チャイルドラインおかやま

チャイルドラインおかやま
特定非営利活動法人 子ども劇場岡山県センター
〒700-0822 岡山市表町 1-4-64 上之町ビル 4F
六月八 日︵日︶と 二十 二日︵日︶の両 日、
きらめ きプラ ザに おいて 、四回 連続 で公開
講座を 開催し まし た。こ の講座 は、第八期
受け 手 養成 のプ ロ グラ ム の一 環 とし て企
画され たもの 中か ら、広 く参加 者を 募るこ
とで 、 子ど もた ち の現 状 を、 よ り多 くの
方々に お伝え した いとい う思い から 、公開
講座と しまし た。
この四 回を通 して、より 深く子 ども の現
実を捉 えるこ とが できま した。参加 者は一
回あた り約四 十名 でした が、受 け手 のすべ
ての 皆 さん に聞 い てい た だき た かっ た内
容でし たので 、残念 なが ら参加 でき なかっ
た方々 に、講 演要旨 を、研修部 でま とめま
したの で、皆 様に お伝え します 。
第一回
講 師・ 芹 沢 俊 介 さ ん
︵社会評論家︶
﹁いじめ﹂は参加型暴力
一九八 五年 頃ま では ﹃い じめ る ﹄
﹁ いじ
められ る﹂と いう動 詞形 でした が、この頃
から﹁ いじめ ﹂とい う名 詞にな り、社会問
題にな ってい きま す。こ の背景 には 地域社
会が学 校化し 、家族 も教 育家族 化し ている
ことが あり ます 。す べて が学 校的 にな り、
子ども たちは 追い 詰めら れてい きま す。
一九八 六年の 東京 中野区 で起き た、鹿川
君のい じめら れ方 と、一 九九四 年の 愛知県
私が 会った 人に、二年 間過酷 ない じめを
んな側 にいよ うと する力 学が働 きま す。暴
受けた けれど 、報復 感情 を持た なか った男
西尾 市 で起 きた 大 河内 君 のい じ めら れ方
は、標的 を中 心に、直接の 参加 者、扇 動者、
性がい ました 。私は﹁こ の人は 独り になれ
力も苦 痛を与 える ことも 、みん なと いるこ
傍観 者 が同 心円 的 に展 開 して い る四 層構
るんだ な﹂ と思 いま した 。﹁どう して ?﹂
との手 段にな って いるよ うです 。
造です。大河 内君の 場合 は、見 えな いいじ
と聞く と﹁お 母さん がい るから ﹂と 答えま
の構造 は全 く違 いま す。 鹿川 君の 場合 は、
めです 。構 造は 補完 型︵ 抱え 込み 型︶ で、
見える いじめ です。いじ めへの 参加 の構造
外か ら は一 見仲 良 しグ ル ープ に 見え なが
した。 幼児 が砂 場遊 びに 没頭 でき るの は、
信頼で きる人 を感 じられ る時、独り になれ
そこに 親が いる のを 感じ てい るか らで す。
ら、内 部で標 的が 分断さ れてい ます 。
﹁標的﹂になっているかどうか
になる ので はな く 、﹁ 標的 ﹂にな って いる
いけま す。独 りにな れる 人は絶 対に いじめ
信頼を 持てる 人﹁隣 る人 ﹂があ ると 生きて
ます。誰か一 人、信 頼に 足る大 人・絶対の
かどう かが、いじめ の条 件にな りま す。標
に参加 しませ ん。
﹁いじ められ た﹂と 言っ たら 、
﹁い じめ ﹂
的と参 加者は 一対 になっ ており 、コ アにな
とこ と ん可 愛が る こと !
