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【GM-61】
2014 年 4 月 1 日 (第 1 版)
医療機器認証番号:225ABBZX00063000
機械器具 6 呼吸補助器
管理医療機器 CPAP キット (JMDN コード:70579000)
インスピロン バブルCPAPシステム
再使用禁止
【形状・構造及び原理等】
【警告】
<形状>
1. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトル
(型番:BC01)
<使用方法>
1. 使用する前に本品の接続に誤りがなく、各接続部が気密か
つ確実で、接続部でガス漏れがないことを確認すること。
[適切な CPAP(持続的陽圧気道内圧)療法が行えないおそれ
がある。]
2. 本品の使用中は、呼吸の状態、腹部の状態、カニューラの
位置、酸素濃度、ガスの温度および PAP (気道陽圧)などを
適宜観察すること。
【禁忌・禁止】
<適用対象(患者)>
体重 10kg を超える新生児または乳幼児
<併用医療機器>
本品の構成品以外の呼吸回路と接続しないこと。
<使用方法>
1. 再使用禁止。[本品はディスポーザブル製品であり、再使
用による機能低下、並びに交差感染のおそれがある。]
2. 洗浄・滅菌禁止。[正常に機能しないおそれがある]
3. 本品の乾熱滅菌及び高圧蒸気滅菌は行わないこと。[製品
の変形及び破損のおそれがある。]
4. 本品の EOG 滅菌は行わないこと。[製品に有毒ガスが残留
するおそれがある。]
5. フェノールやエーテルなどの有機溶媒やホルマリン系消
毒剤は使用しないこと。[製品の変形及び破損のおそれが
ある。]
6. 12L/分を超えるガス流量を流さないこと。[終末呼気陽圧
が高くなりすぎるおそれがある。]
7. 本品を改造しないこと。[改造により正常に機能しないお
それがある。]
8. 火気のある場所及び発火のおそれのあるものの近くでは
酸素を使用しないこと。[火災のおそれがある。]
9. 回路をブランケットやタオル等の可燃性の物質で覆わな
いこと。[火災のおそれがある。]
10. 結露を取り除くためにインスピロン バブルCPAPシン
グルヒーターワイヤ回路の吸気側呼吸回路を曲げないこ
と。[ヒーターワイヤが破損するおそれがある。]
11. インスピロン バブルCPAPシングルヒーターワイヤ回
路の吸気側呼吸回路が直接患者の皮膚に接触しないよう
にすること。[患者の皮膚に熱傷が生じるおそれがある。]
番号
①
名称
22M/15F コネクタ
(ISO5356-1:2004)
②
ボトルの蓋
③
水位ライン
④
ボトル
⑤
水位調節ポート用キャップ
⑥
呼気排出ポート
⑦
クランプホルダー(ISO19054 対応)
⑧
PAP 調節レバー(設定圧 0~10cmH2O、精度±1.0cmH2O)
⑨
PAP 参照マーク
⑩
バルブ
2. インスピロン バブルCPAPネーザルカニューラキット
(型番:BN11~14)
番号
吸気側カニューラ接続管
②
呼気側カニューラ接続管
③
カニューラ
④
帽子
⑤
接続管固定ホルダー
⑥
ファスナーテープ
⑦
顎ストラップ
⑧
気道内圧チューブ
⑨
圧モニター接続ポート
取扱説明書を必ずご参照ください
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名称
①
各型番のカニューラのサイズ
【使用目的、効能又は効果】
<使用目的>
本品は、乳幼児の呼吸管理(持続的気道陽圧法)のために、ガス
供給源に接続し、加温加湿器と併用して使用する CPAP キットで
ある。
【品目仕様等】
型番
サイズ
BN11
BN12
BN13
BN14
A(mm)
B(mm)
1. 形状・構造に基づくチューブの耐キンク性
屈曲時の抵抗の上昇は呼吸管(蛇管)がまっすぐな時の値の
150%を超えない。
2. 気密性
漏れが 25mL/分を超えない。
3. 接続部の強度
アダプタと呼吸管(蛇管)が 45±2N の力で外れない。
4. 生物学的安全性
JIS T 0993-1:2005 に適合
C(mm)
0
2.1
2.8
63
1
2.4
3.2
63
2
2.6
3.8
63
3
3.8
4.4
74
4
4.2
5.0
74
5
5.0
5.0
85
6
5.6
5.5
85
7
6.8
6.0
85
【操作方法又は使用方法等】
各型番の帽子と顎ストラップのサイズ
型番
帽子
<使用方法>
1. カニューラの選択
患者の鼻中隔の幅を測定して、適切なサイズのカニューラを
選択する。必要に応じて、患者の頭の大きさに応じてカニュ
ーラ両端の凹部(節)を切断し、カニューラの全長を調節す
る。この時、両端の長さは揃える。
顎ストラップ
サイズ
色
置き寸(縦×横)
サイズ
BN11
スモール
赤色
115×55mm
スモール
BN12
ミディアム
青色
115×95mm
スモール
BN13
ミディアム
青色
115×95mm
ラージ
BN14
ラージ
黄色
130×95mm
ラージ
3. インスピロン バブルCPAPシングルヒーターワイヤ回路
(型番:BN21)
番号
名称
①
吸気側呼吸回路(ヒーターワイヤ内蔵)
②
呼気側呼吸回路
③
