同一価値労働 に同一賃金を ! 間接性差 別禁上を法律 に 均等法を男女雇用平等法に ! 有期雇用 にも均等待遇 を どんな働き方でも均等待遇を ! ! ! ‐ ‐¨¨ .… …ヽ … Ⅲ …… 1‐ ‐ 、 出 … ヽ No.28.(10年 4月 28日 号) 〒 113‐ 0033東 京 都 文 京 T唖 】 IJLFAX 03‐ 発行 均等待遇 アクション 21事 務局 区本郷 5689‐ 2320 2‐ 40・ 13本 郷 コ ー ポ レ イ シ ョ ン 705 E‐ Irlail:kintou21mn.ocn.neJp ■TRL ht● ://V-15.∝ n.nejp/― kintou21ノ 郵便振替 00130‐ 7‐ 647497 均等待遇 アクション 21 4月 も終わろうとい うの に寒 い 日が続 き、体調管理 がたいへんな状態 ですね。2010年 度、最初 のニュースを お届け します。 3次 男女共同参画基本計画策定に向けて(中 間整理)へ 意見を届けよう 4月 15日 、第 3次 男女共同参画基本計画策定に向けての中間整理が発表されました。この内容についての公 ! 聴会 が 4月 20日 から5月 11日 までの間、全国 6ヶ 所で開催 されます。 また意見募集 が 4月 16日 か ら 5月 12 日まで行われます。多岐 にわたっていますが、第 4分 野 「雇用等の分野 における男女の均等な機会 と待遇の確 保」 と第 5分 野 「男女の仕事 と生活の調和」の部分の資料 と均等待遇 アクシ ョン 21事 務局意見 を同封 します。 内閣府 男女共同参画局 のホームページに載 っています ので読んで くだ さい。みんなで意見を届 けま しょう。 → http://www.gender.go.jp/danjO― kaigi/kihon/sanjikeikaku/ikenboshu.html 化する賃金・雇用制度 の下における男女間賃金格差 に関する研究会『報告 で 書』 公表 : 2008年 6月 から開催 されていました「変化する賃金・雇用制度 の下 における男ゴ間賃金格差 に関す る研究会 が 4月 9日 に「報告書」を公表 しました。資料 として報告書概要 と報告書 に対す る均等待遇 アクシ ョン 21事 務 局意見を同封 しますのでお読み下さい。 期労働契約研究会 『 中間取りまとめ』 出される ! 昨年 2月 から開催 されていた「有期労働契約研究会」の中間取 りまとめが 3月 17日 に公表されま した。その 後、 ヒア リング等 を行い、夏までに最終 「報告書」が出される予定です。資料として 中間取 りまとめのポイン 卜と均等待遇 アクシ ョン 21事 務局意見 を 同封 します。 100号 違反申立て¨・3月 のILO理 事会で正式に受理 !三 者委員会設置される !! シェル労働組合が 昨年 7月 、ユニオ ン 。ペ イ・エ クイテ ィ (UPE)、 商社 ウィメ ンズ ユニ オ ン、 ILOへ 100号 条約違反 の申立てを行 ってい ま したが、今年 3月 に開催 され ま した第 307会 期 の理事会 で受理 さ れ、審査 を行 う三者委員会 が設置 され た とのお知 らせが ILOか ら届 きま した。 三 者委員 は、政府側委員 Mr.v ines(オ ース トラ リア)、 労働側委 員 Mr.Adyanthaya(イ ン ド)、 使用者側委 員 Mr.Anderson(オ ー ス トラ リア)で す。今後 は、三者委員会 による政府 へ の事情聴 取等 が行われ、結論 と勧 告付報告 が出され るとい う流れ にな るもの と考え られ ます。 ご注 目を !! エクイティで丸ごと解決 /15(土 )東 京で 『 ペイロ :』 を開催 します :! 前号 ニ ュースで もお知 らせ しま したが、5月 15日 の午後、港区立港勤労福社会館 で 「ペ イ・エ クイティで丸 ごと解 決 !」 