世界 と他 者に 対す る信 頼を 育て るに は、
しが強 まれば 強ま る程、家庭で の居 場所が
るメ ン バー は固 定 され て いま す が、 朝・
昼・今 日・ 明日 で周 辺メ ンバ ーが 変わ り、
なくな り、子 ども は独り になれ ませ ん。
教 育 的な 眼差
標的の 座が構 造化 されて います 。﹁ いじ め﹂
︵文責 ・山崎 典子︶
はそ こ に誰 かを 座 らせ な いと 納 まり ませ
ん。また 、標 的にな った 人と参 加者 側の主
観が 真 っ二 つに 分 かれ て いる の も特 徴で
す。一人 が軽 く言っ たこ と︵覚 えて もいな
い︶でも 、一 〇人か らや られる と標 的はた
まりま せん 。﹁や られ る側 はいつ も独 り﹂
を忘れ ると罪 の意 識が持 てませ ん。標的側
の過 酷 さに 想像 力 を持 つ 必要 性 を訴 えた
いです 。
﹁独り﹂になれるには
鹿川 君の場 合は、いじ めの参 加者 側から
標的へ と移行 して います 。この 標的 の座の
構造 化 が集 団の メ ンバ ー に極 度 の緊 張と
おびえ をもた らし、自分 が標的 にな らない
ために 、﹁み んな 側﹂ につ きます 。独 りに
なるこ との恐 さが 一人を 分断し 、自 分はみ
「いじめの構造」を話す芹沢俊介さん
2008.8.9
Tel.086-233-1731 Fax.086-233-1732
E-mail:[email protected].
http://ww3.tiki.ne.jp/~k-g-okayama/cl.html
第二回
講師・影山美幸さん
︵山陽新聞政治部記者︶
新聞記 者と して 見て きた こと につ いて 、
データ を示し 、取材 した 子ども たち・先生
は性 に つ いて 間 違 った 刷 り 込み を 受け
ん中︵ 悩み︶を投げ 出し 、そこ で分 かり
交換サ イトで は、初 めか ら心の 奥底 、真
ていき ます。しかし 、ケ ータイ の悩 み事
合うと、錯覚 で自分 をす べて分 かっ てく
ていま す。性 体験 をする 少女 たちの 背景
・ある男 子生 徒は、アダ ルトビ デオ を常識
れた気 になる が、実 はそ の人の 属性 は何
に、
﹁ さび しさ﹂ が見 えます 。
だと思 って悩 んで おり、しか も、友 だち
も分か ってい ない のです 。
いじめ
と話し たいと 思っ ても﹁ 変わ ったこ とは
言 え な い ﹂﹁ い じ め ら れ る か も し れ な
い﹂と 恐れて 話せ ないそ うです 。
・中学で いじ めにあ い、不登校 だっ たニ〇
歳の青 年は 、﹁勇 気が あっ たら 自分 も死
・純粋で 無知 な子ど もた ちが、多く の情報
に晒されて自分を傷つけている現実に 、
たち の 生の 声や 専 門家 の 話を 数 多く 紹介
しなが ら講演 され ました 。特に 、印 象深い
中 一= 三 四 %
いいの か分か らな いこと が辛か った 、い
に﹂と ずっと 言われ 、そ れにど う答 えて
・﹁ お前 、な んで 生き とん 。死ね ばい いの
雑談だ った﹂ と言 いまし た。
の頃、親 にし てほし かっ たのは 何気 ない
んでい た﹂と 言い ました 。他 の子は 、﹁あ
小六 = 一 六%
・携帯 電話所 持率 ︵岡山 県︶
ケ ー タ イ事 情
大人が 気付か なけ ればな りませ ん。
十代の性
・岡山県 の十 代の妊 娠中 絶は四 八一 人︵全
国一四 位、二 〇〇 六年度 ︶
。
六〇%
じめ る 子 はそ う しな け れ ば生 き ら れな
高三= 九ハ %
最近、小・中 学生 の所持 率が 上がっ てい
かった のだか ら、 恨んで はいま せん 。
