平成 23 年度 第3回 稚内市地域公共交通活性化協議会議事録 開催日時:平成 24 年3月 22 日(木)10:00 開催場所:稚内総合文化センター 美術室 1.開 会 2.会長挨拶 ■今年は例年になく雪も多く吹雪もあり、乗合タクシーについても運休となる事態がありましたが、 先ずは地域の足を守るためにも安全第一ということで運行いたしております。今日の会議では、事 業報告と新年度の計画をご審議いただくわけでありますが、乗合タクシーについては順調に利用者 数を伸ばしているところであり、今後はより利用率の高いものとしていきたいと考えております。 これからも地域の交通を守るため委員皆様のご意見などを十分に参考とさせて頂きながら、協議会 の運営に努めていきたいと考えております。 3.議 題 (1)平成 (1)平成 23 年度地域公共交通活性化・再生総合事業について ≪事務局説明の概略≫ 事務局説明の概略≫ ■10 月から2月までの5ヶ月間の「更喜苫内地区乗合タクシー」の利用実績は、利用者の合計が 592 人、運行回数は合計で 217 回である。1番利用が多いのが通学・通院に使われる市内行 7:20 発の 便であり、合計で 339 人、運行回数は 107 回である。次いで多いのが、主に小学生の帰宅便として 使われる更喜苫内行 15:20 発の便で、合計で 192 人、運行回数が 77 回、3番目は更喜苫内行 16:20 発であり、合計で 61 人、運行回数は 33 回という結果となった。なお 16:50 発の市内行きは、更喜 苫内行 16:20 発の折り返しを利用して設定しているが 10 月以降の利用は無い。更喜苫内地区にお ける運行収入は5ヶ月間の合計で 125,100 円となっている。 ■「天北地区、恵北・増幌地区乗合タクシー」の利用実績は、市内行の利用者合計が 989 人で、運行 回数が 331 回である。実証運行期間と同様に 8:30 発の便が多いが、月を追うごとに他の便の利用 も増加している。天北方面行については利用者合計が 898 人、運行回数は 388 回である。運行当初 は通院などの帰宅便として、14:30 発の利用者が多いものと予想したが、結果としては高校生の帰 宅での利用とも重なる 18:30 発の便が最も多い結果となった。なお、実証運行期間中はほとんど利 用がなかった 9:00 発の利用も増加しており、利用者層や利用形態も多様化している。路線バスと の接続便については、利用者の合計は 517 人、運行回数が 191 回である。通学生の利用が主体とな っていたこともあり、実証運行期間中と比較して大きな変化はない。天北方面における運行収入は、 回数券の販売数により左右されるが、1ヶ月あたり約 80,000 円程度で今後も推移していくものと 考えている。本格運行後、月を追う毎に全体の利用者は増加を続けており、特に1月の利用者は 561 人にまで達し、これは実証運行期間中の1ヶ月あたりの最多利用人数の2倍以上である。 ■公共交通利用促進に係る事業として、これまで「公共交通時刻検索システム」及び「バスマップ」 の作成にも着手してきた。インターネットなどを活用し、利用者に分かりやすい情報発信に向けた 作業を進めており、3月下旬の完了を目指し、パソコンや携帯電話からバス時刻が検索できるシス テムや稚内市内のバスマップを作成している。 【公共交通時刻検索システム及びバスマップについてスクリーンでの実演・解説あり】 ■「新規需要の掘り起こしと公共交通への意識啓発・利用促進活動」については、「わっかない公共 交通だより」を発行し、そこに現在作成中のバスアップのイメージ図を載せることで、あらためて 広く市民の皆さんにバス路線について認識を深めてもらい新規利用者の拡大を図る考えである。更 に環境問題も含めた公共交通の重要性や、10 月から経路変更された「天北宗谷岬線」 、同じく 10 月 から本格運行を開始した「乗合タクシー」についての紹介記事も載せ、公共交通への意識啓発と利 用促進を図っていく考えである。なお、「わっかない公共交通だより」は、3月中に市の施設やバ スの車内を中心に設置・配布を行う。 ■事後評価及び二次評価については去る1月に北海道運輸局へ提出していたが、この度、北海道運輸 局から二次評価の結果について連絡があったところである。ほとんどが協議会での自己評価のとお りとされているが、随所に今後においても引き続き関係者との協議を重ねたうえでの事業展開を望 むといった記載もあり、こうした評価結果を、来年度事業へつなげていければと考えている。 ~ 質問・意見は特になし ~ (2)平成 (2)平成 24 年度稚内市地域公共交通活性化協議会事業について ≪事務局説明の概略≫ ■平成 24 年度における稚内市地域公共交通活性化協議会の事業としては、 「乗合タクシー」と「稚内 空港・宗谷岬線ハイブリッドバス」、「公共交通利用促進活動」の3つを予定している。「乗合タク シー」は「天北地区、恵北・増幌地区」及び「更喜苫内地区」で実施し、これまでと同様の運行形 態で実施する予定である。「稚内空港・宗谷岬線ハイブリッドバス」については、現時点の予定と しては昨年度と同様の経路・時間帯での運行を考えている。なお、運行期間については関係機関と の協議を重ねた結果、これまでの実証運行では6月の利用が低いこともあり、平成 24 年度は7月 から9月の3ヶ月間で実施することで準備を進めている。「公共交通利用促進活動」については、 バスマップや公共交通時刻検索システムを活用した公共交通の利便性向上策を検討していくと共 に、これまで同様、環境問題も含めた公共交通の重要性を周知し、地域の活性化につながる取り組 みについても検討していく考えである。 【平成 24 年度の収支予算(案)について事務局より概略説明が行われた】 ~ 質問・意見は特になし ~ 4.その他 ・北海道運輸局より「地域公共交通確保維持改善事業」について説明が行われた。 ~ 5.閉 会 質問・意見は特になし ~
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