組織経営について(pdf形式、506KB) - 京都北都信用金庫

組織経営について
DISCLOSURE 2014
◆コーポレートガバナンスについて
コーポレートガバナンスとは、
「企業統治」といわれ、組織目的をより確実に実現するために、組織を運営し、
統制するための仕組みのことです。
コーポレート
ガバナンスとは
当金庫は、総代会、理事会、監事会、会計監査人等による外部牽制・内部牽制体制のもとで、コーポレートガ
バナンスの体制強化を図っています。
〔京都北都信用金庫 組織図〕
平成26年7月1日現在
総 代 会
理 事 会
監 事 会
理 事 長
非常勤理事
常勤監事
非常勤監事
専務理事
監事事務局
常務理事
経営会議
常勤理事
経営企画部
総 務 部
人 事 部
資金運用部
課
課
経営企画課
務
経理主計課
財
課
課
総
事
修
管
人
研
資金運用課
資金事務課
営業企画課
常勤理 事
営業推進課
非常勤理事
今井 一雄
舞 鶴 中 央 支 店 支 店長
多田 勝 弥
市田 哲也
常勤 監 事
非常勤監事
水口 博敏
藤 村 良幸
京 崎 操
斉 藤 雅明
非常勤監事
塩田 展 康
常勤理 事
常勤理 事
課
岸 本 高幸
糸 井 和之
安 達 敏泰
由利 昭弘
常 務 理 事
常勤理 事
務
田上 真吾
峰山中央支店支店長
常 務 理 事
専 務 理 事
地域活性化推進室
本店営業部部長
常勤理 事
伊東 昇
仲久保 政 司
藤 原 健司
常勤理 事
長
業
課
〔執行役 員 〕
森 屋 松吉
田中 眞一
佐々木 正 和
事
預かり資産管理課
査
課
金融円滑化推進室
審
理
審査事務課
管
課
資産査定課
算
事務指導課
電
福知山事務センター
大宮事務センター
舞鶴事務センター
事務集中2課
課
リスク統括課
査
法務コンプライアンス課
リスク相談室
監
〔 役 員 〕
理
営業推進部
業 務 部
審 査 部
管 理 部
事 務 部
事務集中部
リスク統括部
監 査 部
事務集中 1 課
常勤理 事
福知山中央支店支店長
(注)1. 理事長 森屋 松吉及び非常勤理事 今井 一雄は、職員外理事であります。
2. 非常勤監事 藤村 良幸は、信用金庫法第32条第5項に定める員外監事であります。
DISCLOSURE 2014
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組 織 経営について
◆総代会について
1.総代会制度について
信用金庫は、お客さまである「会員による自治」を基本に、会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精神で、
お客さま自らの自己実現と地域社会の実現を目的とした、会員一人ひとりの意見を最大の価値とする協同
総代会は、会員一人ひとりの意見を適正に
反映するための開かれた制度です
組織形態の金融機関です。したがいまして、会員は出資口数に関係なく、1会員1票の平等の議決権を持
会員
ち、総会を通じて当金庫の経営に参加することとなります。しかしながら、当金庫は、会員数がたいへん多
く、総会の開催は事実上不可能です。そこで、当金庫では、会員の総意を適正に反映し、充実した審議を確
総代候補者
選考委員会
保するため、総会に代えて総代会制度を採用しております。
この総代会は、決算、取扱業務の決定、理事・監事の選任等の重要事項を決議する当金庫の最高意思
決定機関です。したがいまして、総代会は、会員一人ひとりの意見が当金庫の経営に反映されるよう、総代
適正な手続きにより選任された総代により運営されております。
理事会
構成のバランス等に配慮し、選任区域ごとに総代候補者を選定する総代選考委員会を設け、会員の中から
総代会
総代
さらに、当金庫では、総代会に限定することなく、利用者満足度調査や地区別総代懇談会を実施するなど、日
常の事業活動を通じて、総代や会員とのコミュニケーションを大切にし、
さまざまな経営改善に努めております。
2.総代の選任について
①総代候補者選考基準
■資格要件 当金庫の会員であること
■適格要件
⑴総代としてふさわしい見識を有している方 ⑵良識をもって正しい判断ができる方
⑶人格にすぐれ、金庫の理念・使命を十分理解している方 ⑷その他総代選考委員が適格と認めた方
②選任区域と定数
区
地区名
