○大崎市発注事務の 適正化に関する 規 程 平成25年11月1 5日 訓令甲第47号 (目的) 第1条 この規程は ,公共工事等の 発 注事務に関し,大崎 市契約業務等に 関する働きかけへの 対応要領(平成1 8年大崎市告示第3 6号。以下「要 領」という。)に定 めるもののほか , 職員が遵守すべき事 項を定めるこ とにより,市が発注 する公共工事等 の 公正な執行を期し, もって市民の 信頼を確保し,職員 の倫理の保持に 資 することを目的とす る。 (定義) 第2条 この規程に おいて,次の各 号 に掲げる用語の意義 は,それぞれ当 該各号に定めるとこ ろによる。 (1) 公共工事等 市が調達する 工 事,建設関連業務, 役務及び物品 をいう。 (2) 発注事務 公共工事等にお け る仕様書及び設計書 の作成,予定 価格及び最低制限価 格の作成,入札 及 び契約の方法の選択 ,契約の相 手方の決定,監督及 び検査並びに契 約 の履行状況の確認及 び評価その 他の事務をいう。 (3) 職員 市に 勤務する一般職 及 び特別職の職員をい う。 (4) 発注担当職 員 発注事務を 担 当する職員(管理職 及び職員を監 督する地位にある者 を含む。)をい う 。 (5) 関係事業者 等 法人(法人 で ない社団又は財団で 代表者又は管 理人の定めがあるも のを含む 。)その 他の団体及び事業を 行う個人(当 該事業の利益のため にする行為を行 う 場合における個人に 限る。)で 当該職員の職務に利 害関係のあるも の 又は職員の地位等の 客観的な事 情から当該職員が事 実上影響力を及 ぼ し得る考えられる他 の職員の職 1/4 務に利害関係のある もの(その役員 , 構成員,従業員,代 理人その他 これらに準ずる者及 び職員であった 者 を含む。)をいう。 (発注担当職員及び 職員の遵守事項 ) 第3条 発注担当職 員は,公共工事 等 が地域の経済活動及 び市民生活の基 盤となる社会資本の 整備を行うもの で あることを自覚する とともに,発 注事務において市民 の疑惑を招く行 為 を慎まなければなら ない。 2 発注担当職員は ,発注事務の執 行 に当たっては,地方 自治法(昭和2 2年法律第67号) ,地方公務員法 ( 昭和25年法律第2 61号),公 共工事の入札及び契 約の適正化の促 進 に関する法律(平成 12年法律第 127号),私的独 占の禁止及び公 正 取引の確保に関する 法律(昭和2 2年法律第54号) その他発注事務 に 係る法令等を遵守し なければなら ない。 3 発注担当職員は ,発注事務の執 行 に当たっては,入札 談合等関与行為 の排除及び防止並び に職員による入 札 等の公正を害すべき 行為の処罰に 関する法律(平成1 4年法律第10 1 号),刑法(明治4 0年法律第4 5号)等に抵触する 行為をしてはな ら ない。 4 発注担当職員は ,発注事務の執 行 に当たっては,常に 公正な職務の執 行と透明性の確保に 留意し,問合せ そ の他関係事業者等か らの申出に対 して必要な情報を提 供するなど適切 に 処理しなければなら ない。 5 発注担当職員は ,いかなる方法 を もってするを問わず ,契約の相手方 となる関係事業者等 に対し,要領第 2 第1項に規定する働 きかけをして はならない。 6 職員は,発注担 当職員に対して , 前各項の規定に抵触 することとなる 働きかけを行っては ならない。 7 関係事業者等は ,発注担当職員 か ら第1項から第5項 までの規定に抵 触する働きかけがあ った場合は,総 務 部長に報告するもの とする。 2/4 (秘密の保持) 第4条 発注担当職 員は,非公表又 は 公表前の設計額,予 定価格,最低制 限価格,競争参加者 名その他発注事 務 に関する秘密を保持 しなければな らない。 2 発注担当職員は ,当該発注事務 に 係る発注担当職員( 当該発注事務に 係る秘密を知るべき 者に限る。)以 外 の職員その他の者に 当該発注事務 に係る秘密を教示し ,若しくは示唆 し ,又は当該目的以外 の目的のため に利用してはならな い。 3 発注担当職員は ,発注事務に係 る 秘密に関する書類( その写し及び記 録媒体を含む。)に ついて,大崎市 文 書取扱規程(平成1 8年大崎市訓 令甲第11号)第4 4条に規定する 文 書の保存場所以外へ の持出し,送 付(電磁的方法によ るものを含む。 ) その他これらに類す ることを行っ てはならない。ただ し,やむを得な い 理由があるものとし て所属長の承 諾を得た場合は,こ の限りではない 。 (関係事業者等との 応接方法) 第5条 発注担当職 員は,関係事業 者 等と接するときは, 公平かつ適正に 行い,関係事業者等 を差をつけて取 り 扱ってはならない。 2 発注担当職員は ,関係事業者等 と の応接に当たっては ,受付カウンタ ーその他オープンな 場所において複 数 の職員により対応す るなど市民の 疑念や不信を招かな いよう努めるも の とする。ただし,こ れによること ができない場合は, 事前に所属長( 応 接しようとする者が 所属長である ときは,その上にあ る者)の承認を 得 たうえで,関係事業 者等を応接す るものとする。 (執務環境の整備等 ) 第6条 発注担当者 は,公共工事等 に おける仕様書及び設 計書の作成を担 当する課又は室の執 務室について, 次 に掲げる事項の実施 その他の秘密 3/4 の漏洩の防止を図る ために必要な事 項 を講じるものとする 。 (1) 掲示等によ り執務室への自 由 な出入りが制限され ている旨を周 知すること。 (2) 発注担当職 員が事業者と応 接 するための場所を確 保すること。 (3) 職場内の整 理整頓や厳正な 文 書管理の徹底を図り ,設計から完 成まで複数の職員に よる確認を行い , チェック機能を高め ること。 (発注者綱紀保持対 策の周知) 第7条 市長は,発 注業務に係る綱 紀 の保持に関する理解 及び協力を得る ため,この規程を入 札参加資格者に 周 知するものとする。 附 則 この訓令は,平成2 5年11月15 日 から施行する。 4/4
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