日程第1 一般質問 沿って市民交流施設などの公共施設を中心市街 地にできるだけ配置していくという方針が出さ ○須藤紘一議長 日程第1、一般質問を行います。 れました。そして、6月には議会も含めた会議 順次発言を許可します。 があり、そこで会議所から出された民活プラン 一つ、市民派マニフェストの成果と総括につ がその後具体的な動きなどは展開されているの いて外3点、1番髙橋嘉門議員。 〔1番髙橋嘉門議員登壇〕(拍手) ○1番(髙橋嘉門議員) おはようございます。 かお伺いいたします。 また、この事業が12年度から始まって7年で す。その間、15年に核店舗が撤退して事業再編 質問に入る前に、会派を代表し、この9月い になって4年になろうとしています。最近、2 っぱいをもって任期を全うされ勇退なされます 店の飲食店がほかの場所での営業を考えておら 舟山まり子教育委員長にごあいさつ申し上げま れるとお聞きしております。長い期間が経過し す。 ますと、経済状況の変化や地元の経済的な体力 舟山委員長におかれましては、2期8年にわ たり教育委員、そして委員長として教育や子供 を心配されますが、何らかの集中した対応と決 断の時期が来ているのではないでしょうか。 たちを取り巻く環境が多様化、複雑化し、安心 次に、オフィス団地への企業誘致についてで 安全なども脅かされ厳しさを増す中において、 すが、17年度は3区画4社の立地が決まり、今 女性の立場から、そして母親の視点に立ち、本 後の企業誘致に弾みがつくものと思います。 市の義務教育及び生涯学習の振興はもちろん、 それで、16年からのオフィス・アルカディア 文化、スポーツの推進など多大なご尽力と努力 応援会と市長のトップセールスの現状と成果に を賜りました。心より敬意と感謝を申し上げる ついてお伺いします。また、今年度から実施さ 次第であります。大変ご苦労さまでございまし れている企業立地促進助成金の状況と企業から た。今後ともご健勝でご活躍されますことを心 の反響はどうか。また、そのほか企業等から要 からご祈念申し上げます。(拍手) 望などはないものでしょうか。 それでは、質問に入ります。 市民派マニフェストの成果と総括について。 次に、市民派マニフェストの3年目の総括に ついて伺います。 私は、去年の9月議会でも同様の質問をいた 去年の市長の答弁では、1年以内で取り組む しました。別にこだわっているわけではありま 22項目はおおむね順調に進んでいるとの答弁が せんが、このことを市長が選挙で公約とされ、 ありました。そして、市民への中間報告をなさ 当選され、市政運営の柱とされていますので、 れるとのことですが、報告はどのようになされ そして市民にとってもその進捗状況が大変重要 たのですか。また、3年目を迎えて市長はマニ だと考えるからです。 フェストについてと市政運営についてどんな3 まず、三大課題の平和通りとオフィス団地に ついて伺います。 年間の総括をされておられるのでしょうか。そ して、市民派マニフェストについて市長就任前 平和通り再開発事業については、3月議会で と3年目を迎えた現在とでは市民への公約実現 市の方針は、一つ、民民再開発事業である。そ のための考え方や対応策に変化したところはな して、準備組合、商工会議所、市の三者が協議 かったのかお伺いします。 して事業を支援していく。2、公共施設は導入 しない。3、町中再生で大切であり総合計画に 2、まちづくり総合計画1年目の取り組み状 況について。 総合計画が市民力を活用し協働のまちづくり 農家所得の向上のための地産地消対策や農産物 を掲げ選択と集中を重要視してスタートいたし の生産、流通、販売対策への積極的な取り組み、 ましたが、前の7次審が終了してその達成状況 豪雪地帯での土地利用型農業の生産性向上対策、 とその締めくくりとしての総括はなされたので 農家の高齢化、後継者の育成などに重点施策が しょうか、伺います。 必要と考えますがいかがでしょうか。 総合計画と同時に新行革大綱による集中改革 特に、8割を超える兼業農家の実態を踏まえ、 プランも同時進行しています。当然、総合計画 来年の経営安定対策は重要な課題であります。 を実施していくにはその財源確保が必要であり、 農村集落の崩壊や農地の荒廃が危惧されます。 当面、自立のまちづくりを進めるには将来の財 今後の生産調整対策に多大な影響が予想されま 政見通しが重要になります。 すので、踏み込んだ施策の展開が必要と考えま しかし、改革集中プランが前面に出て総合計 画のスタートが見えてこないような気がします。 市民の皆さんには広報や概要版などでPRして いるでしょうが、動きが見えにくいように思い ますが現在の取り組み状況について伺います。 すがいかがでしょうか。 最後に、中学校給食検討委員会の設置につい て。 