<2010 年度 看護部メインテーマ> 1.患者の生活の質 - 回生病院

<2010 年度 看護部メインテーマ>
1.患者の生活の質(QOL)向上を目指し
知識・エビデンスに基づいた看護サービスを提供する
2.心が温かくなる看護の実践が感動のスパイラルとなる
社会医療法人財団大樹会
総合病院回生病院
看護部
2010. 4. 1
応募してくださる皆さまへ
我が国の医療は医療崩壊を食い止めることを目標として大きく動こうとしてい
ます。機能分化とともに、専門性や特徴を持った医療を、各部門がチームで推し進
めていくことが求められています。この役割を担って、患者主体の医療が提供でき
るように体制創りをしていくことは私たちの責務です。
当院は、急性期病院として、救急部、手術部、ICU・HCUなどの集中治療部
に力点を置いています。屋上にヘリポートを付設しているのもそのためであり、ま
ず救命、そして障害を残すことなく早期の健康回復を可能とする医療を目指してい
ます。このような医療は、地域の医療機関との連携なくしては成り立ちません。地
域の医療機関と連携しつつ、それぞれの力を発揮し、人々の健康づくりを推進して
いくシステムのなかで初めて機能するものであり、当院の地域医療支援病院の活動
に象徴されています。手厚い看護の実践のために7対1入院基本料を採用していま
す。そして、急性期病院への課題となっているDPC対象病院でもあります。一方、
国家的対策が求められている産科医療にも力点を置いています。将来は、産科に関
連した小児医療を充実する予定です。また、時代の要請となっている予防医療活動
の拠点として、健診センターを設置しております。地域住民の方々が、「ここにこ
んな病院があってよかった」と、思ってくださり、地域の財産として育てていただ
けることを願って、全職員が力を合わせて取り組んでいます。
看護部は、魅力ある職場創りとして、下記のように環境要因・動機付け要因の双
方を大切にして、職場をこの上なく愛し、誇りを持ち、温かい看護の実践者として
キャリア開発をしていく存在でありたいと願っています。
1.相互研鑚・自己研鑽して病院とともに成長していく看護職でありたい。
1)新採用看護職員(新人・中途採用者)に対して、
「教えることは学ぶこと」
の理念のもと丁寧なオリエンテーションと研修プログラムを展開する。
2.生涯、働きつづけられる職場でありたい。
1)ワーク・ライフ(仕事と私生活)バランスを大切にする。
それぞれの勤務時間終了時に終業する。
7対1患者対看護職の高配置基準を維持する。
リフレッシュ休暇を活用する。
2)子育てと仕事を両立する。
院内保育所を活用する。
子育てができる職場にする。
フレキシブルな勤務体制を組む。
(ヘリポート)
3)お互いに思いやりを持ち、良い人間関係を保ち、生き生きと働く。
3.一人ひとりのやりがいを支援する職場でありたい。
1)個を認め、大切にする風土をまもる。
2)「真実の瞬間」の価値を皆が理解し実践する。
3)自己のキャリア開発を行う職員への支援を行う。
1
名 称
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院
所在地
〒762-0007
香川県坂出市室町3丁目5番28号
電
(0877)46-1011(代)
話
FAX
(0877)45-6410
ホームページ http://www.kaisei.or.jp/
(地域医療支援病院認可)
(募集についてはホームページにも掲載しています)(2006 年 7 月 21 日 四国新聞掲載)
代表者名
理事長
松浦一平
院 長
白川洋一
副院長
看護部長
三浦洋子
(岡山県児島と坂出を結ぶ瀬戸大橋)
(新生児室)
(スタッフステーション)
見学は随時受け付けていますが、事前にご連絡ください
連絡先
TEL 0877-46-1011(代表)
2
内線 2463 (人事担当係)
病床数等について
(1) 402 床
一般病棟(8 単位)293 床
(ICU)
6 階 B 病棟(内科、整形外科、眼科病棟)46 床