総代定数
摘 要
第1区
福 知 山 地 区
33名
福知山市・篠山市・丹波市・朝来市
第2区
舞鶴・福井地区
34名
舞鶴市・小浜市・大飯郡・三方上中郡
第3区
綾 部 地 区
15名
綾部市
第4区
宮 津 地 区
14名
宮津市
第5区
亀 岡 地 区
4名
亀岡市
第6区
京 丹 後 地 区
36名
第7区
船 井 地 区
5名
第8区
与 謝 地 区
14名
京丹後市・豊岡市
京都市右京区(旧北桑田郡京北町に限る)・南丹市・船井郡
与謝郡
計155名
③総代の役割と選任方法
総代は、各選任区域の会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映する重要な役割を担っており、次の手続きを経て選任されます。
理事会の決議により、選任区域ごとに会員の中から選考委員を委嘱します。
選考委員の氏名を事務所の店頭に掲示します。
選任区域ごとに選考委員会を開催し、会員の中から総代候補者を選考します。
総代候補者の氏名を事務所の店頭に掲示します。
氏名の掲示ならびに異議の申出に関する公告を京都新聞に掲載します。
会員の信任を確認のうえ、総代候補者を総代に委嘱します。
総代の氏名を事務所の店頭に掲示します。
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DISCLOSURE 2014
DISCLOSURE 2014
3.総代会の決議事項
平成26年6月25日 第44期通常総代会を本店において開催し、
次の事項を決議いたしました。
第1号議案
剰余金処分案承認の件
第2号議案
理事および監事選任の件
理事 藤原 健司(新任)
監事 塩田 展康(新任)
以上理事1名、監事1名が選任されました。
第3号議案
退任役員に対する退職慰労金贈呈の件
理事 荒田 俊彰
監事 河田 友宏
4.総代について
現総代の任期は、平成24年10月1日から平成27年9月30日の3年です。各選任区域の総代は、以下の方々です。
第 1 区(福知山地区)
芦 田 光 馬
足 立 隆 雄
足 立 康 幸
植 村 芳 弘
大 槻 祐 己
大 西 正 利
大 西 満
織 田 實
河 田 克 巳
岸 上 憲 男
北 村 篤
衣 川 倫 夫
衣 川 吉 一
日 下 英 明
久 保 恵一郎
佐 古 明 勇
佐 藤 良 郎
塩 見 和 之
嶋 田 國 生
下 川 隆 司
高 橋 正 雄
高 宮 悦 夫
土 橋 和 夫
土 手 隆
仁 張 直 敏
橋 本 良 一
尾 藤 文 雄
藤 田 文 昭
前 田 利 宏
牧 野 公 一
正 木 幸 代
森 田 義 人
岸 田 正 昭
吉田 勝太郎
第 2 区(舞鶴・福井地区)
安 達 泰 造
今 安 茂 也
奥 知 典
奥 馨
川 井 賢 吾
神 原 義 信
貴 志 健一郎
木 船 克 美
小 西 剛
斉 藤 友 幸
嵯峨根 仁 史
佐々木 靖 雄
塩 﨑 幸 生
髙 田 稔
田 端 三 好
玉 林 直 人
土 井 永 一
中小路 弘 基
中 田 克 巳
中 西 一
中 野 健太郎
西 村 八十次
古 橋 良 秀
眞 木 康 則
松 本 昭 司
水 島 克 己
元 木 專
森 口 等 史
森 下 雅 司
吉 岡 正 巳
吉 田 茂
人 見 保 幸
福 井 清 文
金 下 昌 司
中 村 勝 利
六 田 敏
第 3 区(綾部地区)
浅 巻 武 之
大 嶋 護
佐々木 敦 彦
滋 野 廣 道
仲 江 文 男
伴 仲 弘 行
牧 野 良 三
丸 岡 純
森 田 和 行
山 口 冨士子
山 下 信 幸
吉 田 博 美
飯 尾 毅
井戸本 勝 典
入 柿 浩 二
上 山 利 博
大 江 正 夫
大 江 昌 嗣
野間野 正 和
速 石 直 美
松 浪 健
松 林 威佐雄
宮 﨑 劭
堀 昭 夫
村 田 文 雄
山 﨑 孝 一
第 4 区(宮津地区)
第 5 区(亀岡地区)
川 勝 啓 史
第 6 区(京丹後地区)
相 見 正 樹
井 上 眞 一
沖 田 康 彦
尾 﨑 至 弘
柿 本 正 大
金 盛 栄
川 口 嘉 則
岸 田 駿 也
日 下 進
小 森 庸 央
佐々木 俊 夫
田 中 隆 司
田 中 秀 志
谷 口 幸 男
田茂井 勇 人
冨 田 耕 二
友 田 仁
中 山 力
西 垣 徳 彦
野 木 武
野 村 毅 一
橋 本 八洲生
平 林 衛
福 島 義 信