去年の3月に前の検討委員会から報告を受け たばかりですが、その後、学校・PTA関係者 第1次実施計画には50項目もの新規事業とな や保護者、議会でも議論され、多くの方々の給 っておりますが、ほとんどが各分野での調査や 食に対する関心の高さと国の食育基本法の制定 計画策定であり、施設整備は維持補修の事業が もあり、前倒しして設置する経緯については3 メーンとなっていますが、その進捗状況はどう 月議会で教育長より説明がありました。そして、 でしょうか。 先月30日に再び検討委員会が設置されました。 3、本市の農業施策について。 我が国の農業算出額が10兆円を割ったという 記事を目にしました。本市においても10年前と 今回の検討委員会への諮問の趣旨と検討の内 容ついて伺います。 当然、中学校での完全給食の可能性について 比較すると農業算出額で90億から80億円を切り、 検討いただくものと思いますが、前の検討委員 耕地面積は4,500ヘクタールから4,000ヘクター 会では自校方式の設備投資やコスト面で従来の ルを割り込みました。農家戸数も3,000戸から 弁当給食とPFI方式による給食センターなど 2,000戸余りに減少し、うち専業農家は6.5%、 が示唆されました。現在の外食産業の発達や行 兼業農家は80%強になっております。農家人口 政コストなどさまざまな状況を踏まえ、完全か は1万4,500人から1万1,000人台で高齢化、後 部分給食か、家庭か外注の弁当選択制か、セン 継者不足が進展しています。 ター方式などその方式、方法、やり方について 農業の振興に力を入れるという市長の考えの はいろいろ幅広い対応が考えられます。 中で、独自の農業施策として「なせばなる元気 また、食育の推進や給食費の未払いなども問 な農村開拓事業」や、市民農園、田んぼアート 題化されておりますので、多方面から幅広い検 などを行っておりますが、これら消費者からの 討を期待いたします。そして、検討委員会の今 理解を得ることや市民の参加を促すことは大切 後のスケジュールはどのように進められるのか ですが、どのような理解を得てどのような効果 お伺いいたします。 を期待され農業振興につなげてゆかれるつもり なのでしょうか。私は、軸足をしっかりとし、 以上で1回目の質問を終わります。 ○須藤紘一議長 安部市長。 〔安部三十郎市長登壇〕 ○安部三十郎市長 ただいまの髙橋嘉門議員のご 質問にお答えをいたします。 幡原に1社、南工業団地に1社の誘致が決まっ ております。これらは、今後の誘致活動に大き な弾みがつくものと期待をいたしております。 ご質問のうち、平和通りの再開発事業の今後 さて、米沢オフィス・アルカディア応援会に について、そしてオフィス・アルカディアにつ つきましては、企業誘致を一層推進するため、 いて、さらにはマニフェストの成果・総括につ 首都圏の第一線で活躍されている米沢地域出身 いては私から、その他については担当部長より の企業人と米沢市の産業界と大学から参加をし お答えをいたします。 ていただき、平成16年11月に発足させ、これま さて、中心市街地の件でありますが、中心市 街地というのは当初から私の考えとして家庭に 例えた場合にはお茶の間のような存在で、市民 で東京会場や米沢で5回の委員会を開催してき ました。 応援会では、新たな企業や経済人の人的な紹 の皆様が集える重要な場所と認識しております。 介などの情報提供はもとより、海外の企業活動 平和通りの商店街の再開発につきましても、市 の実態や産業を取り巻く状況などグローバルな 街地再生の一環として何とかできないものかと 視点からのご意見や、好調な首都圏企業に対応 鋭意努力をしてきたところであります。 した地元企業との新たな連携の推進など幅広い ただし、再開発事業の中に公共施設を導入し ようと検討いたしましたが、公共施設を導入し ご意見をいただいているとこころであります。 このほか、現地視察会も行っておりますので、 た場合は全国的に事業成功の確率は非常に低い より具体的な提案や企業の紹介など企業誘致に ものと認識し、民間活力による再開発としてき 向けたさまざまな情報を提供していただけるも たところであります。現在のところは再開発事 のと期待をいたしております。 業につきましては商工会議所が中心となって進 また、トップセールスについてでありますが、 めているイメージプランについて詳細な内容に 昨年7月から首都圏を中心に定期的かつ継続的 ついて事務レベルで検討中であります。 な企業訪問活動を行い、さまざまな機会をとら また、昨日も粡町でドラマティック戎市があ りました。参上してみますと地元商店街の方々 えながら情報収集に努め誘致活動を行っている ところであります。 の気持ちというのが強くあらわれ、団結して頑 実績といたしましては、平成17年度は21回実 張るということがいかに大事かということが痛 施し、70の企業や団体を訪問いたしました。ま 感されました。 