3 階病棟(脳外科病棟)32 床
7 階 A 病棟(内科(一般・心臓血管)、整形、
4 階病棟(外科系病棟)34 床
婦人科病棟)43 床
5 階 A 病棟(整形外科病棟)47 床
5 階 B 一般病棟(整形外科病棟)22 床
7 階 B 病棟(内科)44 床
8 階病棟(産科病棟)25 床
集中治療室(ICU)8 床(2002.7.1 稼動)
ハイケアユニット治療室(HCU)16 床(2004.9.1 稼動)
5 階B病棟(亜急性病棟)34 床(2006.7.1 稼動)
6 階A病棟(精神科病棟)51 床(2007.6.16 稼動)
(2)入院基本料等
一般病棟:7 対 1 入院基本料(2006 年 7 月 1 日認可)
集中治療室(ICU)
:特定集中治療室管理料
ハイケアユニット治療室(HCU):ハイケアユニット入院医療管理料
亜急性期病棟:亜急性期入院医療管理料
精神科病棟:精神病棟入院基本料(15 対 1 入院基本料)
1 日平均患者数(平成 20 年度)外来 443 名、透析 28 名、入院 337 名
平均在院日数 14 日
(3)診療科数…29 科
(4)職員数(2010 年 4 月 1 日現在)
医師 65 名(うち研修医 5 名)
、看護師 320 名、保健師 5 名、助産
師 11 名、准看護師 14 名、看護補助者 7 名、理学療法士 19 名、作
業療法士 14 名、言語聴覚士 6 名、薬剤師 17 名、臨床放射線技師
13 名、臨床検査技師 24 名、精神保健福祉士 2 名、臨床心理士 1 名、
社会福祉士 3 名、司書 1 名、その他合計 613 名
(5) 1999 年 5 月「一般病院B」では
県内初の(財)日本医療機能評価
機構の認定を取得し、2009 年 4 月
3 回目の再審査受審する
2006 年 7 月県内第一号として地域医療
支援病院として認可される
2007 年 11 月臓器移植提供施設として
認可される
(社会医療法人認可)
2008 年 10 月県内第一号、社会医療法人
(2008 年 9 月 10 日 四国新聞掲載)
として認可される
2008 年 10 月屋上ヘリポート使用開始
3
勤務等について
一般病棟・ICU・HCU・亜急性期病棟
精神科病棟
2 または 3 交代
日勤 8:30~17:15
準夜勤務 16:30~1:15
深夜勤務 0:30~9:15 (2008.9.1~改定)
木・土曜日 13 時までの変則週休 2 日制
休息・休憩時間 60 分
看護方式
モジュール型継続受持方式
電子カルテシステム導入
(2006 年 5 月 22 日フル稼動)
待遇について
基本給
(継続教育コース「1年目」)
看護師
看護大学卒業
(2010.4.1 付 改定)
3年課程看護学校
2年課程看護学校
保健師・助産師
看護大学卒業
3年課程看護学校卒業後取得
2年課程看護学校卒業後取得
ボーナス
年 2 回(2009 年度の場合 4.5 ヶ月)
休 暇
有給休暇
初年 13 日
冠婚葬祭その他特別休暇制度あり
その他
育児介護休業制度あり
保育所あり
交通費支給
(2009 年 4 月 1 日新卒採用者 19 名、既卒採用者 3 名)
(屋上ヘリポートにて)
4
239,800 円
231,600 円
223,700 円
239,800 円
239,800 円
231,600 円
回生病院理念
皆さまに愛され信頼される病院を目指します
基本方針
1.私たちは、質の高い救急医療を提供します
2.私たちは、保健・医療・福祉施設と連携を図ります
3.私たちは、思いやりのある医療を実践します
(救急室)
2010 年度の重点活動
1.病院部門
病院建物の大きな改修工事は予定しない
小規模な改修は必要に応じて実施
2.施設部門
治験センターの整備
メンタルヘルス科及び同科病棟の整備
精神疾患身体合併拠点病院として機能
総合健診センターの拡充
災害拠点病院の申請
(救急患者搬入時の一場面)
3.医療提供体制の整備
心臓・血管センターの拡充
糖尿病センターの拡充