高一 =九 六%
たもの に繋 がる 場合 もあ る ︶
、 雑誌 、少
います 。
・
﹁ ケー タイ のた めに 、一 人にな れな くな
べきで 、規制 だけ では不 充分で す。
親たち が話し 合う 、また 親子 で話し 合う
実に居 るの で、 すぐ に対 処が 必要 です 。
らに、会って トラ ブルに 遭う 子ども が確
ます。メール で知 り合い 実際 に会う 、さ
てい る か も知 れ な いと 思 わ ない 子 もい
相手が 同年代 の女 の子だ と信じ 、騙 され
中一で 二四% 、高 一で三 八%。
ころが ない ﹂と 思って いる ことを 深く 受
くの子 ども が 、
﹁自 分に は一 つも いい と
小学生 七六%、高校 生六五 %で ある。多
ると思 う﹂ と答 えた 岡山 県の子 ども は 、
査によ ると 、﹁自分 には よい とこ ろが あ
力テ ス トと 同 時 に行 わ れた 学 習状 況 調
もたち を脅か して います。昨年、全国 学
性、ケー タイ、いじ めは絡 み合 い、子 ど
だち付 き合い が難 しくな ってい ます 。
が増し 、友だ ちが信 じら れなく なり 、友
・学校裏 サイ トのよ うに 、見え ない いじめ
ってい る ﹂﹁ 誰か と繋 がっ てい ない と怖
︵文責 ・矢野 千重 子︶
にも言 及され まし た。
最後に 、先生 方の 大変さ 、大 人の問 題
け止め なけれ ばな りませ ん。
んな人 か確か めて︶徐々 に本質 に近 づい
ます。普通は 相手の 外側 から︵ 相手 がど
・人と 知り 合う プロ セス を変 化さ せて い
に疑心 暗鬼に なっ ている 子もい ます 。
の関係 が家に 帰っ ても続 き、友 だち 関係
い﹂子 どもが 増えて いま す。一 方、学校
・メー ルで 知り 合っ た友 だち がい る率 は、
女漫画 など身 近な ものか ら、子ども たち
・インタ ーネ ットの サイ ト︵父 親が 見てい
中 三=
ものか らいく つか を挙げ たいと 思い ます 。
影山さんのお話を、熱心にメモを取る参加者
講 師 ・ 上 村 茂 仁 さん
︵ウィメンズクリニック・かみむら院長︶
第三回
一 日 に 一 0 0 件 以 上 寄 せ ら れる 相 談
現在で は一日 に一 〇〇件 以上の メー ル
相談を 受けて いま す。毎 日一人 から 四十件
受けた ことも あり ます。現在の 子ど もたち
にとっ てメー ルは コミュ ニケー ショ ンの
ツール で、自 分の言 葉で 誰とで も自 由に一
対一で 話せる 手段 だから です。
﹁性に 関して 相談 したい 相手は いな い﹂
﹁ 性 の 相 談 ﹂ は 大 人 に は し ない
と答え る子が 多い です。﹁いる ﹂と 答えた
子の相 手は、 八〇 %以上 は友だ ちで あり 、
親や先 生は一 〇% 程度で 、付き 合っ ている
相手に も相談 でき ないの が現状 です 。なぜ
大人に は相談 でき ないの か、そ れは 最初か
ら大人 の返事︵怒る 、指 導する ︶が わかっ
ている からで 、信頼 でき る大人 は親 ではな
いので す。そ んなこ とか ら子ど も同 士で相
談しあ って自 分で 結論を 出しま す。その知
識はイ ンター ネッ トやケ ータイ の掲 示板
から得 ている わけ ですか ら、正 しい 知識を
持って いるわ けも 無く、望まれ ない 妊娠や 、
性感染 症にな って しまう ことが 多々 あり
ます。ま た、男の子 の性 の問題 も深 刻で相
談する 大人が いま せん。発育段 階で 必要以
上に関 わる母 親の 影響も 大きく 、精 通や性
衝動の 高まり など、どの 様に対 処す ればよ