た、本年度は8月まで8回実施し25の企業や団 また、岩手県の商店街からも視察があり、さ 体を訪問いたしておりますが、各方面や経済界 まざまなところが視察においでになっているよ からの情報では、国内の経済環境は企業の海外 うであります。商店主、商店街の方々がみずか シフトの国内回帰現象に伴い、ジャストインタ ら立ち上がっていくという気持ちも極めて大事 イム生産方式などによる新たな設備投資の動き かというふうに考えております。 が出てきており、企業誘致においても大きな期 次に、オフィス・アルカディアの企業誘致に 待感を持っております。 ついてでありますが、平成13年分譲開始以来、 しかしながら、地方への事業展開においては ほとんど企業進出が1社しかありませんでした まだまだ厳しいものがあります。そのため、多 が、昨年の暮れからことしにかけて4社の企業 くの方々に米沢をPRし、現状を打開してゆき 立地が実現し、また、アルカディア以外にも八 たいとの思いからトップセールスを行っている ところでありますが、今後とも継続的な企業訪 あるまちづくりを目指していかなくてはならな 問活動を行い、誘致に一層拍車がかかるように いと考えております。 努力してまいります。 続いてマニフェストの中間報告についてのご 次に、厳しい企業誘致の状況の中で、その対 質問でありますが、一方的な報告ではなくて、 応策となる具体的な施策についてでありますが、 市民の方々をまじえた懸賞のイベントの方が効 申し上げるまでもなくオフィス・アルカディア 果的ではないかということから、実施の時期が はいわゆるオフィスを誘致するとともに物づく ずれてしまいましたが、中間報告の大会を催す り都市米沢を標榜する従来の技術基盤をもとに べく現在準備をいたしているところであります。 新たな産業の展開や地域内発型企業を支援、育 そして、当初のマニフェストの基本的な考え 成するものでもあります。 そのため、地方や市内外のベンチャー企業と の企業化促進策の一つとして、米沢商工会議所 が主体となり米沢地域産業支援センターを設置 いたしました。現在、16の企業団体が入居して おりますが、中にはIT企業など力をつけてい る企業もありますのでオフィス・アルカディア 方は今でも変わっておりません。当初の考え方 を貫いていけるように努力していきたいという ふうに考えております。 私からは以上であります。 ○須藤紘一議長 白田建設部長。 〔白田 悟建設部長登壇〕 ○白田 悟建設部長 私からは、1番目の市民派 用地への早期の進出に期待をいたしております。 マニフェストの成果と総括についてのうち⑴の さらに、本年度から他の自治体との競争力を高 平和通り再開発事業の現状と今後についての中 めるため、企業立地促進助成金制度による初期 で、市長がただいまお答えした以外の具体的な 投資への支援策を創設いたしました。PR方法 動きと現状についてからお答えいたします。 としては誘致活動においての紹介や本市や関係 平和通り再開発事業につきましては、これま 団体のホームページ、また広報「よねざわ」な で地元準備組合及び商工会議所、本市との三者 どを通じ広く周知を図っているところでありま でさまざまな議論、討論を重ねてきたところで すが、企業の反応としては立ち上がりの支援で あります。現在、本市といたしましては、ただ 大変有効であるとのご意見をいただいておりま いま議員お述べのとおり1点目は本事業は民民 す。今後は、中央と地方の経済格差など厳しい の開発として三者協議しながら支援していくこ 経済環境にはありますが、中小企業基盤整備機 と。2点目は本事業の中に公共施設は導入しな 構や山形県、米沢市の企業誘致促進協議会など いこと。3点目は町中は極めて大切なので総合 産学官の連携を今まで以上に深めながら、オフ 計画に沿って本事業とは別に市民交流施設を町 ィス・アルカディアへの企業誘致活動を積極的 中に設置すべく検討していくことという基本方 に展開していきたいと考えております。 針に沿って推進をすることであります。 さらにつけ加えますと、企業の訪問の折いた 議員ご承知のとおり、本年6月に米沢市中心 だいているご意見の中で、首都圏から移られる 市街地活性化推進議員連盟と地元準備組合、そ 従業員の方々にとって魅力ある町、住みやすい れから米沢商工会議所及び本市を含めた四者懇 町であることも大きな条件の一つであるという 談会を持ち、商工会議所が中心となって進めて ご提言をいただいておりますので、そういう意 いるイメージプランの説明を受けたところであ 味からも米沢市は市民は当然でありますが、よ りますが、その後、イメージプランの詳細な内 そから来られる方々にとっても住みやすい魅力 容について商工会議所から改めて事務レベルで 説明を受けたところであります。 現時点では、イメージプランについてより具 体的に事業の採算が見込める内容になるのか。 