【ステップ5】パブリックコメント募集結果 旧聖トマス大学の施設活用と整備の方向(素案)に対するパブリックコメ ント募集結果 寄せられたご意見の概要とそれに対する市の考え方は以下のとおりです。 No. 寄せられたご意見の概要 件数 市の考え方 【「旧聖トマス大学施設活用と整備の方向(素案)」(以下「素案」という。)について】 看護学校の移転、子どもの育ち 「意見を参考とする」 支援センター機能の構築等には 1 賛成ですが、福祉、特に高齢社会 時代にも対応すべく機能させてく 施設については、「学びと育ちを支援する」というコン 1 セプトを基に、子育て支援・青少年育成など子どもの育 ちを支える取組に資する活用を考えております。 ださい。市民の活動の拠点にして また、法令上、原則として貸館施設はできませんが、 ください。 2 3 高齢者の学び、活動の施設に もなるようにしてください。 素案に高齢者の活用も加える 必要がある。 まちづくりに関わる人材の創出とシチズンシップの醸成 1 2 を図るための様々な人の学びの場としての活用なども 考えており、いただいたご意見も踏まえ、今後検討して まいります。 地域の住民が集まって、地域の 課題を抽出し、解決に向けて話し 4 合い、実行していく。地域の課題を 解決するための寄合ワークショッ 1 プの場ができるといいと思いま す。 若王寺地域には地域の中心と なるような施設がなく、地域の住 5 民が気軽に集まれる場所がない 1 ので、話し合いやサークル等に使 用できる場がほしい。 6 市民がサークル活動に使用で きる貸会場を設けてください。 1 NPOの拠点も入居できたら、よ いのではないでしょうか。 7 寄付や自腹で活動する住民やN 1 POには、場所の貸付け料金は、 安めに設定してほしいです。 1 パソコンの使い方を学ぶために 8 「意見を参考とする」 商工会議所やハローワークの就 施設については、「学びと育ちを支援する」というコン 労支援講座を受けようとすると阪 セプトを基に、子育て支援・青少年育成など子どもの育 神尼崎付近や武庫元町や大阪 ちを支える取組に資する活用を考えております。 市、神戸市に出向かざるを得ない ため、女性向け就労支援、高齢者 1 また、まちづくりに関わる人材の創出とシチズンシッ プの醸成を図るための様々な人の学びの場としての活 向けタブレット端末講習会や高校 用なども考えており、いただいたご意見も踏まえ、今後 生向けに尼崎のものづくりに関心 検討してまいります。 をもってもらうワークショップを積 極的にやってほしい。 民生委員の機能が長年低下し 「意見を参考とする」 ている傾向があり、定年退職者の 9 ボランティアの拠点や協働、学童 保育に類似した夕方の子どもたち 今後、(仮称)子どもの育ち支援センターの機能を検 1 討してまいりますが、その中でご提案頂きました内容も 含めて検討してまいります。 の見守りの場にすることを検討し て欲しい。 コンセプトに「まちづくりの課題 「今回の意見公募の対象としていないもの」 解決に活かす」とあるが、旧聖トマ 10 ス大学のある若王寺地域の課題 施設は市全体の中で有効活用を図るものとしてお 1 り、全市的な課題に対応していくことを考えております。 をどうとらえているのか示してほし い。 教育総合センターの移転は必 「その他」 要なのか。現在の場所では無理 施設全体で「学びと育ちを支援する」というコンセプト なのか。 11 を具現化していくには、子育て支援など子どもの育ちを 1 支える機能や、まちづくりに関わる人材の創出とシチズ ンシップの醸成を図る学びの場としての機能、教育総 合センターの教員・職員の人材育成機能が連携してい くことが大切であることから、教育総合センターの移転 は有用なものであると考えています。 旧大学跡地に防災・介護の「道 「その他」 の駅」を創るべきではないか。 