と題 した イベ ン トを開催 します (チ ラシ同封 )。 参加者み んなで職務評価 を実際にや ってみた り、 。 既 に実践 してい る職場 の報告 を聞いた りして 「職務評価」 を学んで、男女間、正規 非正規間の差別、格差是 正 に取 り組 みま しょう ! /30(日 )な く そう !官 製ワーキングプア∼第 2回 反貧困集会へ参加しよう:! 昨年、多 くの参加者があ った「なくそう !官 製 ワーキングプア反貧困集会」が今年 も総評会館で 5月 30日 (日 ) に開催 されますのでぜひ ご参加下さい。均等待遇 アクシ ョン 21事 務局 も実行委員会 に参加 してい ます。 (午 前 分科会 10:00∼ 12:00 午後 全体会 13:00∼ 16:40)。 詳細 はホームページをご覧下さい。→http://www.uniOn― kk.oomβ kansei― wp/2nd_assembly.html 新年度 がスター トしてい ます。均等待遇アクシ ョン 21の 会計報告 と予算を同封 してお りますので、ご覧下 さ い。均等待遇アクション 21の 会計年度 は 4月 1日 ∼翌年 3月 31日 です。振込み用紙 を同封 してお りますので、 2010年 度 の賛同金のご納入にご協力をお願 いいた します。既 に前納 い ただいている皆様 には、同封 してお りま せん。 また、2009年 度分の未納 の皆様 には併せてご納入 いただけます ようお願いいた します。 / 間接差別 をなくし、同一価値労働同一賃金を実現す る∼ ,″ ″ ′珀暉饉層アクシ ヨン′r」 ″層口乞″″ rrFr― rr′ θθθ事″ ∼ノ 呼びかけ人】 【 愛子 相 原久美子 浅倉 むつ子 伊 田 広行 大沢 真理 大野 町子 大脇 雅子 木下 武男 木村 晃 小宮山洋子 柴山恵美子 清水 澄子 正路 怜子 菅沼 友子 竹中恵美 子 誠 小池 熊沢 弘子 林 陽子 福 島みず ほ 藤田 一 枝 船橋 邦子 中野 麻美 林 津 和 慶子 寺沢 勝子 滋 博 吉川 春子 脇田 古 田 典子 松本 惟子 円 より子 三山 雅子 森 ます美 山本 子 浅 【賛同者】合場敬子 相澤美智子 青木艶子 赤石千衣子 赤羽佳世子 赤松 良子 秋元恵子 秋山淳 五十嵐美那子 井真由美 朝倉泰子 浅野美恵子 荒井利津子 安藤直子 飯田治子 飯塚雅子 丼加田まり 池 田資子 池田芳江 石田絹子 石田好江 居城舜子 石川久枝 石橋慶子 石原豊子 石田久仁子 伊豆 田 アキ 伊田久美子 市川若子 市吉澄枝 伊藤 セツ 伊藤みどり 稲場みち子 稲元周子 稲垣眸 稲邑恭子 井上美代 井上睦子 丼上好子 今井けい 今福庸夫 岩井久江 上田佐紀子 植野妙実子 字賀神慶子 宇 仁宏幸 内田典子 内海和子 梅沢栄子 浦川悦子 江藤智佐子 江野本啓子 江森民夫 遠藤恵子 遠藤公 嗣 大国和江 大竹美登利 大貫遵子 大本徹 大山七穂 緒方玉江 小城智子 奥山たえ子 奥山えみ子 奥 田公恵 奥田祐子 尾沢邦子 小沢明美 尾崎 かおる 尾崎公子 小田み どり 尾辻喜代子 小野寺 さよ子 折原和代 折原 由紀子 飼手和子 片岡千鶴子 片岡陽子 加藤順子 加藤伊都子 加藤登紀子 門林洋子 角 山優子 金子哲夫 鎌倉淑子 上村勝行 亀永能布子 亀田篤子 鴨田哲郎 河上婦志子 川橋幸子 川名 はつ子 漢人明子 木越陽子 木住野理栄 北明美 北岡孝義 貴田月美 北 日明代 木村瑛子 木村涼子 木元弘子 木元美代子 草薙順一 櫛渕万里 楠井道雄 國本淳子 久野澄子 久場嬉子 熊崎清子 久米弘 子 倉知博 黒岩秩子 黒岩容子 黒沢節子 桑原輝子 玄場絢子 郡和子 越堂静子 伍賀偕子 小島妙子 4ヽ 島八重子 後藤安子 五島昌子 小林千代美 小林佳子 小林ひろ子 小林真千子 小松満貴子 小松加代 子 菰田由美子 小柳優子 古山啓子 近藤 正代 近藤美恵子 今野久子 斎藤栄子 斉藤繁子 斉藤正美 坂井隆之 酒井和子 酒井興子 逆井征子 坂本敦子 坂本福子 阪本美知子 佐崎和子 