都市計画の再開発事業としての採択要件、いわ を利用いたしまして、延べ200人に対しまして総 合計画について説明を行うなどの周知活動を行 ってきているところでございます。 また一方、市のホームページにつきましては、 ゆる本地区についての制限である高度利用地区 総合計画をすべて搭載しておりましていつでも としての容積率や建ぺい率などでございますが、 市民に見ていただけるような環境づくりをして を満たす計画になるのか等を検討しているとこ いるところでございます。さらには、このたび ろであります。 実施いたしました市民満足度調査は、調査項目 今後とも再開発事業について準備組合、商工 を基本的に総合計画に沿った内容としていると 会議所、本市の三者で検討をしていきたいと考 ともに、平成18年度に実施する事業を資料とい えるところであります。 たしまして添付してございますので、調査対象 ただし、議員が心配されているように地元準 とされました4,000人の市民の方々にとどまらず、 備組合としての体力が限界に近づいてきている その対象となりました世帯など多くの市民の方 ことも確かでございます。こういったことを考 に総合計画について広く知っていただける機会 えた場合、地元商店街が元気の出るような側面 になっているものというふうに考えてございま からの応援も必要であると思っているところで す。 今後とも、総合計画を市民に理解していただ あります。 私からは以上であります。 ○須藤紘一議長 川北企画調整部長。 〔川北正昭企画調整部長登壇〕 ○川北正昭企画調整部長 私からは、まちづくり 総合計画における1年目の取り組みと実施の状 きまして、ともにまちづくりに取り組めるよう 積極的に周知活動を行ってまいりたいと考えて おります。 次に、7次計画は総括するとどうだったのか という点についてお答えしたいと思います。 況について、このうち最初に新たな総合計画が 第7次米沢市総合計画におきまして、計画し スタートしましたけれども、なかなか見えにく た事業の進捗につきましてはおおむね計画どお いという点からお答えしたいと思います。 り実施したものというふうにとらえてございま 計画を策定したから終わりではなく、それを す。重点事業として掲げました10の事業につき いかにして実現していくかが重要でございます。 ましては、東北中央自動車道の早期建設を初め このたびのまちづくり総合計画は、市民と行政 オフィス・アルカディア事業の推進、交流環境 の協働によるまちづくりを基本に据えまして、 整備の推進、上杉氏入部400年祭、上杉鷹山公生 各種政策を推進していくこととしております。 誕250年祭等の交流事業の開催など着実に事業を このためにも、市民に総合計画を理解していた 実施してきたところでございます。 だくことは重要であるというふうに考えており ます。 また、町の特色を醸し出す景観形成の推進、 学びの里づくりの推進、少子高齢化社会への対 これまで市民への周知につきましては、こと 応や快適な生活環境づくりなどにつきましては し2月に総合計画の概要版を市の広報とともに 課題もございますが、各種事業の実施により全 全戸配布したほか、概要版を約1,000部、それか 体的に目的達成に向けた取り組みができたもの ら本冊約600部を市民や関係機関の方々に配布し というふうに考えてございます。 てございます。また、鷹山大学の出前講座など 一方、南部土地区画整理事業の推進につきま しては、結果的には事業に着手できませんでし に前期分を総括したいというふうに考えている た。なお、全体では事業項目数373のうち363事 ところでございます。 業を実施してございまして、実施率は97.3%と なってございます。 それから、二つ目の市民力の活用につきまし ては、総合計画の実施につきまして市民の視点 また、検討事業といたしまして、先ほど申し で検証を行うなどまちづくり市民委員会の開催 上げました南部土地区画整理事業の推進事業や、 や鷹山大学におけるまちづくり人材養成講座の それから八幡原におきます天然ガス、コ・ジェ 開設などを初めとしまして、市民の市政への参 ネレーションシステム導入可能性調査事業に代 加を一層推進しますとともにNPO団体の活動 表されるエネルギー安定供給の推進事業など4 支援や男女共同参画社会の形成に向けた計画づ 事業、それから実施できなかった事業といたし くりを行ってございます。 まして、地区区画道路導入事業、それから新設 三つ目の産業の振興につきましては、工業振 道路等の通り名のない道路への親しみやすい愛 興計画と観光振興計画の策定に取り組みますと 称付与の検討事業など6事業ございました。 ともに、商店街の活性化を支援してにぎわいづ 次に、総合計画の進捗状況という点でござい くりに努めているほか、米沢オフィス・アルカ ますけれども、今年度はまちづくり総合計画の ディア団地への企業誘致に取り組んでございま 第1期実施計画がスタートしておりまして、着 す。 