施設については、子育て支援など子どもの育ちを支 道の駅は地域の発展、地方創 12 生に経済的貢献をしているばかり でなく、地域のコミュニケーション・ 教育・医療介護活動等様々な成 える取組や、まちづくりに関わる人材の創出とシチズン 1 シップの醸成を図るための様々な人の学びの場として の活用などを考えており、防災・介護の「道の駅」の機 能を入れることは考えておりません。 果を上げている。 なお、施設の3階以上の建物につきましては、可能 な限り津波等一時避難場所の指定を予定しています。 2 旧聖トマス大学の施設活用につ 13 「すでに盛り込み済み」 いて、園田地区は洪水ハザードマ 旧聖トマス大学の3階以上の建物につきましては、 ップでは、かなりの深さの浸水域 可能な限り、津波等一時避難場所として指定すること になっているようですので、高い建 物を利用して避難場所に指定した 1 方がよいと思います。(災害時は、 を予定しております。 今後、施設の具体的な整備内容が決まりましたら、 長期の避難場所としての活用も検討してまいります。 長期の避難場所として使用できる と思います。) 尼崎市は兵庫県内でも自転車 14 「その他」 事故の多い都市ですので、施設を 自転車運転の実技指導用地として必要となるグラウ 自転車安全運転基地としてはどう ンドは売却を予定していることから、ご提案いただきま か。また、内容のある安全運転基 地として実際の実技や、自転車運 2 した内容について実施する考えはございませんが、自 転車事故削減については、現在の自転車教室の実施 転免許証等が発行された場合の に加え、さらなる啓発などにより、引き続き取り組んで 再教育施設にするなどしてはどう まいります。 か。 電気設備について市内の地元 「意見を参考とする」 業者による、太陽光発電による発 建築電気設備につきましては、全面改修の予定をし 電と蓄電、太陽熱による給湯・暖 ておりますので、その中で太陽光発電等もひとつの方 房設備など、エネルギーの自給自 策として検討してまいります。 足ができるシステムが作れたらよ 15 いと思います。(初期投資だけで、 エネルギーの費用がかからない) 1 住民も子どもたちも巻き込んで、 見学だけでなく、発電量や使用 量、コスト計算にも参加できれば、 これからのエネルギー社会を考え る教育の場にもなると思います。 コンビニは不要である。 16 「その他」 1号館を撤去した跡地につきましては、駐車場整備 1 とともに、有効な土地活用を検討してまいります。 3 現在の大学の土地建物はでき 「すでに盛り込み済み」 る限りそのまま活用し、地域との 施設には大学キャンパスであった時の雰囲気、環境 一体化を計って欲しい。 が残っており、施設全体の有形無形の価値を活かす方 向で整備を検討しております。しかしながら、建物の活 17 1 用に当たっては、耐用年数や老朽化の度合いを考慮 し、1号館及び研究棟は撤去します。グラウンド部分の 土地につきましては、購入するに当たって、本市の厳し い財政状況を踏まえ、取得後に売却することを前提と しており、今回お示ししました素案においても、グラウン ドは売却することとしています。 災害時の避難場所の機能を持 「その他」 ち合わせた公園として施設の一体 18 化を図ってほしい。地域住民の子 旧聖トマス大学の3階以上の建物につきましては、 1 育て支援や高齢者の日中の憩い を予定しておりますが、公園として施設の一体化を図る の場となるようにしてほしい。 ことは考えておりません。 安易に高層住宅などは建設し 19 可能な限り、津波等一時避難場所として指定すること ないでほしい。 「今回の意見公募の対象としていないもの」 1 高層住宅の建設は考えておりません。 【グラウンドについて】 パブコメを利用して是非を問う 20 「その他」 なら、グラウンドの売却という縛り 旧聖トマス大学の資産を譲り受けるにあたっての当 を付けることは、計画の柔軟性を 初の方針において、グラウンド部分の土地を購入する 損なう。 