平成26年度佐久市立国保浅間総合病院 防災センター業務共通仕様書 1

平成26年度佐久市立国保浅間総合病院
防災センター業務共通仕様書
1<概要>
佐久市立国保浅間総合病院の防災センター業務を行う。
防火対象物の高層化、大規模化、深層化が進む中で、防火対象物の使用形態の変化と多様化、
さらに管理形態の複雑化は著しく、万一、このような建物等において火災やその他の災害が発生
した場合、火災の発見、情報の伝達、初期消火、避難誘導、各種防災設備の取扱い及び消防活動
等、災害の発見から鎮圧までの一連の防災行動を適切に、しかも効果的に行うために、正確な情報
の収集、処理及び防災機器の監視、制御、操作等にあたり、さらに防災行動の統率を図る場所とし
て、防災センターを位置づけたものである。
このため、防災センターは、各種の防災設備の監視及び制御場所であり、また、消防隊到着後の
消防活動に係る情報収集や指揮統率の拠点としても活用され、防災上の管理運営の一元化を図る
うえで極めて重要な役割を担っている。
2<業務場所>
佐久市岩村田1862-1
3<業務範囲>
佐久市立国保浅間総合病院敷地内(西病棟、南棟、東棟、病院駐車場)
4<業務期間>
平成26年4月 1日から平成27年3月31日まで
365日24時間体制
5<要資格>
(1)防災センター要員又は自衛消防新規講習、追加講習資格取得者を常備滞在する。
26年度は、防災センター要員の有効期限内の方は要員資格にて対応を容認するが、26年度
中に追加講習を受講すること。
防災センター要員は、夜間、日勤者ともに取得者とする。
6<人員配置>
(1)委託社員常備1名~配置
(2)委託社員総人員、勤務シフトは弊社の任意、ただし防災センターとしての機能を果たせる人員配置
をすること
(3)24時間勤務にはしない。2~3交代勤務にする。
(4)365日体制で緊急事態に対応できるようにする。
(5)現場責任者を1名選出すること。
(6)入札時に勤務シフト予定と4月予定勤務表を作成し提出すること。
(7)連携会社、子会社等に再委託可とする。
7、<業務内容>
(1)夜間巡回警備。
ア、夜間院内巡回警備を行う。17時30分から8時30分の間に2回おこなう。
(2回を最低としてそれ以上の回数の巡回は構わない。)
巡回時の巡回記録を記帳すること。
イ、院内施錠、開錠を行う。
病院指定の施錠箇所以外は、施錠忘れがないか確認し、施錠されていない場合は、施錠し、
報告を行う。
また、巡回警備と施錠、開錠を同時に行っても良い。
院内施錠時間は、21時、開錠時間は、6時とする。
(2)不審者への対応。
防災センターは、病院入り口に設置されており、不審者の院内への侵入を防ぐととも
に、監視モニターでの監視をおこなう。場合により警察へ通報する。
また、防災センター内にて不審者への対応マニュアルを作成しておく。
(3)院内の鍵の管理
ア、病院内の鍵の貸出しを行なう。貸出しの際貸出し簿に記入をさせる。
イ、超緊急手術時の手術室開錠(病院指定箇所の開錠を行う)
(4)報告
佐久市立国保浅間総合病院防災センター業務には本業務に含まれる全ての業務につい
て、必要な記録をとるとともに、これらについて整理したうえで一日一回以上病院職員へ
報告し、確認を受けるものとします。また、全ての記録を整理保管するものとします。
ただし、これに係る方法、手段については特に定めません。
緊急事態の対応として、現場に駆けつけるまえに病院職員に報告をする。
また、休日、夜間の緊急事態も病院作成緊急連絡網に従い連絡報告をする。
病院職員との連絡体制をいかなるときも確保する。
緊急性のない事態の場合は、状況把握を行ったうえで報告をすること。
(5)防災センター内中央監視盤、各監視機器、操作
ア、中央監視盤にて異常信号を受けたときは、速やかに対処する。また、その都度病院
職員に、報告を行う。
イ、火災受信機、非常放送設備
発報時の対応。事前に対処マニュアルを作成し、緊急時に対応する。
修繕などにより火報の停止などがあるので操作方法を把握しておく。
また、火災報知器発報時に病院職員への連絡が行くように対応する。
そのさい機械式の警備方式とし、その金額も見積もること。
ウ、エレベーター、エスカレーター制御盤
火報連動時の対処。エレベーター一括制御を行う。
エスカレーターの始動、停止を病院の指定する時間に行う。
エ、医療ガス警報盤
警報が鳴った場合は、迅速に病院職員へ連絡する。
