黒部横断 春の「人生を見つめて」ツアー 黒部横断 五竜~S字峡~剱 ― 完全版 - 2003/4/26~5/4 K、S 記)S 「黒部横断」 … 恐ろしくも憧れを含んだ言 2時間近くあった松本ではなんとなく薄曇り。 葉だ。今まで考えたことが無かった訳ではな 駅前の食堂で最後の平地の食事に後ろ髪を いが、そのあまりのスケールの大きさのため、 引かれるように出発。神城の駅に降り立った まじめに捉えたことは無かった。しかし、今年 ときは晴れ。むしろ暑い。期待していた無料運 の5月連休に「体をいじめたい」とゆう格好の 行バスは接続が悪くタクシーでテレキャビン駅 パートナー K さんが 10 連休可能との情報を まで。山頂駅のテラスですでにお昼過ぎてい キャッチし、私の方も急遽休暇の申請と、資料 たので出発準備と昼食。周りの視線が気にな の収集・計画の作成を開始したのであった。 るが、これからの長大な山行を前に興奮して いるのか余り気にならない。出発、スキー場を 出発の1週間前の日曜日、雨であることを利 横切って地蔵の頭まで。とても暑い。地蔵の 用して、県内の登山店を三ヶ所廻り、食料、燃 頭にある鐘をならし無事を祈願。 料その他を調達する。この珍しい事前準備の いくつかのピークにだまされつつようやく小 おかげで出発に際して慌てることなく、また忘 遠見山へ。ここで日帰りパーティーとすれ違い れ物もなく山行のスタートを切れた。これだけ だれも居ないと思っていたこの遠見尾根にす 長大な場合には事前準備が大切なことを改 でに沢山のパーティが入山していることを知ら めて確認する。過去に同ルートをトレースした される。どうやら出遅れたようだ。小遠見から 知人にずうずうしくも資料を送ってもらい詳細 中遠見までは近い。いくらか風が出てきたの を聞きまくったり、また、まるで冬山のように重 と、明日の五竜までの(他人様の)トレースを 苦しい気分に包まれながら出発の日を迎えた。 期待する気持ちから、ここで記念すべき第一 日目のテントを設営。テントを張ると天気も回 4/26(1日目)雨のち晴れ。 復し、これからの山行を想う。 本当は前夜発だったのだが雨が降り続いてい る為、朝出に変更。竜王駅から電車。電車で の山行なんて本当に久しぶり。しかし小淵沢 4/27(2日目)快晴 ~諏訪あたりは横殴りの暴風雨で、おもわず でてしまう「どうしましょうか」。しかし乗り換えに 明け方はガスが出ていたがしばらく後、快晴と 黒部横断 なる。まずは大遠見、西遠見を経て白岳へ。 は安定しているのでこのやり方が結局は良か 歩き出すうちに撤収中のテントや、出発前の ったのかも。そこからは、いままでのように歩 体操をしているパーティーなどを追い抜く。結 きやすい尾根が続く。1775 m地点で間違えな 局昨日の作戦とは違い白岳への登りでトレー く南側へ進路を変え 1647 m地点でテントを張 スを刻むことに。なんてこったい。しかし山梨 る。今回東谷尾根の下りで、一度も間違いなく が誇る脅威のラッセリスト風間 J のお陰でヘ S 字峡へと下れたのは天候や地形図を常時 ロヘロになりながらも五竜山荘へ。どうやらオ 確認したことも大きいが新規購入した高度計 ープン一番目の客らしく、ジュースを購入。こ の威力も大きい。ほんとに地形図の高さとピタ っから先はお金は無用だ、なごりおしくも飲み リと合うのだ。ちなみに今日の幕営地は熊の 終える。休んでいるうちにいくつかのパーティ 爪あとなどが多く、緊張して寝る。 に越されるが計算内、今度は慎重にトップに なることを避け適当に追従する。それにしても 4/28(3日目)快晴 五竜岳は意外に遠い。10 時半に五竜に到着。 半数の人が鹿島への縦走組。残りは引き返 前日の大移動の疲れか一時間寝過ごす。ち すらしい。僅かに東谷尾根の方へ入り休憩を なみに起床時間は下山するまで毎朝 3 時 30 していると、さらに東谷尾根の方に入り込み休 分。