いのか わから ない。また 、避妊 した 責任を
ックス が増え てい るのも 現状で す。
男性の みに求 めら れるこ とも多 く、ノンセ
体的な 暴力で 支配 してし まい、それ に従う
はとて もよい 子が 彼女を 束縛し 、言 葉や肉
氏・彼女 が怖 いと感 じる ことも あり 、普段
応でき ていま した 。しか し、時代が 変わ り、
は育て られ、親は子 ども の要求 にす ぐに対
いの速 度でし た。親 の仕 事の傍 らで 子ども
ころの 力﹂と いって もい いので はな いでし
他人と 付き合 う力﹂等で す。こ れら は﹁こ
ンスに 裏付け られ た﹁ 節制 力﹂、﹁ 膨大な
見た目 からは 家庭 でも学 校でも 問題 の
る限り 彼は変 わら ないと いうこ とを 知っ
とはな く別れ るし かない 。あな たが 傍にい
ってい る子も 多い ようで す。D Vは 治るこ
ことで 孤独に なら ず安定 した関 係だ と思
何度 も ギア を入 れ 替え な いと い けな い状
もの速 度と合 わせ るため には、親は 一日に
でも親 はすぐ に行 けない ことが 多く 、子ど
す。とて も忙 しい状 態で す。子 ども が呼ん
現在 の 親の 生き る 速さ は 時速 六 〇キ ロで
のぜい たく﹂をする こと です。それ は、子
くさん の栄養 が必 要です 。それ は﹁ こころ
以上に﹁ここ ろの力 ﹂と 、それ を支 えるた
﹁豊か さ﹂ の中 で生き るに はこ れま で
ょうか 。
寂しいと感じている子が多い
ない子 どもも ﹁寂 しい﹂ と訴え てき ます 。
ておき たいで す。
どもが﹁ やっ たー﹂と喜 びの歓 声を 上げる
誰かに 必要と され たい、誰かの ぬく もりが
態だと いえま す。
欲しい、断れ ない、そん な理由 でセ ックス
をしま す。初 体験の 理由︵高校 三年 生︶は
ような ことで あり、わく わくと 自分 からや
妊娠や 中絶、性感染 症の 蔓延が 現実 に起こ
行こう として いる 世の中 です。望ま れない
子ども の興味 を全 て﹁性 ﹂の方 へ持 って
どもの 子守り をす る﹃テ レビ﹄=﹁ ひとさ
態でい ます。その置 いて きぼり にさ れた子
いない、子ど もは置 いて きぼり にさ れた状
ですか ら、体 は一緒 にい ても心 が一 緒に
︵一︶﹁ あな たとい ると うれし い﹂︵存在
子どもと関わる時の三つの﹁ぜいたく﹂
避妊はまず
ってい ます。避妊は﹁ま ずセッ クス しない
らい﹂ が現れ まし た。こ の﹁ひ とさ らい﹂
への自 信︶
﹁愛し ている から ﹂の次 に﹁寂 しい から﹂
地方都 市や郡 部で もネッ トやメ ール で
ことだ﹂と、学校で の講 演では 話し ていま
は一 〇 年ご とに 白 黒↓ カ ラー ↓ DV D↓
大のプ レゼン トは 一緒に いてう れし い、楽
りた が るよ うな こ とを 気 持ち よ く応 援し
誰とで も知り 合う ことが できる 現在 、ネッ
す。﹁生 まれ るかも しれ ない新 しい 命、大
機械 に 育 てら れ た子 ど も が大 き く なっ
大型化、とグ レード アッ プして きて います 。
﹁機械﹂が子守り役に
トや出 会い系 サイ トで知 り合っ た相 手で
切な赤 ちゃん の命 をお母 さんと して 守っ
セックスしないこと
も、一日 に何 回もメ ール をする わけ ですか
てあげ るため に避 妊する のだか ら、必死に
しいと 感じて いる ことで す。三 歳ま でにこ
と続き ます。﹁好き な人 がいる ﹂↓﹁付き
ら、メ ールの 付き 合いだ けで好 きに なり 、
ていく 中で、︿発達 障害 ﹀と呼 ばれ る子ど
の自信 がつい てい れば大 丈夫!