佐藤敦子 佐藤由 紀子 佐藤公子 佐藤周一 塩原節子 志賀寛子 宍倉良枝 設楽 ヨシ子 志田なや子 芝崎麻紀子 島田美 │は き子 清水計枝 清水純子 清水直子 清水恵 白木憲一郎 新谷文子 神惇子 陣内絹恵 末 恵子 嶋り 永節子 杉村和美 杉井静子 鈴木 よし子 鈴木京子 清山玲 関優美 瀬古由紀子 瀬野喜代 添 田包子 高島順子 高島道枝 高木睦子 高橋高子 高橋広子 高橋弘子 高橋みよ子 高橋洋子 高山紀世美 高田 洋子 高村裕子 高須裕彦 滝沢香 滝秀樹 武井多佳子 竹内勝子 竹 内三輪 竹信三恵子 但馬 けい子 田代瑞恵 立花英人 龍田美智恵 建部玲子 立間節子 田代早苗 谷恵子 谷博之 田沼祥子 田沼久男 田中喬子 田中玉枝 田中環 津久井勝子 辻新一 堤典子 綱島文江 椿茂雄 露木肇子 都留伸吾 戸枝 晶子 遠野 はるひ 当麻 よし子 戸川美穂子 徳茂万知子 戸塚秀夫 富永誠治 富田修司 内藤篤男 内藤 忍 中村史子 仲谷良子 中村和雄 中村 ひろ子 中谷紀子 中谷文美 永井初子 永井 よ し子 長嶋信也 長坂寿久 中林晶子 名田明子 夏木ふみ 鍋 島初美 贄川由美子 二木洋子 西島博 西田英俊 西浜楢和 ロ 西谷敏 仁田裕子 丹羽雅代 根本 ますみ 野崎光枝 野畑員理子 野村生代 橋本 ヒ 子 長谷川伸子 畑 中邦子 八谷真智子 服部雅美 馬場裕子 花崎摂 浜田小夜子 早房長治 葉山洋子 林誠子 林瑞枝 原 日向繁子 平川和子 平川景子 平川弘子 広木道子 深澤秀 ││つ や子 肥田和子 澤那美子 坂喜代子 樋り 子 福原宇子 福田健一 福地絵子 藤井俊道 藤浦由美 藤枝泉 藤沢真砂子 布施由女 舟山三千子 古 田睦美 古守恵子 古谷悦子 朴木佳緒留 細谷久美子 堀江和子 堀内光子 堀 口悦子 本間伸子 本田次 男 本間節子 本間重子 真壁清子 牧 田真 由美 松井京子 松野菊美 松崎歌子 松村文 人 三重野栄子 三 島春子 三橋敦子 南明美 官地光子 宮成友恵 村上克子 村松安子 村藤美枝子 望月悦子 望月す み 江 本尾良 本山央子 守芙美子 森容子 森本孝子 森田園子 森田千恵 森谷久子 屋嘉比ふみ子 柳沼 千枝 矢澤澄子 矢澤江美子 矢島床子 矢谷康子 山崎久民 山崎摩耶 山下慶子 山下 はるみ 山下泰子 山 口雪子 山藤将之 山田久爾枝 山本幸子 山崎員由美 山本令子 山崎耕一郎 山 口わか子 柚木康子 養父知美 横山基子 吉田隆 吉田啓子 吉田千秋 吉原美恵子 吉村怜子 四谷信子 和気文子 脇本 ちよ み 渡辺泰子 渡辺聡 和田肇 和田成枝 匿名 3名 【賛同団体】 アミカス嘱託職員 ユニオ ン おんな労働組合 (関 西) 神奈川 シティユニオン 関西女 の労働問 国労婦人部 自治労中央本部女性部 自治労横浜関連支部協議会 題研究会 均等待遇 アクシ ョン 21京 都 昭和 シェル労組 女性ユニオ ン東京 すみだ ユニオン せん しゅうユニオン 全国労働組合連絡協議会女性委 ー 員会 全統 一 労働組合 大鵬薬品工業労働組合 男女差別賃金 をな くす連絡会 都議会生活者 ネ ッ トワ ク なかまユニオ ン 那覇市職労那覇市臨時非常勤職員労働組合 新潟県教職員組合女性部 にいがた女性会議女 性 の労働部会 日本教職員組合女性部 日本労働組合総連合会男女平等局 練馬区立図書館協力員労働組合 働 く女性 の人権センターいこる ふ ぇみん婦人民主クラブ 民主党 郵政労働者 ユニオン 横浜 フォーラム労 働 組 合 連 合大 阪 CAWネ ッ ト・ ジ ャパ ン I女 性会議 I女 性会議 大阪 I女 性会議東京都 本部 (10.04。 261見 在 ) 2008年 度分 (2008年 4月 ∼09年 3月 )以 降、賛同費をご納入いただきました方 々のお名前を掲載 しています。 