すでに昨日のうちに S 字峡への尾根を特 む2人組が。思わず「S 字峡ですか?」ときくと 定していたので下るだけ。一見近そうなのだ 「はい」との答え。ちょっとがっかりしつつも思 が 800m を下るのは容易じゃない。下るにつ わずニヤリ。やはり2人だけだと怖いわけだ。 れ次第に雪面から藪尾根となってくる。はるか しかしこの2人が後半行動を共にすることはま 下に S 字峡のダム、鉄塔が見えるが一向に だ知らない。休む2人を追い越し東谷尾根を 近ずかない。次第に暑くなってくるなかようやく 下る。出だしはうっすらと踏み跡がある岩稜で 鉄塔に到着。事前情報としてここからは鉄塔 問題無くそのうち這松に覆われるようになる。 巡視路があるという話だったが南側に下った 這松の中にある雪田を拾いながら、しばらくす ため巡視路が発見できず数メートルの密ヤブ ると一面の雪となる。そこからは早い。きれい からトンネル出口まで5回の懸垂となってしま な三角形をなす東谷山を越え、さらにドンドコ った。しかし、ようやく辿りついた水平歩道から 下る。2297 メートルの広がっている地点も先 はなんとか河原にも降りられ裸足になって至 まで見渡せるために問題なくクリア。一気に 福の1時間余りをすごした。護岸や鉄塔やトン 2001 メートルピークまで下る。予定ではここで ネル、それに黒四地下発電所からの送電線 テントだが鼻息もあらく一気に S 字峡までいっ 出口など人工物が多く、黒部横断にあって町 てみようかという雰囲気。しかし、事前情報の にいるような錯覚に襲われる。 通り、2001 メートルからの下りは悪く、わずか 11 時丁度に S 字峡を出発。黒部川の横断 に餓鬼谷側によった踏跡を拾いトラバース、 は強固な吊橋のお陰でさらっとクリアするが 尾根に戻り、さらに引き続き尾根の状態が悪 渡してある板が一箇所腐って落ちてるのが注 そうなので、一旦餓鬼谷の上部へと下り大き 意点といえば注意点か。いよいよ核心部とい なガレ場前を登り返す。非常に疲れるが雪面 われているガンドウ尾根に突入する。最初は 黒部横断 左側の水平歩道を上がり鉄塔巡視路へ、と聞 なってきた。あの上濱さんをして「超ヤブ」と言 いていたが水平歩道は中途半端な雪のつき わしめることはあるとだけ書いておく。ナイフエ 方で無理。吊橋の右側のルンゼを詰める。ロ ッジ岩を馬乗りで突破したり、発狂しそうにな ープを結び(以降、行動終了までスタカット)、 るシャクナゲ地帯への単身突入、トップのライ 2 P ルンゼ、そこから左の尾根に入り鉄塔を ンに疑問を感じつつも、ヤブなため忠実に辿 目指す。鉄塔を過ぎてからはだんだんと斜度 らなくてはいけない悲しさ。まぁ技術的にはま も緩くなってきてしばらくは広い尾根状となり ったく問題ありません。もう精神力の鍛錬その 快適だが、そのうち尾根が狭くなってきて、そ もの。2時過ぎだろうか下に人の気配を感じる。 れに伴いヤブもうるさくなってくる。ロープを解 五竜の二人組だ。そのあたりからヤブから突 こうと思うが、いまいち先がわからないのでロ 如として雪面となる。下からみた限りではどの ープを解けない。結局、技術的に特筆すべき ようにルート取りしたものかと迷うが近づくと ところはなくひたすらヤブ。時間はどんどこ過 自ずとルートは決まる。雪面に入りたては斜 ぎて気がつくと5時、これまでに休憩1回のみ 度がきついがそのうちゆるやかになる。ちょっ というハードヤブこぎ。しかし良いテンバがな としたコルを越えると、十字峡からの支稜との いためだんだんと上に追い上げられてしまう。 合流はすぐ。合流点でドカッとザックを置く。「こ 途中 1400m で一箇所雪渓が尾根上まで迫っ の瞬間を待っていた」。しかし核心部といわれ ていて張れそうな所があったがいまいち信用 たガンドウ尾根を抜け、ここからは稜線漫歩と できないのでさらに上へ向かう。