施設の活用において、売 に当たっては、本市の厳しい財政状況を踏まえ、取得 却よりも有益な方法が有るかもし 後に売却することを前提としており、今回お示ししまし れず、安易に手放すのはどうか。 た素案においても、グラウンドは売却することとしてい 売却するとしても、施設の活用 方法や周辺環境が決まった後で 1 ます。 なければ、売却等に係る制限等も 変わってくる。様々な条件・将来の 動向さえも踏まえて検討した結果 であれば、検討資料を市民に開示 して、売却そのものの是非を先に 問うべきだ。 21 グラウンドは売却しない。少なく とも一部を残す。 1 4 園田地区には市のグラウンドが 「その他」 あまりないため、グラウンドを売却 22 せずに残し、グラウンド・ゴルフそ 旧聖トマス大学の資産を譲り受けるにあたっての当 28 初の方針において、グラウンド部分の土地を購入する の他多目的に利用できる市のス に当たっては、本市の厳しい財政状況を踏まえ、取得 ポーツ施設としてほしい。 後に売却することを前提としており、今回お示ししまし た素案においても、グラウンドは売却することとしてい 子どもたちの遊ぶスペースが限 ます。 定されている現状(球技禁止)が なお、グラウンドは平成28年度以降、施設改修に伴 あるため、地域の子どもたちがス 23 ポーツできる環境を残してほしい。 21 い、工事関係ヤードや1号館が撤去され駐車場が整備 されるまでの間の敷地内施設の代替駐車場として必要 となることから、安全管理上からもグラウンドとしての使 用は困難であると考えます。 地域の子どもたちのことを考え 24 てグラウンドの今後の計画をたて てほしい。宅地開発に使用するこ 「意見を参考とする」 1 グラウンドの売却方法は今後検討して参りますが、 現在は宅地開発に供することは考えておりません。 とだけは絶対にしないで下さい。 現在のグラウンドが使用できな 「今回の意見公募の対象としていないもの」 いのであれば、建物を撤去した跡 旧聖トマス大学の資産を譲り受けるにあたっての当 地にグラウンドを整備し、グラウン 初の方針において、グラウンド部分の土地を購入する ド・ゴルフに使用させてほしい。 に当たっては、本市の厳しい財政状況を踏まえ、取得 25 11 後に売却することを前提としており、今回お示ししまし た素案においても、グラウンドは売却することとしてい ます。 建物の撤去後は、跡地に施設の駐車場および新規 受変電、受水設備を設置するため、グラウンドを新たに 整備する考えはございません。 【駐車場について】 トマス大学の行事の際は、周辺 26 「意見を参考とする」 道路の違法駐車が後を絶たなか 施設の駐車場につきましては、1号館を撤去した跡 った。今回の計画では、大学の用 地に、施設の利用者の皆さまに使用して頂ける駐車場 途と変わり、一般の方々が利用す る機会が増えるため、グラウンドを 1 の設置を予定しております。 1号館が撤去整備されるまでの改修工事の期間に 有料駐車場にして職員、出入り業 ついては、グラウンドを敷地内施設の代替駐車場とし 者や市民に施設を気楽に利用で て使用し、違法駐車で周辺道路にご迷惑をおかけする きるように考えてはどうか? ことがないように進めてまいりたいと考えております。 5 現在の駐車場スペースはコイン 「意見を参考とする」 パーキングや、カーシェア、電気 現在の駐車場につきましては、南側に隣接する建物 設備に太陽光発電などの施設の 27 持続に貢献する設備を導入してほ が公益財団法人尼崎健康医療財団の看護専門学校と 1 しい。 なることから、その駐車場および駐輪場として整備され る予定です。 1号館を撤去した跡地に駐車場を整備する際は、い ただいたご意見を踏まえて検討してまいります。 【図書館について】 これまでの大学図書館としての 28 「その他」 役割とシステムを維持しながら、 旧聖トマス大学の図書館棟については、大学図書館 市立の「市民のための学術図書 時代の蔵書は残し活用を考えてまいりますが、学術図 館」として運営してほしい。 