がん診療体制の強化
4.経営の効率化
ベッドコントロールの強化、
(防災ヘリコプターの飛行・離発着訓練)
病床利用率の平準化
(2008 年 9 月 4 日 四国新聞掲載)
外来診療の強化
病児保育の開始
職員研修費用に対する補助制度の明文化
5
看護部理念
一人ひとりが「真実の瞬間」を実践し、顧客満足を高めます
看護部方針
1.患者さま・ご家族の尊厳と価値を尊重します
2.患者さまの身体的・精神的・社会的自立を支援します
3.看護の Science と Art を大切にします
2010 年度看護部の重点目標
≪メインテーマ≫
患者の生活の質(QOL)向上を目指し
知識・エビデンスに基づいた
看護サービスを提供する
心が温かくなる看護の実践が
感動のスパイラルとなる
(看護部長・部署長一同)
1.エキスパートの育成
1)認定看護師等による継続教育コースの展開
2)有資格看護師育成教育
3)臨床実践教育
2.医療の質向上
1)クリニカルラダーの展開
2)目標管理の実践
3)チーム医療の展開
3.人材教育
1)新卒新人の教育と研究
2)中途採用者の教育と研究
3)看護実習生の教育と研究
4.リーダーの成長
1)アートとアカデミック性の追究
5.患者・職員満足度向上
1)心が温かくなる看護-その 4 の展開
2)患者満足度の向上
6.看護部組織づくり
(当院入院患者さまの喜びの退院場面)
1)看護観・倫理観の教育
(2006 年 6 月 6 日 四国新聞掲載)
2)活き活き組織の創生
6
7.地域連携活動展開
1)連携の推進定着
2)高齢者栄養サポート
3)褥瘡予防とケア研究
4)救急 5)子育て支援
6)合同看護研究発表会
7)公開講座・出張講座
8.組織の特性を生かした
1)時間管理
2)リフレッシュ休暇の推進
3)子育て支援
(2008 年 9 月
日本看護協会ニュース掲載)
※協会ニュース 9 月号で短時間勤務正職員制度の実態について『看護職のワーク・ライ
フ・バランス
現場からのリポート』として採り上げられる。(右上記事)
委員会活動
部署長会
継続教育委員会
係長会
看護記録委員会
安全対策委員会
看護研究委員会
実習指導研究委員会
心が温かくなる看護推進会
(心が温かくなる看護発表会)
継続教育コース
1年目(P10~参照 例示しています)
2年目
3年目
プリセプター
安全管理
感染管理
救急看護
がん性疼痛看護
糖尿病(基礎編)
専門分野(糖尿病)
ステップアップ
(看護部継続教育コース「1年目」
)
看護マネジメント
※「1年目」「2年目」「3年目」
「プリセプター」は該当者必修受講コース
7
1.看護職員教育の趣旨
看護職員教育は、組織の理念を達成する人材を育成するものである。専門職業人は、そ
もそも自己責任のもとにその専門性を高めることが求められている。この自己責任を支援
する位置付けとして将来を見据えた緻密な計画のもとに職員教育を実践したい。
急性期病院としての医療の質を上げるために関連領域の認定看護師の誕生にとりくんで
いる。感染管理、救急看護、看護管理に続きがん性疼痛認定看護師が誕生予定である。引
き続き、集中ケア・がん化学療法・緩和ケア・糖尿病・皮膚排泄ケア・摂食嚥下など 2011
年度中開講予定をあわせ 21 分野の認定看護師の誕生を期待している。
看護職員教育にあたり、人間の持つ潜在的な力を重視した Empowerment の概念を重要
視したい。Empowerment とは、辞書によると「力や権力を与えること、能力を与えるこ
と、可能にすること」と定義され、「個人が自己の生活をコントロール・決定する能力を
開発していくプロセス」を意味する用語としてリーダーシップの取り方、看護の働きかけ
の在りかたとして注目されている。Gibson は Empowerment 現象が起きる先行条件とし
て次の6つをあげている。これらは看護者と対象者の関係で説明しているが、教育を提供
する者と対象者の関係に置き換えてとらえていただきたい。
①人間は、自分自身の健康に根源的に責任を負う。すなわち健康はその個人のものであ