ところがさら 聞いていたが、悪そうな稜線が続いている。 に1時間ほどすすみ6時過ぎになっても良い 聞いてない。仕方なく相変わらずロープをひき テンバが得られない。次第に薄暗くなってきた。 づったまま尾根を歩きだす。ここからは五竜か 座りビバーグもちらほらと想うようになってき らの2人組、登稜会グループに先行してもらう たとき、先ほどの雪渓の上部を横切る箇所が (彼らはロープなし)。1980 mピークへは、リッ あったので、これ幸いにロープを2本連結 ジの北斜面から回り込む。そこからはわりと薄 100m で懸垂をかまし先ほどのテンバへと降り いナイフエッジでリッジ下をトラバースするの 立つ。雪が無ければかなり尾根が細い部分に だが、こういうのが斜度もきつく怖い。2000m なると思う。テントへ入るとすぐに暗くなる、ほ で雲切谷からの尾根が合流するあたりが見え んとに今日はよく動いた一日だった。 出し、既に薄暗くなってきたので、あそこにテ ンバをと考えだしたあたりで遥か先行していた 4/29(4 日目)晴れ と思っていた登稜 P が止まっていた。聞くとリ ッジの終わりに岩が露出していてその周りが 入山前の天気予報では今日の夕方から天気 溶けて空間になっている。一旦北側にかなり が下り坂となっていたのでなんとしても今日中 下らないと行けないが、そうすると側壁のよう にガンドウ尾根を抜けてしまいたい。朝一番 になり斜度がきつくて行けないとのこと。交代 は昨日のルンゼの昇り返しから。ここらへん し、清水がトップ。たしかに空間になってます。 から尾根がほんとに細くなってきてロープを付 しかしながら南側を覗き込むと結構しっかり繋 けたほうがいいかも、ということでヤブが濃く がっている。降り口にスノーバーをかましてク 黒部横断 ライムダウンを3mほど。例の岩の下に出た。 の登り標高差 500 mは2パーティー混成状態 抜けちゃうとどうってことない。そこからさらに でトップをする。最後は山梨の誇るラッセルマ 1ピッチで、やけに巨大な安定直径10mほど シーン風間さんが活躍。しかし清水だけは参 の正円きのこ雪の上に立つ。いいかげん暗く 加せず。このへんがズルイ。さて池平山から なってきたのでそこで幕とする。ここで初めて 小窓へは懸垂となる。都合7回。残置スリング 登稜 P とお隣同士のテント。でも翌日の天気 は要所要所にはあるものの多数持参したい。 が崩れそうなんで、きのこ雪の上での幕営は この下りでは登稜 P と完全に合同 P となって ちょっと心配。 しまい、4 人で団子状になって下る。基本的に はダブルロープ。天気はよく、手袋を濡らさな 4/30(5日目)雨 いためもあるが、素手ですべての操作ができ る状態。しかし対面に聳え立つ小窓尾根を見 夜半から案の定雨。朝になるが、お互い気付 ると気が重くなる。これから同じ高さ、それ以 かぬふりをして寝つづける。いいかげん飽き 上登り返すのになんで懸垂下降をしているの た頃に起きる、とはいっても8時ごろ。動き出 だろう。今年はへんな所で雪が多いのか、コ すのもなんなので停滞。夕方にようやくやむ ルに降り立つ部分までもがナイフエッジ上に がこの一日は長かった。FM 長野がお友達。 なっている。そのため、最後の切り方をちょっ 朝食抜きで2人とも、お互い自分のグリーン豆 と失敗。 を一袋食って過ごした一日でした。風間さんの 小窓。これから登り返す小窓尾根への雪面 は無着色。 をみて恐怖。のっぺりとした場所だ。久しぶり のザックを下ろしての休憩も落ちつかない。下 5/1(6日目)快晴 部は、ヤブの縁を雪のコンタクトラインで確実 な確保をしながら。やけに富山県警のヘリコ きのこ雪は崩壊しなかった。今朝もロープをつ プターが上空を飛んでいるのは我々を心配し けて出発。2000m 付近の合流部分は意外と てくれてるのだろうか、ありがたい。上部は弱 急な雪壁なので慎重に進む。