1 大学図書館への寄贈図書の受 書館として運営するのではなく、より幅広い層の市民の 皆さまにご利用して頂くことを考えております。 け入れを継続して、今後も学術関 連の蔵書を充実させてほしい。 尼崎市立地域史料館の分館を 29 図書館内に付属してほしい。貴重 資料の保存・公開のために大学図 「その他」 1 書館の設備を有効利用できる。 地域研究史料館は、現在文化財収蔵庫が入る旧城 内中学校の校舎を耐震改修した後に移転し、尼崎の歴 史文化を学ぶ拠点としての整備を予定しております。 今後、旧聖トマス大学図書館の 「意見を参考とする」 蔵書を市民が利用する場合に、他 30 の図書館(中央・北・各公民館)で 今後、運営方法を検討してまいりますが、ご提案頂 1 の貸出しができるようにしてほし きました内容も含めて市民の皆さまの利便性の向上が 図れるよう検討してまいります。 い。 31 32 勉強できる自習室がほしい。 子どもから高齢者まで気軽に活 用できるものにしてほしい。 1 1 現在尼崎市にある図書館は園 33 田地区からは行きづらい場所であ るため、そのまま図書館として活 1 用してほしい。 図書館棟を市民が利用する尼 34 崎市立東図書館として整備・開館 すること。 「その他」 2 尼崎市立東図書館として整備する予定はございませ んが、一定の改修後、市民の皆さまの利便性の向上 が図れるよう運営方法を検討してまいります。 6 学内の図書館を中央図書館や 35 「その他」 北図書館に準じた開館時間にし、 旧聖トマス大学の図書館については、これまで大学 もっと解放してほしい。絵本や青 図書館であったため、幅広く市民の皆さまにご利用頂く い鳥文庫などの子供向けの蔵書 には施設改修が必要となり、その工事に一定の期間を や中高生の学校以外の第2の学 要します。その間にさまざまなご意見を伺いながら市民 びの場・中高年層の生涯学習の 場となる開かれた民営図書館にな 1 の皆さまの利便性の向上が図れるよう運営方法を検 討してまいります。 ってほしい。大分県豊後高田市の ように IT や市民ニーズにも答えた 民営図書館としてより柔軟に地域 の知力向上に貢献し続けてほし い。 図書館は現状の場所で運用す 「今回の意見公募の対象としていないもの」 るのではなく、駅前等の賑わいの 36 ある場所に移転した方が多くの市 本素案は旧聖トマス大学に現在ある施設の活用を 1 民の利用の機会が広がり良いと 検討するものであることから、移転は考えておりませ ん。 思う。 【青少年センター機能の見直し及び移転について】 現在の青少年センターは、近隣 「その他」 の学生達や各種運動を指導する 37 青少年センターの施設は耐震性が不十分であり、劣 団体の活動拠点となっている。 化がすすんでいるため、長期にわたり現状のまま使用 中でも体育館は利用率が非常に していくことは困難であると考えています。 高いが、旧聖トマス大学には、体 育館が備わっていない。 1 そうした中で、全市的な公共施設マネジメント基本方 針の考えを基に、施設の集約・複合化を図ることとして また場所も市中央部からは離 おり、現行の青少年センターについても体育館を含め れており、現状の青少年センター その機能の見直し、移転を視野に入れて、(仮称)子ど 機能(特に体育館運営を含む部 もの育ち支援センター機能を検討することとしていま 分)の移転等には、反対です。 す。 現行の青少年センター機能の 見直し、移転を視野に入れるとい 38 うことですが、体育館設備は機能 を残して存続するよう希望します。 1 また、現青少年センター拠点にお いても残置するよう希望します。 7 青少年センターの体育館は青 「その他」 少年団体が優先して使用できる唯 青少年センターの施設は耐震性が不十分であり、劣 一の体育館なので現状のまま存 化がすすんでいるため、長期にわたり現状のまま使用 続させてほしい。 