実な事業の実施により総合計画の目指す市の将 また、農業振興におきましては、認定農業者 来像の実現を図ってまいりたいというふうに考 などの担い手育成を図るとともに産地間競争力 えてございます。 の強化や地域産業、地域特産農産物の積極的な 第1期実施計画におきましては、平成18年度 PRと販路の拡大に努めてございます。また、 に265事業を実施予定しておりましたが、国や県 田んぼアート米づくり体験事業や市民農園事業 の補助メニューなどの変更によりまして9事業 などによりまして、農業を通じた都市住民等と を翌年度以降に実施することにいたしまして、 の交流を促進してございます。 256事業を実施することとしております。 このように、重点的に課題に取り組むととも このうち、ことし3月の市議会定例会でお示 に子育て支援などの重要課題に対しましても的 ししました市政運営方針におきまして、今年度 確に対応し、政策の実現を図ってまいりたいと は三つの分野を重点的に取り組むという考えを いうふうに考えておるところでございます。進 お示ししてございます。 捗状況につきましては、おおむね予定どおり、 一つには行財政の改革。それから二つ目は市 民力の活用。そして三つ目には産業の振興でご ざいます。 一つ目の行財政の改革につきましては、集中 改革プランに基づきまして聖域を設けずに見直 しを行っていくとともに市民満足度調査や目標 おおむねでございますがほぼ順調に進んでいる ところでございます。 以上でございます。 ○須藤紘一議長 後藤産業部長。 〔後藤 穂産業部長登壇〕 ○後藤 穂産業部長 私からは、3の本市の農業 の設定、評価、見直しのサイクルなどによりま 施策についてお答えを申し上げたいと思います。 す目標管理制度を実施しているところでござい 市民農園につきましては、農地を持たない市 ます。 なお、集中改革プランにつきましては、来月 民の方々に農地を賃貸し農作業や自然との触れ 合いを通じ収穫する喜びを体験していただくこ とを目的に市内3カ所60区画の農園を設置して 等により土地利用型作物であります大豆や麦の おりますが、大変好評で初めて農作業体験され 振興を図ってまいりました。大豆、麦等につい る方でも楽しくご利用いただいております。 ては来年度より実施される品目横断的経営安定 一方、ご指摘の田んぼアート米づくり体験事 対策の対象品目として指定されましたので、今 業につきましては、本市の観光や豊かな農産物 後も振興してまいりたいと考えております。ま を広くPRし、地元小野川温泉を中心に集客力 た、水田、畑地等の基盤整備を推進し、大豆等 の向上と活性化を図るとともに、体験農業を通 の生産性の向上と労力の低減を図ってまいりた じて消費者との交流を促進することを目的にし いと思います。 ており、官民一体となって推進協議会を設立し、 取り組んでいるところでございます。 このほか、担い手の育成についてであります が、国では担い手の明確化は支援の集中化、重 これら二つの事業に共通しておりますのは、 点化を掲げ認定農業者と集落営農組織の二つが 農作業を通じて多くの方々に農業や食への関心 農業の担い手として位置づけられました。この と理解を深めていただき、地元でとれる新鮮で ようなことから、目下、認定農業者の掘り起こ 安心安全な農産物を食していただく地産地消へ しを行っておりますが、9月1日現在で211経営 の理解や忘れてはならない農業の大切さを学び 体が認定を受けられるなど、認定者数は確実に 楽しんでいただくことにあります。これらの取 増加しておりますので、関係機関の連携を一層 り組みは、個々の農家を直接支援するものでは 強化し育成確保に努める必要があるものと考え ないこともありまして、農業振興への効果を具 ております。 体的にあらわしにくいところがありますが、農 経営規模別には、大規模な農家も存在する一 業への理解や関心を深めていただくだけでなく 方で小規模な農家は相当数あり、地域の農業を 地域のよさを再認識するためにも欠くことので 底辺から支えておりますので、このような小規 きない大切な取り組みだと考えておるところで 模な農家に対しては、規模拡大に向けた支援や ございます。 地域の集落営農組織等への参画について、関係 しかしながら、仰せのように農業や食への関 心と理解を深める取り組みだけでなく、農家の 所得や生産活動に対する支援も大変重要なこと だと認識をしているところでございます。 機関と連携しながら働きかけを行ってまいりた いと思います。 国の政策なくしては地方の農業の振興は思う に任せないのが実情でありますが、意欲のある 先ほど農業振興のための重要なポイントにつ 農業者への支援等も大変重要なことであります いて幾つかご指摘がございましたが、農産物の ので、さらなる市独自の取り組みについても今 販売対策につきましては激しい競争の中で産地 後の課題として検討してまいりたいと思います。 