2173 mピークに 点を狙いつつ5ピッチほど。最後は左側にトラ 到着。先についてビレイしてくれている風間さ バースすることにより小窓尾根のコルに飛び んががニコニコしている。到着してみると、ここ 出した。更に三ノ窓まで、といいたいところだ からたおやかな尾根が広がっていた。オォ、こ がこのコルがまた平らになっている。しかも充 っからがいよいよアマタ資料にあった稜線漫 分にテント二張りが可能だ。またしても誘惑に 歩部分か。ようやくロープを解くが、S 字峡か 負けここで幕とした。小窓尾根に上がったので、 ら垂直距離で 1300m ロープを結んでいたこと 早月尾根、そしてその奥に富山平野が見える。 になる。こんなの初めて。さて、ここからはす 富山平野の水田に夕日が移り、この山行の たすたである。仙人池ヒュッテのちょこんと出 成功を祝ってくれているようだった。ちなみに た屋根を見て、さらに裏剱、八ツ峰を横にみな 黒部突入以来、初めて携帯電話が繋がる。風 がらの稜線漫歩。空も青い。自然と写真撮影 間 J さんの J フォン、キーワードは「つながっ も多くなる。池平山へは尾根を忠実に、最後 てる」だ。明日は下山だ、ということで双方の 黒部横断 テントとも残りの美味しい食料を重点的に食 歩いていけるものをまたロープを出すはめに べる食べる。 なる。悪くはないがグズグズのかき氷状態を 進む。支点は効いてるのか、効いていないの 5/2(7 日目)快晴 か、時間ばかり経過してあまり進まない。頂上 直下の雪壁の下でこれまた雪壁を見ながら休 今日も快晴、三ノ窓へ向け出発。三ノ窓まで 憩。ここで清水は一つ大仕事。雪壁はトレース は一部急な雪壁もあるが基本的には小窓尾 が無いと悪く、苦労する。しかし支点は探せば 根上を忠実に行けば問題ない。しかし小窓尾 三ヶ所ほど取れるので根気よく探したい。雪 根には期待していたトレースが無かったので 壁を越えると、そこからはようやく平坦になり 一応ロープを結ぶ。小窓ノ王からは懸垂ダブ 頂上までは一投足だ。しかし、どうも早月にト ルロープで1回でこれまた問題なし。そこから レースが無いように見える、どこまでもトレー は普段は歩けると思ったのだが、上から落ち スが無い気だ、今回の剱。早月に下るか室堂 てきた雪がトラバース斜面を作っていたので、 に逃げるか、どちらか検討する為、はたまた 50mフィックスして四人通過。 今日も時間切れの為、頂上直下で幕。あれ、 三ノ窓。トレースはまったくなく、僅かに冬の 今日は下山じゃなかったっけ。 テンバ周りブロックが芸術的な残骸を見せて いるだけだった。他の人がまったく居ない三ノ 5/3(8日目)快晴 窓は始めて、それだけでも価値があるのでは 思う。ふと三ノ窓尾根を見るがミニ八ツ峰の様 お互い朝には、どちらに下るか結論を出そう 相で思ったより悪そう。去年の5月連休に天 ということになっていたが、結局両パーティとも 候が良ければ、ここに来る予定だったのだが 室堂へ下山することに決定。お互い疲れてま 相当苦労したのではないかと思う。だれだ特 す。我がパーティが撤収が早かった分だけ先 に問題あるところは無い、なんて言ったのは。 に出発。今日は朝からハーネスを付けてない。 充分に休養を取ったあと、池ノ谷ガリーに取 テンバからは僅か 10 分で山頂。たぶん今日 り付く。トレースはなく、また雪面は固く前をあ 一番最初の登頂だ。遥か遠くに五竜が見える るく人のアイゼン跡を追う。この池ノ谷ガリー が、あまり感動もなく写真を撮りあってそそくさ ではいままで慎重を期して付けていたロープ と下山。雪が腐る前に出来るだけ下っておき を解いた。そのため4人が充分に離れている。 たい。剱の別山尾根下山はいつものことなが 気分的にはソロで登っているような池ノ谷ガリ ら緊張させられる。アイゼンを付けているから ーは恐ろしいほど長く、また静かであった。 なおさら梯子などは怖い。