る。個人の健康は医師や看護師や病院が支配するものではないが、看護者や医師は個
人の健康を促進することには責任を負う。しかし、彼ら個人の健康を独占し、専売す
るわけではない。
②個人の成長する力、自己決定する力は尊重されなければならない。情報や援助が必要
なときもあるが、人間は自分で決定し、自己の福利のために行動する能力を有してい
る。
③人間は自らを Empower するのであって、保健医療従事者が人を Empower すること
は出来ない。しかし、人々がコントロール感と Self-efficacy を獲得し強化できるよう
に、看護者が資源を提供し開発していくことはできる。
④医療従事者は、対象者をコントロールしようとする欲求を放棄し、対象者との協力関
係を形成し、対象者のニードを優先していく必要がある。すなわち対象者の参加に価
値を置き、自分たちとは異なる決定をも受け入れていくことが重要である。
⑤Empowerment が生じる条件は、ヘルスケア提供者と対象者とに相互尊敬の念が存在
していることである。その関係は片方が劣っている、十分能力がない、優れている、
より能力があるというものではない。双方に力を有し、双方に利益がある関係である。
すなわち医療従事者も対象者も共に参加する関係、協働関係である。
⑥Empowerment 過程の必要条件は信頼である。
(野島佐由美:エンパワーメントに関する研究の課題と動向,看護研究,29(6),1996.)
2.看護職員教育の目的
一人ひとりの能力開発により専門性を高め、質の高い看護を提供するとともに職務満足
を得る。
3.看護職員教育の目標
1)基礎的看護実践能力を身につける。
2)専門性を高める。
3)リーダーを育成する。
4)看護実践の場での看護研究の能力を高める。
5)組織目標を達成する。
9
1年目(例示
目
2010 年度)
的
看護専門職としての必要な姿勢と、知識に基づく技術的な側面、管理的側面を統合し、臨
床実践
能力を向上させる。
目
標
1.組織の目標が理解でき、組織人としての自覚ある行動がとれる。
2.実践現場で安全・安楽な看護技術の実践ができる。
1)対象の健康レベルに応じた提供技術の目的の理解
2)必要物品と使用方法ならびに使用物品の管理
3)セーフティマネジメントの視点の理解
4)実施後の片付け(廃棄物処理を含む)
5)実施前・中・後の観察や患者の反応の把握の重要性
6)実施後の看護記録の重要性
3.専門職業人としての責務を理解し、実践に生かせる。
4.患者への説明と同意、意思決定支援ができる。
5.日々の実践から看護の根底となる看護観を深める。
6.看護診断の理解と、科学的根拠に基づく看護過程の展開ができる。
7.心が温かくなる看護を探求する。
展
開
担当者:松本美保子他課長・係長
時間数:講義 25 時間
展開期間:1 年間
修得方法
1.看護技術基本項目の到達目標チェック表について
1)項目:厚労省の看護技術基本項目を基本とする。
2)形式:厚労省の看護技術基本項目を参考に作成した評価表を使用する。評価時期
は 3 か月後、6 か月後、12 か月後とする。
3)到達時期:卒後 1 年間
4)配属部署での指定技術の実施・評価を同一指導者が行う。
5)未経験項目を急性期系・外科系・内科系・整形外科系のグループに分けて 9 月か
らローテーションし、他部署を 1 週間程度経験する。
実施・指導する。
5月からは夜勤導入の為、火・水曜を日勤とし修得する。
2.OSCE(客観的臨床能力試験)の技法での評価(8 月頃に実施)
3.集合教育における教育内容(別紙参照)
10
主題
内容
1.褥瘡予防と
看護
1)患者の状況と発生要因、危険因子の評価
2)褥瘡看護計画と評価
3)褥瘡予防及び治療・処置の実際
4)ポジショニングの方法
5)褥瘡対策マニュアルの活用
2.院内感染防 1)院内感染の基本的な考え方
止
2)スタンダードプリコーションの実際
3)看護ケアと感染防止
4)院内感染予防の実際
5)院内感染防止マニュアル
3.安全管理