《 2 2010年 4月 は じめ に 均等待遇 アク シ ョン21事 務局 r 中間取 りまとめは、雇用 の不安定 さ、待遇の低 さ等不安、不満 を有 し、正社員 との格差 が顕 著 な有期契 約労働者 の課題 に対 し政 策的 に対応す ることが求め られてい ると し、雇用の安定 と公正な待遇の確保 のた め、有期労働契約法制 の整 備 を含め、ル ール の在 り方 を検討 し、方 向性 を示す ことが課題 と してい ます。 しか し、残念 なが ら全 体 を通 して この中間取 りまとめでは、雇用の安定 と公正 な待遇 を確保す る対策 が見 えてきません。有期契約労働者は多様 な労使 の ニーズによ り増加 し、多様 な集団にな って きた と述 べ て い ますが、現実 は、もっぱ ら使用者 の ニーズで あ って、正社員 を希望 しながら働 き 国がなか った ため に、や む を得ず有期雇用労働者 とな ってい る労働者が多 いのです。生殺与奪 の権利 は使用者 に握 られていてt労 働者 は「いつ雇 い止めになるかわか らない」 とい う不安 と、 「有期 =非 正規」 とい うことを理 由 に した低 賃金 。低処遇 (正 社員 との処遇格差 )と い う中で働 い て い るのです。 最終取 りまとめでは無限定 に拡大 しつづ ける有期契約労働 を明確 に規制す る内容 にす べ きです。 1.対 象者 は 一 部 の 有期 契 約 労 働 者 だ け ?…・.パ ー ト労 働 者 の 多 くが 有期 労働 契 約 パー ト労働者 (短 時間労働者 )の 多 くが有期労働契約 です。 この「有期労働契約研究会」 の対 象 は、契 約社員、有期契約のいわ ゆるフルタイムパー ト等 と思われ ますが、短 時間パー ト労働者等 を含 めたす べ て の有期 契約労働者 を対象 に検 討を行 うべ きです。 「有期労働契約」の持 つ問題点 をきちん と分析 し、対策 を検討 しなければならない と考 えます。 2.有 期 労働 契 約 締結 には 、正 当事 由 が 必 要 一 入 リロ規 制 を明確 にす べ き 中間取 りま とめで、我 が国 においては、無期労働契約 の原則 を採 用 してお らず有期労働契約 の締結事 由 。目的は当事者の 自由。そ して有 期労働契約 は、雇用の中心たる長期雇用を補完 してきたと述 べ て い ま す。今 こそ、無期労働 契約 を原則 と し、 有期労働契約 の締結 は一時的 ・臨時的業務等、合理的 な理 由があ る場 合 に限 るとい う入 り回規制 を法 制化す るべ きです。事業所の実態調査で約4割 が各 々、人件 費を低 く 抑 えるため、業務量の中長期的な変動 に対応す るため に活用 してい ると答えています 。有期契約労働 の濫 用 を防 ぐために恒常的な業務 での有期雇用契約 は禁止す べ きです。 3.更 新・雇 止め (出 口規 制 )の 法制 化 を I L 0158号 条約 (使 用者の発意による雇用 の終了 に関す る条約)・ 166号 勧告 (同 勧告)を 批准 し、契 約を反復更新 したら、無期契約 とす る。雇止め (雇 用の終了)に は、予告期間を規定する等の規制を行 う ことを検討すべ きです。 4.均 衡処遇 ではなく、同 一 価値労働 同 一 賃 金の原則で均等待遇を規 定することが必要 中間取 りまとめでは、公正な待遇の実現 として均衡処遇を挙げてい ます。有期契約労働者 を職務内容や 責任 の度合 いに応 じてと して、4つ のタイプ分けをお こなっています。①正社員同様職務型② 高度技能活 用型③別職務 。同水準型④軽易職務型です。正社員 に同視 し得 る者 のみ均等待遇 に し、他は均衡処遇 (努 力義務、説明責任)に す ることで、多様な労働者を対象 に実情に即 した対応が可 としていますが、パー ト 労働法 と同 じで有期労働者 を階層化するだけであって差別はなくな りません。すべ ての有期契約労働者 に 対す る差別を禁止 し、均等待遇を規定 しなければ公正な待遇にはな りません。性 に中立で客観的な職務評 価 システムを確立 し、正 当な価値評価をす ることが求め られてい ます。 