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第六次総合計画 施策評価シート(平成25年度)
2-⑦
施策
安心して働き続けられる就業環境と雇用対策の充実を図る
担当部局
文化産業局
【躍 動】
めざすまちの姿
若者の働く場所があり,生計を立てられ,将来の見通しがもてている
市の基本方針
●経済的自立を促進するため,若者が学校から職業に,また,意欲と能力に応じ,非正規雇用から正規雇用に円滑に移行できるよう,公共職業
安定所など労働関係機関と連携・協力して,働く意欲のある人への職業能力の開発などの人材養成を支援し,雇用を促進するとともに,働く場の
情報を広く提供します。
●中小企業における従業員の福利厚生の向上など,だれもが安心して働き続けられる労働環境づくりや勤労者福祉の充実を図ります。
数値目標
まちづくり指標
目指す
方向性
仕事,結婚など自分の将来の人生設計に不安を感じる若者(16
歳~34歳)の割合
算出
方法
市民アンケート調査における属性で,16歳~34歳の人で,「自
分の将来の人生設計(仕事,結婚など)に不安を感じますか。」
という設問に対して,『感じる』『どちらかというと感じる』と回答した
人の割合。
まちづくり指標
分析
目指す
方向性
若者(16歳~34歳)の未就業率
算出
方法
市民アンケート調査における属性で,16歳~34歳の人で,『無
職』と回答した人の割合。
分析
基準値
H21
実績値
H23
実績値
H24
75.3 %
74.8 %
75.7 %
(n=296)
(n=170)
(n=177)
目標値(めざそう値)
H23
基準値か
らの傾向 からの傾向
H27
H32
58 %
42 %
●H24の実績値は,H21(基準年)に比べ,0.4ポイント上がり,H23(前年度)に比
べ,0.9ポイント上がった。
【「まちづくり指標」アンケート調査結果報告書P19】
●年代別では,16~19歳が64.6%,20歳代が74.7%,30~34歳が87.0%となり,
年齢が高くなるにつれて将来への不安をより顕著に自覚する傾向が見られる。
基準値
H21
実績値
H23
実績値
H24
4.7 %
6.5 %
3.4 %
(n=296)
(n=170)
(n=177)
目標値(めざそう値)
H23
基準値か
らの傾向 からの傾向
H27
H32
3.3 %
2.4 %
●H24の実績値は,H21(基準年)に比べ,1.3ポイント下がり,H23(前年度)に比
べ,3.1ポイント下がった。
●他の年代と比較したところ,35~39歳の2.7%,50歳代の2.2%より高く,40歳代
の6.8%より低い値であった。
●未就業率の減少は,有効求人倍率が通年で1.0を上回るなど雇用情勢の改善
に連動していると思われる。
施策を推進する主な事業の評価
区分
事業名
目的/平成24年度の主な実績/今後の方向性
H24年度
決算額
(千円)
倉敷市若年者就労支援事業
●求職者と受入企業の相互理解を深めながら,常用雇用を拡大することを目的に実施した。
●体験就業の機会を確保することで,新規の若年求職者20名を含む計23名を期間内で雇用するとと
もに,15名が期間終了後も雇用が継続することとなった。
●事業規模の拡大を検討する。
32,334
就業・生活相談事業
●求人情報の提供やハローワーク職員の巡回相談を通じて,就業や生活の相談・支援を図ることを目
的に実施した。
●市と国が共同設置した玉島支所内の「ワークプラザたましま」で20,087人,水島支所内の「職業情報
提供コーナー」で13,450人,「倉敷市内職あっせん所」で762人の利用があった。
●H25中に,職業情報提供コーナーの就労相談機能を強化し再編したうえで継続実施する。
9,553
中小企業勤労者等福利厚生事業
●中小企業勤労者の総合的な福利厚生の促進を目的に実施した。
●「倉敷市勤労者福祉サービスセンター」の運営費を補助することで,センターへの加入事業所数は
1,045件,会員数も6,216人と過去最大の実績となった。また,中国労働金庫を通じて勤労者への生活 218,885
資金を融資した実績は400件に達した。
●継続して実施する。
勤労者福祉施設管理運営事業
●市内勤労者福祉施設を広く市民に開放し利用を促し,勤労者の福祉や健康の増進を図ることを目的
に実施した。
●倉敷労働会館,水島勤労福祉センター,水島勤労青少年ホーム,倉敷勤労者体育センターの計4
40,756
施設における延利用者数は139,513人となり,H23.9末に閉館した2施設の実績を除くと,前年度より
0.1%増となった。
●H25.9末に水島勤労青少年ホームが閉館するが,その他の施設は継続して実施する。
支援制度等広報事業
●求職者や雇用促進等に取り組む事業者に向けた支援制度や,安心・安全な職場づくりに資する情報
を提供して,市内企業における労務環境の改善を図ることを目的に実施した。
●岡山労働局やハローワーク,県担当課など関係機関から配信される制度や情報などを,広報紙や
ホームページへ掲載するとともに,所管施設等で周知するなど広報活動に努めた。
●今後も周知媒体等を見直しながら継続して実施する。
-
市民の重要度・満足度 【H25.5実施 無作為抽出した市民2,000人に対するアンケート調査結果 有効回答者数=758人】
※施策の重要度と満足度について,それぞれ5段階で評価してもらうアンケート調査。
偏差値
領域
重要度(高)
A
+
重要度
満足度
60.10
40.24
85
●重要度に見合った満足度が得られていない(A)
●重要度が平均値より高い(+)
80
75
70
【グラフの見方】
65
60
満
足
度
(
低
)
55
+
50
45
40
-
A
A:重要度に見合った
満足度が得られていない領域
B:重要度に見合った
満足度が得られている領域
C:重要度に見合う以上の
満 満足度が得られている領域
(B+)
足
(C+) 度 ※ 以上の3つの領域を,さらに2つ
に分割(3×2領域)
(
高 +:重要度が平均値より高い部分
-:重要度が平均値より低い部分
)
重要度(高)
B
35
+
C
-
30
25
満
足
度
(
高
)
+ A
-
満
(A+)
足
度
( (A-)
低
(B-)
)
B
(C-)
20
15
15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 85
重要度(低)
C
A+,A-,B+,B-,C+,C-
A+:重要度が高く,
その重要度に見合った
満足度が得られていない領域
重要度(低)
市民が考える取組みの優先度 【H25.7実施 市民モニターのうち希望者213人を対象としたアンケート調査結果 有効回答者数=163人】 ※作成途中の本シートを見てもらった上で,総合計画に規定する市の基本方針(取組みの基本的な方向性)の中から,施策の推進にあたり,市が最も優先的に取り組むべきと考
えるもの1つを選択してもらうアンケート調査。
課題
●有効求人倍率など,一部の経済・雇用情勢は改善傾向にあるものの,国内需要の低迷や海外経済の減速などにより先行きは不透明である。この
ような中,雇用のミスマッチなどの課題も継続しており,回復が遅れている新規大学等卒業者を中心とした若年者雇用の促進に向けた取組みが必
要である。
●勤労者福祉施設が老朽化しており,施設のあり方を検討する必要がある。
今後の取組み方針
●若年者を中心に研修と体験就業を通じて,正規就労に結びつける若年者就労支援事業を実施する。
●求人・求職マッチング機能の強化や,求職者のニーズに対応した職業相談や職業情報の提供など,公共職業安定所などと連携して,就労支援
を進める。
●求職者・事業所に向けた各種支援制度や,安全・安心な職場づくりに関する情報を提供していく。
●老朽化した勤労者福祉施設のあり方を見直す。