1)危険予知トレーニング、ヒューマンエラ
ーとは
2)院内安全対策マニュアルの活用
4.薬剤の知識 3)出来事報告書事例の分析と対策
1)薬剤の知識と管理について
(抗生物質、インシュリン製剤、麻薬、毒薬、
劇薬、血液製剤など)
5.望ましい組織 1)組織とは
人
2)当院の組織
3)組織人の相互依存(チーム医療)
4)連絡・報告・相談
5)組織を構成する人として
6.心が温かくな 1)渡辺和子著「忘れかけていた大切なもの」
る看護
をもとに全 4 章を 1 章ごとにグループディ
スカッション
2)教本を事前に抄読し意見を持って参加
3)グループごとの発表、意見交換
4)レポートによる振り返り
7.救急蘇生法 1)救急蘇生法の実際
8.人工呼吸器の 1)人工呼吸器の管理について
構造と取り扱 2)人工呼吸器装着患者の看護について
い
9.看護者の倫理 1)看護者の倫理綱領
2)日々の実践の中から倫理的視点で問題と
考えること
について検討(看護者の倫理綱領と照らし
分析)
→なぜ倫理的に問題か、背景は
→どうすればよいか
→専門職(看護師)としての態度・行動
11
時間
方法
4月
1.5 時間
(宮武)
講義
演習
4月
2 時間
(香川)
講義
演習
5月
1.5 時間
(三好)
1 時間
(辻)
講義
6月
講義
1.5 時間
(看護部長)
6、8、10、
12 月
各 1 時間
(山下、尾
上、町川、松
本)
6月
2 時間
(山崎)
1.5 時間
(松本)
ディス
カッシ
ョン
6月
1.5 時間
(田所、池
内、松本)
講義
ディス
カッシ
ョン
講義
演習
講義
主題
内容
時間
10.クリニカル 1)時代が求めるクリニカルパス(医療の質 9月
パスの使い方
の評価としてのクリニカルパス)
1 時間
2)電子カルテのケアマップについて
(菅)
3)地域連携パスについて
11.看護診断・ 1)看護診断とは
10 月
看護過程の展 2)科学的根拠に基づく看護過程
4時間
(谷井)
開
3)カンファレンスについて
カンファレン
ス
12.逝去時の対 1)逝去時の対応
11 月
応と病理解剖 2)病理解剖について
1 時間
(松本・竿
尾)
13.キャリア
1)当院でのキャリアラダーについて
12 月
ラダー
2)申請の方法について
1 時間
(藤本和)
14.看護観
1)1 年間の看護実践を通して自分の看護観を 1/28 提出
振り返る
15.目標管理に 1)目標管理とは
2月
ついて
2)目標管理シートの使い方について
1時間(看護
コースまとめ 1)1 年間を通してのまとめ
部長)
30 分(松本)
方法
講義
講義
講義
講義
レポー
ト
講義
評価
評価表
5 段階評価とし、自己評価・他者評価を行う。評価は、部署指導者又はプリセプタ
ーが行い部署長が確認する。
クリニカルラダーのレベル1認定
受講条件
新卒者は全員
強化研修
1)社団法人香川県看護協会「フレッシュナース交流会」
4 月 16 日(金)10:00~12:00 講師:香川県看護協会会長、香川県看護連盟会長
2)社団法人香川県看護協会「フィジカルアセスメント(基礎編)
」
4月 17 日(土)講師:名古屋市立大学看護学部 講師 原沢優子
1)、2)を受講し 1 週間以内でレポート提出。形式は自由。
1)
、2)以外の香川県看護協会の新人看護師研修は、選択受講とする。
12
1.患者の生活の質(QOL)向上を目指し
知識・エビデンスに基づいた看護サービスを提供する
2.心が温かくなる看護の実践が感動のスパイラルとなる
1
年
目
2
年
目
3
年
目
心が温かくなる看護推進会
実習指導研究委員会
プリセプター
安
全
管
理
感
染
管
理
救
急
看
護
安全対策委員会
看護研究委員会
看護記録委員会
がん性疼痛看護
糖尿病(基礎編)
係
専門分野(糖尿病)
ステップアップ
看護マネジメント
継続教育委員会
部署長会
誇り
信念
おかげさまで あたたかさ
ほほえみ
連携
信頼
クイックレスポンス
情報
継続
恩人
安全
自律
人と地球へのやさしさ