していくことは困難であると考えています。 39 1 そうした中で、全市的な公共施設マネジメント基本方 針の考えを基に、施設の集約・複合化を図ることとして おり、現行の青少年センターについても体育館を含め その機能の見直し、移転を視野に入れて、(仮称)子ど もの育ち支援センター機能を検討することとしていま す。 ボランティアの青少年団体にも 「意見を参考とする」 スペースを確保し、参加する青少 40 年の負担を少なくし、多くの青少 今後、(仮称)子どもの育ち支援センター機能を検討 1 年が集える場所にしていただきた する中でご提案頂きました内容も含めて検討してまい ります。 い。 [子どもの育ち支援センターについて] 子どもの育ち支援機能とはなに 「その他」 か。また、2か所(2号館・学生会 尼崎市子どもの育ち支援条例の理念を踏まえ、子ど 館)も必要なのか。 41 もの成長段階に応じて切れ目なく、総合的に支援する 1 仕組みとして(仮称)子どもの育ち支援センター機能に ついて検討することとしています。 今後、2号館や図書館棟、学生会館などの施設に、 こうした機能の導入を図ることについて検討してまいり ます。 子どもたちがのびのびと楽しく、 42 「意見を参考とする」 人と人とのかかわりの中で愛され 今後、(仮称)子どもの育ち支援センター機能を検討 ていると実感できる場を作ってほ してまいりますが、その中でご提案頂きました内容も含 しい。そのために、図書館棟の1 めて検討してまいります。 階の旧チャペルや学生会館の2階 1 を音楽発表や小さな舞台として使 用できるようにして、保護者と子ど もたちとのコミュニケーションの場 となるようにしてほしい。 8 (仮称)子どもの育ち支援セン 「意見を参考とする」 ターについて、基本的な方向とし 今後、(仮称)子どもの育ち支援センター機能を検討 て以下のとおり提案します。 してまいりますが、その中でご提案頂きました内容も含 (1)新設する「子どもの育ち支 めて検討してまいります。 援スペース」が教育委員会の子供 教育部門、子育ての行政部門の 寄せ集め配置とならず、ワンストッ プの子どもセンターとしての機能 を目指す。 43 (2)行政部門の配置と同等に 1 民間子育て団体の連携による人 員・場所配置を行う。提案型協働 事業委託制度での展開が望まれ る。 (3)市内の全「子育てサークル」 の情報・子育て催しの情報が集ま るようなワンストップの子育てセン ターを設置する。ウェブサイト「あ まっこねっと」を移管する。 「子ども食堂」のような、地域住 民の自主活動ができる場ができる 44 といい。子どもの貧困、ひとり親の 困窮が問題となっており、最低限 1 の食生活を地域住民で支えてあ げられる。 市内の大学生を巻き込んで、市 45 民による、放課後や土日の学び支 1 援の場としてほしい。 不登校、引きこもりで社会とか かわれなくなっている青年も 引き 込んでいけたらよい。菜園つくり、 46 子ども食堂のお手伝い、パンを焼 1 いて安く販売、など社会復帰へ向 けてのきっかけ作りの場ができる といい。 9 [学生会館について] 1階を喫茶のようにして、市民 47 の憩いの場にしてはどうか。 「意見を参考とする」 1 今後、(仮称)子どもの育ち支援センター機能を検討 してまいりますが、その中でご提案頂きました内容も含 めて検討してまいります。 学生会館の2階ホールを貸し館 「その他」 施設にしてほしい。 48 今後、(仮称)子どもの育ち支援センター機能とその 1 規模等が明らかになる段階で整備内容を具体化してま いりますが、法令上、原則として貸館施設はできません ので、学生会館を貸館施設にすることは考えておりま せん。 新規・拡充事業にあげられてい 49 「意見を参考とする」 る「みんなの尼崎大学」の本部を みんなの尼崎大学事業は、市民の主体的な学習や 設置してはどうか。