しかしまだ登ってく 池ノ谷乗越にてまた集合する。ここで久しぶ る人はなくゆっくりと降りられるのが救いだ。 りに八ツ峰を登る人間をみる。そうか、世界に 前剱の手前辺りから、剱沢からの人たちが は我々4人以外にも人間がいたのか、というく 登ってくる。どちらから?五竜から、というとポ らいに久しぶり。人が居るってことは、と剱方 カンとした顔をする人たちがいるのが面白い。 面を見るも、あれ、トレースなし。トレースがあ 前剱をダーっと下って、一服剱で大休止。着て れば、怖いながらもホイホイとトラバースして いるものを脱ぎまくる(最低限は着ています)。 黒部横断 前剱の下りに登稜会 P が来たのを確認してさ 山にいるという非日常ではなく、これが日常な らに下山。ここからは何の危険箇所もなく、た のではないかという錯覚に陥るほどでした。常 だひたすら重たい足を引きずって歩くのみ。宿 に下界での生活を気に掛けながらの通常の 泊者はもう出かけていて、今朝室堂についた 土日の山行とは違い、旅として、日常として山 人たちも来ていない静かな剱沢は雷鳥達が 行を捉えなおし、また違う面で山にハマッてし ゲーゲーと縄張り争いをしていた。 まったような気がして非常に今、困惑していま やっとの思いで、室堂乗越に着いた。雷鳥 す。最後になりますが、四六時中、長期間に 平からおびただしい人たちが列を成して登っ 渡り顔を突きあわせていたのに楽しい時を作 てくる。その中を下る。尻セードをブチかまし、 りだしてくれた風間さんに感謝します。 恨めし気な視線を感じていると、見覚えのある 2 人組が。明日、八ツ峰を登る予定の古屋・大 沼組だ。知り合いにあった嬉しさから 30 分以 上の立ち話。久しぶりに質の違う笑いを堪能。 楽しかった。あとは登り返しをふらふらと登り ながら、12 時ちょいすぎに室堂バスターミナ ルに到着。いつもはビールを飲まない風間さ んも今回は、ということで二人でビールで乾杯。 遅れてやってきた登稜 P を迎えてまた、乾杯。 帰りは、アルペンルートを通って扇沢へ。い まいち横断しきれていないんだけど、予定より かなり遅れているので仕方ない。室堂のバス ターミナルで、あまりの人の多さに思わず声を 出して笑ってしまった、周りの人が僕をみてい た。ロープウェイ駅、黒部ダムと至る所で買い 食いをしながら、扇沢へ。そこからバスで信濃 大町。駅前の焼肉屋さんで臭いプラブーツの 匂いを脱臭(?)。なんと松本からは特急を利用 したりして、10 時過ぎには甲府へ到着するこ とができ解散。なんともかんとも、お疲れ様で した。 積雪期八日間は私にとって、風間さんに至 っては無雪期も含めて、始めての長期の山行 だったわけですが、朝がくれば歩き出し、暗く なれば寝る。もう後半はこの繰り返しの中で 黒部横断 行動時刻の記録 6日目 1日目 出発 5:30 スキー場 12:10 ロープ解く 6:24 中遠見 15:00 池ノ平山 9:44 小窓 13:52 小窓尾根合流 17:15 2日目 出発 5:30 五竜山荘 8:24 7日目 五竜山頂 10:30 出発 5:30 東谷山 12:30 小窓王 8:15 1647 m地点 17:30 三ノ窓 9:18 池ノ谷乗越 11:07 剱直下 16:03 3日目 出発 6:30 S 字峡 10:00 8 日目 S 字峡出発 11:00 出発 5:30 剱本峰 5:48 一服剱 7:47 室堂 12:05 ガンドウ尾根 1400 地点 18:47 4日目 出発 5:30 ガンドウ尾根支稜合流 14:53 きのこ雪着 18:13 この山行の写真が風間さんの Web ページに掲載されています。 併せてご覧いただけると、つらさ倍増です! http://www.ne.jp/asahi/jn/kazama/
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