圧モニターチューブ
④
ウォータートラップ
⑤
温度センサ接続ポートキャップ
⑥
チャンバー用温度センサ接続ポート
4. インスピロン バブルCPAP減圧バルブ(型番:BC21)
番号
名称
①
酸素センサ接続ポート
②
ガス供給ポート
<作動・動作原理>
ガス供給源から PLS バルブへ流入したガスは、加温加湿器に設置
された加湿チャンバーで加温加湿され、吸気側呼吸回路、カニュ
ーラを経て患者に供給される。患者の呼気ガスは、カニューラ、
呼気側呼吸回路を経て、ジェネレーターの水中に排出される。こ
の際、ジェネレーターのバルブ高さに応じた水圧及び呼気ガスが
排出されることにより生じる泡によって、振動のある陽圧を患者
に伝える。
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2. 呼吸回路の組み立て
(1) インスピロン バブルCPAPネーザルカニューラキット
の透明の呼気側カニューラ接続管をカニューラに接続す
る。次にインスピロン バブルCPAPネーザルカニュー
ラキットの気道内圧チューブの付いた青色の吸気側カニ
ューラ接続管をカニューラに接続する。この時、気道内圧
チューブの先端がカニューラの近くにくるように調節す
る。
(2) マノメーター等の圧力を測定する器具を吸気側カニュー
ラ接続管の近位部にある圧モニター接続ポートを介して
接続する。
(3) インスピロン バブルCPAP減圧バルブのガス供給ポー
トに、酸素投与に用いるチューブ(インスピロンオキシジ
ェンチューブ(型番 001503)等)を接続する。
(4) 併用する加温加湿器に設置した加湿チャンバーや酸素ブ
レンダーにインスピロン バブルCPAP減圧バルブおよ
び吸気側呼吸回路を接続する。なお、酸素センサを使用し
ない場合は、インスピロン バブルCPAP減圧バルブの
酸素センサ接続ポートが閉じていることを確認する。
(5) インスピロン バブルCPAP回路の吸気側呼吸回路を青
い吸気側カニューラ接続管に、インスピロン バブルCP
AP回路の呼気側呼吸回路を透明な呼気側カニューラ接
続管に接続する。
3. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトルの準備
(1) インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトルの水
位ラインまで滅菌精製水を充填する。なお、クランプを使
用するとボトルを直立に固定することが出来る。
(2) インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトルの
PAP 調節レバーを反時計回りに回して PAP レベルを最小値
にし、ガス流量を調節した状態で、呼気側呼吸回路をイン
スピロン バブルCPAPジェネレーターボトルの
22M/15F コネクタに接続する。
(3) マノメーターで回路にかかっている圧力を確認しながら、
PAP 調節レバーを時計回りに回して、回路内の PAP レベル
を調節する。
4. 患者への装着
(1) ずれ落ちることがないように患者に帽子をかぶせる。
(2) ファスナーテープを半分に切り、接着部のライナーを剥が
して、帽子に貼付する。接続管固定ホルダーをファスナー
テープに貼り付けてから、カニューラ接続管を設置する。
(3) 必要に応じて、顎ストラップを患者の顎を介して、ファス
ナーテープに貼付する。なお、患者の顎に適切に固定でき
ない場合は、ストラップの中心の切れ目を拡げて調節する。
(4) カニューラを挿入する前に、カニューラ付近の皮膚を新生
児および乳児用のハイドロゲルやハイドロコロイドの皮
膚保護材で保護する。
(5) カニューラが患者の鼻中隔に接触することがないように
設置する。
(6) カニューラの挿入後は、呼吸の状態、腹部の状態、カニュ
ーラの位置、酸素濃度、ガスの温度および PAP などを適宜
観察する。
<使用方法に関連する使用上の注意>
1. 呼気側と吸気側の呼吸回路を逆に取り付けることがないよ
うに注意すること。[カニューラにインスピロン バブルCP
APジェネレーターボトルの設定圧よりも高い PAP がかかる
おそれがある。]
2. ファスナーテープに接続管固定ホルダーを取り付ける際は
患者の皮膚にファスナーテープの粗い面が接触しないよう
に注意すること。
3. 顎ストラップの中心に切れ目を入れ拡げて調節しても患者
の顎に適切に固定できない場合は、顎ストラップを使用しな
いこと。[顎ストラップが緩い状態で使用すると、ストラッ
プが外れて患者の呼吸を妨げるおそれがある。]
4. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトルと呼吸
回路をカニューラよりも低い位置に設置すること。[結露し
た水がカニューラに溜まるおそれがある。]
5. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトルを傾け
て設置しないこと。
6. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトルに充填
する水は滅菌精製水またはそれと同等の水を使用すること。