3 変化する賃金・ 雇用制度の下における 男女 賃 金 格 差研 究 会 報 告 書 (2010年 4月 )に 対 す る意 見 2010年 4月 均等待遇アクション 21事 務局 1.検 討 対 象 が 正 社 員 の 所 定 内給 与 だ けで は 、 男 女 賃 金 格 差 の 実 態 を提 え られ な い 研究会では、パー ト、臨時 。日雇 い労働者を除 く一般労働者の平均所定内給与の男女格差を検討対象 と しています。一般労働者に含 まれているフルタイムの非正規 も、雇用形態間の賃金格差になるので、対象 としていません。「パー ト労働者間の男女賃金格差は正社員間よ り小さいので、分析対象としない」という 理由も納得できません。 これでは女性が感 じている現実の賃金格差に応える ことはできません。非正規や 賃金の諸手当も含めて検討すべ きです。 2.男 女賃金格差は縮小していないという認識が希薄 2009年 の女性 一般労働者の平均所 定 内給 与 (賞 与、残業手当、パー ト含 まず)は 、男性 の 69.8%と さ れていますが、非正規 を含 め ると 50%以 下 にな ります。 一般労働者 は 20年 余で わずか 10ポ イ ン トの縮 ガヽ (1986年 59.7%)に とどま り、 さ らにその 間 に女性 非正規が過 半数 を占め るようにな った ことを考 え れば、 報告 書 の 「長期的 には男女賃金格差 は改善傾 向にある」 とい う認識 は不十分です。 国際的には男女賃金格差 は 80%前 後 とな ってお り、日本では格差是正が ほ とん ど進 まなか った という厳 しい状況 を認識 す ることが 必要です。 3.格 差 の 要 因 は 、 勤 続 年 数 の 短 さ と 管 理 職 比 率 の 少 な さ だ け で は な い 「女性 は年齢が高 くなって も賃金が上が らな い こと、勤続年数が 短 く管理職比率が少な い こ 報告書で は、 とが格差 の要 因」であると述 べ ています。 しか し労使 アンケー ト調査 (労 働政策研 究 。研修機構 )に よると、格差 の要 因認識は、 「① 管理職比率 ② 業務難易度 ③ 職種 ④ 勤続年数 ⑤ 転勤 」 となってお り、報告書 とは大 きな認識のずれが あ ります。 4.賃 金 制 度 や 採 用 ・ 配 置 ・ 昇 進 で は い まだ に 男 性 優 先 報告書で は、直接的な男女別賃金表はな くなった ものの、 「コー ス別雇用管理 ごとの別立て賃金」や 「成 果主義賃金では評価 に家族 的責任を考慮 しない」「役職手 当、職務手当、業績 手当を支給 されて いる女性 は 少な い」 と述 べ て います。 「中核的 。基幹的職務 には男性が 多 く配置 され 、男性 のほ うが給与が高 く、訓練 も男性 に多 く実施 」 また、 「大企業 ほ どコース別雇用管理が多 く、勤続 年数 につれ て賃金格差 が大き くな る」と指摘 されています。 これ は、企 業 が 女性 の経験 や能 力を正 当に評価 しなか った ことの表れで、 この 要 因の分析 こそ必要です 。 5.賃 金 ・ 雇 用 管 理 の 見 直 しや ポ ジ テ ィ プ・ ア ク シ ョ ンだ け で 賃 金 格 差 は 是 正 で き な い 報告書 では、「コー ス別雇用管理 の適正な運用」や 「ポジテ ィ ブ・ アクシ ョンの推進」な どが提起 されて いますが、「賃金格差 に 関す る労 使 の問題意識が低下 し、各企業の労使 は格差 の実態を把握 して いな い」と し、厚労省が作成 した 2003年 のガ イ ドライ ン (男 女間 の賃金格差解消 のための賃金管理及び雇用管理 改 善方策 に係 るガ イ ドライ ン)は 効果が上が って いな い ことも認めて います。 その上で、「男女別統 計資料 の整備 、実 態把握」 を行 い、「労使 の 取組み を推 進す るための 支援 ツー ル」 を作成す る として います。 