4年
大きな個人差
3ヶ月
部署のリーダー
4~5年以上
大きな個人差
半年以上
認定看護師、ファースト・セカンド受講者、実習指導者
臨床看護実践能力
・看護実践において、支持を受け職務を遂行することができる・看護実践において、職務を遂行することができる
当該領域で4~5年以上
・看護実践において後輩のロールモデルとなり、後輩人材を
育成する
(看護過程を展開する能力) ・指導を受けながら、マニュアルに沿って、看護過程が展開 ・個別性を考慮した看護過程が展開できる
・状態に応じた判断と実践ができ、時宜を得て看護過程の修 ・専門性を発揮した、学究的な看護過程の展開ができる
できる
正や追加ができる
・院内研修で知識を深め、安全確実にベッドサイドケアができる ・院内外教育の学びを看護実践の場に活かす事ができる
・後輩・学生に指導的に関わる事が出来る
・看護の面白さが伝わる
・倫理的側面が理解できる
・倫理的決定を支える事ができる
・目標管理において、率先して行動する
・倫理的意志決定の場面でリーダーシップがとれる
・目標管理に基づく病棟運営が出来る
・倫理的側面のアセスメントができる
マネジメント(チーム能力)・組織機能を理解し、チームメンバーの役割と責任を果たすことが・部署の目標達成に連動した自己の目標を立案・実施する
できる
・チーム内に参加し、自分の考えを発言できる
・業務の優先度がわかり、1日の行動計画を立てることがで ・勤務場所全体の動きに目を向け、業務を調整出来る
きる
・チームリーダーの役割と責任を果たす事ができる
・トラブル発生時適切に対処できる
・看護単位における課題を明確化し、管理行動がとれる
・業務改善に創造的な意見を述べることができる
・カンファレンスに積極的に参加できる
・カンファレンスで問題提起し、解決のための方策を考えるこ ・看護単位の会議や係の推進役となる
とができる
・委員会活動や院外での活動に積極的に参加する
・病棟の理念・目標が理解でき、目標達成に向けて行動できる・他部門と協力し、経営目標達成のため実践できる
・看護業務を研究的視点でとらえ、主体的に取り組むことができ
・看護研究に向けて、自己の興味・疑問を探すことができる ・課題に研究的に取り組み、看護実践を振り返る事ができる ・看護研究をとおして看護を深める事ができる
る
・看護研究のメンバーとして役割がとれる
・看護研究のリーダーシップがとれる
・研究の指導・サポートができる
・部署の看護研究チームに協力できる
・院内・院外において看護研究を発表する
・看護研究を計画し、メンバーと取り組み指導することができ ・研究計画を立案し研究を進め発表できる
・院内看護研究発表会に参加する
る
・研究を臨床の場で応用し活用できる
・参考文献を集めることができる
・文献の検討から研究テーマを設定できる
・先行研究や文献などの情報をいつもキャッチしている
・看護部門の理念と目標を踏まえた自己目標にとりくむこと
・他部門との協働ができる
・他の模範となる行動がとれる
・組織の一員として規律を守り行動できる
ができる
・院内外の教育プログラムに積極的に参加し、伝達講習が ・自己の専門性を確立し、教育プログラムへ参画する
・計画された教育プログラム(1年目コース)に参加する
・自己のキャリア形成における目標を見出すことができる
できる
・学生・後輩の指導が出来る
・看護ケアの根拠と効果について学生に指導できる
・臨床実習指導者の役割が果たせる
・研修参加後の報告ができる
・チームのレベルアップを図るため、自己啓発に努める
・病棟の理念・目標が理解できる
研究
教育
院内継続教育コース
・病棟学習会に参加する
・病棟学習会に積極的に参加できる
・病棟学習会で新たな課題に向けた行動がとれる
・部署の学習会を積極的に運営することができる
1年目
2年目
救急看護
安全管理(香川県看護協会における5回コース)
3年目
安全管理
感染管理(香川県看護協会における2回コース)
プリセプター
感染管理
実習指導者講習会
マネジメント
糖尿病(専門分野)
院外研修
(香川県看護協会)
身に着けよう安全対策
新人看護師のリフレッシュ講座
急変時の対応と処置
ようこそ看護協会へ仲間づくりからはじめよう
学ぼう!フィジカルアセスメント
クレーマーをつくらない患者対応
NANDA看護診断の導き方
NANDA看護診断の使い方
看護研究・研究計画書と研究方法
看護研究・文献検索・プレゼンテーション
クリティカルケア 重症患者・家族の理解とケアにつながるアセスメント
脳血管疾患患者の回復に向けたリハビリテーション
ユニフィケーションを活かした専門外来
人工呼吸ケアとリハビリテーション
超高齢社会の認知症ケア
看護研究・研究データの取り方とパソコンを使った検定について 身近にみられる精神障害
コーチングスキル
軽度発達障害がある小児への対応
緊急時におけるアセスメントと看護
小児の救急看護
中堅ナースが輝く-職場のキーパーソン働き続けられる職場づくり
摂食嚥下と看護
栄養サポートチーム(NST)の導入と活動
ストレスマネジメント・タイムマネジメント
地域連携室から看護職に期待すること
女性の健康と代替療法
効果的な保健指導を実施するための企画
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組織づくり-職場文化をはぐくむ実習指導-みんなで学生を育てよう解説!診療報酬改定・看護関連法規の新情報
看護必要度-新情報を読み解く医療安全の基礎知識と事故発生時の対応
BSCをファシリテートする人的資源活用とバランスト・スコアカード
「レポート作成」実践編
ファーストレベル
セカンドレベル
研修を活性化するワザ
人を育てるエッセンス-OJT指導者を育てるトップマネジメントに役立つ看護管理
本年は、会場の都合により例年の各職種によるオリエンテーションはありません。
月日(曜)
時間
4.1(火) 8:30~10:00
10:00~17:00
内容
入社式
担当者
庶務課
筒井典子
接遇研修
(人・未来研究所所
長)
筒井典子
参加者
全職種
全職種
(人・未来研究所所
長)
全職種
就業規則説明・諸手続き
事務部長
全職種
4.4(金) 8:30~17:00
医療法・医療保険制度・安全管理・防災
事務部長
全職種
4.5(土) 8:30~10:00
新人教育プログラム・1年目コースの説明
松本美保子
看護部のみ
10:10~11:00
看護部の概要
中村明美
看護部のみ
11:10~13:00
看護部各部署の活動
病棟等各部署長 看護部のみ
図書室紹介
岬 由紀子
4.2(水) 8:30~17:00
接遇研修
4.3(木) 8:30~13:00
4.7(月) 13:00~13:50
看護部のみ
14:00~16:00
安全管理の基礎(ゴミの分別・個人情報含む宮地真希子
16:10~17:00
職能団体(看護協会等)の説明
三浦洋子
三好通子
看護部のみ
感染管理の基礎
田所笑美子
看護部のみ
4.8(火) 13:00~15:00
看護部のみ
15:10~16:00
心があたたかくなる看護への取り組み紹介 三浦洋子
看護部のみ
16:10~17:00
専門職業人として生き生きと
看護部のみ
山下 薫
※新採用者オリエンテーションは会場の都合により例年のオリエンテーションの
内容ができていないため「1年目コース」に繰り入れている。
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