7. インスピロン バブルCPAP減圧バルブの PEEP バルブの作
動に障害となるような圧力をかけないように注意すること。
8. 患者にカニューラを取り付ける前にガスの酸素濃度、温度お
よび湿度を確認すること。
9. カニューラの鼻孔への挿入を容易にするために使用する潤
滑剤は、生理食塩水または水溶性のものを使用すること。
10. 鼻中隔を圧迫させないため、カニューラを鼻中隔に接触しな
いよう鼻孔に挿入すること。
11. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトル内の水
量は、水分の蒸発や結露によって変化するため、適宜水量を
調節すること。
12. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトル内の水
量が水分の蒸発や結露によって少なくなるため、適宜水量を
調節すること。
13. 水位レベルは、インスピロン バブルCPAPジェネレータ
ーボトルのMAXラインとMINラインの間を維持するこ
と。
14. インスピロン バブルCPAPジェネレーターボトル内の水
量を調節する場合は、水位調節ポート用キャップをはずし、
シリンジを接続して実施すること。
15. 気道内圧チューブに水滴が流入しないよう、チューブの差込
口が常に上になるように設置すること。
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16. 気道内圧チューブに水滴が見られた場合には、水滴を速やか
に取り除くこと。[水滴でチューブ内が閉塞し、アラームの
誤作動や、適正な換気が維持されない等のおそれがある。
]
17. カニューラに患者の分泌物などが付着した場合、湿った布で
清拭すること。[本品のチューブが閉塞するおそれがある。]
18. 使用後は、適切な方法にて廃棄すること。
【使用上の注意】
1. 重要な基本的注意
(1) 本品は、医師および医師の指示を受けた専門の医療従事者
のみが使用すること。
(2) 本品と併用する医療機器に関しては、その医療機器に付属
の添付文書等を参照すること。
(3) 併用する医療機器との互換性および安全性を使用する前
に確認しておくこと。
(4) 本品の使用に関しては、取扱い説明書を参照すること。
(5) 使用する前に本品を確認し、破損等の異常がある場合には
使用しないこと。
(6) 本品の使用中は、呼吸管理に必要な各種パラメーターを適
切にモニタリングすること。
(7) 本品の使用中は、近位気道の内圧をマノメーターでモニタ
リングしながら、PAP レベルを調節すること。
(8) 呼気側のカニューラで生じるバックプレッシャーは、酸素
流量に依存することに留意すること。
(9) CPAP 療法は心肺の状態に影響を与えるおそれがあることに
留意すること。[気胸やエアリークを増悪させるおそれが
ある。]
(10) 本品で気道に陽圧をかけると、消化管の拡張をきたす場合
がある。この場合は、定期的な胃吸引など適切な処置を行
うこと。
(11) 本品の使用中に鼻中隔、鼻孔またはその周辺に発赤やびら
んが確認された場合は、カニューラの位置の変更や使用の
中止など適切に処置を行うこと。
2. 不具合・有害事象
本品の使用において、次のような不具合・有害事象が現れた
場合は直ちに適切な処置を行うこと。
(1) 重大な不具合
本品の接続部からのエアリーク
(2) 重大な有害事象
1. 鼻中隔壊死
2. 鼻腔狭窄
3. 気胸
(3) その他の不具合
本品の破損や変形
(4) その他の有害事象
1. 鼻孔および鼻中隔の発赤またはびらん
2. 腹部膨張
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
<貯蔵・保管方法>
水濡れに注意し、高温、多湿、直射日光のあたる場所を避けて室
温で保管すること。
<使用期間>
本品は 7 日間を限度に新品と交換すること。
<有効期間・使用の期限(耐用期間)>
本品のラベルを参照すること。
【包装】
型番
BC01
BN11
BN12
BN13
BN14
BN21
BC21
製品名
入り数
インスピロン バブルCPAPジェネレーター
ボトル
インスピロン バブルCPAPネーザル
カニューラキット
インスピロン バブルCPAPネーザル
カニューラキット
インスピロン バブルCPAPネーザル
カニューラキット
インスピロン バブルCPAPネーザル
カニューラキット
インスピロン バブルCPAPシングル
ヒーターワイヤ回路
インスピロン バブルCPAP減圧バルブ
1 個/包
1 セット/包
1 セット/包
1 セット/包
1 セット/包
1 セット/包
1 個/包
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
製造販売元
日本メディカルネクスト株式会社
大阪府大阪市中央区今橋 2-5-8
トレードピア淀屋橋
電話番号:06-6223-0602
製造元
ゲイルメッド社(台湾)
GaleMed Corporation
ゲイルメッド社(中華人民共和国)
GaleMed Xiamen Co., Ltd.
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