これ まで と同様 、企業 にポ ジテ ィブ・ アクションを求めるだ けでは賃金格差 是 正はで きません。 _ 6.間 接 差 別 禁 止 と女 性 の 仕 事 の 正 当 な 価 値 評 価 シ ス テ ム を 報告書で も明 らかなよ うに、賃金制度 は性 中立的で も運用では出産・ 育児 が不利にな うた り、基幹業 務 には長時間労働や転勤な どが求め られ、事実上の 間接差別が多数 あ ります。 これは法で禁止すべ きです 。 さらに、 女性 の職務 は 困難度が低 く責任 も軽いとみな され、経験 も評価 されて いません。 女性 と男性 、 非正規 と正規の賃金格差是正 を実現す る客 観的で性 中立的な職務評価 システムの作成は、国が取 り組 む ベ き緊急な課題です。 牛 ︱ 担″﹄ 已 ﹄ 島瑚乃 ﹃ヽ コ ” ・ Q A て ア 事には同 じ賃金、国際基準だよ ! すべてが│ ││‐ │‐ ││‐ │‐ │ │ 魚 をもる 国連女性差別撤廃委員会 (CEDAW)や ILO条 約勧告適 用専門家委員 会 か ら、 日本政府 に対 して条約 を遵守す るよ うに 、意見や勧告 が 出 されて い ます。貧困や身分差別 をな くす ジェンダー 平等政策 の要 は、 性 に中立で 客観 的 な職務評価 の 実施 (ペ イ・ エ クイテ ィ)に よる賃金 の 均等待遇 です 。 具体的 な取組み について情報 交換 し合 い 、 あ らたな一 歩 を踏 み出 しま しょ う。 1 2 3 試 してみ よう :職 務評価 (担 当PECO) 中野麻美弁護士 今 後 の課 題 具 体 的な取組 み の 紹介 ロ ケアワーカーの職務評価 ・ 郵政現場 の職務評価 ・ 商社兼松 の職務評価 4. パ ネルディスカッション 日 時 5月 15日 (土 ) 午後 ::30∼ 4:30 ここう 港区立港勤労福社会館 第一洋室 HH代 500n 中野麻美 さん (弁 護士) 塩原節子 さん (東 京ケアユニオ ン) 山岸 親 さん (郵 政ユニオ ン) 木村敦子 さん (兼 松元原告 ) 屋嘉比ふみ子 さん (PECO) 共催 均等待遇 ア クシ ヨン 21 ユニ オ ン・ ペ イ・ エ クイテ イ (U'E) 全石油昭和 シ ェル 労働組合 商社 ウィ メ ンズ ユ ニ オ ン 連 絡先 均等待遇 ア クシ ョン 2 1 :TEL&FAX 03-5689-2320 Email:kintou210siren.ocn.ne.jp タ 場所 港 区立 港勤労福祉会館 第一 洋室 東京都港 区芝 5丁 目 18番 2号 連絡先 電話 :03-3455-6381 交通アクセス 地図 東 京 者ロ 福 祉 会 」R山 手線 、京 浜 東北線 田 町駅西 口 徒 歩 5分 地 下鉄 浅草線 、三 田線 三 田駅 徒 歩 1分 至 品 川 駅 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ELO申 立て 受理される !! 昨年 が 7月 に、3組 合 〔ユニオン・ベイロエクイティ(UPE)、 商社 ウィメンズユニオン、全石油昭和シエル労働組合 〕 ILOに 行つた「ILO憲 章 24条 に基 づ く日本 の男女 賃 金 差別に関する 100号 条約 (男 女 同 一価値労働 同一報酬 条約 )違 反 申立」が 、正式 に受理され ました。今年 3月 に開催された第 307会 期 の理 事会で受理 され 、審査す る三者 委員会が設置されました。 