満足
尊敬
8
長
会
合同オリエンテーション(2010年度、全職種対象)
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院
月日(曜)
時間
内容
担当者
集合(ロッカー・ユニフォーム配布)
庶務課
三好、山本
9:00~9:45
入社式
庶務課
永安、三好
10:00~17:00
接遇研修
筒井 典子
4.2(金) 8:30~17:00
接遇研修
筒井 典子
4.3(土) 8:30~10:00
採用時の諸手続き
庶務課
永安、三好
10:10~11:00
就業規則の説明・各種届出説明
庶務課
永安、三好
11:10~11:30
図書室について説明
図書室 岬
11:30~12:00
名札・ICカード用写真撮影
名札
ICカ ド用写真撮影
庶務課
永安 三好
永安、三好
12:00~13:00
人権啓発ビデオ上映
庶務課
永安、三好
医療法、医療保険制度の概要
病院の組織機構
大平事務部長
9:00~10:20
健康保険等の手続
庶務課 永安
10:30~11:00
防災機器説明
施設管理
橋本、近藤
11:00~11:40
DPCについて
診療情報管理室
久保
11:40~12:00
採用時提出書類確認
庶務課
永安、三好
13:00~13:50
114銀行PR
14:00~15:20
安全管理研修
鎌田CEO
安全管理 三好
15:30~16:30
HIV感染の対応について
内田名誉院長
16:30~
各部署案内
4.1(木) 8:15~
4.5(月) 8:30~9:00
(人・未来研究所所長)
(人・未来研究所所長)
庶務課
永安、三好
2010.4.1
14
看護部オリエンテーション(2010年度)
目 的
専門職業人として自覚と責任を持って職場に対応できるための基礎的事項を学ぶ。
目 標
1.組織の基本方針・活動を理解する。
2.質安全の向上への活動の実際から安全管理の視点を学ぶ。
3.感染予防の原則を学ぶ。
4.職員としての心構えと専門職業人としての課題と目標を見出す。
5.電子カルテの構造・取り扱いを理解するとともに看護の理念をマスターに
どのように反映させているかを知る。
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院 看護部
月日(曜)
時間
4.6(火) 8:30~10:30
10:40~12:30
内容
担当者
採用時健康診断
看護部活動計画の説明
組織全体・看護部の活動概要
看護部各部署の活動紹介
三浦 洋子
(一般外来、救急、透析、手術室、ICU、HCU、3階、4階、
5A、5B、6A、6B、7A、心カテ、7B、8階、健診センター、治
験支援センター)
部署長
看護者の倫理綱領・倫理
田所 笑美子
9:40~12:00
各種規定集・マニュアル集の説明
池内 眞理子
13:00~15:00
感染予防
田所 笑美子
15:10~16:00
心が温かくなる看護の取り組み
尾上 由美
16:10~17:10
地域支援病院の取り組み
西紋 信子
新人教育プログラム
松本 美保子
プリセプター制度
町川 悦子
13:30~17:10
4.7(水) 8:30~9:30
4.8(木) 8:30~12:00
12:10~13:00
4.9(金) 8:30~16:00
16:10~17:10
4.10(土)8:30~9:50
電子カルテの運用(全体、記録、外来)
看護協会・看護連盟の説明
山下 薫
菅 尚子
米谷 小百合
富田 まり子
小林 由美
三好 通子
継続教育・クリニカルラダー
藤本 和代
10:00~11:00
クリニカルパス運用状況
平田 由奇子
11:10~12:10
病院で働く職種と主な活動(地域連携を含む)
藤本 智代
12:20~13:00
まとめ
三浦 洋子
2010.4.1
15
目 標
新採用者が組織の一員として、生き生きと「真実の瞬間」を実践できることを目指す。
プログラム
社会医療法人財団大樹会 総合病院回生病院 看護部
日 時
内 容
準備物
担当者
月 日( )