ブランドの確立を図り、より高品質、高付加価 私からは以上でございます。 値をつけた有利販売を展開する必要があります ○須藤紘一議長 板垣教育指導部長。 ので、JA山形おきたまや米沢青果株式会社な どの集荷販売業者と流通情報を密にし、連携を 一層強化してまいりたいと考えております。 〔板垣正明教育指導部長登壇〕 ○板垣正明教育指導部長 私からは、学校給食検 討委員会の設置についてお答えを申し上げます。 このほか、本市の農業は米を基幹作物とし、 中学校給食検討委員会は、既にご案内のとお 野菜、果樹、畜産等を組み合わせた複合経営が り8月30日に第1回目の委員会を開催をし、10 主体となっておりますが、米の生産調整の強化 名の方々に検討委員をご委嘱申し上げたところ しか飲食店の方が7店、あとは貸金業とかテナ でございます。 その中で、これまでの米沢市における学校給 ント関係だと思いますが、それで、今回また飲 食の検討の経緯でありますとか現在の小学校の 食の方がほかでやられるというようなこともお 完全給食、中学校の牛乳給食の状況についてご 聞きしまして、何か地元から歯が抜けたように 理解、ご確認をいただいたところでございます。 いなくなってしまう現状があるのかなというよ さらに、これからの検討についてのさまざまな うなことも思います。 ご意見をいただきながら、中学校の給食におけ そんなことを踏まえまして、この再開発の、 るその必要性、意義はもちろんのこと、中学生 現在なかなか見づらい面もあるかと思いますが、 の食の実態や学校関係者、保護者の食に対する 最大の障害となっていることはどういうことな 考え方の把握、さらには髙橋議員からもありま のかなということをどうとらえておられるか、 したように調理方法でありますとか手法などに ちょっとお聞きしたいなというようなことを思 ついて、幅広くあらゆる面から中学校給食の可 います。 能性について検討をしていただくようにお願い を申し上げたところでございます。 あと、オフィス・アルカディアの誘致の中で 市長のトップセールスが去年から行われている 既に委員の方からは、実施されている市町の というようなことですが、それで、市長におか 視察でありますとか食の実態調査などの希望も れましては今企業の実態といいますか、現状、 出されております。今年度は視察、それから調 日本の経済状況を踏まえた、そういったものが 査などを挟みながら、そのほか10月の下旬、11 学びとれるというか認識が高まっていくという 月の下旬、2月の上旬あたりのところ、3回の ようなことも、感想というか、そういうことが 検討委員会を開催することで委員の皆様のご了 答えがあったようですが、それで、当然、米沢 承をいただいたところでございます。 市のコンセプトといいますか、魅力といいます 来年度につきましては、これからの審議の進 か、その辺についてはこの計画なり、これを実 みぐあいを見ながらさらに検討が能率的に進め 施する段階からいろいろ項目を挙げながらオフ られるようスケジュールを設定してまいりたい ィス・アルカディアに取り組んできた経過があ というふうに考えているところでございます。 ると思います。 そういうことを踏まえまして、やはり市長は 以上でございます。 ○須藤紘一議長 1番髙橋嘉門議員。 もっと、当然いろいろな米沢市の魅力をPRし ○1番(髙橋嘉門議員) それでは、1番の項目 ているということはわかりますが、いろいろな の中で平和通りの再開発事業ですが、市長の答 情報網なり応援会等のいろいろなご意見をお聞 弁の中で粡町、岩手の例を挙げられまして商店 きしていると思いますが、もっと地元の経済界 の活性化といいますか中心市街地の活性化には とか地元の、例えば山大工学部のいろいろな今 地元の商店街の団結とやる気と情熱が不可欠で までの流れを重要視しながら、地元からもっと あり、それがやはり元気の源になっているとい 熱意が生まれてくるような、何か仕掛けといい うふうなことがありました。 ますか、そういったところを盛り上げていく努 そして、部長からは、今、商工会議所のプラ 力が必要なのかなというようなことを、情熱と ンについて具体的に詰めているというようなこ いいますか、そういったものを盛り上げるよう とで経過があったわけですが、それで、先ほど な、地元から盛り上がるような、そんな考え方 質問でも言いましたが、平和通りについてはた を持っていただきたいなというようなことを思 うわけですが、いかがでしょうか。 あと、マニフェストについてですが、市長は 最近市民との対話や座談会等の機会で、現在本 市には七つの課題があるというか、当面の課題、 いますか方向づけをしながら今後の総合計画、 まちづくりを進めていくのかなということをお 伺いしたいと思います。 