INTERNA■ ONALLABOUR OFFICE BUREAU INT[RNAT10NAL DU TRAVAIL OFICINA INTERNAC10NAL DEL TRAB劇 ○ 政府側 委員 Mr.V ines(オ ース トラ リア ) 翼1島 ,イ 11霞ヽ 働 籠,cTaln,ゐ lsdd,uSい ″Shl" Daiba Fron,icr D」 !d● 316° Ooo「 労働側 委員 Mr.Adyanthaya(イ ンド ) ‐7 AV,2010 使 用者側委員 Mr.Anderson(オ ー ス トラ リア ) F4ui,,JⅢ lng Ⅲ ⅢЖd氷 ,知 cc"¨ Rmunぃ on Covm“ η.19'16010U) the U● on Paッ 6o■ emmJ■ oF,apal of(k助 11“ “ Iツ 。口01k,lo inFOrnyollth■ sur慟 鴫 Ouで 、 以落 eming● しpr∝ mm'■ Sぃ io〕 (V“ h20111 ti● 307・ ● u"“ exa市 口,"o● olreFc“ “ ortlr Commitた o3ic,M〔 Vics(GovcrOmcni nt“ ヽL (Wコ南 meFb● i lndiう and・ Ir Andc‐ the c。 瘤 ‐●g DOdy.h● ■n3 0“ uり d“ aroO● s24 ard "│“ Au… Lax tt Ad,anilり ■ yr ntmm睡oヒ )人 ⅢcL● ∞ oテ rorメ mr "│● o“ 晰 s(aOぃ血引 c“ 0,4"、 `ody byi“ 10M∼ 2010'h■ mFo― lon ●cLiⅢ lommi■ “ “ o■ 31on″ "pr∝ ,中an t趙 w‖ ,た ,betoos市 嵌 tO¨ ¨ Vonは nl “ of ∠ 均等待遇アクション2,a-0予 算 2009年 度は、賛同金や グ ッズの売 り上げ収入が伸 びず、厳 しい状況 にあ りましたが、複数 の 団体・ 個人か ら多額の きん とう基金を頂 き、息をつ くことがで きま した。有難 うございま した。 今回のニュースに振込み用紙を同封致 しま したので、賛同金の振込 をどうぞよろしくお願 い 致 します。 ☆ 賛同費は一 日 2000円 です。団体は二 日以上お願 い します。 計報告 C2009年 4月 ∼2010年 3月 ) 収 入】 【 費同金 (個 人・ 団体) カンパ かるた売上 集会参加費 雑収入 (コ ピー代等) きん とう基金 1, 900,000 208,000 24,150 2,900 18,680 41,000 11,042 000,000 前期繰越金 112,817 ILOリ ー フ売上 バ ンフ売 上 2010.3.311現 燿L 支 出】 【 ニュー ス郵送費 アル バ イ ト代 光熱費 通信費 郵送費 事務用品費 WEB更 新料 コ ピー キ ッ ト・ リー ス 謝礼 (講 師・ 翻訳) 共同行動費 印刷費 ILOリ ーフ ・ 封筒印刷 事務所家賃 (1年 分 ) 雑費 計 2,318,589円 174,660 717,070 38, 872 69, 682 7,095 20, 787 50,000 71,820 35,000 3,000 19, 950 186,445 540,000 22. 725 1,957,106円 361,483円 計 繰越金 10年 度予算 (2010年 4月 ∼2011年 3月 ) 収 入1 【 賛同金 カ ンパ リー フ等売上 雑収入 前期繰越 金 1,000,000 200,000 200,000 100,000 361,483 支 出】 【 ニュース郵送・ 印刷費 `イ ト代 アル′ 250,000 720, 000 40, 000 70,000 10,000 光熱 費 通信 費 郵送費 事務用 品費 (含 む封 筒 印刷 )50,000 WEB更 新料 50, 000 70,000 謝礼 (講 師 0翻 訳 ) 30,000 事務所家賃 (1年 分 ) 540,000 雑費 11,483 コ ピー キ ッ ト・ リー ス 共 同行 動 書 計 1, 861,483円 計 20。 000 1,861,483円 7
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