聖トマス跡地 実践を支援し、「学び」を通じて地域を支える人や活動 が行政担当部局の場所移動にと が増えることを目的とした取組です。学びに関わる庁内 どまらず、民間との協働事業の場 各課や各施設の事業が有機的に連携し、さらには官民 となるよう組み立てる。「まち大学」 の枠を超え、まち全体を活動場所と捉えてみんながど の名前にふさわしいようになれば と期待します。本年 2 回目が予定 1 こでも学ぶことができる環境を創っていこうとするもの です。 されている「サマースクール」の教 そのため、それぞれの主体的な取組を重視しようと 室が展開できる余地を残していた していることから現時点では、特定の施設を「本部」とし だきたい。 て位置づけることは考えておりません。 また、提案型協働事業制度を活用した「みんなのサマ ーセミナー」につきましては、同実行委員会との協議の 中で旧聖トマス大学の活用も含め検討してまいります。 [サピエンチアタワーについて] 50 小さい部屋のあるタワーの一部 を貸施設にしてほしい。 1 市への認識が新たにできるので、 尼崎市民に開放できる場にしてほ サピエンチアタワーの2∼7階は教育総合センター の移転を予定しています。また8∼10階については 360度尼崎市が見渡せ、尼崎 51 「その他」 1 「学びと育ちを支援する」というコンセプトにかなった活 用を検討してまいります。 法令上、原則として貸館施設はできませんので、サピ しい。 エンチアタワーについては貸館施設にすることは考え 聖トマス大近辺は公共サービス 52 の拠点から遠くなる傾向が見られ るため高層の建物(サピエンチア 1 ておりません。 タワー)については市や公共性が 10 重視される民間団体に賃貸し、将 来の建て替えの財源確保に努め て欲しい。 [その他] 旧聖トマス大学前の東行きバス 53 「その他」 停は時間が不調で、標識以外何 バスの発車予定時刻につきましては、可能な限りお もない。テニススクール用地の所 客様を待たせることがないよう運行実績を把握する中 有者とも協議して、もっと使いやす いバス停の改修を同時にやるべき 1 で設定しているところであり、引き続き運行実績の把握 に努めてまいります。 だ。 また、停留所の改修につきましては、多額の経費が 必要になることからバス事業者として実施するのは困 難でございます。 聖トマス大学の周辺の道は通 54 行人も少なく照明も暗いので整備 「その他」 1 してもらいたい。 現在の水銀灯から環境に配慮されたLED灯等への 交換を検討してまいります。 トマス大学は東の上智に並ぶカ 「今回の意見公募の対象としていないもの」 トリック学の拠点として国際的にも ご提案頂きました内容については実施する考えはご 注目されてきた。 55 上智大は 切支丹研究会を主 宰していますが、トマス大学など ざいません。 1 史料・関係者に恵まれた関西でも この施設を利用して同様の研究会 を催すべきではないでしょうか。 「ファシリティマネジメント」、「公 「今回の意見公募の対象としていないもの」 共施設マネジメント基本方針」とは 「ファシリティマネジメント」とは、将来に向けて健全な なにか。 財政と安全で安心な施設を引き継ぎ、持続可能な市民 サービスの維持・向上を図ることを目的として、コストと 便益の最適化を図りながら、中長期的な視点で、公共 施設全体に対して、総合的かつ戦略的に公共施設を 56 1 保有、処分、維持、活用することに取り組むことです。 「公共施設マネジメント基本方針」は、こうしたファシ リティマネジメントの考え方を取り入れ、平成 26 年 6 月 に策定したもので、全ての市有建築物を対象に、公共 施設の量、質、運営コスト等の最適化を目指し、今後 の公共施設のあり方を方向付けるための基本的な方 針を示したものです。 11
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