病院の取り組み
看護部運営計画(一人一冊)
会場:
看護部の取り組み
看護部運営計画(一人一冊)
看護と倫理・回生病院勤務心得
接遇マニュアル(一人一冊)
安全管理
当院マニュアル(一人一冊)
専門職と職能団体活動
※期日変更
感染管理
当院マニュアル(一人一冊)
看護基準・看護手順
当院マニュアル(一人一冊)
看護部規定集
当院マニュアル(一人一冊)
月 日( )
継続教育とクリニカルラダー
看護部運営計画(一人一冊)
会場:
新人教育
看護部運営計画(一人一冊)
月 日( )
会場:
当院のプリセプターシップ
看護実習生・インターンシップ
心が温かくなる看護への取り組み
看護部運営計画(一人一冊)
専門職と看護研究
地域連携活動
看護部運営計画(一人一冊)
7対1入院基本料と看護
月 日( )
図書室紹介
会場:
看護と倫理
看護者の倫理綱領
組織人として働くことの意味、人
間関係
電子カルテの構造
電子カルテマニュアル(一人一冊)
看護処置マスター
電子カルテマニュアル(一人一冊)
看護指示マスター
電子カルテマニュアル(一人一冊)
入退院・食事
電子カルテマニュアル(一人一冊)
看護診断
電子カルテマニュアル(一人一冊)
看護記録
電子カルテマニュアル(一人一冊)
セキュリティと個人情報の取り扱い
電子カルテマニュアル(一人一冊)
DPCと入退院の取り扱い
まとめ・調整
2008.8.20
注)1.受講者は勤務扱いとする。 2.全て受講する。 3.早く終われば、次のプログラムを実施し、時間を大切に使う。
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2010(平成22)年度 看護職考課表を基にしたクリニカルラダーレベル別到達目標
回生病院 看護部 2007.3 2008.4 2009.4
項目
レベル1(新人)
レベル2(一人前)
レベル3(中堅)
レベル4(達人)
職務
領域経験年数
(めやす)
チームメンバー
基礎教育卒業
経験有の新採用
院内勤務交替
チームリーダー
2~4年
大きな個人差
3ヶ月
部署のリーダー
4~5年以上
大きな個人差
半年以上
認定看護師、ファースト・セカンド受講者、実習指導者
臨床看護実践能力
・看護実践において、支持を受け職務を遂行することができる・看護実践において、職務を遂行することができる
当該領域で4~5年以上
・看護実践において後輩のロールモデルとなり、後輩人材を
育成する
(看護過程を展開する能力) ・指導を受けながら、マニュアルに沿って、看護過程が展開 ・個別性を考慮した看護過程が展開できる
・状態に応じた判断と実践ができ、時宜を得て看護過程の修 ・専門性を発揮した、学究的な看護過程の展開ができる
できる
正や追加ができる
・院内研修で知識を深め、安全確実にベッドサイドケアができる ・院内外教育の学びを看護実践の場に活かす事ができる
・後輩・学生に指導的に関わる事が出来る
・看護の面白さが伝わる
・倫理的側面が理解できる
・倫理的決定を支える事ができる
・目標管理において、率先して行動する
・倫理的意志決定の場面でリータ ーシッフ がとれる
・倫理的意志決定の場面でリーダーシップがとれる
・目標管理に基づく病棟運営が出来る
・倫理的側面のアセスメントができる
マネジメント(チーム能力)・組織機能を理解し、チームメンバーの役割と責任を果たすことが・部署の目標達成に連動した自己の目標を立案・実施する
・チーム内に参加し、自分の考えを発言できる
・業務の優先度がわかり、1日の行動計画を立てることがで ・勤務場所全体の動きに目を向け、業務を調整出来る
きる
・チームリーダーの役割と責任を果たす事ができる
・トラブル発生時適切に対処できる
・チームのレベルアップを図るため、自己啓発に努める
・カンファレンスに積極的に参加できる
できる
・カンファレンスで問題提起し、解決のための方策を考えることができる
・病棟の理念・目標が理解でき、目標達成に向けて行動できる・他部門と協力し、経営目標達成のため実践できる