てもら うこと です。それ には大 人の 側に知
初対面 でもす ぐに セック スへと なる のは
なって 守って あげ てくだ さい。﹂と 伝えて
もが増 えてい ます。先天 性脳障 害と いわれ
︵ニ︶合言葉 は﹁や って みたら ﹂︵ 感覚へ
肯 定 的な おと な の反 応 が子 ど もの 感覚
おと な が 子ど も に贈 る こ との で き る最
恵とセ ンスと 教養 が必要 です。
よくあ ること 。小学 生で も起こ りう ること
います 。普段 から の家族 での会 話の 充実 、
ていま すが、先天性 とい うより 、こ の急速
の自信 ︶
合う ﹂↓﹁H がした い ﹂。子ど もた ちの図
です。性 行動 の若年 化が 言われ てい ますが 、
個人情 報を守 って くれる 公共の 相談 場所
な発 展 の中 で起 き るべ く して 起 きて きた
式は、 ﹁お付 き合 い﹂= ﹁H﹂ です 。
人と人 との関 係性 の喪失 や自己 肯定 感の
の整備 が子ど もを 助ける 方法で はな いか
や、やっ てい ること の自 信につ なが ります 。
︵三︶人 を元 気にす る言 葉﹁よ くや ってい
豊かに なった こと でもあ ります 。物 が多す
展で、生 活を 便利に 快適 にし、物質 面では
自分を ねぎら うこ とがで き、へ こた れにく
いの言 葉。十 分にね ぎら われて 育っ た人は
﹁よく やった ね﹂は 意欲 を褒め るね ぎら
るね﹂ ︵自信 を支 える心 の栄養 ︶
ぎて選 択肢が 増え 迷って しまう 、物 と情報
い。ねぎ らい の言葉 は自 分で自 分を ねぎら
どもも 互いに﹁よく やっ ている ね﹂という
の洪 水 の中 で生 き てい く ため に 必要 な力
親の速 度が 増し たこと は科 学技 術の 発
﹁こころの力﹂を育てる
ことで はない でし ょうか 。
と考え ていま す。
︵放送大学客員教授︶
講 師 ・ 小 柳 晴生 さ ん
︵ 文責・ 徳持 昌代︶
喪失な ど、自 分に自 信が 持てな い子 どもが
第四回
多いこ とや生 活環 境︵朝 食をと らな い、夕
飯は一 人、午 前0時 以降 に寝る 、家 族に相
談しな い、物 忘れが 多い ︶の変 化に も関係
がある ことが 見え ていま す。
デートDVの存在
コン ドーム をつ けてく れない 、セ ックス
を無理 やりさ れる という 女の子 も多 いで
言葉 が 飛び 交う 社 会が 実 現で き れば いい
える人 でなけ れば でてこ ない。おと なも子
本当に 必要 な﹁ 生きる 力﹂ は﹁ 自分 と
と思い ます。
をつけ ること が重 要にな ってき まし た。
本来 子 ど もの 生 きる 速 さ は時 速 四 キロ
付き合 う力 ﹂、﹁ 自分と 折り 合う力 ﹂、哲
生きる速度が違ってきた
ほどで す。そ の位の 速さ でない と子 どもは
学とも いうべ き内 的な倫 理観や 価値 観、セ
す。妊娠 や性 感染症 の問 題から コン ドーム
は必ず 付けな けれ ばいけ ないが 、彼 に話す
育ちま せん。昔は親 も子 どもも 、同 じくら
︵ 文責・ 近間 泰子︶
ことは 難しく 、その 悩み を訴え る女 の子は
少なく ないで す。ま た、付き合 って いる彼
てもら って、気持が 軽く なった 。有 難うご
三門印刷所
と
・・
山下知子
も うや めよ うか
山崎典子
ざいま した 。﹂と 言っ てく れたの が、 今で
森本朝子
も心に 残って いま す。
﹁アー 、そう なんだ 。た った一 人の 子ど
もであ って も、 その 子が 困っ てい る時 に、
電話の前に誰かがいることが大切なん