あと、2点目ですが、市民力の活用とかNP これは平和通り、オフィス・アルカディア、西 Oの活用とか、あと協働のまちづくりの中で、 吾妻ロープウエーの経営、市立病院の経営、土 私、コミュニティーセンターのないところの地 地開発公社の未売却資産、産廃建設、南原の悪 区については大変問題があると前から思ってお 臭、この七つを挙げられております。私もお聞 ります。そういった意味で、やはりコミュニテ きしました。それで、いろいろ3年間市長のマ ィーセンターをきちっと市民が集える、またい ニフェストに対する取り組みについては見てい ろいろそういう活動のできる場を提供といいま るわけですが、いろいろ経過の中で市長がみず すか、つくっていくのが優先課題ではないかな から決断したり市役所が内部で判断してできる と思うんですが、その辺、またひとつご答弁お ものというのは、当然、簡単というかやりやす 願いしたいと思います。 いわけですね。ところが、先ほど七つ挙げた部 あと、4番目ですが、今回の前倒ししての検 分では、市政のつながる課題もあるわけですが、 討委員会の設置の中で、食育基本法の制定等も 何か市民とのコンセンサスというか、市民を巻 あるというようなことがあるわけですが、前回 き込んだ意見の集約とか、あと対外的な問題等 の検討委員とメンバーといいますか構成につい についてはなかなか問題解決が進んでないのか て、努力というか工夫、こういう方をメンバー なというようなことを思うわけです。 に入れて特色を持ったのかなという、その辺、 そこを考えますと、市長のいろいろな、市民 が主体のまちづくりとか、ご意見を聞くという どういう、前回の構成員と違う考え方で今回設 立されたのか、それ1点。 姿勢は結構なわけですが、こういう大きな課題 あと、3月定例議会で伊藤亮一議員の質問の を、今解決しなければならない課題の中で、政 中で議論があったわけですが、市長が記者会見 策を決断、判断する過程とか政治的な手法とか、 で中学校給食を早急にしたいということの中で、 その辺、やはりもう少し考えるというか努力す 教育委員会所管ですので、検討委員会の判断を る部分が必要なのではないかなというようなこ 待つというようなことの答弁がありました。そ とを私思うんですが、その辺についてお伺いし して、最近また市長はいろいろな機会に早期に たいと思います。 実現したいというようなことを市民の前で言っ あと、2番目の関係で、きのうも市民総体で ておられますが、その辺の真意、やはり今回設 陸上競技場の改修というようなことがあったわ 置される前にそういう執行者が余り外部でそう けですが、今議会で出ているわけですが、私は いう希望的観測で物事を言うというのは大変問 あそこの改修はやはり要望も高いし異論という 題があるのかなと私思うんですが、その辺1点 か反対はするつもりはないんですが、ただ、総 をお伺いしたいと思います。 合計画の中の実施計画にないわけですよね。実 2回目は以上です。 施計画に。そのことについて、これから事業展 ○須藤紘一議長 安部市長。 開というか総合計画を進める上で影響というか ○安部三十郎市長 私から、各地の市長を囲む座 問題はないのかなという気もちょっとするわけ 談会等で発言していることについてのご質問に ですが、その辺、どういうふうに理由づけとい ついてお答えをしたいと思います。 市長に就任をいたしましてから3年近くにな が一番でございます。これができないことには、 ろうといたしておりますが、この間、強く感じ なかなか前に進むことができないということで ておりますことの一つは、やはり前市政からバ ございますが、ただし、いつまでもこういう状 トンタッチをいたしました課題の一つ一つの重 況でいるわけにはいかないということも我々も さ、あるいは解決の困難さというものを痛感い 思っております。それも議員お述べのように、 たしております。そして、どういうものがある 組合そのものも体力の限界がきているというこ かについては七つほど挙げて市民の方々にお話 とを考慮すれば、とにかく早急にこういった具 をしております。いずれも市民生活にとって大 現化できるような計画を模索するということが 変重要な問題ばかりでありますので、きちんと 最大の課題であるというふうに思っております。 解決の処方箋を書いて解決をしていかなくては ただし、先ほども申し上げたように、こうい ならないというふうに思っています。 う体力の限界に近づいている状況の中で、地元 当然、市民の方々のご意見もお聞きし、相談 商店街が元気の出るような側面からの応援、こ しながら多面的にわたってご相談をしながら解 れも我々が必要な応援というふうに思っており 決していかなくてはならないというふうに思っ ます。 ています。そして、あえて七つ挙げております 私からは以上でございます。 のは、いつもこのような問題があるということ ○須藤紘一議長 後藤産業部長。 