・看護研究に向けて、自己の興味・疑問を探すことができる ・課題に研究的に取り組み、看護実践を振り返る事ができる ・看護研究をとおして看護を深める事ができる
・看護研究のメンバーとして役割がとれる
・看護研究のリーダーシップがとれる
・部署の看護研究チームに協力できる
・病棟の理念・目標が理解できる
研究
・看護単位の会議や係の推進役となる
・委員会活動や院外での活動に積極的に参加する
・看護業務を研究的視点でとらえ、主体的に取り組むことができ
る
・研究の指導・サポートができる
・研修参加後の報告ができる
・病棟学習会に参加する
・病棟学習会に積極的に参加できる
・病棟学習会で新たな課題に向けた行動がとれる
・部署の学習会を積極的に運営することができる
1年目
2年目
救急看護
看護マネジメント
3年目
安全管理
プリセプター
感染管理
・参考文献を集めることができる
・組織の一員として規律を守り行動できる
・計画された教育プログラム(1年目コース)に参加する
計画された教育プ グラム(1年目
ス)に参加する
院内継続教育コース
・業務改善に創造的な意見を述べることができる
・看護研究を計画し、メンバーと取り組み指導することができ ・研究計画を立案し研究を進め発表できる
る
・研究を臨床の場で応用し活用できる
・文献の検討から研究テーマを設定できる
・先行研究や文献などの情報をいつもキャッチしている
・看護部門の理念と目標を踏まえた自己目標にとりくむこと ・他部門との協働ができる
・他の模範となる行動がとれる
ができる
・院内外の教育プログラムに積極的に参加し、伝達講習が
・院内外の教育プログラムに積極的に参加し
伝達講習が ・自己の専門性を確立し、教育プログラムへ参画する
・自己の専門性を確立し 教育プログラムへ参画する
・自己のキャリア形成における目標を見出すことができる
自己のキ リア形成における目標を見出す とができる
できる
・学生・後輩の指導が出来る
・看護ケアの根拠と効果について学生に指導できる
・臨床実習指導者の役割が果たせる
・院内看護研究発表会に参加する
教育
・看護単位における課題を明確化し、管理行動がとれる
・院内・院外において看護研究を発表する
ステップアップ
院外研修
(香川県看護協会)
フレッシュナース交流会
フィジカルアセスメント(基礎編)
身につけよう!医療安全
急変!その時の対応と処置
学ぼう!感染管理の基礎
糖尿病(基礎)
H22年度診療報酬改定について
摂食・嚥下障害をもつ患者の看護
日常ケアに活かす 眼科の最新知識
ファシリテーション入門
シリ ズ「糖尿病看護」
シリーズ「糖尿病看護」
臨床における看護研究の進め方 看護研究における事例研究 シリーズ「がん看護」
看護過程の展開
子ども虐待防止ストラテジー
転倒予防 高齢者指導に役立つ知識と実践プログラム 事故発生時の対応
呼吸理学療法
更年期障害
脳卒中地域連携パス
自殺対策
医療現場を悩ますクレーム・暴力のマネジメント
エンゼルメイク
小児救急 看護のポイント
リエゾン精神看護 患者ケアとナース支援の為に
すこやかな老いをめざして認知症とその予防
レポートの書き方
効果的なプリセプターシップ
看護技術としてのタッチング
実践に活かすフィジカルアセスメント
手術看護
医療経済論
看護必要度と適正な人員配置 病床管理の実際
問題解決技法
ナースのキャリア開発支援
看護倫理 実践におけるジレンマ
看護倫理 実践におけるジレンマ
医療スタッフ間の対人関係
医療安全管理者養成研修
フォローアップ
医療安全管理者交流会
感染管理
ファーストレベル
セカンドレベル
認定看護管理者研修 フォローアップ
働き続けられる職場づくりいきいきと働くためのシフトワークのコツ 実習指導者講習会
災害看護フォローアップ
認定看護師教育課程「救急看護」
災害医療と看護 基礎編
生活をつなぐ退院支援 スムーズな地域連携のために
腰痛予防 女性の健康と骨盤ケア
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