古 川 康 夫
隍 桂 司
堀 紀 博
松 田 敏 夫
松 梨 秀 昭
松 本 泰 尚
水 田 義 之
山 中 篤 嗣
山 本 節 生
山 本 吉 男
行 待 佳 平
由 利 英 子
上 田 隆
高 木 理
寺 井 昌 夫
足 立 経 彦
有 吉 秀 樹
石 井 淳
上 田 英 明
江 原 勝 公
白 須 祥 介
杉 本 孝 史
永 井 久仁明
長 島 由 季
西 川 明 宏
橋 本 宣 夫
藤 田 和 生
藤 田 憲 一
渡 辺 正 義
第 7 区(船井地区)
猪 田 浩 三
野 間 之 暢
第 8 区(与謝地区)
(平成26年7月1日現在 五十音順・敬称略)
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組 織 経営について
◆コンプライアンスについて
コンプライアンスが常時機能する体制を構築
コンプライアンス
体制図
理
事
会
監事会
「コンプライアンス」とは、一般的に「法令等遵守」、即ち倫
理・法律等を守り正しい行動をすることと解釈されています。
現在、金融機関の社会的責任や企業倫理のあり方が問われて
いる中、当金庫ではコンプライアンスの確立こそが地域からの信
経営 会 議
監査部
コンプライアンス委員会
用・信頼を得るとともに、経営の健全性につながるものという認
識に立ち、信用金庫の社会的使命と公共性とを十分に踏まえた
うえ公正で透明な業務を遂行するために、コンプライアンスへの
積極的な取組みを進めています。
弁護士
具体的には、コンプライアンスの推進・管理・把握を行うために
コンプライアンス統括責任者
(リスク統括部部長)
(リスク統括部)
益 通 報
コンプライアンス関連部署
本部各部・営業店
倫理ヘルプライン
公 益 通 報
公
コンプライアンス統括部署
「コンプライアンス統括部署」を中心として、各部店に「コンプラ
コンプライアンス責任者
(コンプライアンス担当者
)
イアンス責任者」
「コンプライアンス担当者」を配置するととも
に、
「コンプライアンス委員会」を組織し、管理体制を整備してい
ます。また「行動綱領」
「コンプライアンス・マニュアル」を全役職
員に配付し企業倫理の周知とコンプライアンスの徹底を図ってい
ます。
平成26年度においても「コンプライアンス態勢の強化」を経営
の重点課題として、
「コンプライアンス・プログラム」に基づく研
修・実践状況の検証等を通じ、全役職員のコンプライアンスに対
する意識の高揚を図り、お客さまから信用・信頼される地域金融
職 員
機関として、揺るぎない経営体質を構築してまいります。
法令等遵守方針
当金庫は、法令等遵守の徹底が信用金庫の信頼の維持、業務の健全性及び適切性の確保のために必要不可欠であることを十分認識
し、同態勢の整備・確立を最重要課題の一つとして捉え、金庫業務を行うにおいて、あらゆる法律、政省令及び通達等を遵守し、信用金
庫としての社会的責任と公共的使命を果たし、顧客の利益を擁護することを目的に、法令等遵守に係る基本方針を策定しております。
1. 社会的責任と公共的使命
4. 顧客情報の保護
業務の健全かつ適切な運営と顧客・地域社会からの揺るぎな
顧客情報に関しては、厳格かつ細心の注意を払い取扱うととも
い信頼の確立に基づき、信用金庫の社会的責任と公共的使命を
に、あらゆる法令等の定めやその精神に従い、漏えい等の防止に
果たすとともに、確固とした企業倫理の構築と実践を行います。
2. 法令等遵守態勢の構築
向けた安全管理体制を構築し管理を徹底します。
5. 反社会的勢力との関係遮断
役職員が高い倫理観と使命感をもって行動することにより、信
社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、全
用金庫法を始めとするあらゆる法律、政省令及び通達等を厳格に
役職員が毅然とした態度で臨み、断固として排除し、関係遮断を
遵守し、社会的規範に決してもとることのない誠実かつ公正な業
徹底します。また、外部機関との緊密な連携を保つとともに、反社
務運営を行います。
会的勢力の介入排除に向けた各種施策に積極的に取組みます。
3. 内部統制システムの構築
経営者の指示・命令が適切に実行されることを確保するため
に、権限や職責を明確化し適切な業務を遂行する体制を整備する