を忘れないで意識して仕事に取りかかっていか ○後藤 穂産業部長 私からは、オフィス・アル なくてはいけないということから挙げて、そし カディア団地の企業誘致に対する地元の熱意と て繰り返し繰り返し頭の中で考え、意識してお いいますか、盛り上がりが大変大事なのではな くためにも列挙しているものであります。 いかというご指摘のお話がございました。当然 次に、学校給食の問題でありますが、確かに ながら、重要なポイントだろうというふうに思 前向きに、しかもできるだけ早く結論を出して っておりますし、特に地元企業さんとの関連企 いただきたいということで私の希望は申し上げ 業、取り引き企業さんとの情報というのが非常 ております。おりますが、それに必ずつけ加え に大事な具体的な情報でございますので、大事 ておりますのは、あくまでも管轄、所管は教育 な情報だというふうな認識のもとに、市内の企 委員会であるということを申し上げて市民の方 業さんとの情報を得るために、私どもの関係者 に誤解のないようにいたしておることを述べさ も回りながら、あるいは会議等での情報交換を せていただいて、答弁とさせていただきます。 させていただいているところでございます。 ○須藤紘一議長 白田建設部長。 あわせまして、一番関連する山大工学部との 私からは、平和通りの今現 情報提供といいますか連携ということも大事で 在の最大の課題はどうなんだというご質問でご ございまして、いろいろな機会の中に工学部の ざいますが、これにつきましては非常に議員も 先生方にも入っていただいていますし、情報も おわかりと思いますが、先ほど3点申し上げた 寄せていただいております。具体的には、企業 とおりの方向で進めるという中で、民活を利用 誘致促進協議会等々の組織を通じながら、より した組合方式の再開発ということでございます 一層の情報提供をいただきながら進めていきた ので、これについては、やはり一番は都市計画 いというふうに思っているところでございます。 ○白田 悟建設部長 の再開発事業としての採択要件をクリアする、 ○須藤紘一議長 川北企画調整部長。 かつ採算性のある計画ができ上がること、これ ○川北正昭企画調整部長 私からは、総合計画に ないものの事業について問題はないのかという 前回、教育委員会の教育次長2名も検討委員 ご質問でございますけれども、総合計画自体に に含まれておりましたので、その点につきまし つきましてはがんじがらめの計画ということで ては2名とも、今回は部長職になりますが検討 ございませんで、例えば急を要するもの、それ 委員会からは外れております。 から状況が大きく変化したもの等につきまして そのほかの小学校、中学校の校長会の代表な は途中からでも計画にないものであっても計画 どについては前回と同様でございますが、10名 の中に入れざるを得ないというような状況が出 の限られた人数でございますけれども、1回目 てくる可能性もございます。その際の財源につ の検討委員会の様子を拝見をしておっても、そ きましては、よく調整いたしまして対応してま れぞれの立場から忌憚のないご意見を遠慮なく いりたいというふうに考えております。 述べられている姿を見て、手前みそではありま それから、二つ目のコミセンの問題でござい すけれども、大変それぞれの分野からふさわし ますけれども、私どもといたしましては、コミ い方々に委員になっていただいたのかなという センの問題は非常に優先度合いの高い問題とい ふうに思っているところであります。 うふうにとらえてございます。したがいまして、 これから作業が出てまいります第1期実施計画 の見直し、この中でよく検討してまいりたいと ○須藤紘一議長 以上で1番髙橋嘉門議員の一般 質問を終了し、暫時休憩します。 再開は午前11時10分といたします。 いうふうに考えているところでございます。 午前11時01分 休 以上でございます。 ○須藤紘一議長 板垣教育指導部長。 ○板垣正明教育指導部長 私からは、学校給食の 検討委員会検討委員のメンバーについて前回と 今回の比較というようなことでありましたので、 お答えを申し上げたいと思います。 まず、人数でございますが、前回が9名でご ざいます。今回は10名というふうに1名増にな っております。構成でありますけれども、前回 は小学校、中学校の保護者それぞれ1名ずつで ございましたが、今回は中学校の保護者のみ3 名というふうに保護者の数でいえば1名、しか も中学校に限ってというふうな構成になってお ります。 それから、知識経験を有するものというふう なことで、前回は歯科医師会の方から1名でご ざいましたが、今回は2名ふやして3名という ふうな構成になっております。歯科医師会、そ れから食と農を結ぶセンターの代表、そして調 理師の代表というふうなことで、前回よりも2 名ふえているところでございます。 憩
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