液体酸素ガス圧異常の際は、病院職員へ連絡後、現場にて必要に応じてバルブ操作を
行う。
オ、照明電気盤
照明の操作。病院にて指示の時間にて行う。季節により時間の変更あり。
カ、病院内空調調整
院内の温度調整を中央監視盤において行なう。季節により外気との関係をうまく調整
する。
自分の体感気温ではなく患者の体感温度を重視すること。
西棟の温度に関する連絡は、防災センターにて対処、対応をする。
設定温度の変更のさいは病院職員へ報告する。
キ、気送管管理。
院内設置の気送管の管理。西病棟及び手術室に設置される気送管は気送子の詰まりが
あった場合気送子は、防災センター内のサービスステーションに排出されるので、排出
時の報告、及び操作盤操作。
気送管異常時は、メーカーに問い合わせ対応すること
ク、ナースコール
1~2F外来トイレのナースコールは、平日はコール発生の最寄の外来勤務職員が現場
へ駆けつけ、対処をするが土曜、日曜、祝日等の外来休診日には防災センター内へ
コール表示がされるようになる為、ナースコール表示時は速やかに現場へ向かう。
患者対応は、救急外来の対処にまかせる。防災センター職員は、確認までを行う。
ケ、駐車場管理
病院第1駐車場設置の料金ゲート故障時の現場確認をし、病院職員へ報告すること。
苦情等についても受け付けをし、病院職員へ連絡すること
駐車場の入庫、出庫台数の管理を行う。
各アラーム発報のさいは、病院職員へ報告する。
コ、防犯モニター
監視記録の操作。病院職員より、監視記録の閲覧依頼時の操作。
サ、入退室管理装置
防犯受信機の操作。
8<作業要領>
(1)作業に使用する、用具、消耗品等は一切受託者の負担とする。新製品の使用についてはあらかじめ
充分な試験を行い病院職員の了解のうえで使用すること。
(2)作業に必要な電気、水道は無償で使用できる。
(3)業務遂行中は受託者支給のユニホーム、名札を必ず着用すること。
(4)作業中に過失による事故は受託者の責とする。
(5)病院内における秘密は勿論のこと、業務上知り得た秘密は漏らしてはならない。
(6)作業中に器物を破損したときは、速やかに病院職員に届け出ること。
(7)作業員は、言語動作に注意し、入院患者、外来者に不快の念を与えないこと。
(8)現場責任者及び、作業員の氏名を届け出ること。
(9)月の勤務表及び、シフト表を病院職員へ、毎月提出すること。
(10) 配置資格者において、体調不良等の都合により長期間勤務できない場合は、代わりの者を配置するか
病院へその事情を報告し、資格者不在の了承を得ること。
(11)配置職員の通勤車両ナンバーを病院へ報告すること。
9<その他>
(1)防災センター内は常に整理整頓につとめる。
(2)防災センター勤務職員内で、緊急時の対応マニュアルを作成し、病院に提出する。
(3)各月ごとに、勤務シフトを病院へ提出する。
(4)落札後契約を結ぶ前に、細かい業務内容は、病院側と打合せを行い、両者の納得するようにする。
(5)院内感染防止の為、ツベルクリン反応の検査を受ける。費用は、病院払い。ただし、予防接種を
受けるさいは自己負担です。
(6)夜間や、休日防災センターは病院入り口に隣接してるためお見舞いの訪問があると思われる。
その時は、病院職員らしい対応で接すること。病室の尋問に対しては、医事課窓口にて対応。
(7)火災時の対応として防火対策計画をたてる。
(8)見積もり金は、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの1年間で提出すること。
(9)見積もり金額は税抜きとする。また、消費税を含まないと明記すること。
(10)入札後病院職員と打合せ後契約書を作成し、提出すること。
(11)質疑は、文書にて受付ます。また、様式は任意です。
その質疑、回答は入札参加業者全てに、文書にてお答えします。
(12)仕様書付属の図面以外に必要な図面、取説は、防災センター内にて保管しています。
契約後、必要に応じて使用すること。見積段階にて必要図面がある場合は、質疑と受け、
前項において記したとおり対処します。
(13)入札時シフト予定を想定し、シフト表を製作し、提出する。(様式は自由。勤務人数確認の為)
(14)入札時4月勤務予定表を作成し提出する。(資格保持者の勤務の確認の為)
(15)冬季除雪業務を防災センター業務に支障のない程度で依頼をいたします。
(16)電話交換士からトイレ等の際電話転送依頼があるので、転送電話の対応を行う。