だ。﹂そ う感 じた 瞬間 に、 これか らも 続け
ていき たいと いう 意欲が 湧いて きま した 。
ところが 、五月 から中 国五県 からの 電
話を受 けるよ うに なった 結果、受話 器を置
けば す ぐに 次の 電 話が 掛 かっ て くる とい
う状況。せっ かく﹁ 話せ る電話 が一 本も無
くても いい。今、自 分が ここに いる ことが
大切な んだ 。﹂と けな げな 気持ち にな った
にもか かわら ず、突 然こ んなに 忙し くなる
とは! でも、シフト に受 け手が 一名 しか入
隆司
Kさ ん ︵一 期 生︶
もう、受け手 を辞め よう かな﹂とっ た
のは、三 ヶ月 間も子 ども との会 話が でき
なかっ た時で した 。
シフト の間に 件数 はニ〇 本前後 ある
のです が、何 も言わ ずに すぐに 切れ るか 、
または 明らか に悪 戯とわ かる数 名の 子
どもが 大声で 怒鳴 ってい るよう な電 話
ばかり だった ので す。﹁自分 は、 何のた
めにこ こにい るの だろう 。﹂﹁子 ども の
ために 役に立 って いるの だろう か 。
﹂と
考えて いると 、受け 手を 続けて いく 気力
が萎え ていく のが わかり ました 。
そんな 時に、久しぶ
ってい ないと 、記録 用紙 に記入 して いる間
東
牧野喜久子
りに子 どもか らの 電
西本享子
・日
時
平成 20 年 9 月 14 日(日)10:00∼15:00
・会
場
岡山県生涯学習センター
・講
師
森口
先般実施しましたアンケートでの受け手の皆さんからの声を参考に、
合同研修の内容について研修部で検討し、次の2点にポイントを絞り
込むことにいたしました。
・聴いてもらうことの心地よさを体感する。
・聴く力のスキルアップ
今回は受け手の皆さんが「話し手」
「聞き手」を交代で演ずるロールプ
レイに重点を置きます。新たな気付きを得ていただけるものと思います。
書道教室
︵四百 字程度 ︶
くださ い。お 待ち してい ます。
ぜひ皆 さんの 一言 をお寄 せ
だいて 、チャ イル ドライ ンは運 営さ れてい ます 。
シリー ズも登 場し ました 。様々な 方に 関って いた
す。新し く﹃チ ャイ ルドラ イン と私﹄といっ た新
回は盛りだくさんの内容で拡大版になっていま
ニュー ス・レタ ーニ 四号を お届 けしま した。今
章先生
(研修部)
ぜひ、ご期待ください。
男女比(対話成立)
不明
2%
異性・恋愛
16%
ウエブサイト
1%
に掛か ってく る電 話を取 れない ので 、申し
西崎竹男
中卒∼18歳まで
40%
話を受 けまし た。詳し
南田以久子
性格・容姿
1%
性
17%
訳ない 気持ち で一 杯です 。でき れば 、受け
中野善行
徳持康行
徳持昌代
中学生
24%
い内容 は記述 でき ま
高坂和子
船田幸枝
正保宏文
高田武子
佐藤昌平
佐藤政恵
近間正司
部活
4%
手が 二 ∼三 名は 電 話の 前 にい る 状態 にな
冨山郁子
近藤みち子
学業・進路
1%
セックステレフォン
11%
ればい いのに と願 ってい る次第 です 。
下平義男
黒住一恵
影山美幸
太田弘子
石原陽子
心の不安
5%
男
54%
石川敬子
いじめ
6%
雑談・話し相手
5%
病気・健康
2%
非行・問題行動
1%
人間関係
20%
不明
3%
その他
7%
小学生
12%
不明
24%
せんが、最後に﹁ 聴い
応援団になっていただいた方々です。ありがとうございます。(敬称略)
女
44%
北川朋江
青井幸子
年齢別(対話成立)
内容別(対話成立)
(4 月 1 日∼8 月 9 日)
他個人2名