とともに、効率的かつ健全な透明性のある業務運営を行う仕組み
として質の高い内部統制システムを構築することで、法令等違反
行為の抑止に努めます。
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DISCLOSURE 2014
DISCLOSURE 2014
◆統合的リスク管理体制について
理 事 会
監 事 会
金融の自由化・国際化の進展、金融機能の発展により、金融機関
を取り巻くリスクは一段と複雑化、多様化が進み、金庫経営におい
てリスク管理の重要性が飛躍的に高まっております。
経 営 会 議
このような金融環境のもと、当金庫はリスクを統合的に管理する
監 査 部
ための組織、事務分掌及び具体的リスクの管理手法等を定めると
リスク管理委員会
ともに、統合的なリスク管理態勢の充実により、業務の健全性を維
(所轄部署:リスク統括部)
持しつつ収益性を強化することでバランスのとれた経営体質の確
立に向け取組んでおります。
統合的リスク管理統括責任者
(リスク統括部部長)
統合的リスク管理統括部署
(リスク統括部)
信用
リスク
市場
リスク
オペレーショナル・リスク 総合的管理部署〔リスク統括部〕
流動性
リスク
[審査部] [資金運用部] [資金運用部]
金利
リスク
与信集中
リスク
[リスク統括部] [リスク統括部]
自己資本比率算定
対象外のリスク
事務
リスク
システム
リスク
人的
リスク
[事務部]
[事務部]
[人事部]
有形資産
リスク
法務
リスク
風評
リスク
[総務部]
[リスク統括部]
[総務部]
本 部 各 部・営 業 店
※
[ ]内の部署名は各リスク管理の主管部署を指します。
○信用リスク
○オペレーショナル・リスク
信用リスクとは、主にお取引先の経営状態の悪化などによ
オペレーショナル・リスクとは、金庫業務において、役職員
り、貸出金やその利息が回収不能または困難となり、金融
の活動もしくはシステムが不適切であることまたは外生的
機関が損失を被るリスクです。
な事象により損失を被るリスクをいい、当金庫では、事務リ
○市場リスク
スク・システムリスク・法務リスク・人的リスク・有形資産リス
ク・風評リスクに区分しています。
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場要素の変
化により、資産・負債等の価値が変動し損失を被るリスク
や、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリ
・事務リスク
・システムリスク ⇒ システムリスクとは、コンピューターシステムのダウンまたは
スクです。
○流動性リスク
流動性リスクとは、市場の混乱等により市場において取引
ができなかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引
を余儀なくされることにより損失を被る市場流動性リスク
と、各種資金決済を行うために必要な資金の調達が困難に
なる資金繰りリスクをいいます。
⇒ 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・
不正等を起こすことにより損失を被るリスクです。
・法務リスク
誤作動等、システムの不備、不正利用等により損失を被るリス
クです。
⇒ 法務リスクとは、法令・社会的規範・内部規定等に違反する行
為、ならびにその恐れのある行為が発生することで信用の失
墜を招き損失を被るリスクです。
⇒ 人的リスクとは、人事運営上の評価等に関する不公平やセク
シャル・ハラスメント等に関する差別的行為により損失を被る
リスクです。
・有形資産リスク ⇒ 有形資産リスクとは、災害等の事象から建物・什器設備等の資
産の毀損や、業務運営環境の質の低下等により損失を被るリ
スク及び被る危険性のあるリスクです。
・風評リスク ⇒ 風評リスクとは、金融機関の資産の健全性や収益力、自己資
本などのリスク耐久力、規模、成長性、利便性など金融機関の
・人的リスク
評判を形成する内容が劣化した場合、
また、その他の風評によ
り、お客さまからみて金融機関への安心度、信頼度が損なわれ
評判が低下するリスクです。
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